新約聖書における「この世」(全161か所・塚本虎二訳)

この世はそれ自身は悪いものではないが、悪魔は神と人間の仲を妬み人間をこの世に溺れさせて仲を裂く

 

東京聖書読者会 2012.11.4 高橋照男

この世の○○(下記枠内)、

@命 A人生、世界、歴史、地上、国 B罪、悪、汚れ C人、人々、友 C知恵 D悩み苦しみ E王、支配者 F仕事、小事、 G地位、名誉、誉れ  H富、金、 ➉神の愛の対象

 

【1】 マタ10:39 (十字架を避けてこの世の)命を得る者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を得るであろう。・・・P3【13】ヨハ 12:24-25 

 

【2】 マタ11:25 その時イエスは声をはげまして言われた、「天地の主なるお父様、(神の国の秘密に関する)これらのことを(この世の)賢い人、知恵者に隠して、幼児(のような人たち)にあらわされたことを、讃美いたします。・・・P6【10】Tコリ  2: 3  P6【14】Tコリ  3: 18  P7【1】Tコリ  3: 19  

 

【3】 マタ   12: 32 人の子(わたし)を冒涜する者ですら赦していただけるが、聖霊を冒涜する者は、この世でも来るべき世でも(決して)赦されない。・・・P9【14】Uペテ  2: 20

 

【4】マタ   13: 22 茨の中にまかれたもの、これは御言葉を聞くが、(しばらく信じているうちに、)この世の心配や富の惑わしが御言葉を押えつけて、みのらない人である。・・・ P2【11】ルカ  16: 13

 

【5】 マタ   16: 25 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を得るのだから。 

 

【6】 マタ   17: 25 ペテロが「もちろん、納められる」と言う。そして(イエスの)家に行くと、イエスの方から言い出された、「シモン、どう思うか、この世の王たちは官税や税をだれから取るだろうか。自分の子供たちだろうか、それとも余所の人からだろうか。」・・・P9【2】ヘブ  4: 14  P10【12】黙  11: 15

 

【7】マタ  18: 7 この世は罪のいざないがあるから禍だ、罪のいざないの来るのを避けることができないからである。しかしいざないを来させる人は禍だ。・・・ P6【7】ロマ  12: 2  P8【3】エペ 2: 2  

 

【8】マタ   19: 29 そしてわたしのために家や兄弟や姉妹や父や母や畑をすてた者は一人のこらず、(この世で)その幾倍を受け、また(来るべき世では)永遠の命をいただくのである。・・・P9【11】ヤコ2:5

 

【9】マコ4: 19 (しばらく信じているうちに、)この世の心配や富の惑わしやその他の欲が入ってきて御言葉を押えつけて、みのらない人たちである。・・・P8【13】Uテモ  4: 10 

 

【10】マコ   8: 35 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしと福音とのために(この世の)命を失う者は、(永遠の)命を救うのだから。・・・P3【14】ヨハ 12:27

 

【11】マコ   9: 3 着物(まで)が真っ白に輝きだし、この世のどんな晒し屋でも、これほど白くは出来ないくらいであった。・・・P8【15】ヘブ 1:3

 

【1】マコ   10: 30 今、この世で──迫害のうちにおいてではあるが──百倍の家と兄弟と姉妹と母と子と畑とを、また来るべき世では永遠の命を受けない者は一人もない。・・・P4【8,9】ヨハ  15: 18,19  

 

【2】ルカ   2: 29 今こそ、主よ、あなたはこの僕をしてお言葉のとおり安らかに(この世に)暇乞いをさせてくださいます、・・・P4【14】ヨハ 16: 28

 

【3】ルカ   2: 34 シメオンは両親を祝福し、母マリヤに言った、「驚きなさるなよ、この幼児はイスラエルの多くの人を、(この方に対する態度によって)倒されたり立たせたりする、また、一つの目印となって(この世の烈しい)反対をうける、使命を負わされているのです。──・・・P2【1】マコ  10: 30

 

【4】ルカ   9: 24 (十字架を避けてこの世の)命を救おうと思う者は(永遠の)命を失い、わたしのために(この世の)命を失う者が、(永遠の)命を救うのだから。

 

【5】ルカ   10: 21 この時イエスは聖霊にみたされ、感激にあふれて言われた、「天地の主なるお父様、(神の国の秘密に関する)これらのことを(この世の)賢い人、知恵者に隠して、幼児(のような人たち)にあらわされたことを、讃美いたします。ほんとうに、お父様、そうなるのがあなたの御心でした。

