180307-2                          

結婚式式辞・・・聖書の結婚観

         @結婚は神の創造の神秘

         A結婚の喜び

         B結婚生活は来世への準備

C有体的復活の希望の喜び

 

2018年3月10日 於・今井館聖書講堂

司式者 東京聖書読者会 高橋照男

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

@結婚は神の創造の神秘

@−1)口語訳 創  2:7                           2:7 主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。

@−2)口語訳   2:18
2:18
また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。

@−3)口語訳   2:21-24
2:21
そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。
2:22
主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた
2:23
そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、/わたしの肉の肉。男から取ったものだから、/これを女と名づけよう」。
2:24
それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。

@−4)口語訳   19:14
19:14
家と富とは先祖からうけつぐもの、賢い妻は主から賜わるものである。

 

@−5)口語訳 伝  3:1-8

3:1 天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある

3:2 生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

3:3 殺すに時があり、いやすに時があり、こわすに時があり、建てるに時があり、

3:4 泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、

3:5 石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、

3:8 愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。

 

@−6)口語訳 伝  3:11

3:11 神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。

 

 

A結婚の喜び

 

A−1)塚本訳 マタ 22:2
22:2
天の国は、王子のために結婚披露の宴会を催す王にたとえられる。

A−2)塚本訳 マタ 25:1
25:1
(人の子が来る)その時、天の国は、十人の乙女がそれぞれランプを手に持って花婿を迎えに出かけるのにたとえられる。

 

 

B結婚生活は来世への準備

 

B−1)塚本訳 ルカ 16:9-10

16:9 それでわたしもあなた達に言う、あなた達も(この番頭に見習い、今のうちにこの世の)不正な富を利用して、(天に)友人[神]をつくっておけ。そうすれば富がなくなる時、その友人が永遠の住居に迎えてくださるであろう。

16:10 ごく小さなことに忠実な者は、大きなことにも忠実である。ごく小さなことに不忠実な者は、大きなことにも不忠実である。

 

 

B−2)塚本訳 マタ 6:19-20

6:19 (このように、何事も天の父上相手でなければならない。たとえば)あなたたちは衣魚や虫が食い、また泥坊が忍び込んで盗むこの地上に宝を積まず、

6:20 衣魚も虫も食わない、また泥坊が忍び込むことも盗むこともない天に、宝を積んでおきなさい。(そうでないと、心が天に向かないであろう。)

 

B−3)塚本訳 マタ 19:5-6 
19:5
また、『それゆえに人は父と母とをすてて妻に結びつき、二人は一体となる』と言われたことを、あなた達は読んだことがないのか。
19:6
従って、もはや二人ではない、一体である。だから夫婦は(皆)神が一つの軛におつなぎになったものである。(どんな理由があっても)人間がこれを引き離してはならない。」

 

B−4)塚本訳 ルカ 22:25-27
22:25
するとイエスが言われた、「世間では王が人民を支配し、また主権者は自分を恩人と呼ばせる。
22:26 しかしあなた達はそれではいけない。あなた達の間では、一番えらい者が一番若輩のように、支配する者が給仕をする者のようになれ。
22:27
食卓につく者と給仕をする者と、どちらがえらいか。食卓につく者ではないのか。でもわたしはあなた達の間で、あたかも給仕をする者のようにしている。

B−5)塚本訳 マタ 20:25-27
20:25
するとイエスは彼らを呼びよせて言われた、「あなた達が知っているように、世間では主権者が人民を支配し、また(いわゆる)えらい人が権力をふるうのである。
20:26
あなた達の間では、そうであってはならない。あなた達の間では、えらくなりたい者は召使になれ。
20:27 一番上になりたい者は奴隷になれ。

B−6)塚本訳 ヨハ 13:8
13:8
ペテロが言う、「わたしの足は、いつまでも絶対に洗わないでください。」イエスは答えられた、わたしが(足を)洗ってやらないなら、あなたはわたしとなんの関係もない人だ。」

B−7)塚本訳 ピリ 2:6-8
2:6
彼は(先には)神の姿であり給うたが、神と等しくあることを棄て難いことと思わず、
2:7
かえって自分を空しうして人と同じ形になり、奴隷の姿を取り給うたのである。そして人の様で現れた彼は、
2:8
自ら謙り、死に至るまで、(然り、)十字架の死に至るまで(父なる神に)従順であり給うた。

B−8)塚本訳 ヨハ 12:24
12:24
アーメン、アーメン、わたしは言う、一粒の麦は、地に落ちて死なねば、いつまでもただの一粒である。しかし死ねば、多くの実を結ぶ。(だからわたしは命をすてる。)

 

B−9)塚本訳 ヨハ 15:12-13
15:12
わたしがあなた達を愛したように、互に愛せよ。──これがわたしの掟である。
15:13
(わたしはあなた達のために命を捨てる。)友人のために命を捨てる以上の愛はないのだ。


B−10)塚本訳 ルカ 9:23
9:23
それから今度は皆に話された、「だれでも、わたしについて来ようと思う者は、(まず)己れをすてて、毎日自分の十字架を負い、それからわたしに従え。

B−11)塚本訳 ルカ 22:42-44
22:42
言われた、「お父様、お心ならば、どうかこの杯をわたしに差さないでください。しかし、わたしの願いでなく、お心が成りますように!

