大震災の意味を聖書に学ぶ
・・・人の子来臨の前兆・・・
東京聖書読者会 2011.7.3 高橋照男
塚本訳 マタ 24:1-14
24:1 イエスが宮を出て(オリブ山の方へ)歩いておられると、弟子たちが近寄ってきて、イエスに宮の(堂々たる)建築を指差した。(この宮が荒れ果てるなどとは考えられなかったのである。)
●ユダヤ人の誇りであったエルサレム神殿。「まさか」これが崩壊するとは弟子達には「想定外」のことであった。しかし神は時に人間の「想定外」のことを起こす。
●5重の安全設計の原子力発電所が崩壊した疑問。しかし原因は他にある。貞観津波(869年)の時に平安貴族は俗的遊びに耽り、藤原氏の政治は腐敗して世は混乱。
新共同 U歴 9:3-4
9:3 シェバの女王は、ソロモンの知恵と彼の建てた宮殿を目の当たりにし、
9:4 また食卓の料理、居並ぶ彼の家臣、丁重にもてなす給仕たちとその装い、献酌官とその装い、それに王が主の神殿でささげる焼き尽くす献げ物を見て、息も止まるような思いであった
塚本訳 マコ 13:1
13:1 イエスが宮を出てゆかれるとき、一人の弟子が言う、「先生、御覧なさい、なんと大きな石、なんと堂々たる建築でしょう!」
塚本訳マタ 6:29
6:29 しかし、わたしは言う、栄華を極めたソロモン(王)でさえも、この花の一つほどに着飾ってはいなかった。
24:2 彼らに答えられた、「あれをすべてよく見ておけ。アーメン、わたしは言う、ここでそのまま重なっている石が一つもなくなるほど、くずれてしまうであろう。」
●神が破壊する時は徹底的である。ドレスデンの聖堂崩壊、地球は45億年後に崩壊。
塚本訳 マコ 14:57-58
14:57 すると数人の者があらわれ、イエスに不利な偽証をして言った、
14:58 「わたし達はこの人が、『自分は(人間の)手で造ったこのお宮をこわして、手で造らない別のお宮を三日のうちに建てる』と言うのを聞いた。」
24:3 オリブ山に坐っておられると、弟子たちだけでそばに来て言った、「(宮がくずれると言われますが、)そのことはいつ起るか、また、あなたの来臨と世の終りとには、どんな前兆があるか、話してください。」
●終末は突然に起る。
●予測できても防げないもの。癌、飢饉地震津波、宇宙(大きさ460億光年)の終焉
塚本訳 マタ 24:35-37
24:35 天地は消え失せる、しかし(いま言った)わたしの言葉は決して消え失せない。
24:36 ただし(人の子の来る)その日と時間とは、ただ父上のほかだれも知らない。天の使いたちも知らない。
24:37 人の子の来臨は、ちょうどノアの(洪水の)時のようであるから。
塚本訳 ルカ 17:25-29
17:25 しかし人の子はその前に多くの苦しみをうけ、この時代の人から排斥されねばならない。
17:26 ちょうどノアの(洪水の)時にあったようなことが、人の子の(来る)日にも起るであろう。
17:27 『ノアが箱船に入った』日まで、人々が飲んだり食ったり、嫁にやったり取ったりしていると、洪水が来て、一人のこらず滅ぼしてしまった。
17:28 ロトの時にも、ちょうど同じようなことがあった。人々が飲んだり食ったり、売ったり買ったり、植えたり建てたりしていると、
17:29 ロトがソドムから出た日に、『(神は)天から火と硫黄とを降らせて、『一人のこらず滅ぼしてしまわれた。
塚本訳マタ 24:29
24:29 それらの苦難の日の後に、たちまち『日は暗く、月は光を放たず、』『星は』天から『落ち、もろもろの天体が』震われるであろう。
塚本訳 ルカ 21:25-26
21:25 すると日と月と星とに(世の終りの不思議な)前兆があらわれ、地上では『海がどよめき荒れ狂うため、国々の民は』周章(あわ)てふためき怖じまどい、
21:26 全世界に臨もうとしていることを思って、恐ろしさのあまり悶え死にする者があろう。『もろもろの天体が』震われるからである。
24:4 そこでイエスが答えてこう話された。──「人に迷わされないように気をつけよ。
●放射線汚染食品による被曝の風評に乗じ、様々な情報で全国民が惑わされている。
塚本訳 マタ 6:26-27
