190421

                          ΙΧΘΥΣ イクスス()    

イエ(イエス)、クリス(キリスト)、セ()、ヒュ()、ソ(救い主)

聖書で聖書を読む 

死の河を渡る時に

・・・主の言葉と業を思い出す・・・

 

2019年4月21日 東京聖書読者会 高橋照男

 

@山本政則告別式弔辞。 感謝、御礼としての信仰告白

@−1)人生の意義は、来世に入るための準備
@−2)死は神のもとでの眠り。霊の人格は永遠に生き続ける。
@−3)最後の日には霊体で有体的に復活する
@−4)一番大切なことは「十字架による罪の赦しと有体的復活」
@−5)今から後主にあって死ぬる死人は幸福である



A「安心せよ」という神の言葉

A−1)塚本訳 ヨハ 6:62-63
6:62
それなら、もし人の子(わたし)が(地上に下りてくる)前にいた所に上るのを見たら、どうであろう。そのときあなた達は、肉を食い血を飲むのが、
霊の意味であったことに気づくであろう。
6:63
霊が命を与える。肉はなんの役にも立たない。
いまわたしがあなた達に話した言葉は、霊である。だから、命である

A−2)塚本訳 マタ 9:1-2
9:1
それから舟に乗って(湖を)渡り、自分の町(カペナウム)に来られた。
9:2
するとそこに、人々が寝床にねている一人の中風の者をつれて来た。イエスはその人たちの信仰を見て(驚き)、中風の者に言われた、「子よ、
安心せよ、いまあなたの罪は赦された。」

A−3)塚本訳 マタ 9:20-22
9:20
するとそこに、十二年も長血にかかっていた女が近寄ってきて、後ろからイエスの上着の裾にさわった。
9:21
「お召物にさわるだけでも、なおるにちがいない」と、ひそかに思ったのである。
9:22
イエスは振り向いて、女を見ながら言われた、「
娘よ、安心しなさい、あなたの信仰がなおした。」するとちょうどその時から、女はなおった。

A−4)塚本訳 マコ 10:49-52
10:49
イエスは立ち止まって、「あれを呼べ」と言われた。人々が盲人を呼んで言う、「
安心せよ。起きよ。お呼びだ。
10:50
盲人は上着をぬぎ捨て、躍り上がってイエスの所に来た。
10:51
イエスが彼に言われた、「何をしてもらいたいのか。」盲人がこたえた、「先生、見えるようになりたい。」
10:52
そこでイエスが、「お帰り。
あなたの信仰がなおした」と言われると、すぐ見えるようになって、イエスの旅行について行った。

A−5)塚本訳 マタ 28:18-20
28:18
イエスは近寄ってきて十一人に言われた、「(いまや)天上地上一切の権能が、(父上から)わたしに授けられた。
28:19
それゆえに、行ってすべての国の人を(わたしの)弟子にせよ、父と子と聖霊の名で洗礼を授け、
28:20
わたしがあなた達に命じたことを皆守るように教えながら。
安心せよ、世の終りまでいつもわたしがあなた達と一しょにいるのだから。」

A−6)塚本訳 ヨハ 16:33
16:33
これらのことを話したのは、あなた達がわたしに(しっかり)結びついていて、平安を保つことができるためである。この世ではあなた達に苦しみがある。しかし
安心していなさい。わたしがすでに世に勝っている。」

 

B主による死人の復活

 

B−1)塚本訳 ルカ 7:12-15
7:12
町の門の近くに来られると、ちょうど、ある独り息子が死んで、(棺が)舁き出されるところであった。母は寡婦であった。町の人が大勢その母に付添っていた。
7:13
主は母を見て不憫に思い、「そんなに泣くでない」と言って、
7:14
近寄って棺に手をかけ──担いでいる者は立ち止まった──「若者よ、あなたに言う、起きよ!」と言われた。
7:15
すると死人が起き上がって物を言い出した。イエスは『彼を母に渡された。』

B−2)塚本訳 ルカ 8:49-50
8:49
イエスがまだ話しておられるところに、礼拝堂監督の家からひとりの人が来て(監督に)言った、「お嬢さんはもうなくなりました。先生にこれ以上御迷惑をかけられないように。」
8:50
イエスは聞いて監督に言葉をかけられた、「こわがることはない。ただ信ぜよ。そうすれば助かる。

B−3)塚本訳 ルカ 8:52-55
8:52
(集まった)人々が皆泣いて、女の子のために悲しんでいた。イエスが言われた、「泣くな。死んだのではない、眠っているのだ。」
8:53
人々は死んだことを知っているので、あざ笑っていた。
8:54
しかしイエスは女の子の手を取り、声をあげて「子よ、起きなさい!」と呼ばれると、
8:55
霊がもどって、即座に女の子は立ち上がった。イエスは(何か)食べさせるように言いつけられた。

 

(ラザロの死と復活)