 

【6】ルカ   12: 30 それは皆この世の異教人の欲しがるもの。あなた達の父上は、それがあなた達に必要なことを御承知である。

 

【7】ルカ   16: 8 すると主人はこの不埒な番頭の利巧な遣り口を褒めた(という話)。この世の人は自分たちの仲間のことにかけては、光の子(が神の国のことに利口である)よりも利巧である。

 

【8】ルカ   16: 9 それでわたしもあなた達に言う、あなた達も(この番頭に見習い、今のうちにこの世の)不正な富を利用して、(天に)友人[神]をつくっておけ。そうすれば富がなくなる時、その友人が永遠の住居に迎えてくださるであろう。

 

【9】ルカ   16: 11 だから、もし(この世の)不正な富に忠実でなかったならば、だれが(天の)まことの富をあなた達にまかせようか。

 

【10】ルカ   16: 12 もし他人のものこの世のこと]に忠実でなかったならば、だれがあなた達のもの[天のもの]をあなた達に与えようか。

 

【11】ルカ   16: 13 しかし(この世のことはみな準備のためであるから、それに心を奪われてはならない)いかなる僕も(同時に)二人の主人に仕えることは出来ない。こちらを憎んであちらを愛するか、こちらに親しんであちらを疎んじるか、どちらかである。あなた達は神と富とに仕えることは出来ない。」

 

【12】ルカ   17: 33 この世の)命を保とうとする者は(永遠の)命を失い、(この世を)失う者は、(永遠に)生きながらえるであろう。

 

【13】ルカ   18: 30 この世その幾倍を、また来るべき世では永遠の命を受けない者は一人もない。」

 

【14】ルカ 20:34-35 

20:34 イエスは言われた、「この世の人はめとり嫁ぐけれども、

20:35 あの世にはいる資格を与えられて、死人の中から復活する者は、めとることもなく嫁ぐこともない。

 

【15】ルカ   21: 34 注意せよ、大酒を呑み、二日酔いをし、またこの世のことを心配して、頭が鈍くなっていると、『罠が』落ちるように、だしぬけにかの日があなた達に臨まないとはかぎらない。

 

【1】ヨハ   1: 5 この光は(いつも)暗闇の中に輝いている。しかし暗闇(のこの世の人々)は、これを理解しなかった。・・・P7【13】Uコリ 4: 4  P8【4】エペ 2: 12 

 

【2】ヨハ   1: 6 (そこで)一人の人が(この世に)あらわれた。神から遣わされたのである。その名はヨハネ。・・・P3【11】ヨハ  9: 39 

 

【3】ヨハ   1: 9 この方(言葉)は、この世にうまれて来るすべての人を照らすべきまことの光であった。

 

【4】ヨハ   1: 10 この世に来ておられはこの方によって出来たのに、この方を認めなかった。

 

【5】ヨハ   3: 16 そのゆえは、神はその独り子を賜わったほどにこの世を愛されたのである。これはその独り子を信ずる者が一人も滅びず、永遠の命を持つことができるためである。・・・P8【15】ヘブ 1: 3 

 

【6】ヨハ   5: 44 互に(この世の)名誉をやり取りして、ただひとりの神からの名誉を求めないあなた達が、どうして(わたしに対する)信仰をもつことが出来ようか。・・・P6【7】ロマ  12: 2

 

【7】ヨハ   7: 5 兄弟たちも彼を信じなかったからである。(彼らはイエスの国がこの世のものでないことを知らなかった。)

 

【8】ヨハ   7: 7 この世あなた達を憎むことはできないが、わたしを憎む。(あなた達はこの世のものだが、)わたしはこの世の(ものではなく、この世の人々の)することを悪いとはっきり言うからだ。

 

【9】ヨハ  8: 23彼らに言われた、「あなた達は下から出た者であるが、わたしは上から出た者である。あなた達は(罪の)この世から出た者であるが、わたしはこの世から出た者ではない。・・P6【13】Tコリ 2: 12

 

【10】ヨハ   8: 26 あなた達について言うべきこと、裁くべきことが沢山あるにはあるが。(言ってもなんの役にも立つまい。)それでもわたしを遣わされた方は真実であるから、わたしもその方から聞いたことを、この世語らないわけにゆかない。(あなた達がわかってもわからなくても。)」

