170401-1 499
イエスス(イエス)、クリストス(キリスト)、セオス(神)、ヒュオス(子)、ソテル(救い主)
聖書で聖書を読む
伝道開始 (ルカ4:14−15)
・・・御霊(みたま)の働き・・・
2017年3月5日 東京聖書読者会 高橋照男
塚本訳 ルカ 4:14
4:14 イエスは御霊(みたま)の力にあふれて、ガリラヤに帰られた。評判がその周囲全体に広まった。
@御霊(みたま)の力にあふれて・・・翻訳比較
文語訳1917 御靈の能力(ちから)をもて 塚本訳1938 御霊の力に溢れて 1955 御霊の力に満ちあふれて 1963 御霊の力にあふれて、 フランシスコ会訳 1967 聖霊の力に満ちて 2011 霊の力に満ちて 新改訳1970御霊の力を帯びて 前田訳1978 霊の力に満ちて 共同訳1978聖霊の力に満ちて 新共同訳1987 “霊”の力に満ちて 岩波翻訳委員会訳1995 霊の力のうちに 田川訳 2011 霊の力において 仮称「新翻訳」パイロット版2016 霊の力に満ちて
Aイエスに下った御霊
A−1)塚本訳
マコ 1:9-11 1:9 そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼をお受けになった。 1:10 水から上がられると、たちまち天が裂けて、御霊が鳩のように自分の上に下ってくるのを御覧になった。 1:11 すると「あなたは(いま)わたしの『最愛の子、』『わたしの心にかなった』」という声が天からきこえてきた。
A−2)塚本訳 ルカ 4:18
4:18 『主の御霊がわたしの上にある、油を注いで(聖別して)くださったからである。主は貧しい人に福音を伝えるためにわたしを遣わされた。囚人に赦免を、盲人に視力の回復を告げ、』『押えつけられている者に自由をあたえ、』
B福音が異教に流れ出た原因はイエスに聖霊が下ったことにあった
B−1)塚本訳 ルカ 5:17 5:17 ある日のこと、イエスが(人々を)教えておられると、パリサイ人と律法学者が坐って(聞いて)いた。この人々はガリラヤとユダヤのすべての村から、ことにエルサレムから来たのである。主の力がイエスに臨んで病気を直させた。
B−2)塚本訳
マコ 7:26-29 7:26
この女は異教人で、スロフェニキア生まれであったが、娘から悪鬼を追い出してほしいとイエスに願った。 7:27 女に言われた、「まず子供たち(イスラエル人)を満腹させなくてはいけない。子供たちのパンを取り上げて、(異教の)小犬どもに投げてやるのはよろしくない。」
B−3)塚本訳 ヨハ 4:9
4:9 サマリヤの女が言う、「ユダヤ人のあなたが、どうしてサマリヤの女のわたしに、飲み物をお求めになるのです。」(女が不審に思ったのは、)ユダヤ人はサマリヤ人と交際をしないからである。
B−4)塚本訳 マタ 8:5-7 8:5 カペナウムに帰られると、一人の百卒長がそばに来て願って 8:6 言った、「主よ、うちの下男が中風で家にねていて、ひどく苦しんでおります。……」
8:7 彼に言われる、「(ユダヤ人の)このわたしが、(異教人のあなたの家に)行ってなおすのか。」
Cイエスの評判
C−1)塚本訳 マタ 4:24 4:24 そこでイエスの評判が全シリヤに広まり、人々がさまざまな病気や痛みに苦しむ病人、(中でも)悪鬼につかれた者、癲癇、中風の者を皆イエスのところにつれて来たので、それをなおされた。
C−2)塚本訳
マコ 1:27-28 1:27 皆がびっくりして、評議して言った、「これはいったい何事だろう。権威のある新しい教えだ。この人が命令されると、汚れた霊までその言うことを聞くのだ。」 1:28 イエスの評判がたちまち(カペナウムの)周囲の、全ガリラヤ到る所に広まった。
塚本訳 ルカ 4:15
4:15 イエスはあちらこちらの礼拝堂で教え、皆にあがめられた。
Dイエスの言動に、周囲全体が不思議な権威を感じた。
D−1)塚本訳
マタ 9:8 9:8 群衆はそれを見て恐ろしくなり、こんな全権を人に授けられた神を賛美した。
D−2)塚本訳
マタ 7:28-29 7:28 イエスがこれらの話を終えられた時、一しょに聞いていた群衆はその教えに感心してしまった。
7:29 自分たちの聖書学者のようでなく、権威を持つ者のように教えられたからである。
D−3)塚本訳 マコ 1:27 1:27 皆がびっくりして、評議して言った、「これはいったい何事だろう。権威のある新しい教えだ。この人が命令されると、汚れた霊までその言うことを聞くのだ。」
D−4)塚本訳 ルカ 4:31-32 4:31 ガリラヤの町カペナウムに下られた。安息日に教えられると、 4:32
