200322-1

                

さかなまーく ΙΧΘΥΣ イクスス()    

イエスス(イエス)クリス(キリスト)、セオス()、ヒュオス()、ソテル(救い主)

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礼拝とは何か

・・・神に召された者の姿・・・

2020年3月22日 東京聖書読者会 高橋照男

 

キリスト者の皆様お早うございます。昨日(3月21日)来たキリスト新聞のトップ記事は「礼拝をどうする? 揺れる教会の現場」。新型コロナウィルスの感染予防のため、「人が集まる」カトリックのミサも プロテスタント教会の礼拝も 無教会の「内村鑑三記念講演会」(東京 名古屋)も中止。ここで「人が集まる礼拝」とは何かを考える良い機会が与えられた。神の子イエスに聞いてみよう。パウロや神学者に聞くとまとまらない。

塚本訳 ヨハ 4:20-24
4:20
(それでお尋ねしたいのですが、)わたし達の先祖はこの(ゲリジム)山で(神を)礼拝したのに、あなた達(ユダヤの人)は、礼拝すべき場所はエルサレムだと言われます。(どういう訳でしょうか。)」
4:21
イエスが言われる、「女の人、わたし(の言葉)を信じなさい。(間もなく)あなた達が、この山でもエルサレムでもなく(どこででも、)父上を礼拝する時が来る。
4:22
ただ(同じ神を、)あなた達は知らずに礼拝し、わたし達は知って礼拝している。救いはユダヤ人から出る(のでわたし達だけに神が示された)からである。
4:23
しかし(ユダヤ人もサマリヤ人もなく、)本当の礼拝者が霊と真理とをもって父上を礼拝する時が来る。いや、今もうきている。父上もこんな礼拝者を求めておられるのである。
4:24
神は霊である。だから礼拝者も霊と真理とをもって礼拝せねばならない。」

●このわずか5節の間に「礼拝」という言葉が10回も出てくる。礼拝という行為は人間にとって、クリスチャンにとって重要な要素である。それは「呼吸」のようなものである。かって某牧師から「無教会では礼拝ということをどう考えているのか」と尋ねられたことがある。このような質問が出るほど、現在の無教会は堕落しているのである。第一に聖書を読まずに「先生の本」を読んで左翼集団化している。信仰が神学化して、知的遊びの集団に堕落している。アノ田川健三は「無教会に昔日の栄光なし」と言っている。といって氏の集まりでは「祈り」がないので集まるわけにはいかない。ではどうすればよいのか。主に聞けば、ヨハネ福音書4章23節を答えられるであろう。今朝はこの一節を探求してみよう。

●ヨハネ4章23節。邦語100年間の各種翻訳。

聖書協会共同訳2018
23
しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真実をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。父はこのように礼拝をする者を求めておられるからだ。

フランシスコ会聖書研究所訳2011
23
 しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理において、御父を礼拝する時が来る。今がその時である。御父は、このように礼拝する者たちを求めておられるからである。

岩波翻訳委員会訳1995
430423
本物の礼拝者たちが霊と真理のうちにあって父を礼拝するようになる時が来ようとしている。今がその時だ。事実、父は自分を礼拝する人々としてこのような人々を求めているのである。

新共同訳1987
4:23
しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。

前田訳1978
4:23
しかし、真の礼拝者が霊と真で父を拝する時が来る。否、もう来ている。父もこのように彼を拝するものを求めたもう。

新改訳1970
4:23
しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。

塚本訳1963
4:23
しかし(ユダヤ人もサマリヤ人もなく、)本当の礼拝者が霊と真理とをもって父上を礼拝する時が来る。いや、今もうきている。父上もこんな礼拝者を求めておられるのである。

口語訳1955
4:23
しかし、まことの礼拝をする者たちが、霊とまこととをもって父を礼拝する時が来る。そうだ、今きている。父は、このような礼拝をする者たちを求めておられるからである。

文語訳1917
"430423","
されど眞の禮拜者の、靈と眞とをもて父を拜する時きたらん、今すでに來れり。父はかくのごとく拜する者を求めたまふ。"