 

【11】ヨハ   9: 39 イエスは言われた、「わたしは裁きのためにこの世に来たのだ。・・盲が目明きに、目明きが盲になるために!」

 

【12】ヨハ   11: 9 イエスが答えられた、「(心配するな。わたしが神に命ぜられた務を果す時までは、だれもわたしに手を下すことはできない。)昼間は十二時間あるではないか。人は昼間歩けば、つまづくことはない。この世の光(太陽)が照らしているからだ。

 

【13】ヨハ 12:24-25

12:24 アーメン、アーメン、わたしは言う、一粒の麦は、地に落ちて死なねば、いつまでもただの一粒である。しかし死ねば、多くの実を結ぶ。(だからわたしは命をすてる。)

12:25 [(この世の)命をかわいがる者は(永遠の)命を失い、この世命を憎む者は、命を守って永遠の命にはいるであろう。

 

【14】ヨハ   12: 27 今、わたしは胸がどきどきしてならない。ああ、なんと言っ(て祈っ)たらよいだろう。『お父様、この(試みの)時からわたしを救ってください』(と祈ろうか。)いやいや、わたしはこのため、この時のためにこの世に)来たのだ。

 

【15】ヨハ   12: 31 今こそ、この世の裁きがおこなわれる。今こそ、この世の支配者((悪魔))が(この世から)放り出される。(今わたしが天に挙げられるからである。)

 

【1】ヨハ   13: 1 過越の祭の前、イエスはこの世から父上の所に移ってゆく時が(ついに)来たことを知って、この世で愛された弟子たちを、最後の瞬間まで愛しぬかれた。──

 

【2】ヨハ   14: 17 これは真理の霊である。この世(の人)には見えもせず、わかりもしないから、これを受けいれることが出来ない。(しかし)あなた達にはこの霊がわかる。いつもあなた達のところをはなれず、また、あなた達の中におるのだから。・・・P7【13】Uコリ 4:4  P10【2】Tヨハ3:1

 

【3】ヨハ   14: 19 もう少しするとこの世(の人)はもはやわたしを見ることができなくなるが、あなた達は(間もなく)わたしを見ることができる。わたしは(死んでまた)生き、(それによって)あなた達も生きるからである。・・・P4【14】ヨハ  16: 28

 

【4】ヨハ   14: 22 イスカリオテでない方のユダが言う、「主よ、いったいどういうわけで、わたし達だけに御自分を現わし、この世(の人)にはそうしようとされないのですか。」・・・P10【13】ロマ 9:15-16

 

【5】ヨハ   14: 27 (今別れにのぞんで)平安をあなた達にのこしておく。わたしの平安をあなた達に与える。わたしが与える平安は、この世の人が『平安あれ』といのるような(言葉だけの)ものではない。(だから)心騒がせるな、気を落すな。・・・P2【5】ルカ  10: 21

 

【6】ヨハ   14: 30 もはやあなた達と多く話さない。(間もなく)この世の支配者(悪魔)が来るからだ。あれはわたしに指一本触れることはできない。

 

【7】ヨハ   14: 31 だが、わたしが父上を愛し、父上の命令のとおり行うことをこの世に知らせるために(わたしはあれに身をまかせる。)──立て。さあ出かけよう!

 

【8】ヨハ   15: 18 (しかしわたしに愛される時、あなた達はこの世から憎まれる。だが)もしこの世があなた達を憎んだら、あなた達よりも先にわたしを憎んだと思え。

 

【9】ヨハ   15: 19 もしあなた達がこの世のものであったら、この世は自分のもの(であるあなた達を)愛するはずである。しかしあなた達は(もはや)この世のものではなく、わたしがこの世から選び出したのだから、この世はあなた達を憎むのである。

 

【10】ヨハ   15: 22 もしわたしが(この世に)来て(何も)語らなかったら、(父上を知らぬことについて)彼らに罪はなかったが、(すでにわたしからそれを聞いた)今は、(父上に対し)その罪の弁解はできない。

 

【11】ヨハ   16: 8 そして彼は来ると、罪について、義について、罰について、この世に(その考えの)誤りを認めさせるのであろう。

 

【12】ヨハ   16: 11 また罰についてとは、この世の支配者[悪魔]が(わたしを殺したのは、わたしが罰されたのでなく、自分が)罰されたのであること。──(この三つのことを認めさせるのである。)

 

