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ルカ福音書

洗礼者ヨハネ誕生のお告げ(ルカ1:5−25)

・・ヨハネの誕生は人間の不信にかかわらず降された神の奇蹟・・

2015年10月4日 東京聖書読者会 高橋照男

 

塚本訳 ルカ 1:7
1:7
しかしエリサベツが石女であったので、子がなく、かつふたりとももう年を取っていた。

●洗礼者ヨハネの誕生は、預言の成就のために人間の不信にかかわらず降された神の奇蹟。●イエスの誕生の場合と同じ。神には何一つ出来ないことはない。

 

F−1)塚本訳 ルカ 1:24-25

1:24 数日の後、妻エリザベツはみごもって、五か月のあいだ(家に)引き篭っていたが、彼女はこう考えるのであった、
1:25
主はわたしに目をかけ、人中で『(子供のない)わたしの恥をそそいで』やろうとて、いまこの時にこのようにしてくださった」と。


F−2)塚本訳 ルカ 1:34-38

1:34 マリヤが天使に言った、「まだ夫を知らぬわたしに、どうしてそんなことがありましょうか。
1:35
天使が答えた、「聖霊があなたの上に臨み、いと高きお方の力があなたを掩いかくすであろう。それゆえ(あなたから)生まれるものは、『聖』であり、神の子『と呼ばれる。』
1:36
実はあなたの親類のエリザベツも、あの老年で、男の子をさずかったのだ。石女と言われていた女が、今月はもう六月になっている。
1:37
『神には何一つ出来ないことはない』のだから。」
1:38
マリヤは言った、
「かしこまりました。わたしは主の召使、お言葉のとおりに成りますように。」天使はマリヤをはなれ去った。

 

F−3)塚本訳 ルカ 1:46-50
1:46
マリヤが(神を讃美して)言った。──『わたしの心は主を』あがめ、
1:47
わたしの霊は、『救い主なる神を喜びたたえる、』
1:48
この『卑しい召使にまで目をかけてくださった』からです。きっと今からのち代々の人々は、『わたしを仕合わせ者と言いましょう。』
1:49
力の強いお方がわたしに大きなことをしてくださったのです。
『そのお方の名は聖で、』
1:50
『その憐れみは千代よろず代とかぎりなく、そのお方を恐れる者にのぞみましょう。』

 

F−4)塚本訳 マコ 10:25-27

10:25 金持が神の国に入るよりは、駱駝が針の孔を通る方がたやすい。」

10:26 弟子たちはいよいよ驚いて互に言った、「それでは、だれが救われることが出来るのだろう。」

10:27 イエスは彼らをじっと見て言われる、「人間には出来ないが、神には出来る。『神にはなんでも出来る。』」

 

塚本訳 ルカ 1:13
1:13 天使が言った、「ザカリヤ、『恐れることはない。あなたの』(かねての)祈りは『聞きいれられた。』妻エリサベツは男の子を産むであろう。その名をヨハネとつけよ。

●「天使」は重要な局面に出てくる。●ヨハネの誕生にも「天使」が現われ、人類に「真の」平和」が到来したことを告げた。●天使は信仰の物語的表現。

●このたび色々あって、SEALDs(自由と民主主義を守る学生緊急行動)の諸君にブログを通して福音を語らざるを得なくなったことは、神の不思議な摂理であることを思い感謝である。●この際、はっきり言っておく。SELDsの諸君のうち、「耳ある者」は聞け!。「聖書の基調は『自由』とは罪からの自由、『民主』とは神が主であること、世の悪は自分の悪、地上の平和は神が賜るものが本物でありキリストの有体的再臨で完成する。祈りは聴かれる」


L−1)塚本訳 ヨハ 8:36

8:36 だから、もし子(たるわたし)が(罪から)自由にしてやれば、あなた達は本当に自由になるのである。(そしていつまでも父上のところにおることができる。)

L−2)塚本訳 マタ 6:32-33

6:32 それは皆異教人のほしがるもの。あなた達の天の父上は、それが皆あなた達に必要なことをよく御承知である。
6:33
あなた達は何よりも、御国と、
神に義とされることとを求めよ。そうすれば(食べ物や着物など)こんなものは皆、(求めずとも)つけたして与えられるであろう。

L−3)塚本訳 マタ 7:1-4

7:1 (人を)裁くな、自分が(神に)裁かれないためである。
7:2
(人を)裁く裁きで、あなた達も裁かれ、(人を)量る量りで、あなた達も量られるからである。
7:3
なぜあなたは、兄弟の目にある塵が見えながら、自分の目に梁があるのに気付かないのか。
7:4
また、
どうして兄弟にむかって、『あなたの目の塵を取らせてくれ』と言うのか。そら、自分の目に梁があるではないか。

L−4)塚本訳 ルカ 2:13-14

2:13 するとたちまち、おびただしい天使の群がその天使のところにあらわれて、神を讃美して言った、──
2:14
いと高き所にては神に栄光、
地上にては(いまや)平安、御心にかなう人々にあり!