6:26 空の鳥を見てごらん。まかず、刈らず、倉にしまいこむこともしないのに、天の父上はそれを養ってくださるのである。あなた達は鳥よりも、はるかに大切ではないのだろうか。
6:27 (だいいち、)あなた達のうちのだれかが、心配して寿命を一寸でも延ばすことが出来るのか。
24:5 いまに多くの人があらわれて、『救世主はわたしだ』と言ってわたしの名を騙り、多くの人を迷わすにちがいないから。
●福島第一原発事故の危険性は誰の言うことを信じてよいのか分からない。多くの人が迷わされている。政府、東電、マスコミ、学者、評論家。信用情報は何処。
塚本訳 Tヨハ2:18
2:18 小さい人たちよ、(いまや)最後の時である。反キリストが現われるとかつてあなた達が聞いたように、今や沢山の反キリストが出ている。このことから、(いまが)最後の時であることをわたし達は知るのである。
●こういう暗黒混迷の時に大切なのは権力にも金にも毒されていない信用のおける人の発言である。ただしそれは反権力の論客ではない。「山の上にある町の光」である。この光は終末の時になって光り輝く。国難の時に出現するキリスト信者。
塚本訳 マタ 5:14
5:14 あなた達は世の光である。山の上にある町は隠れていることは出来ない。
塚本訳 ピリ 2:15
2:15 これは君達が非難すべき所でなく、純真であって、『曲ったねじくれた(この)時代』の真中にあって『瑕なき神の子』とならんためである。(まことに)君達はこの時代にあって、生命の言を堅く守りながら、この(暗い)世に星のように輝いているのである。
24:6 戦争(を目のあたりに見たり、)また戦争の噂を聞くであろうが、あわてないように注意せよ。『それはおこらねばならないことである』が、しかしまだ最後ではない。
●人間が人間である限り、終末まで「戦争はやまない」。それは罪の世の宿命。
●この世は人間の改革努力や啓蒙では良くならない。人間の理念理想は偶像だから。
塚本訳Tテサ3:3
3:3 (斯くして)この(大なる)患難の際に(君達の中の)誰一人も揺すぶられることの無いためである。──私達(キリストを信ずる者)が斯く運命づけられていることは、君達自身が(よく)承知しているはずだ。
24:7 (世の終りが来る前に)『民族は民族に、国は国に向かって(敵となって)立ち上がり、』またここかしこに飢饉や地震があるのだから。
●人災である戦争も終末の予兆。それは人間の罪の結果。運動で平和は到来しない。
塚本訳 マタ 6:33
6:33 あなた達は何よりも、御国と、神に義とされることとを求めよ。そうすれば(食べ物や着物など)こんなものは皆、(求めずとも)つけたして与えられるであろう。
24:8 しかしこれは皆(まだ、新しい世界が生まれるための)陣痛の始めである。
●新しく良いものが生まれるには必ず陣痛をともなう。しかし陣痛の後に喜びあり。
塚本訳 ヨハ 16:21
16:21 女が子を産む時には、女の(宿命の)時が到来したので悲しみがあるけれども、子が生まれると、一人の人間が世に生まれ出た喜びのために、もはや(お産の)苦しみを覚えていない。
塚本訳ロマ 8:22
8:22 わたし達が知っているように、全創造物は(かの日から)今まで、一しょになって呻き、一しょになって産みの苦しみをしている。(父なる神がこの 呻きに耳を傾けられないことがあろうか。)
塚本訳ガラ 4:19
4:19 わたしの子供たちよ、あなた達の中にキリストが形づくられるまで、わたしはもう一度産みの苦しみをしている。
●なぜ禍が起こるか。鷲はその雛の羽を強くするためにわざと巣から雛を追い出す。神は時にむごいことをなさる。しかし雛が地面に落ちる寸前に飛んできて助ける。
●神は天災に人災を加えて鷲が雛を巣から突き落とすようなむごいことをされた。
●人生の嘆き悲しみは自分の罪を気付かされ、永遠の命を教えてくれる神の知恵。
新共同 申 32:10-12
32:10 主は荒れ野で彼を見いだし/獣のほえる不毛の地でこれを見つけ/これを囲い、いたわり/御自分のひとみのように守られた。
32:11 鷲が巣を揺り動かし/雛の上を飛びかけり/羽を広げて捕らえ/翼に乗せて運ぶように