人々はその教えに感心してしまった。話に権威があったからである。
D−5)塚本訳
ルカ 4:36 4:36 皆がびっくりして、互いにこう語り合った、「この言葉はいったいどうしたのだろう。権威と力があって、この人が命令されると、汚れた霊まで出てゆくのだが。
D−6)塚本訳
マタ 13:54 13:54 郷里(ナザレ)に行ってその礼拝堂で教えられた。すると人々が驚いて言った、「この人はどこからこの知恵と、奇蹟とを覚えてきたのだろう。
D−7)塚本訳
ヨハ 7:45-46
7:45 やがて下役らが(手ぶらで)かえって来ると、大祭司連とパリサイ人とが言った、「なぜあれを引いてこなかったか。」
7:46 下役らが答えた、「あの人が話すように話した人は、いまだかつてありません。」
E福音は一人の偉大な人間の力ではなく、聖霊自身の働きで異教に広まった。
E−1)塚本訳 マコ 13:11 13:11 人々があなた達を引いていって(裁判所や役人に)引き渡した時には、何を言おうかと取越し苦労をするな。なんでもその時に(神から)授かるもの、それを言えばよろしい。言うのはあなた達でなく、聖霊だから。
E−2)塚本訳 使 1:8
1:8 ただ聖霊があなた達にくだるとき、あなた達は力を戴いて、エルサレムをはじめユダヤ全体、またサマリヤ、さては世界の果てまでも、わたしの証人になるであろう。」
E−3)塚本訳 使 10:45 10:45 ペテロと一緒に来た割礼のある信者たちは、(割礼のない)異教人にも聖霊の賜物が注がれたのに、あきれかえった。
E−4)塚本訳
使 13:48-49 13:48 これを聞いて異教人は喜び、主の言葉を讃美し、永遠の命へあらかじめ定められていた者はみな信者になった。 13:49 こうして主の言葉がこの地全体に広まった。
E−5)塚本訳 使 16:14 16:14 するとテアテラ町の紫毛織物の商人で、敬信家のルデヤという婦人が聞いていたが、主はその心を開いてパウロの話に耳を傾けさせられた。
E−6)塚本訳
使 28: 28 28:28
だから、この『神の救いは』(あなた達を去って)『異教人に』おくられたことを、あなた達はよく知ってもらいたい。彼らならば聞くであろう。」
F福音は人が人に教えられない。聖霊に教えられる。聖書は理解でなく霊解による
F−1)塚本訳 ヨハ 6:45 6:45 預言書に、〃(最後の日に)人は皆神に教えを受けるであろう〃と書いてある。(そして神に引っ張られる者、すなわち本当に)父上に聞き、また学ぶ者は皆、わたしの所に来る。
F−2)塚本訳 ヨハ 15:26 15:26 (また)わたしが父上のところからあなた達に遣わす弁護者、すなわち父上のところから出てくる真理の霊が来る時、それがわたしのことを(すべて)証明するであろう。
F−3)塚本訳
ルカ 24:30-32 24:31
(その時)二人の目が開けて、その方とはっきりわかった。すると(また)その姿が見えなくなった。 24:32 二人は語り合うのであった、「(そう言えば、)道々わたし達に話をされたり、聖書を説き明かされたりした時に、胸の中が熱くなったではないか」と。
F−4)塚本訳
ヨハ 6:63 6:63 霊が命を与える。肉はなんの役にも立たない。いまわたしがあなた達に話した言葉は、霊である。だから、命である。
G主の御霊のあるところに救いあり。来世における霊体での復活の希望が湧く
G−1)塚本訳 マタ 16:17-18 16:17 するとイエスは(喜んで)ペテロに答えられた、「バルヨナ・シモン、あなたは幸いだ。これをあなたに示したのは血肉([人間]の知恵)でなく、わたしの天の父上だから。 16:18 それでわたしもあなたに言おう。──あなたはペテロ[岩]、わたしはこの岩の上に、わたしの集会(エクレシヤ)を建てる。黄泉の門[死の力]もこれに勝つことはできない。
G−2)塚本訳 マタ 18:20 18:20 二人、三人、わたしの名によって集まっている所には、わたしがいつもその真中にいるのだから。」
G−3)塚本訳 Uコリ3:16-17 3:16 『しかし彼らの心が主に帰るならば、その時ベールは取り除かれる。』 3:17 (ここで)主(と)は御霊(のこと)である。主の御霊のあるところには自由が(あるから、ベールが取り除かれるので)ある。
G−4)塚本訳 エペ 1:14 1:14
この聖霊こそ(実は)私達が神の王国を相続することの担保であり、私達を贖って神の所有とするのであって、(凡ては)神の栄光が讃美されんためである。
H最後の日には罪が清められ、霊の体で復活させられる。イエスの奇蹟はその希望