L−5)塚本訳 マタ 26:51-53

26:51 すると、見よ、イエスと一しょにいた一人の人が手をのばして剣を抜き、大祭司の下男に切りかかって片耳をそぎ落してしまった。
26:52 その時イエスが言われる「剣を鞘におさめよ。剣による者は皆、剣によって滅びる。
26:53 それとも、父上にお願いして十二軍団以上の天使を今すぐ送っていただくことが、わたしに出来ないと思うのか。

L−6)塚本訳 マタ 26:63-64

26:63 しかしイエスは黙っておられた。大祭司が言った、「生ける神に誓ってわれわれにこたえよ。お前が、神の子救世主か。」
26:64
イエスは(はじめて口を開いて)彼に言われる
「(そう言われるなら)御意見にまかせる。だが、わたしは言う、あなた方は今後『人の子(わたし)が』『大能の(神の)右に坐り、』『天の雲に乗って来るのを』見るであろう。」


●若いSEALDsの諸君の思想と行動を手放しで見ているわけにはいかない。彼らを可愛く思うから福音を叫ぶ。その力でまず「神との平和」の真理を知れ!

L−7)塚本訳 ロマ 5:1-2

5:1 だから、わたし達は信仰のゆえに義とされたのであるから、わたし達の主イエス・キリストによって、いま神と平和ができた
5:2
そうだ、キリストにより、信仰で、わたし達は
いまいるこの恩恵の状態に入ることができ、また(最後の日に)神の(子になることを信じて、その)栄光にあずかる希望を誇っているのである。

L−8)塚本訳 コロ 1:21-22

1:21 かつては君達も悪行を行って神に縁無き者(であり、)また心にてはその敵であったが、
1:22
今や神は君達をも御子の肉体の死によって(御自分と)和睦させ給うた。
それは君達を御自分の前で聖い、瑕の無い、咎め所の無い者にしようとし給うたのである──

L−9)塚本訳 エペ 6:12

6:12 私達の戦いは(この世の)血肉に対するものでなく、「権威」に対するもの、「権力」に対するもの、この暗の世界の主権者(なる悪魔)に対するもの、天上における悪霊(の軍勢)に対するものであるからである。

L−10)塚本訳 マタ 10:34

10:34 地上に平和をもたらすためにわたしが来た、などと考えてはならない。平和ではない、剣を、(戦いを)もたらすために来たのである。

L−11)塚本訳 Tコリ9:25-26

9:25 しかし競技する者は皆、何事にも自制する。ただ、あの人たちは朽ちはてる冠をもらうためであるが、わたし達は朽ちぬ冠のためである。
9:26
わたしはそれゆえに、
目標があいまいでないように走る。空を打たないように拳闘をする


L−12)塚本訳 ロマ 10:1-2

10:1 兄弟たちよ、彼ら[イスラエル人]が救われること、これがわたしの切なる望み、また彼らのための神への願いである。
10:2
彼らは神に対して(ほんとうに)
熱心だからである。そのことを彼らのために証明する。ただ、(残念なことに、その熱心が正しい)認識を欠いている。


●ついにSEALDsのコアメンバーとその家族に「殺害予告」が舞い込んだ。●SEALDsに参加している学生の御父兄に申し上げる。御心配の程を案ずる。しかし「可愛い者には旅をさせよ。・・・祈りは聴かれる・・・」

 

L−13)塚本訳 マタ 10:28-29

10:28 体を殺しても、魂を殺すことの出来ない者を恐れることはない。ただ、魂も体も地獄で滅ぼすことの出来るお方を恐れよ。
10:29
雀は二羽一アサリオン(三十円)で売っているではないか。しかしその一羽でも、あなた達の
父上のお許しなしには地に落ちないのである。       