ヨハネ4章23節。ルター以後500年間の主要国聖書引照のうち、心に響くものを抜粋。拙HP利用。

塚本訳 ヨハ 5:25
5:25
アーメン、アーメン、わたしは言う、死人が(一人のこらず)神の子(わたし)の声を聞く時が来る、いや、今もう来ている。しかし(ただ聞くばかりでなく、ほんとうに)聞き従う者(だけ)が生きる。


口語訳 イザ 66:1-2
66:1
主はこう言われる、「天はわが位、地はわが足台である。あなたがたはわたしのためにどんな家を/建てようとするのか。またどんな所がわが休み所となるのか」。
66:2
主は言われる、「わが手はすべてこれらの物を造った。これらの物はことごとくわたしのものである。しかし、わたしが顧みる人はこれである。すなわち、へりくだって心悔い、わが言葉に恐れおののく者である。


塚本訳 マタ 15:7-9
15:7
偽善者たち!イザヤはあなた達のことをこう言って預言しているが、うまいものである。──
15:8
『この民は口先でわたし[神]を敬いながら、その心は遠くわたしから離れている。
15:9
彼らは(熱心に)わたしを拝むが無駄である、彼らが教えとして教えているのは、人間の(作った)規則であるから。』」


塚本訳 ルカ 18:11-14
18:11
パリサイ人は(得々と)ひとり進み出て、こう祈った、『神様、わたしはほかの人たちのように泥棒、詐欺師、姦淫する者でなく、また、この税金取りのような人間でもないことを感謝します。
18:12
わたしは一週間に二度も断食し、(きまったものの一割税だけでなく、)一切の収入の一割税を納めております。』
18:13
しかし税金取りは(罪に責められ、)遠く(うしろ)の方に立ったまま、目を天に向け(て祈りをささげ)ようともせず、ただ胸をうって、『神様、どうぞこの罪人のわたしをお赦しください』と言った。
18:14
わたしは言う、あの人でなく、この人の方が(神から)信心深いとされて、家にかえっていった。自分を高くする者は皆低くされるが、自分を低くする者は高くされるのである。」


塚本訳 ロマ 8:26
8:26
しかし(創造物やわたし達神の子が苦しんでいると)同じように、御霊も、弱いわたし達を助けてくださる。すなわち、(神のみ心にかなうには)どう何を祈るべきかわからないので、御霊自身が、無言の呻きをもって(わたし達の祈りを神に)執り成してくださるのである。


塚本訳 エペ 6:18
6:18
(最後に祈りで武装せよ。すなわち)あらゆる祈りと願いをもって常に御霊において祈れ。そしてそのため(いつも)目を覚まし、あらん限りの根気をもって聖徒達一同のために祈って居れ。


塚本訳 ピリ 3:3
3:3
(割礼は無いが、)私達こそ本当の割礼者である。(その証拠には、)私達は神の霊によって神に仕え、(ただ)キリスト・イエスを誇りとし、(決して)肉に、(人間の特権に)頼らないからだ──


塚本訳 ユダ 1:20-21
1:20
しかし愛する者よ、君達は君達の最も聖なる信仰の上に自分を築き上げ、聖霊において祈り、
1:21
(賜わった)神の愛において自分を守り、永遠の生命に入れ給う私達の主イエス・キリストの憐憫を待ち望め。


口語訳 ヨシ 24:14
24:14
それゆえ、いま、あなたがたは主を恐れ、まことと、まごころと、真実とをもって、主に仕え、あなたがたの先祖が、川の向こう、およびエジプトで仕えた他の神々を除き去って、主に仕えなさい。


塚本訳 ヨハ 1:17
1:17
すなわち律法はモーセをもって与えられたが、恩恵と真理とはイエス・キリストをもって(はじめて)あらわれた。


口語訳 詩  147:11
147:11
主はおのれを恐れる者と/そのいつくしみを望む者とをよみせられる。


塚本訳 Tペテ2:9
2:9
しかし君達は『選ばれた種族、王なる祭司、聖き民族、』神の『所有物なる民』(である。そして君達がかく神の所有物となったのは、)君達を暗から驚くべき光へと召し給うたお方の『功業を宣べるためである』。