【13】ヨハ   16: 20 アーメン、アーメン、わたしは言う、(わたしがいなくなると)あなた達は泣いて悲嘆にくれるが、この世は喜ぶであろう。あなた達は悲しむが、その悲しみは(やがて)喜びにかわるであろう。

 

【14】ヨハ   16: 28 (くりかえして言う、)わたしは父上のところから出てこの世に来たが、またこの世を去って父上の所にかえるのである。」

 

【15】ヨハ   16: 33 これらのことを話したのは、あなた達がわたしに(しっかり)結びついていて、平安を保つことができるためである。この世ではあなた達に苦しみがある。しかし安心していなさい。わたしがすでに世に勝っている。」

 

【1】ヨハ   17: 6 わたしは、あなたがこの世から(選び出して)わたしに下さったこの人たち((弟子たち))に、あなたの名を──(あなたについての一切のことを)──知らせてやりました。彼らはもとあなたのものであったのに、わたしに下さったのです。彼らは(わたしが教えた)あなたの言葉を守りました。

 

【2】ヨハ   17: 9 わたしがお願いするのは、この人たちのためであります。この世(一般の人々の)ためでなく、わたしに下さった人たちのために、お願いするのです。というのは、(第一には、)あの人たちはあなたのもの、

 

【3】ヨハ   17: 11 また第二には、わたしはもうこの世にいなくなります。彼らはこの世にのこっており、わたしはあなたの所に行ってしまいます。(だから)聖なるお父様、どうか(彼らに知らせるため)わたしに下さいましたあなたの名で、(あとにのこっている)彼らをお守りください。わたし達(あなたとわたし)のように、彼らが一つとなるためであります。

 

【4】ヨハ   17: 13 しかしわたしは今あなたの所に行きます。(だから彼らのことをお願いします。)そして(まだ)この世にいる間にこれを申し上げるのは、(彼らがこの祈りをきいて、自分たちがあなたに守られていることを信じ、)わたしのもっている喜びを、彼らも自分で完全にもつことが出来るためであります。

 

【5】ヨハ   17: 14 第三には、わたしは彼らにあなたの言葉を伝えました。(彼らはそれを受け入れました。)するとこの世彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らも(もはや)この世のものでないからであります。(だから彼らのことをお願いします。)

 

【6】ヨハ   17: 15 (しかし)わたしの願いは、彼らを(早く)この世から(安全な所に)移していただくことでなく──(彼らには果たすべき務めがあります)──悪い者(悪魔)から守っていただくことです。

 

【7】ヨハ   17: 16 わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。

 

【8】ヨハ   17: 18

あなたがわたしをこの世に遣わされたように、わたしも彼らをこの世に遣わしました

 

【9】ヨハ   17: 21 ──どうか、みんなの者が一つとなりますように。どうか、お父様、あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにおると同じく、彼らもみなわたし達[あなたとわたし]におりますように。これはあなたがわたしを遣わされたことを、この世に信じさせるためであります。

 

【10】ヨハ   17: 22 またわたしは、あなたがわたしに下さいました栄光(──この世あなたの栄光を現わす力──)を、彼らに与えました。わたし達が一つであるように、彼らも一つとなるため、

 

【11】ヨハ   17: 23 すなわち、わたしが彼らにおり、あなたがわたしにおられて、彼らが完全に一つとなるためであります。また(それによって、)あなたがわたしを(この世に)遣わされたこと、すなわちあなたはわたしを愛されたように彼らを愛されたことを、世の人に知らせためであります。

 

【12】ヨハ   17: 25 正しいお父様、この世はあなたを知りませんでした。しかし、わたしはあなたを知っており、(ここにいる)この人たち(弟子たち)も、あなたがわたしを遣わされたことを知りました。

 

【13】ヨハ   18: 36 イエスが答えられた、「わたしの国はこの世のものではない。もしわたしの国がこの世のものであったら、わたしの手下の者たちが、わたしをユダヤ人に渡すまいとして戦ったはずである。しかし実際のところ、わたしの国はこの世のものではない。」・・・P10【7】Tヨハ 4: 6 P10【12】黙 11: 15

 

【1】ヨハ   18: 37 そこでピラトが言った、「では、やっぱりお前は王ではないか。」イエスが答えられた、「王だと言われるなら、御意見にまかせる。わたしは真理について証明するために生まれ、またそのためにこの世に来たのである。真理から出た者はだれでも、わたしの声に耳をかたむける。」