L−14)塚本訳 ヨハ 6:45

6:45 預言書に、〃(最後の日に)人は皆神に教えを受けるであろう〃と書いてある。(そして神に引っ張られる者、すなわち本当に)父上に聞き、また学ぶ者は皆、わたしの所に来る。


L−15)塚本訳 マタ 24:6-8

24:6 戦争(を目のあたりに見たり、)また戦争の噂を聞くであろうが、あわてないように注意せよ。『それはおこらねばならないことである』が、しかしまだ最後ではない。
24:7
(世の終りが来る前に)『民族は民族に、国は国に向かって(敵となって)立ち上がり、』またここかしこに飢饉や地震があるのだから。
24:8
しかしこれは皆(まだ、新しい世界が生まれるための)陣痛の始めである


L−16)塚本訳 マタ 24:15-16

24:15 それで、預言者ダニエルをもって言われた『(聖なる所を)荒らす忌わしいものが聖なる所に』立つのを見たら[読者はここに隠された意味をよく考えるがよい]、
24:16
その時ユダヤ(の平地)におる者は(急いで)
山に逃げよ

 

L−17)塚本訳 マタ 10:12-14
10:12
家に入ったらば、まず
平安を祈れ。

10:13 もしその家が(その祈りをうけるのに)ふさわしければ、あなた達の(祈った)平安はかならずその家に臨み、もしふさわしくなければ、その平安はあなた達にもどってくる。(そしてあなた達のものとなるのである。)    10:14 しかし人があなた達を歓迎せず、あなた達の言葉に耳をかたむけないなら、(すぐ)その家なり町なりを(出てゆけ。そして)出てゆくとき、(縁を切った証拠に)足の埃を払いおとせ。


L−18)塚本訳 ルカ 18:7-8

18:7 (こんな男でもこのとおり。)まして神が、夜昼叫んでいるその選ばれた人々のために仕返し(の裁判)をせず、気長に放っておかれることがあろうか。
18:8 わたしは言う、間もなく彼らのために仕返しをされるであろう。しかし人の子(わたし)が来るときに、はたして地上に信仰(をもつ人)が見当るだろうか!


L−19)塚本訳 ヨハ 11:13-15

11:13 イエスはラザロが死んだことを言われたのに、弟子たちは安眠していることを言われるものと思ったのである。
11:14
そこでイエスが今度ははっきり言われた、「ラザロは死んだのだ。
11:15
わたしがそこにいなかったことを、あなた達のために喜ぶ。あなた達の信仰を強めることができるからだ。さあ、ラザロの所に行こう。」


L−20)塚本訳 ヨハ 14:1-3
14:1
(あなた達の来られない所にわたしが行くからとて、)
心を騒がせるな。神を信ぜよ、またわたしを信ぜよ。

R−21)塚本訳 ロマ 8:18                          8:18 (しかもこの苦しみは恐れることはない。)なぜなら、わたしはこう考える。今の世の苦しみは、わたし達に現われようとしている栄光(──キリストと一しょに神の国の相続人になる最後の日の大いなる光栄──)にくらべれば、言うに足りない。

L−22)塚本訳 Uペテ3:8-9

3:8 愛する者よ、『主の前では』一日が千年の如く、『千年』が一『日の如く』である、この一つの事を忘れるな。
3:9
主は或る人達が遅いと考えているように約束を果たし給うのが遅いのでは(決して)ない。ただ何人の亡びることをも欲せず、凡ての者が悔い改めに到ることを欲して、君達に対し寛大であり給うのである。

 

 塚本訳 ルカ 1:17
1:17
(そればかりか、)『(預言者)エリヤの』霊と力とをもって主(救世主)の先駆けをし、『父の心を(ふたたび)子に』(向けさせて家をきよめ、)また不従順な者を義人と同じ考えに『立ち返らせて、』準備のできた民を主のために用意するであろう。」

●洗礼者ヨハネの出現は預言の成就。キリストの先駆け、準備、福音の一部。 

 

P−1)口語訳 イザ 40:3

40:3 呼ばわる者の声がする、「荒野に主の道を備え、さばくに、われわれの神のために、大路をまっすぐにせよ。

 

P−2)塚本訳 マコ 1:4

1:4 洗礼者ヨハネが(主救世主の道を準備するため、ユダヤの)荒野にあらわれて、罪を赦されるための悔改めの洗礼を説いた。

 