 

B−12)塚本訳 マタ 6:14-15

6:14 (祈る前に、まず人の罪を許さねばならない。)あなた達が人の過ちを赦してやれば、天の父上もあなた達を赦してくださるが、

6:15 人を赦さないならば、父上もあなた達の過ちを赦してくださらないであろう。

B−14)塚本訳 エペ 5:22

5:22 妻達よ、主に対するように自分の夫に服従せよ。

 

B−15)塚本訳 エペ 5:225

5:25 夫達よ、妻を愛せよ、キリストが教会(エクレシヤ)を愛し、そのために自分を棄て給うたように。──

 

B−16)塚本訳 Tペテ3:7

3:7 夫達も同じく、妻を(自分よりも)弱い器として(いたわり、)理解をもって共に棲み、彼女達もまた恩恵の生命(いのち)共同相続人(である)として尊敬を払え。これは君達の祈りが妨げられないようにするためである。

 

 

C有体的復活の希望の喜び

 

C−1)塚本訳 ルカ 20:34-38

20:34 イエスは言われた、「この世の人はめとり嫁ぐけれども、

20:35 あの世にはいる資格を与えられて、死人の中から復活する者は、めとることもなく嫁ぐこともない。

20:36 復活によって生まれる彼らは、天使と同じであり、神の子であるので、もはや死ぬことが出来ない、(従って子を産む必要がない)からである。


C−2)塚本訳 ヨハ 11:25

11:25 イエスがマルタに言われた、「わたしが復活だ、命だ。(だから)私を信じている者は、死んでも生きている。

 

C−3)塚本訳 ルカ 10:20

10:20 しかし(悪い)霊どもがあなた達に服従したことを喜ばず、自分の名が天(の命の書)に書き込まれていることを喜ばなくてはいけない。」

 

C−4)塚本訳 ルカ 7:12-15

7:12 町の門の近くに来られると、ちょうど、ある独り息子が死んで、(棺が)舁(か)き出されるところであった。母は寡婦(やもめ)であった。町の人が大勢その母に付添っていた。

7:13 主は母を見て不憫に思い、「そんなに泣くでない」と言って、

7:14 近寄って棺に手をかけ──担いでいる者は立ち止まった──「若者よ、あなたに言う、起きよ!」と言われた。

7:15 すると死人が起き上がって物を言い出した。イエスは『彼を母に渡された。』

 

C−5)塚本訳 ルカ 8:52

8:52 (集まった)人々が皆泣いて、女の子のために悲しんでいた。イエスが言われた、「泣くな。死んだのではない、眠っているのだ。

C−6)塚本訳 Tコリ15:3-5

15:3 まえにわたしが(福音の)一番大切な事としてあなた達に伝えたのは、わたし自身(エルサレム集会から)受けついだのであるが、キリストが聖書(の預言)どおりにわたし達の罪のために死なれたこと

15:4 葬られたこと、聖書どおりに三日目に復活しておられること、

15:5 またケパに、それから十二人(の弟子)に、御自分を現わされたことである。

 

C−7)塚本訳 黙  5:4-5

5:4 私はさめざめと泣いた。(広いこの宇宙に、)その巻き物を開いて、それを見るに相応しい者が一人も無かったのである。

5:5 すると(かの)長老の一人が私に言う、「泣くな。視よ、ユダ族の獅子、ダビデの根(である者)が(既に)勝った(から)、彼がその巻き物と七つの封印とを開く(ことが出来る。)」

 

C−8)塚本訳 黙  14:13

14:13 また私は天から声が(こう)言うのを聞いた、「書け、『今から後主にあって死ぬる死人は幸福である。』」御霊も言い給う、「然り、彼らはその労苦を休息む(ことが出来る)であろう。その(為した)業が彼らに随いて行くのであるから!」と。

 

C−9)塚本訳 黙  21:2-4

21:2 また聖なる都新しいエルサレムが、夫のために飾った新婦のように身支度をして、天から、神(の御許)から降って来るのを私は見た。

21:3 そして私は玉座から大きな声が(出てこう)言うのを聞いた、「視よ、人と共に神の幕屋がある! 神が彼らと共に住み、彼らは神の民となり、神自ら彼らと共にいまして、

21:4 彼らの目から悉(ことごとご)く涙を拭い取り給うであろう。最早死もなく、悲嘆(かなしみ)も叫喚(さけび)も疼痛(いたみ)も最早無いであろう。初めの(天と地にあった)ものが(すっかり)消え去ったからである。」

inserted by FC2 system