 

【2】ロマ   3: 6 もちろん、そうではない。もしそうだとすれば、どうして神はこの世お裁きになることができよう。

 

【3】ロマ   3: 26 今の世において、御自分の義を示そうとされたのである。すなわち御自分が義であること、またイエスを信ずる者を義とするお方であることを、(この世に)示されたのである。

 

【4】ロマ   5: 12 (この救いはキリストとアダムとを比較する時に、はっきりする。)すなわち、一人の人(アダム)によってこの世に罪が入ってき、罪によって死が入ってき、こうして、(この人において)人は一人のこらず罪を犯したので、全人類に死が行き渡ったように──([一八節ニツヅク]一人の人キリストの正しい行いによって、全人類に命を与える義が臨んだのである。)

 

【5】ロマ   5: 13 なぜか。(律法のない時代、つまりアダム以後モーセ)律法(のできる)までの間にも、罪はこの世にあったが、律法がないので、(たとえ罪に当たることをしても、)罪はその人の責任に帰せられ(ず、死の罰は受け)ないはずである。

 

【6】ロマ   8: 3 律法が肉に妨げられて無力になったために出来なくなったことを、神は(御子によって)成し遂げてくださった。すなわち(わたし達の)罪の(征服の)ためにその子を罪の肉の形で(この世に)遣わし、その肉(を殺すこと)において罪を罰されたのである。

 

【7】ロマ   12: 2 また、この世に調子を合わせてはならない。むしろ反対に、何が神の御心であるか、何が善であり、お気に入るものであり、また完全であるかを見分け得るために、(御霊によって)心を一新されて自分を造りかえていただけ。(そうすれば来るべき世への準備ができる。)・・・P7【6】Tコリ 7: 31 

 

【8】Tコリ  1: 20 『どこに知恵者が』、『どこに聖書学者が、どこに』この世の議論家がいるのか。神は(この)世の『知恵を馬鹿なものにされた』ではないか。

 

【9】Tコリ  1: 26 論より証拠、あなた達のお召しのことを考えてみるがよい。兄弟たちよ、この世的には、(あなた達の中に)多くの知恵者がなく、多くの有力者がなく、多くの高貴の人がないではないか。

 

【10】Tコリ  2: 3 [アテネではこの世の知恵で福音を説こうとしたので失敗した。]それでわたしは、弱く、恐れて、またひどく震えて、あなた達の所にいたのである。

 

【11】Tコリ  2: 6

こうは言うものの、(霊的に)成人した人たちの前では、わたし達も知恵を話す。ただそれはこの世の知恵でも、やがて滅びるこの世の支配者ども(すなわち悪魔の手下)の知恵でもない。

 

【12】Tコリ  2: 8 この世の支配者のだれ一人、これのわかっていた者はなかった。もしわかったならば、栄光の主(キリスト)を十字架につけなかったはずであるから。

 

【13】Tコリ  2: 12 しかしわたし達はこの世の霊でなく、神から来るその霊を戴いた。それは、神から恩恵として賜わったもの(の何であるか)が、わかるためである。・・・P7【13】Uコリ 4:4

 

【14】Tコリ  3: 18 だれでも自分をごまかしてはならない。あなた達の中にこの世で知恵者だと思う者があるなら、まず馬鹿になれ。(本当の)知恵者になるために。

 

【1】Tコリ  3: 19 この世の知恵は、神の目には馬鹿なことであるから。『彼は知恵者達を、彼ら(自身)の策略を用いて捕らえられる』と書いてあるではないか。

 

【2】Tコリ  4: 9 なぜなら、わたしはこう思うのだ。神は使徒であるわたし達を(人間の中で)一番下の者、(闘技場の)死刑囚のようにされたと。というのは、わたし達はこの世に対し、天使と人間とに対して、見せ物になっているからである。

 

【3】Tコリ  4: 13 そしられては親切な言葉をかける。いまでもなお、この世の屑、すべての人のかすのようになっている。

 

【4】Tコリ  5: 10 あれはこの世の不品行な者や貪欲な者、略奪者や偶像礼拝者などと決して付き合うなというのではない。もしそうならば、あなた達はこの世から出てゆかねばならないからである。

 

【5】Tコリ  6: 2 それとも、(最後の日には)聖徒がこの世を裁くことを、あなた達は知らないのか。そしてあなた達(が着く裁判席)の前でこの世が裁かれるというのに、ごくつまらない事件をさばく資格が、あなた達にはないのか。