P−3)塚本訳 マタ 11:10-14

11:10 『(神は言われる、)『見よ、わたしは使いをやって、あなたの先駆けをさせ、』、あなたの『前に道を準備させる』』、と(聖書に)書いてあるのは、この人のことである。

11:11 アーメン、わたしは言う、女の産んだ者の中に、洗礼者ヨハネより大きい者はまだ出たことがない。しかし天の国で一番小さい者でも、彼より大きい。

11:12 とにかく、洗礼者ヨハネの(現れた)時からいままで、天の国は暴力で攻め立てられ、暴力で攻めた者がそれを奪いとっている。

11:13 すべての預言書と律法と[聖書]が預言しているのは、ヨハネ(の現われる時)まで(で、天の国はすでに来ているの)だから。

 

P−4)塚本訳 ヨハ 1:23-30

1:23 彼が言った、「わたしは、預言者イザヤが〃荒野に叫ぶ者の声はひびく、『主の道をまっすぐにせよ』〃と言ったあの声だ。

 

P−4)口語訳 マラ 4:5

4:5 見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。

4:6 彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである」。

 

P−5)塚本訳 マタ 11:12-14

11:12 とにかく、洗礼者ヨハネの(現れた)時からいままで、天の国は暴力で攻め立てられ、暴力で攻めた者がそれを奪いとっている。

11:13 すべての預言書と律法と[聖書]が預言しているのは、ヨハネ(の現われる時)まで(で、天の国はすでに来ているの)だから。

11:14 (今わたしが言ったことを)信ずる気があなた達にあるなら(わかることだが、)ヨハネこそ、(救世主の先駆けとして)来るべき(預言者)エリヤである。

 

P−6)塚本訳 ヨハ 1:29-31

1:29 あくる日、ヨハネはイエスが自分の方に来られるのを見て言う、「そら、あれが世の罪を取り除く神の小羊だ。

1:30 『わたしのあとからひとりの人が来られる。わたしよりも偉い方である。わたしよりも前からおられたのだから』とわたしが言ったのは、この方のことだ。

 

P−7)塚本訳 マタ 16:2-3

16:2 彼らに答えられた、「あなた達は夕方には『(明日は)天気だ、空が焼けているから』と言い、

16:3 また朝早く、『きょうは荒れだ、空が雲って焼けているから』と言う。あなた達は空の模様を見分けることを知っていながら、時の(せまった)徴を見分けることが出来ないのか。

 

P−8)塚本訳 ルカ 1:76-77

1:76 お前、幼児よ、お前はいと高きお方の預言者と呼ばれる。『主の』先駆けをして『その道を用意し、』

1:77 罪の赦しによる救いを民に知らせるのだから。

 

P−10)塚本訳 Tペテ2:9

2:9 しかし君達は『選ばれた種族、王なる祭司、聖き民族、』神の『所有物(もちもの)なる民』(である。そして君達がかく神の所有物となったのは、)君達を暗から驚くべき光へと召し給うたお方の『功業(いさおし)』を宣べるためである』。

 

P−11)塚本訳 使  10:37-40[ペテロの説教第6] ・・福音書に共通の4骨子

 

(骨子@洗礼者ヨハネ) 10:37 あなた達は(洗礼者)ヨハネが洗礼を説いた後、ガリラヤから始まってユダヤ中にゆきわたった出来事を知っておられる。

(骨子A奇蹟)  10:38 すなわち、『神が』いかに聖『霊』と(大いなる)力と『をもって』ナザレのイエスに『油を注がれ(て聖別され)た』か、このイエスが(あちらこちらを)巡回しながら、恩愛を施し、悪魔におさえつけられている者を皆直されたかを。神がご一緒におられたからです。

(骨子B十字架) 10:39──(使徒たる)わたし達は、イエスがユダヤ人の地、ことにエルサレムでされた一切のことの証人です。──このイエスを人々は『(十字架の)木にかけて』処刑した。

(骨子C復活) 10:40(しかし)神はこの方を三日目に復活させ、(人の目にも)見えるようにされた。

 

P−12)塚本訳 マタ 4:12、17

4:12 イエスは(洗礼者)ヨハネが牢に入れられたと聞くと、(郷里)ガリラヤ(のナザレ)に引っ込まれた

・・・・・ (中略)・・・・・

4:17 この時から、イエスは「悔改よ、天の国は近づいた」と言って、教えを説き始められた。

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