32:12 ただ主のみ、その民を導き/外国の神は彼と共にいなかった。
塚本訳ロマ 8:28
8:28 そればかりではない。(わたし達の救いは次のことからも確かである。)わたし達が知っているように、神を愛する者、すなわち(神の)計画に応じて召された者には、すべてのことが救いに役立つのである。
新共同 ルカ 23:27-30
23:27 民衆と嘆き悲しむ婦人たちが大きな群れを成して、イエスに従った。
23:28 イエスは婦人たちの方を振り向いて言われた。「エルサレムの娘たち、わたしのために泣くな。むしろ、自分と自分の子供たちのために泣け。
23:29 いまに人々が、『石女と、(子を)産んだことのない胎と、飲ませたことのない乳房とが羨ましい』と言う(恐ろしい)日が来るのだから。
23:30 その時人々は『山にむかっては、『われわれの上に倒れかかって(殺して)くれ』、丘にむかっては、『われわれを埋めてくれ』と言い』続けるであろう。
23:31 (罪のない)生木(のわたし)でさえ、こんな目にあわされるのだ。まして(罪にくされた)枯木は、どうなることであろうか!」
塚本訳 マタ 24:30
24:30 するとその時、人の子(わたし)の徴が天に現われる。するとその時、『地上の民族はことごとく(これを見て)悲しむであろう。』そして『人の子(わたし)が』大いなる権力と栄光とをもって、『天の雲に乗って来るのを』見るであろう。
塚本訳 ルカ 20:17-18
20:17 イエスは彼らをじっと見て言われた、「では、こう(聖書に)書いてあるのはなんの意味であるか。──』大工たちが(役に立たぬと)捨てた石、それが隅の土台石になった。』
20:18 (救世主なる)その石の上に(つまづき)倒れる人は一人のこらず打ち砕かれ、(最後の裁きの日に)その石が倒れかかる人は、粉微塵になるであろう。」
24:9 その時あなた達は苦しめられ、殺される。またわたしの弟子であるために、すべての国の人から憎まれる。
●終末の前兆は、大きく分類すると3種類ある。@天災としての自然的大災害(飢饉や地震津波)、A神なきこの世の戦争や科学技術の事故、Bキリスト信者に大苦難が臨む特異現象。教会(集会)の堕落と堕落信者の真面目信者に対する迫害。
塚本訳 マタ 10:21-22
10:21 また兄弟は兄弟を、父は子を、殺すために(裁判所に)引き渡し、『子は親にさからい立って』これを殺すであろう。
10:22 あなた達はわたしの弟子であるために皆から憎まれる。しかし最後まで耐え忍ぶ者は救われる。
●知人が大震災の惨状を目の当たりに見て「神も仏も信心もあるものか」と書いてきたので「神は人を殺す権威を持っている。ノアの洪水の例がそれだ」と返事をした。●神に対する恐れがないと十字架も復活もわからない。神は悲惨な「肉の死」を通して第二の死である「霊魂の死」を教え、復活と永遠の命に希望を向けさせる。
口語訳 創 6:7
6:7 「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。
新共同 申 32:39
32:39 しかし見よ、わたしこそ、わたしこそそれである。わたしのほかに神はない。わたしは殺し、また生かす。わたしは傷つけ、またいやす。わが手を逃れうる者は、一人もない。
塚本訳黙 21:8
21:8 しかし臆病者、不信の者、嫌悪むべき者、(また)殺人者、淫行の者、魔術を行う者、(また)偶像礼拝者、凡ての虚偽者──彼らの運命は、火と硫黄の燃えている池に投げ込まれることである。これは第二の死、(すなわち最後の死)である。
塚本訳 マタ 10:28
10:28 体を殺しても、魂を殺すことの出来ない者を恐れることはない。ただ、魂も体も地獄で滅ぼすことの出来るお方を恐れよ。
24:10 するとその時、『多くの人が信仰から離れて、』互に裏切り、互に憎むであろう。
●苦難が大きいと神を疑って信仰を捨てる人が出る。子を持つ母親の嘆きと悲しみ
塚本訳 マタ 24:19-20
24:19 それらの日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、ああかわいそうだ!
