191019-2

                      ΙΧΘΥΣ イクスス()    

イエスス(イエス)クリス(キリスト)、セオス()、ヒュオス()、ソテル(救い主)

福音書で福音書を読む  

魂の休息(マタイ1128-30

・・・罪からの解放・・・

2019年10月20日 東京聖書読者会 高橋照男

@塚本訳 マタ 11:28-30

11:28 さあ、A疲れている者、重荷を負っている者はだれでも、Bわたしの所に来なさい休ませてあげよう。

11:29 わたしは心がやさしく、高ぶらないから、わたしの軛(くびき)を負ってわたしの弟子になりなさい、そうすれば“C魂の休息が得られよう。”

11:30 Dわたしの軛(くびき)は甘く、わたしの荷は軽い

 

@各種翻訳並読・・・マタイ1128-30

 

@−1)文語訳1917

1128凡て勞する者・重荷を負ふ者、われに來れ、われ汝らを休ません。

1129我は柔和(にうわ)にして心卑(こころひく)ければ、我が軛を負ひて我に學べ、さらば靈魂(たましひ)に休息(やすみ)を得ん

1130わが軛は易(やす)く、わが荷は輕(かろ)ければなり』

 

@−2)口語訳1955

11:28 すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。

11:29 わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。

11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。

 

@−3)塚本訳1963

11:28 さあ、疲れている者、重荷を負っている者はだれでも、わたしの所に来なさい、休ませてあげよう。

11:29 わたしは心がやさしく、高ぶらないから、わたしの軛(くびき)を負ってわたしの弟子になりなさい、そうすれば“魂の休息が得られよう。”

11:30 わたしの軛(くびき)は甘く、わたしの荷は軽い。」

 

@−4)新改訳1970

11:28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。

11:29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。

11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

 

@−5)前田訳1978

11:28 すべて疲れたもの、重荷を負うものは、わたしのところに来たれ。休ませてあげよう。

11:29 わたしは柔和で高ぶらないから、わが軛(くびき)を取ってわたしに学びなさい。そうすれば心にいこいを得よう。

11:30 わが軛(くびき)はやさしく、わが荷は軽いから」と。

 

@−6)新共同訳1987

11:28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。

11:29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。

11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」

 

@−7)岩波翻訳委員会訳1995

1128私のもとに来なさい。あなたたち、労し、重荷を負ったすべての者たち。そうすればこの私が、あなたたちに安らぎを与えよう。

1129私の軛(くびき)をとって自分に負い、私から学びなさい。なぜなら私は柔和で心が低く、あなたたちは自分の心に安らぎを見いだすであろうから。

1130私の軛(くびき)は担いやすく、私の荷は軽いからである」。

 

@−8)フランシスコ会聖書研究所訳2011

1128労苦し、重荷を負っている者はみな、わたしのもとに来なさい。

1129わたしの心は柔和で、謙遜であるから、わたしの軛(くびき)を受け入れ、わたしに学びなさい。そうすれば、あなた方は魂の安らぎを見出す。

1130わたしの軛(くびき)は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。

 

@−9)聖書協会共同訳2018

1128すべて重荷を負って苦労している者は、私のもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう。

1129私は柔和で、心がへりくだった者だから、私の軛(くびき)を負い、私に学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に安らぎが得られる。

1130私の軛(くびき)は負いやすく、私の荷は軽いからである。」

 

 

A 疲れている者、重荷を負っている者・・・ヨハネ16:22  

 

A−1)文語訳1917

1622(か)く汝らも今は憂(うれひ)あり、されど我ふたたび汝らを見ん、そのときなんぢらの心よろこぶべし、その喜悦(よろこび)を奪ふ者なし。

 

A−2)口語訳1955

16:22 このように、あなたがたにも今は不安がある。しかし、わたしは再びあなたがたと会うであろう。そして、あなたがたの心は喜びに満たされるであろう。その喜びをあなたがたから取り去る者はいない。

 

A−3)塚本訳1963

16:22 だから、(同じく)あなた達にも今は悲しみがあるが、わたしはもう一度あなた達に会うのだから、(その時)あなた達の心は喜ぶであろう。そしてあなた達からその喜びを奪う者はだれもない。

 

A−4)新改訳1970

16:22 あなたがたにも、今は悲しみがあるが、わたしはもう一度あなたがたに会います。そうすれば、あなたがたの心は喜びに満たされます。そして、その喜びをあなたがたから奪い去る者はありません。

 

A−5)前田訳1978

16:22 そのように、あなた方も今は悲しみがある。しかしわたしがまた会うと、あなた方の心はよろこぼう。そしてだれもそのよろこびをあなた方から奪うまい。

 

A−6)新共同訳1987

16:22 ところで、今はあなたがたも、悲しんでいる。しかし、わたしは再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。

 

A−7)岩波翻訳委員会訳1995

1622ところであなたがたにも今は悲しみがある。だが、再び私を見て、あなたがたの、心は喜ぶこととなり、その喜びをあなたがたから奪うものは誰もない。

 

A−8)フランシスコ会聖書研究所訳2011

1622さて、あなた方も、今は悲しんでいるが、わたしは再びあなた方に会うことになる。そして、あなた方の心は喜ぶ。その喜びを、誰もあなた方から取り去ることはない。

 

A−9)聖書協会共同訳2018

1622このように、あなたがたにも、今は苦しみがある。しかし、私は再びあなたがたと会い、あなたがたは心から喜ぶことになる。その喜びをあなたがたから奪い去る者はいない。

 

 

B わたしの所に来なさい・・・ヨハネ8:12 

 

