1902117                          ΙΧΘΥΣ イクスス()    

イエ(イエス)、クリス(キリスト)、セ()、ヒュ()、ソ(救い主)

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父の許(もと)に帰る時が近い日に

・・・死は神の招き。癌は信仰を深める。・・・

2019年2月17日 東京聖書読者会 高橋照男


@ 父の許に帰る時は、神に一人で対座して一人で旅立つ

A 死は神の許に招かれること。その時は全く神に握られている

B キリストを信じる者は罰を受けないで永遠の命に生きる

C 死は眠り。「泣くな。死んだのではない、眠っているのだ。」

D 霊魂と理性の安息は、主の言葉と、使徒伝承を信じること

E 信者はこの世に死んで霊魂はすでに神の中(うち)に隠されている

F 死は栄光への凱旋。病気は信仰で突破。

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@ 父の許に帰る時は、神に一人で対座して一人で旅立つ

@−1)塚本訳 マタ 26:36-39
26:36
ほどなくイエスは弟子たちと一しょに(オリブ山の麓の)ゲッセマネという地所に着くと、弟子たちに言われる、「わたしがあちらへ行って祈っている間、ここに坐って(待って)おれ(中略)
26:39
そしてなお少し(奥に)進んでいって、俯
(うつむ)けに倒れ、祈って言われた、「お父様、出来ることなら、どうかこの杯がわたしの前を通りすぎますように。しかし、わたしの願いどおりでなく、お心のとおりになればよいのです。

@−2)塚本訳 ルカ 22:43
22:43
そのとき天から一人の天使がイエスに現われて、力づけた。

@−3)塚本訳 ヨハ 20:17
20:17
イエスが言われる、「わたしにすがりつくな。まだ父上の所に上っていないのだから。わたしの兄弟たち(弟子たち)の所に行って、『わたしは、わたしの父上、すなわちあなた達の父上、わたしの神、すなわちあなた達の神の所に上る』と言いなさい。」

@−4)塚本訳 ルカ 8:43-44
8:43
すると十二年このかた長血をわずらって、だれにもなおしてもらえなかった女が、
8:44
近寄ってきて、後からイエスの上着の裾にさわった。すると、たちどころに地の出るのがやんだ。



A死は神の許(もと)に招かれること。その時は全く神に握られている

A−1)塚本訳 マタ 14:27-29
14:27
しかしイエスはすぐ彼らに話しかけて言われた、「安心せよ、わたしだ。こわがることはない。
14:28
ペテロが答えた、「主よ、あなたでしたら、どうかわたしに命令して、水の上を歩いてあなたの所へ行かせてください。」
14:29
こちらに来なさい」とイエスが言われた。ペテロは舟から下り、水の上を歩いてイエスの所へ行った。

A−2)塚本訳 マタ 10:29
10:29
雀は二羽一アサリオン(三十円)で売っているではないか。しかしその一羽でも、あなた達の父上のお許しなしには地に落ちないのである。

A−3)塚本訳 ヨハ 14:2-3
14:2
父上のお家(うち)には、沢山住居(すまい)がある。(あなた達は一人のこらず、そこに住むことが出来る。)もしそうでなかったら、『あなた達のために場所の準備に行く』と言うわけがないではないか。
14:3
(間もなく出かけるが、)行って場所の準備ができたら、もどって来て、あなた達をわたしの所に連れてゆく。わたしのおる所にあなた達もおるためである。


Bキリストを信じる者は罰を受けないで永遠の命に生きる

B−1)塚本訳  ヨハ 3:16
3:16
そのゆえは、
神はその独り子を賜わったほどにこの世を愛されたのである。これはその独り子を信ずる者が一人も滅びず、永遠の命を持つことができるためである。

B−2)塚本訳 ヨハ 12:47

12:47 しかしわたしの言葉を聞いて守らぬものがあっても、わたしはその人を罰しない。なぜなら、わたしは世を罰するために来たのでなく、世を救うために来たのだから。

B−4)塚本訳 ヨハ 11:25-26
11:25
イエスがマルタに言われた、「わたしが復活だ、命だ。(だから)私を信じている者は、死んでも生きている。
11:26
また、だれでも生きて私を信じている者は永遠に死なない。このことが信じられるか。


C死は眠り。「泣くな。死んだのではない、眠っているのだ。」

C−1)塚本訳 ルカ 8:51-55
8:51
家に着かれると、ペテロとヨハネとヤコブと、女の子の父と母とのほかには、だれも一しょに中に入ることを許されなかった。
8:52
(集まった)人々が皆泣いて、女の子のために悲しんでいた。イエスが言われた、「泣くな。死んだのではない、眠っているのだ。
8:53
人々は死んだことを知っているので、あざ笑っていた。
8:54
しかしイエスは女の子の手を取り、声をあげて「子よ、起きなさい!」と呼ばれると、
8:55
霊がもどって、即座に女の子は立ち上がった。イエスは(何か)食べさせるように言いつけられた。