 

【6】Tコリ  7: 31 (つまり、)この世と交渉のある者は交渉がない者のように、しなくてはいけない。この世の姿は(じきに)消え去るのだから。

 

【7】Tコリ  7: 32 ただわたしはあなた達が、(この世のことに)気をつかわないでほしいのである。独身の男は、どうしたら主に喜ばれるかと、主のこと(ばかり)に気をつかうが、

 

【8】Tコリ  7: 33 結婚している男は、どうしたら妻に喜ばれるかと、この世のことに気をつかって、

 

【9】Tコリ  7: 34 心が割れるのである。また独身の女と処女とは、身も霊もきよくあろうとして、主のこと(ばかり)に気をつかうが、結婚している女は、どうしたら夫に喜ばれるかと、この世のことに気をつかうのである。

 

【10】Tコリ  11: 32 たとい主に罰せられても、こらしめられるのであって、それはこの世と共に(永遠に)罰せられることのないためである。

 

【11】Uコリ  1: 12 ところで(こう言えば、パウロがまた自慢していると言われるかも知れないが、)わたし達の自慢は、と言えば、わたし達がこの世において、とくにあなた達に対して、神の聖潔と純真とで、人間的の知恵によらずに神の恩恵によって振舞ったことを、わたし達の良心が証明してくれることである。

 

【13】Uコリ  4: 4 彼らの場合、この不信者たちの考えをこの世の神(である悪魔)が盲にして、神の影像である救世主の栄光をつげる福音の光を見ることができないようにしたのである。・・P10【2】Tヨハ 4: 6

 

【14】Uコリ  4: 11 言い換えれば、わたし達が生きながらイエスの故に絶えず死の手にゆだねられているのは、イエスの(復活の)命もわたし達の死ぬべき肉体に(すでにこの世で)現れるためである。

 

【15】Uコリ  5: 19 すなわち神はキリスト(の死)において、この世を御自分と和睦させて、(世の)人々の過ちを彼らの勘定につけず、わたし達に和睦を告げる御言葉を賜わったのである。

 

【16】Uコリ  7: 10 なぜなら、神の御心に沿った悲しみは、(人を)救いに入れる悔いのない悔改めをもたらすけれども、この世(的)の悲しみは、(絶望と)死をもたらすからである。

 

【17】ガラ 1: 4  キリストはわたし達の父なる神の御心にしたがい、わたし達を悪い現在の世から救いだそうとして、わたし達の罪のために自分を与え(て十字架につけ)られたのである。

 

【1】ガラ   4: 3 同じようにわたし達も、(信仰の)未成年であった時は、(信仰のいろはである地水火風というような)この世の元素の霊の(支配の)下に奴隷になっていた。

 

【2】ガラ   4: 4 しかし(定められた)時が満ちると、神はその御子を女から生まれさせ、律法の下に置いて、(この世に)お遣わしになった

 

【3】エペ   2: 2 かつてはこの世の世界の流れに従い、すなわち空中の権威と、今も不従順の子らの中に働いている(悪)霊との首領に従って、その咎と罪の中を歩いたのであった。・・・P6【7】ロマ 12:2

 

【4】エペ   2: 12 その当時はキリスト無く、またイスラエルの民籍に縁無く、(従ってアブラハムとその子孫に対する神の大なる)約束に基づく種々な契約にも与らず、この世において希望なく、また神無き人であった。

 

【5】エペ   6: 5 奴隷達よ、キリストに対するように、畏れと戦きをもって真情(まごころ)からこの世の主人に従順なれ。

 

【6】エペ   6: 12 私達の戦いは(この世の)血肉に対するものでなく、「権威」に対するもの、「権力」に対するもの、この暗の世界の主権者(なる悪魔)に対するもの、天上における悪霊(の軍勢)に対するものであるからである。・・・P6【13】Tコリ 2: 12  P8【3】エペ 2: 2    

 

【7】ピリ   1: 23 私は(今)この二つの板挟みになっている。すなわち一方では(一日も早く悩みの)この世を去ってキリストと共にいたいという願いがあって──もちろんこの方が遥かにずっと勝れているのに

 

【8】コロ   2: 20 もし君達が、(今言ったように洗礼によって)キリストと共に死に、此世の元素の霊(の支配)から離れたのなら、何故(なお)この世に生きている者のように、

 