B−1)文語訳1917

"430812","かくてイエスまた人々に語りて言ひ給ふ『われは世の光なり、我に從ふ者は暗き中を歩まず、生命の光を得べし』"

 

B−2)口語訳1955

8:12 イエスは、また人々に語ってこう言われた、「わたしは世の光である。わたしに従って来る者は、やみのうちを歩くことがなく、命の光をもつであろう」。

 

B−3)塚本訳1963

8:12 (同じ大祭の日に、)イエスはまた人々に語られた、「わたしが世の光である。わたしに従う者は、決して暗やみを歩かない。そればかりか、命への光を持つことができる。」

 

B−4)新改訳1970

8:12 イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」

 

B−5)前田訳1978

8:12 またイエスは人々に語られた、「わたしは世の光である。わたしに従うものはたえて闇の中を歩まず、いのちの光を持とう」と。

 

B−6)新共同訳1987

8:12 イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」

 

B−7)岩波翻訳委員会訳1995

430812さて、イエスは再び彼らに語った、「私は世の光である。私についてくる者は闇のうちを歩むことなく、命の光を持つことになる」と言って。

 

B−8)フランシスコ会聖書研究所訳2011

812 再び、イエスは人々にこうお話しになった、「私は世の光である。私に従う者は、決して闇の中を歩くことなく、命の光を得るであろう」。

 

B−9)聖書協会共同訳2018

812イエスは再びお話しになった。「わたしは世の光である。わたしに従う者は闇の中を歩かず、命の光を持つ。」

 

 

C 魂の休息・・・ヨハネ16:33

 

C−1)文語訳1917

1633此等(これら)のことを汝らに語りたるは、汝ら我に在りて平安を得んが爲なり。なんぢら世にありては患難(なやみ)あり、されど雄々(をを)しかれ。我すでに世に勝てり』

 

C−2)口語訳 ヨハ 16:33

16:33 これらのことをあなたがたに話したのは、わたしにあって平安を得るためである。あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。

 

C−3)塚本訳 ヨハ 16:33

16:33 これらのことを話したのは、あなた達がわたしに(しっかり)結びついていて、平安を保つことができるためである。この世ではあなた達に苦しみがある。しかし安心していなさい。わたしがすでに世に勝っている。」

 

C−4)新改訳1970

16:33 わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」

 

C−5)前田訳1978

16:33 これらをいったのは、あなた方がわたしにあって平安を持つためである。世にあって、あなた方にはなやみがある。しかし、安んぜよ、わたしはすでに世に勝っている」と。

 

C−6)新共同訳1987

16:33 これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

 

C−7)岩波翻訳委員会訳1995

1633私のうちにあって、あなたがたに平和があるようにと、これらのことをあなたがたに語って来た。世にあって、あなたがたには苦しみがある。しかし、勇気を出せ。私は世に対して〔すでに〕勝利をおさめたのだ」。

 

C−8)フランシスコ会聖書研究所訳2011

1633これらのことを話したのは、わたしによって、あなた方が平和を得るためである。あなた方は世にあって苦しむ。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に打ち勝ったのである。

 

C−9)聖書協会共同訳2018

1633これらのことを話したのは、あなたがたが私によって平和を得るためである。あなたがたは世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。私はすでに世に勝っている。」

 

 

D わたしの軛(くびき)は甘く、わたしの荷は軽い・・・ヨハネ4:38

 

D−1)文語訳1917

"430438",我なんぢらを遣(つかは)して、勞(らう)せざりしものを刈らしむ。他の人々さきに勞(らう)し、汝らはその勞を収(をさ)むるなり

 

D−2)口語訳1955

4:38 わたしは、あなたがたをつかわして、あなたがたがそのために労苦しなかったものを刈りとらせた。ほかの人々が労苦し、あなたがたは、彼らの労苦の実にあずかっているのである」。

 

D−3)塚本訳1963

4:38 (すなわち)わたしはあなた達をやって、あなた達が自分で苦労しなかったものを刈り取らせる。ほかの人々が苦労し、あなた達はその苦労(の実)を取り入れるのである。(あなた達はわたしがまいたものを、ただ取り入れるだけでよいのだ。)

 

D−4)新改訳1970

4:38 わたしは、あなたがたに自分で労苦しなかったものを刈り取らせるために、あなたがたを遣わしました。ほかの人々が労苦して、あなたがたはその労苦の実を得ているのです。」

 

D−5)前田訳1978

4:38 わたしはあなた方をつかわして、あなた方自身が苦労しなかったものを刈らせる。苦労したのはほかの人で、あなた方は彼らの苦労を取り入れに来ている」と。

 

D−6)新共同訳1987

4:38 あなたがたが自分では労苦しなかったものを刈り入れるために、わたしはあなたがたを遣わした。他の人々が労苦し、あなたがたはその労苦の実りにあずかっている。

 

D−7)岩波翻訳委員会訳1995

430438私はあなたがたを、自分たちの労苦しなかったものを刈り入れさせるために遣わした。他の人々が労苦し、あなたがたはその人々の労苦〔の成果〕に与っているのだ」。

 

D−8)フランシスコ会聖書研究所訳2011

438 わたしはあなた方を遣わした。自分で苦労しなかったものを、あなた方に刈り取らせるためである。ほかの人々が苦労してあなた方はその労苦のお陰をこうむっている」。

 

D−9)聖書協会共同訳2018

38わたしがあなたがたを遣わしたのは、あなたがたが自ら労苦しなかったものを刈り入れるためである。他の人々が労苦し、あなたがたはその労苦の実りにあずかっているのである。

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system