C−2)塚本訳 ルカ 20:38
20:38
ところで神は死人の神ではなく、生きている者の神である。神に対しては、すべての者が生きているのだから。(してみるとアブラハム、イサクなども皆復活して、今生きているわけではないか。)

C−3)塚本訳 マタ 10:28
10:28
体を殺しても、魂を殺すことの出来ない者を恐れることはない。ただ、魂も体も地獄で滅ぼすことの出来るお方を恐れよ。


C−4)塚本訳 Tテサ5:23
5:23
願わくは、平和の神自ら君達を潔め尽くし、私達の主イエス・キリストの来臨の時咎められることの無いように、君達の霊と心と体を完全に守り給わんことを。


D 信者はこの世に死んで霊魂はすでに神の中(うち)に隠されている

D−1)塚本訳 ヨハ 5:24
5:24
アーメン、アーメン、わたしは言う、わたしの言葉を聞き、わたしを遣わされた方を信ずる者は、(今すでに)永遠の命を持っていて、(最後の日に)罰を受けない。その人はもはや死から命に移っているのである。

D−2)塚本訳 ガラ 3:27
3:27
すなわちキリストへと洗礼を受け(て彼のものとなっ)たあなた達はみな、
キリストを着たからである。

D−3)塚本訳 コロ 3:2-4
3:2
(常にただ天)上のものを思え。地上のものに気を取られるな。3:3
君達は(既にこの世に)死んで、その生命(いのち)はキリストと共に神の中(うち)に隠されているのだから。
3:4
(しかし今でこそ隠されているが、)
私達の生命(いのち)であるキリストが顯(あらわ)れ給う時には、君達もまた彼と共に栄光の裡(うち)に顯(あらわ)れるであろう。

D−4)塚本訳 ヨハ 6:39-40
6:39
そして、
わたしに下さったものを一つも無くさず、最後の日にそれを復活させること、これがわたしを遣わされた方の御心である。
6:40
子(なるわたし)を見て信ずる者が皆永遠の命を持ち、わたしがその人を最後の日に復活させること、これがわたしの父上の御心であるから。(だから信じない者は、父上がわたしに下さらない人たちである。)」



E 霊魂と理性の安息は、主の言葉と、使徒伝承を信じること

E−1)塚本訳 ヨハ 14:9
14:9
イエスは言われる、「ピリポ、こんなに長い間一しょにいるのに、あなたはまだわたしがわからなかったのか。
(父上とわたしとは一つである。)わたしを見た者は父上を見たのだ。どうして『父上を見せてください』と言うのか。

E−2)塚本訳 ヨハ 6:63
6:63
霊が命を与える。肉はなんの役にも立たない。いまわたしがあなた達に話した言葉は、霊である。だから、命である。

E−3)塚本訳 ヨハ 20:7-9
20:7
また頭をつつんだ手拭は亜麻布と一しょになく、これだけ別の所に、包んだまま(の形)になっていた。
20:8
すると先に墓に着いたもう一人の弟子も入ってきて、
見て、信じた。
20:9 イエスは死人の中から復活されねばならないという聖書の言葉が、(この時まで)まだ彼らにわかっていなかったのである。

E−4)塚本訳 ルカ 24:30-32
24:30
一しょに食卓について、(いつものように)パンを(手に)取り、(神を)讃美したのち、裂いて渡されると、
24:31
(その時)二人の
目が開けて、その方とはっきりわかった。すると(また)その姿が見えなくなった。
24:32
二人は語り合うのであった、「(そう言えば、)道々わたし達に話をされたり、
聖書を説き明かされたりした時に、胸の中が熱くなったではないか」と。

E−5)塚本訳 マタ 18:20
18:20
二人、三人、わたしの名によって集まっている所には、わたしがいつもその真中にいるのだから。」

E−6)塚本訳 ヨハ 20:26-27
20:26
八日ののち、弟子たちはまた家の中に
(集まって)いた。今度はトマスも一しょであった。戸には(皆)鍵がかけてあったのに、イエスがはいって来て(彼らの)真中に進み出て、「平安あれ」と言われた。
20:27
それから(すぐ)トマスに言われる、「
指をここに持ってきて、わたしの手(の釘の跡)をよく見てごらん。手を持ってきて、わたしの脇腹に差し込んでみなさい。不信仰をやめて、信ずる者らしくしなさい。