【9】コロ 3: 3 君達は(既にこの世に)死んで、その生命はキリストと共に神の右に隠されているのだから。

 

【10】コロ   3: 22 奴隷達よ、何事によらずこの世の主人の言うことを聴け。御機嫌取りのように(主人の)眼の前だけでなく、主を畏れて真心で為よ。

 

【11】Tテモ  6: 7 本当に私達は何一つ持たずにこの世に来たのである。従って何一つ持って(この世を)去ることは出来ない。

 

【12】Tテモ  6: 17 この世の金持ち達に(堅く)命ぜよ──高慢にならぬように、また不確かな富でなく、私達を楽しませようとして豊かに万物を与え給う神に望みを置くように、

 

【13】Uテモ  4: 10 デマはこの世を愛し私を棄ててテサロニケに行き、クレスケはガラテヤに、テトスはダルマテヤに行ってしまったから。

 

【14】テト   2: 12 私達を導いて、不敬虔とこの世の情欲とを離れ、考え深く、真直ぐに、また敬虔にこの世に生きさせ、・・・Uペテ  1: 4  Uペテ  2: 20

 

【15】ヘブ   1: 3 彼は神の栄光の放射であり、本質の像である。彼はまたその力ある言葉をもって万物を保たれる。彼は(この世に降り)、罪の潔めを成し(とげて、ふたたび)高き所にのぼり、(神の)御稜威の『右にお坐りになっている』。

 

【1】ヘブ   1: 6 なお、神はその長男[キリスト]を、ふたたびこの世界導きいれようとする(再臨の)時に(つき、)言われる。『神の使たちはみな、彼[キリスト]をおがめ。』

 

【2】ヘブ   4: 14 (話を本筋にもどしたい。)──それで、わたし達には、(この世の大祭司が聖所を通って至聖所に入るように、)もろもろの天を通(って天の至聖所に入)られた、(この)偉大なる大祭司、神の子イエスがあるのだから、わたし達の告白(する信仰)を固く守っていようではないか。

 

【3】ヘブ   5: 1 なぜなら、(イエスという大祭司は一方ではアロン、他方ではメルキゼデクと同様で、完全である。元来)人の中から選ばれる(この世の)大祭司は皆、人に代って神に関すること(を司るため)、すなわち罪のために供物や犠牲を捧げるために、任命されるものである。

 

【4】ヘブ   5: 5 (これがこの世の大祭司である。神の大祭司)キリストもそのように、自分で大祭司職の光栄ある地位につかれたのではなく、彼にこう言われた者(、然り、神)が、されたのである。『あなたこそわたしの子、わたしが今日あなたを生んだ。』

 

【5】ヘブ   9: 1 さて、(前に言ったように、)最初の契約にも、礼拝の定めとこの世的の聖所とがあった。

 

【6】ヘブ   9: 11 しかしキリストは来るべき善いことの大祭司として(ついに地上に)あらわれ、手で造らない、すなわち、この世界に属しない、より大なる、より完全な幕屋を通って、

 

【7】ヘブ   10: 5 だからキリストは、(血肉の人として)この世に入ってきたときに言われる、『犠牲や捧げ物を、あなたは好まれず、ただ体をわたしのためにお備えになった。

 

【8】ヘブ   11: 3 (まず、)信仰によって、わたし達はこの世界が神の言葉で造られたことを知る。すなわち、見えるものは、現われぬものからできているのである。

 

【9】ヘブ   11: 38 ──この世は(純潔な)彼らにふさわしくなかった──彼らは荒野と山と洞穴と地の割れ目とをさまよい歩いたのである。

 

【10】ヤコ   1: 27 父なる神の前に(真に)潔い、穢れのない信心とはこれである──孤児や寡婦をその患難の時に見舞うこと、この世から穢されぬように自分を守ること!