B−4)塚本訳 ヨハ 11:3-4
11:3
マリヤとマルタとはイエスに使をやって、「
主よ、大変です。あなたの可愛がっておられる人が病気です」と言わせた。
11:4
イエスは聞いて言われた、「これは死ぬための病気ではない。神の栄光のためである。すなわち(神の栄光をあらわすために、)神の子(わたし)がこれによって栄光を受けるためである。」

B−5)塚本訳 ヨハ 11:14-15
11:14
そこでイエスが今度ははっきり言われた、「ラザロは死んだのだ。
11:15
わたしがそこにいなかったことを、あなた達のために喜ぶ。あなた達の信仰を強めることができるからだ。さあ、ラザロの所に行こう。」

B−6)塚本訳 ヨハ 11:25-26
11:25
イエスがマルタに言われた、「わたしが復活だ、命だ。(だから)私を信じている者は、死んでも生きている。
11:26 また、だれでも生きて私を信じている者は、永遠に死なない。このことが信じられるか。

B−7)塚本訳 ヨハ 11:43-44
11:43
こう言ったのち、大声で、「ラザロ、出て来い」と叫ばれた。
11:44
死人が手足を包帯で巻かれたまま、(墓から)出てきた。顔は手拭で包まれていた。イエスは「解いてやって(家に)帰らせなさい」と人々に言われた。

C神がイエスを復活させた

C−1)塚本訳 ヨハ 20:6-9
20:6
続いてシモン・ペテロも来た。彼は墓に入り、
亜麻布が(そのままそこに)あるのを見た。
20:7 また頭をつつんだ手拭は亜麻布と一しょになく、これだけ別の所に、包んだまま(の形)になっていた。
20:8
すると先に墓に着いたもう一人の弟子も入ってきて、見て、信じた。
20:9 イエスは死人の中から復活されねばならないという聖書の言が、(この時まで)まだ彼らにわかっていなかったのである。

C−2)塚本訳 ヨハ 20:16-18
20:16
(こう言って、また墓の方を向いていると、)
イエスが「マリヤ!」と言われる。マリヤが振り向いて彼に、ヘブライ語で「ラボニ!(すなわち「先生!」)と言う。(そしてイエスに抱きつこうとした。)20:17 イエスが言われる、「わたしにすがりつくな。まだ父上の所に上っていないのだから。わたしの兄弟たち(弟子たち)の所に行って、『わたしは、わたしの父上、すなわちあなた達の父上、わたしの神、すなわちあなた達の神の所に上る』と言いなさい。
20:18
マグダラのマリヤは行って弟子たちに、「わたしは主にお目にかかった」、また、主がこのことを彼女に言われた、と報告した。

C−3)塚本訳 ルカ 24:22-27
24:22
ところがまた、仲間の女たちがわたし達をびっくりさせました。──この女たちは朝早く墓に行ったが、
24:23
お体が見つからずにかえって来て、天使たちがあらわれ、あの方は生きておられる、と告げたと言うのです。
24:24
そこで仲間の男が二三人
墓に行って見ると、はたして女たちの言うとおり(墓は空っぽ)だったが、(生きておられるという)その方は見えなかったのです。」
24:25
彼らに言われた、「ああ、預言者たちの言ったことを何一つ信じない、悟りの悪い、心の鈍い人たちよ!
24:26
救世主は栄光に入るために、そのような苦しみを受けねばならなかったのではないのですか。」
24:27
そして(預言者)モーセから始めて、すべての預言者が
御自分につき聖書全体において言っていることを説明された。

C−4)塚本訳 ルカ 24:31-32
24:31
(その時)二人の目が開けて、その方とはっきりわかった。すると(また)その姿が見えなくなった。
24:32
二人は語り合うのであった、「(そう言えば、)道々わたし達に話をされたり、
聖書を説き明かされたりした時に、胸の中が熱くなったではないか」と。
24:33 時を移さず二人は立ち上がってエルサレムに引き返して見ると、十一人とその仲間とが集まっていて、
24:34 ほんとうに主は復活して、シモン(・ペテロ)に御自分を現わされた」と話してくれた。


D人の生と死は神が完全に掌握している

D−1)塚本訳 マタ 8:5-10
8:5
カペナウムに帰られると、一人の百卒長がそばに来て願って
8:6
言った、「主よ、うちの下男が中風で家にねていて、ひどく苦しんでおります。……
8:7
彼に言われる、「(ユダヤ人の)このわたしが、(異教人のあなたの家に)行ってなおすのか。」
8:8
百卒長は答えた、「主よ、わたしはあなたを、うちの屋根の下にお迎えできるような者ではありません。(ここで)ただ一言、言ってください。そうすれば下男は直ります。
8:9 というのは、わたし自身も指揮権の下にある人間であるのに、わたしの下にも兵卒がいて、これに『行け』と言えば行き、ほかのに『来い』と言えば来、また僕に『これをしろ』と言えば(すぐ)するからです。(ましてあなたのお言葉で、病気が直らないわけはありません。)」
8:10
イエスは聞いて驚き、ついて来た人たちに言われた、「アーメン、わたしは言う、イスラエル人の中でも、こんなりっぱな信仰をもっている者を一人も見たことがない。