24:20 逃げるのが冬や安息日にならないように祈れ。
24:11 また多くの偽預言者があらわれて、多くの人を迷わすにちがいない。
●現代の偽預言者とは。多数の民意が正義だとする民主主義、数値主義の市場経済
●原発事故の科学的社会的原因を説明したり批判して大脳皮質を納得させることに霊魂の救いはない。理性の安息は「徴を見て信ずる信仰」で神への信仰ではない
塚本訳ヨハ 9:1-3
9:1 イエスは通りがかりに、生まれつきの盲人を見られた。
9:2 弟子たちが尋ねた、「先生、この人が盲で生まれたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか、両親ですか。」
9:3 イエスは答えられた、「この人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。ただ神の御業がこの人に現われるためである。
塚本訳 ヨハ 6:2
6:2 多くの群衆がついて行った。病人に行なわれたかずかずの徴[奇蹟]を見たからである。
塚本訳ヨハ 3:3
3:3 イエスが答えて言われた、「アーメン、アーメン、わたしは言う、(徴を見て信じたのではいけない。)人は新しく生まれなおさなければ、神の国にはいることは出来ない。」
塚本訳 マタ 16:3-4
16:3 また朝早く、『きょうは荒れだ、空が雲って焼けているから』と言う。あなた達は空の模様を見分けることを知っていながら、時の(せまった)徴を見分けることが出来ないのか。
16:4 この悪い、神を忘れた時代の人は、徴をほしがる。しかしこの人たちには、ヨナの徴以外の徴は与えられない。」イエスは彼らをすてて立ち去られた。
24:12 また(兄弟たちの間に)不法がふえるので、多くの人の愛が冷える。
●愛が冷えるとこの世の秩序をめぐって「あるべき姿論争」が起こる。夫対妻、雇用者対従業員、国家対個人、親対子、兄対弟、嫁対姑、教師対生徒、教会対個人。
●不法問題は主人も奴隷も救われて「主にある者」となるときに初めて解決する。
●社会的不法問題を思想で論争することは信者の道ではない。しかし上に立つ権威(国家、主人、親)から棄教を迫られた場合に信者は信仰を死守すべきである。
●棄教を迫られたが復活を信じ抜いて凱旋した人。ローマのポリカルプス、ヴィクトリア、仏のジャンヌダーク等々。信仰だけは譲れないという生き方が真の伝道。
塚本訳 Tテモ6:2
6:2 また信者の主人をもつ奴隷は、主人が(主にある)兄弟であるからといって(これを)軽んぜず、むしろ却つて(熱心に)奉公しなくてはいけない。主人は信者で、神に愛される者であって、(凡ての人に、然り、奴隷にも)親切を尽くそうとしているのであるから。このことを教え且つ勧めよ。──
塚本訳 ロマ 13:1
13:1 人は皆上に立つ(国家の)官憲に服従せねばならない。神からではない官憲はなく、現存の官憲は(ことごとく)神から任命されたものであるから。
塚本訳 Tペテ2:17-19
2:17 凡ての者を敬え、すなわち教友を愛し、『神を畏れ、王を』敬え。
2:18 奴隷達よ、(神に対する)あらん限りの畏れをもって主人に服従せよ、ただ善い、優しい主人だけでなく、気難しい主人にも(快く服従せよ。)
2:19 もし人が(自分を奴隷としたのは)神(であること)を意識して苦痛を忍び、不当に苦しむならば、これは(神に)喜ばれることであるからである。
口語訳 Tペテ2:12