 

【11】ヤコ   2: 5 聴け、愛するわが兄弟達よ、神はこの世の貧乏人を選んで信仰における金持ちとし、神を愛する者に約束し給うた御国の相続人となし給うたではないか。

 

【12】Tペテ  1: 7 これは君達の信仰が、火によって本物であると証明された(この世の)はかない金よりも尊い本物であることが判り、イエス・キリストの顕現の時に(君達の)面目また光栄また栄誉とならんためである。

 

【13】Uペテ  1: 4 (そしてまた)この栄光と威力とによって、(主は)尊い最大の約束、(すなわち神の国の成就に関する約束)を賜い、これによって君達を、慾情によってこの世に働く滅亡から逃げ出させ、神性の共有者たらしめんとし給うのである。

 

【14】Uペテ  2: 20 然り、もし彼らが主また救い主イエス・キリストを知る知識によって、この世の穢れから逃げ出し(た後)再びこれに絡みつかれて降参すれば、後は(きっと)前より悪くなるのである。

 

【15】Tヨハ  2: 2 そして彼こそわたし達の罪のための宥め(の供物)である。しかしただわたし達の罪のためだけでなく、この世全体のためでもある。

 

【1】Tヨハ  2: 8 (しかし他方から言うと、)新しい掟をわたしは(いま)あなた達に書いているのである。これが(新しいということは、)キリストにおいても、あなた達においても(知り得る)まことの事実である。なぜなら、(この愛の掟はキリストによってはじめてこの世に現われ、あなた達は彼を知ることによって、はじめてこれを知ることが出来たからである。

 

【2】Tヨハ  3: 1 見よ、父はなんとすばらしい愛を賜わったことか、わたし達は神の子(たるべき特権を与えられたの)であり、否、事実上すでに神の子である!この世は神を知らないために、わたし達(が神の子であること)を(も)知らないのである。・・・P4【2】ヨハ14:17  P7【13】Uコリ 4:4

 

【3】Tヨハ  3: 17 (手近な例であるが、)この世の財産を持っていて、その兄弟の必要を見ながら、しかも彼に対して憐れみの心を閉じる者があれば、どうして神の愛がその人に留っていることができよう。

 

【4】Tヨハ  4: 2 (しかしこれを吟味することは難しくない。)あなた達はこのことで神の霊を知るのである。──どんな霊でも、イエス・キリストは肉体でこの世に)来られた(神の子である)ことを公然認めるものは、神から(出たの)であり、

 

【5】Tヨハ  4: 3 どんな霊でも、イエス(が肉体を取られた神の子であること)を公然認めないものは、神から(出たの)ではない。それは反キリストの霊である。それが来ることを、あなた達は(かねがね)聞いていたのであり、今やすでに、それがこの世におるのである。

 

【6】Tヨハ  4: 5 彼らは(この)世から(出たの)である。だから、その語ることはこの世であり、世は彼らの言うことを聞くのである。

 

【7】Tヨハ  4: 6 わたし達は神から(出たの)である。(だから)神を知っている者はわたし達の言うことを聞くが、神から出たのでないこの世の)者は、わたし達の言うことを聞かない。このことで、真理の霊と迷いの霊(との区別)をわたし達は知るのである。・・・P4【2】ヨハ14:17  P7【13】Uコリ 4:4

 

【8】Tヨハ  4: 17 (そして最後の)裁きの日にわたし達が(喜びの)確信を持っていることによって、わたし達の側の愛は完全にされるのである。というのは、彼(イエス)が(神に、神も彼に留って)おられるため、(彼の愛が完全であるように、)わたし達(の愛)もこの世同じくあり得るからである。恐れは愛にはない。

 

【9】Tヨハ  5: 4 というのは、すべて神(の力)によって生まれたものは、(掟に反抗する)この世の悪の力)に勝っているからでる。そしてこの世に勝った勝利、それはわたし達の信仰。

 

【10】Tヨハ  5: 5 では、だれがこの世に勝つのであるか、イエスは神の子であると信ずる者でなくして。

 

【11】黙    3: 8 私はお前の(善い)業を知っている。(だから)視よ、私は(お前を王国に入れるために、)お前の前に(広く)開いた門を置いてやった。誰もそれを閉ずることは出来ない。(何故なら、)お前は(この世にほんの)少しの勢力しか有たないのに、(よく)私の言を守って、(どんな場合にも決して)私の名を否まなかったからである。

 

【12】黙   11: 15 (やがて)第七の御使いがラッパを吹いた。すると(沢山の)大きな声が天に起こってこう言うた──(今や)この世の王国は我らの主(なる神)とそのキリストの有(もの)となった。

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【13】 ロマ 9:15-16

9:15 その証拠には、神は(かつて)モーセにこう言われている、『わたしは憐れみたい者を憐れみ、慈悲をほどこしたい者に慈悲をほどこす』と。

9:16 従って(憐れみも慈悲も)それは(人間の)願望にも努力にもよらず、ただ神の憐れみによるのである。

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