D−2)塚本訳 マタ 10:28-31
10:28
体を殺しても、魂を殺すことの出来ない者を恐れることはない。ただ、魂も体も地獄で滅ぼすことの出来るお方を恐れよ。
10:29
雀は二羽一アサリオン(三十円)で売っているではないか。しかしその一羽でも、あなた達の父上のお許しなしには地に落ちないのである。
10:30
ことにあなた達は、髪の毛までも一本一本数えられている。
10:31
だから恐れることはない。多くの雀よりもあなた達は大切である。

D−3)塚本訳 ルカ 15:4
15:4
「あなた達のうちのだれかが羊を百匹持っていて、その一匹がいなくなったとき、その人は九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を、見つけ出すまではさがし歩くのではないだろうか。


D−4)塚本訳 ルカ 23:42-43
23:42
それから(イエスに)言った、「イエス様、こんどあなたのお国と共にお出でになる時には、どうかわたしのことを思い出してください
23:43
「イエスが言われた、「アーメン、わたしは言う、(その時を待たずとも、)あなたはきょう、わたしと一しょに極楽(パラダイス)にはいることができる。

D−5)塚本訳 ヨハ 14:1-2
14:1
(あなた達の来られない所にわたしが行くからとて、)心を騒がせるな。神を信ぜよ、またわたしを信ぜよ。
14:2 父上のお家には、沢山住居がある。(あなた達は一人のこらず、そこに住むことが出来る。)もしそうでなかったら、『あなた達のために場所の準備に行く』と言うわけがないではないか。

D−6)塚本訳 ヨハ 14:18
14:18
わたしは父上の所に行くけれども、あなた達を孤児(みなしご)にはしておかない。(すぐ)かえって来る。

D−7)塚本訳 マタ 8:25-27
8:25
弟子たちがそばに来て、「主よ、お助けください、溺れます」と言って起した。
8:26
彼らに言われる、「なんでそんなに臆病なのか、信仰の小さい人たちよ!」それから起き上がって風と湖とを叱りつけられると、(たちどころに)大凪(おおなぎ)になった。

D−8)塚本訳 マタ 14:27-31
14:27
しかしイエスはすぐ彼らに話しかけて言われた、「安心せよ、わたしだ。こわがることはない。
14:28
ペテロが答えた、「主よ、あなたでしたら、どうかわたしに命令して、水の上を歩いてあなたの所へ行かせてください。」

14:29
こちらに来なさい」とイエスが言われた。ペテロは舟から下り、水の上を歩いてイエスの所へ行った。
14:30
しかし(いま一足という所で)強い風を見たため、おじけがつき、沈みかけたので、「主よ、お助けください」と叫んだ。
14:31
イエスはすぐ手をのばし、ペテロをつかまえて言われる、「信仰の小さい人よ!なぜ疑うのか。」
D−9)塚本訳 マコ 9:22-23
9:22
霊はこの子を殺そうとして、幾たびか、火の中、水の中に投げ込みました。それでも、もしなんとかお出来になるなら、わたしども(親子)を不憫と思って、お助けください。
9:23 イエスは言われた、「もしお出来になるなら(と言うの)か。信ずる者にはなんでも出来る。

D−10)塚本訳 マタ 22:29-32
22:29
イエスは答えられた、「あなた達は聖書も神の力も知らないので、間違いをしている。
22:30 復活の折には、めとることもなく嫁ぐこともなく、ちょうど天の使いのようである。
22:31
死人の復活については、(聖書にはっきり書いてある。)神があなた達に言われたこの言葉を読んだことがないのか。──
22:32
“わたしはアブラハムの神、またイサクの神、またヤコブの神である”と。(ところで)神は死人の神ではなく、生きている者の神である。(だからアブラハム、イサクなども復活して、今生きているわけではないか。)

D−11)塚本訳 マタ 18:19-20
18:19
なお、アーメン、わたしは言う、何事によらず、もしあなた達のうちの
二人が心を一つにして地上で祈るならば、わたしの天の父上は(きっとその願いを)かなえてくださるだろう
18:20
二人、三人、わたしの名によって集まっている所には、わたしがいつもその真中にいるのだから。」

D−12)塚本訳 ヨハ 3:16-17

3:16 そのゆえは、神はその独り子を賜わったほどにこの世を愛されたのである。これはその独り子を信ずる者が一人も滅びず、永遠の命を持つことができるためである。
3:17 神は世を罰するためにその子を世に遣わされたのではなく、子によって世を救うためである。

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