E−7)塚本訳 Tコリ15:3-5
15:3
まえにわたしが(福音の)
一番大切な事としてあなた達に伝えたのは、わたし自身(エルサレム集会から)受けついだのであるが、キリストが聖書(の預言)どおりにわたし達の罪のために死なれたこと15:4 葬られたこと、聖書どおりに三日目に復活しておられること、15:5 またケパに、それから十二人(の弟子)に、御自分を現わされたことである。


F 死は栄光への凱旋。病気は信仰で突破。

F−1)塚本訳 ルカ 9:51
9:51
イエスは
(いよいよ)昇天の日が迫ったので、決然としてその顔をエルサレムへ向けて進み、

F−2)塚本訳 ヨハ 12:28
12:28
『お父様、(どうかわたしを御心のままになさって、)あなたの御名の栄光をあらわしてください!』」すると天から声がひびいた、「わたしは(あなたの業で)すでに(わたしの)栄光をあらわした。
(今)また(あなたの苦しみによって)栄光をあらわすであろう。

F−3)塚本訳 ヨハ 12:24
12:24
アーメン、アーメン、わたしは言う、
一粒の麦は、地に落ちて死なねば、いつまでもただの一粒である。しかし死ねば、多くの実を結ぶ。(だからわたしは命をすてる。)


F−4)塚本訳 ヨハ 15:13
15:13
(わたしは
あなた達のために命を捨てる。友人のために命を捨てる以上の愛はないのだ。

F−5)塚本訳 ルカ 9:22
9:22
そして、「人の子(わたし)は多くの苦しみをうけ、長老、大祭司連、聖書学者たちから排斥され、殺され、そして三日目に復活せねばならない。(神はこうお決めになっている)」と言われた。

F−6)塚本訳 マコ 10:45
10:45
人の子(わたし)が来たのも仕えさせるためではない。仕えるため、多くの人のあがない金としてその命を与えるためである。

F−7)塚本訳 ヨハ 13:8
13:8
ペテロが言う、「わたしの足は、いつまでも絶対に洗わないでください。」イエスは答えられた、「わたしが(足を)洗ってやらないなら、あなたはわたしとなんの関係もない人だ。」

F−8)塚本訳 ヨハ 4:38
4:38
(すなわち)わたしはあなた達をやって、あなた達が自分で苦労しなかったものを刈り取らせる。ほかの人々が苦労し、あなた達はその労(の実)を取り入れるのである。(あなた達はわたしがまいたものを、ただ取り入れるだけでよいのだ。)」

F−9)塚本訳 マタ 26:27-28
26:27
また杯を取り、(神に)感謝したのち、彼らに渡して言われた、「皆この杯から飲みなさい。
26:28
これは多くの人の罪を赦されるために流す、わたしの約束の血であるから。

F−10塚本訳 Tコリ10:13

10:13 人間の力に余る試みが、あなた達をおそったことはないのである。神は誠実であられる。あなた達が耐えられない程に試みられることを、お許しにならない。試みに添えて、(かならず)逃げ道をもつくっておいてくださるので、それに耐え得るのである。


F−11)塚本訳 ロマ 8:28

8:28 そればかりではない。(わたし達の救いは次のことからも確かである。)わたし達が知っているように、神を愛する者、すなわち(神の)計画に応じて召された者には、すべてのことが救いに役立つのである。


F−12)口語訳   23:4

23:4 たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。

F−13)塚本訳 ヘブ 12:5-6

12:5 また、(親がその)子に話すようにして話される(神の)励ましを忘れてしまっている。──『わが子よ、主の訓練を軽んずるな、処罰されるときに、ひるむな。

12:6 なぜなら、主は愛する者を訓練し、好きな子をすべて懲らしめられる。


F−14)塚本訳 ロマ 8:38-39

8:38 なぜなら、わたしは確信している、死でも命でも、天使でも支配(天使)でも、現在起こっていることでも将来起こることでも、権力(天使)でも、

8:39 高い所のものでも低い所のものでも、その他どんな創造物でも、わたし達の主キリスト・イエスによる神の愛から、わたし達を引き離すことはできない。

F−15)塚本訳 ピリ 1:21

1:21 何故なら、私にとって生きることはキリスト(を生きること、彼が私に生き給うことである。否、彼が私の生命)である。そして死ぬることは(完全にキリストと共に生きることであるから、私にはむしろ)利益である。

F−16)塚本訳 黙  14:13
14:13
また私は天から声が(こう)言うのを聞いた、「書け、
『今から後主にあって死ぬる死人は幸福である。』」御霊も言い給う、「然り、彼らはその労苦(はたらき)を休息む(やす)(ことが出来る)であろう。その(為した)業が彼らに随(つ)いて行くのであるから!」と。

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