H−1)塚本訳 ルカ 8:52-55 8:52 (集まった)人々が皆泣いて、女の子のために悲しんでいた。イエスが言われた、「泣くな。死んだのではない、眠っているのだ。」 8:53 人々は死んだことを知っているので、あざ笑っていた。 8:54 しかしイエスは女の子の手を取り、声をあげて「子よ、起きなさい!」と呼ばれると、 8:55 霊がもどって、即座に女の子は立ち上がった。イエスは(何か)食べさせるように言いつけられた。
H−2)塚本訳 ヨハ 11:11 11:11 こう話して、またそのあとで言われる、「わたし達の友人ラザロが眠った。目をさましに行ってやろう。」
H−3)塚本訳 ヨハ 11:43-44
11:43 こう言ったのち、大声で、「ラザロ、出て来い」と叫ばれた。
11:44 死人が手足を包帯で巻かれたまま、(墓から)出てきた。顔は手拭で包まれていた。イエスは「解いてやって(家に)帰らせなさい」と人々に言われた。
H -4)塚本訳 ルカ 20:35-36
20:35 あの世にはいる資格を与えられて、死人の中から復活する者は、めとることもなく嫁ぐこともない。
20:36 復活によって生まれる彼らは、天使と同じであり、神の子であるので、もはや死ぬことが出来ない、(従って子を産む必要がない)からである。
H−5)塚本訳 Tコリ6:14
6:14 そして神は主を生きかえさらせたばかりか、(最後の日には)わたし達(の体)をも御力をもって生きかえらせてくださるのである。
H−6)塚本訳 Tコリ15:23-24 15:22 (一人の人)アダムとのつながりのゆえにすべての人が死ぬのと同じように、(一人の人)キリストを信じてすべての人が命を与えられるのである。 15:23 ただ(それには順序がある。)ひとりびとりが自分の(属する)組の番の時に(復活する。)最初は(すでに)キリストが、その次に、キリストの来臨の時にキリストのものである人たちが、 15:24 それから(最後に)残りの人たちが。この時、キリストはすべての支配(天使)、すべての権威(天使)と権力(天使)とを滅ぼした後、神にして父なるお方にその王国を引き渡される。 15:25 彼はすべての『敵を(征服して)足の下に置く』(まで、地上に)王であらねばならないからである。 15:26 最後の敵として、死が滅ぼされる。
H−7)塚本訳
Tコリ15:42-44
15:42 死人の復活もこのようである。(一つの体が死んで別の体が生まれる。)死滅の姿でまかれて不滅の姿に復活する。
15:43 恥辱の姿でまかれて栄光の姿に復活する。弱さの姿でまかれて力の姿に復活する。
15:44 (神の霊を持たない)魂だけの体がまかれて霊の体が復活する。魂だけの体がある以上は霊の体もあるわけである。
H−8)塚本訳 Tコリ15:49
15:49 こうしてわたし達は土の人の姿を帯びたように、(復活の時は)天の人の姿を帯びるであろう。
H−9)塚本訳 Tコリ15:51 15:51 いまここに(最後の日の)秘密を語る。わたし達はみんな眠ってしまうのではなく、(その時生きている者も眠った者も、)みんな変化させられるのである。
H―10)塚本訳 Tテサ4:13-18 4:13 兄弟達よ、(主に在って)眠った者のことを知っていて、希望の無い他の人々のように(徒らに)歎かないようにしてもらいたい。 4:14 私達が信ずるようにもしイエスが死んで復活し給うたならば、神はイエスによって眠った者をも同様にイエスと共に連れ来たり給うであろうから。 4:15
然り、私達の主の御言をもってこのことを(はっきり)君達に言う(ことが出来る)──私達主の来臨(の時)まで生き残っている者は、(既に)眠った者に先立つ(て光栄に与る)ことは絶対に無い。 4:16 何故なら、(その時)主自ら号令と御使いの頭の声と神のラッパ(の響き)と共に天から下り給うて、キリストにおいて死んだ死人がまず復活し、 4:17
それから私達(その時まで)生き残っている者が主に会うため彼らと一緒に雲に乗って空中に奪い去られる。かくして私達はいつも主と共に居るのである。 4:18 だから、これらの言をもって互いに慰め合え。
H−11)塚本訳
コロ 3:3-4
3:3 君達は(既にこの世に)死んで、その生命はキリストと共に神の右に隠されているのだから。
3:4 (しかし今でこそ隠されているが、)私達の生命であるキリストが顯れ給う時には、君達もまた彼と共に栄光の裡に顯れるであろう。
H−12)塚本訳 黙 14:13 14:13 また私は天から声が(こう)言うのを聞いた、「書け、『今から後主にあって死ぬる死人は幸福である。』」御霊も言い給う、「然り、彼らはその労苦を休息む(ことが出来る)であろう。その(為した)業が彼らに随いて行くのであるから!」と。