2:12 異邦人の中にあって、りっぱな行いをしなさい。そうすれば、彼らは、あなたがたを悪人呼ばわりしていても、あなたがたのりっぱなわざを見て、かえって、おとずれの日に神をあがめるようになろう。
塚本訳 エペ 5:22
5:22 妻達よ、主に対するように自分の夫に服従せよ。
24:13 しかし最後まで耐え忍ぶ者は救われる。
●「耐え忍ぶ」とは何か。この世の嘲りに妥協融和しないで信仰がぼやけない人間。
●人の顔色を見て信仰を隠しこの世とうまく調和しようとするような信者はとても「耐え忍ぶ信者」とは言い難い。それはキリストの香りがしない人間。神が裁く。
●この世が信者を憎むのは信者の存在だけで自分が責められていると感じるから
●しっかりした信仰の持ち主は体質として「清濁併せ飲む」ことが出来ないから大抵この世から憎まれる。しかし最後まで絶対に信仰を捨てるな。神が助けて下さる。
塚本訳 マコ 8:38
8:38 (わたしを信ずると言いながら、)神を忘れた、罪のこの時代において、わたしとわたしの福音(を告白すること)とを恥じる者があれば、人の子(わたし)も、父上の栄光に包まれ、聖なる天使たちを引き連れて(ふたたび地上に)来る時、その(臆病)者を(弟子と認めることを)恥じるであろう。」
口語訳 ヤコ 1:12
1:12 試錬を耐え忍ぶ人は、さいわいである。それを忍びとおしたなら、神を愛する者たちに約束されたいのちの冠を受けるであろう。
24:14 すなわち、あらゆる国々の人に(わたしとわたしの業を)証しするために、(まず)この御国の福音が全世界に説かれ、それから最後(の裁きの日)が来るのである。
●信者がこの世、特に身内から嫌われるのは不思議な特異現象。しかしこの宿命には意味がある。福音を嫌う人が身近にいることも終末の前兆。再臨は近い。忍耐。
塚本訳 ヨハ 11:50-51
11:50 また、一人の人が民(全体)に代って死んで全国民が滅びない方が、諸君にとって得であることも考えておられない。」
11:51 しかしこれは、カヤパが自分から言ったのではない。その年の大祭司であった彼は、イエスが国民のために死なねばならぬことを、(自分ではそれと気付かずに、神の預言者として)預言したのである。
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真の「復興」は終末による新天新地の出現
新共同 ヨブ 38:33-34
38:33 天の法則を知り/その支配を地上に及ぼす者はお前か。
38:34 お前が雨雲に向かって声をあげれば/洪水がお前を包むだろうか。
口語訳 ヨブ 42:5-6
42:5 わたしはあなたの事を耳で聞いていましたが、/今はわたしの目であなたを拝見いたします。
42:6 それでわたしはみずから恨み、/ちり灰の中で悔います」。
口語訳 詩 119:71
119:71 苦しみにあったことは、わたしに良い事です。これによってわたしはあなたのおきてを/学ぶことができました。
文語訳 ロマ 8:18
8:18 われ思うに、今の時の苦難は、われらの上に顯れんとする榮光にくらぶるに足らず。
塚本訳黙 21:1,4
21:1 また私は新しい天と新しい地とを見た。初めの天と初めの地とは消え去ったのである。最早海も無い。
21:4 彼らの目から悉(ことごく)く涙を拭い取り給うであろう。最早死もなく、悲嘆(かなしみ)も叫喚(さけび)も疼痛(いたみ)も最早無いであろう。初めの(天と地にあった)ものが(すっかり)消え去ったからである。」