塚本訳 Tコリ1:17
1:17
救世主がわたしをお遣わしになったのは、洗礼を授けさせるためでなく、福音を説かせるためなのだから。それも、言葉の上の知恵をもって(説くの)ではない。それでは(人間の言葉の力が大きくなり)、キリストの十字架(の救い)が空虚なものになる恐れがあるからである。


塚本訳 Tコリ10:4
10:4
また皆同じ天与の飲み物を飲んだ。すなわち、ついて来た天与の岩から(出る水を)飲んだのである。そしてこの岩こそ救世主であった。


塚本訳 Tコリ2:14
2:14
しかし(御霊を持たない)生まれながらの人間は、神の霊から出てくることを受け入れない。彼にはそれが馬鹿なことなのである。またそれを理解することも出来ない。(霊のことは)霊的に判断されねばならないからである。


塚本訳 ロマ 9:4-5
9:4
(言うまでもなく、)それはイスラエル人のことである。(彼らは神の)子たる身分(を与えられ、神の)栄光(はその中に住み、)かずかずの契約(は神との間に結ばれ、比類のない)律法、(荘厳な)礼拝、多くの(恩恵の)約束は、(ことごとく)彼らのものである。
9:5
(また、アブラハム、イサク、ヤコブなどの偉大な)祖先たちは彼らのものであり、救世主も人間としては彼らから出られたのである。一切のものの上におられる神なる彼は、永遠に賛美すべきである、アーメン。


塚本訳 Uコリ3:17
3:17
(ここで)主(と)は御霊(のこと)である。主の御霊のあるところには自由が(あるから、ベールが取り除かれるので)ある。


塚本訳 ロマ 1:9
1:9
わたしはこの神を霊をもって、すなわち、その御子の福音を伝えることをもって、礼拝しているのであるが、神がわたしの証人として、


塚本訳 ヨハ 4:24
4:24
神は霊である。だから礼拝者も霊と真理とをもって礼拝せねばならない。」


塚本訳 ヨハ 5:25
5:25
アーメン、アーメン、わたしは言う、死人が(一人のこらず)神の子(わたし)の声を聞く時が来る、いや、今もう来ている。しかし(ただ聞くばかりでなく、ほんとうに)聞き従う者(だけ)が生きる。


塚本訳 ヨハ 16:32
16:32
見ていなさい、みなちりぢりになって自分の家にかえり、わたしを独りぼっちにする時が来るから、いや、もう来ている。しかしわたしは独りぼっちではない、父上がいつも一しょにいてくださるのだから。


塚本訳 エペ 2:18
2:18
というのは、(今)私達二つの者が、(イスラエル人も異教人も、)一つの霊で父(なる神)に近づくことが出来るのは彼によるのであるからである。


塚本訳 ロマ 12:1
12:1
(このように、神は偉大な計画によって人類を一人のこらず救おうとしておられるのであって、救いは確かである。)だから、兄弟たちよ、わたしは神のこの慈悲を指してあなた達に勧める。あなた達の体を(感謝のしるしとして神に)捧げよ。この生きた聖なる犠牲こそ、神のお気に入るものであり、(霊なる神を拝むにふさわしい、)あなた達の霊的な礼拝である。(あなた達の礼拝は動物を供えるような不合理なものでなく、全心全霊をささげる合理的な礼拝でなければならならない)


口語訳 エゼ 22:30
22:30
わたしは、国のために石がきを築き、わたしの前にあって、破れ口に立ち、わたしにこれを滅ぼさせないようにする者を、彼らのうちに尋ねたが得られなかった。


●結論
朝の啓示と黙想おわり。昔も今も神に従順に従って礼拝する少数の者がいる。

口語訳 ロマ 11:4-5
11:4
しかし、彼に対する御告げはなんであったか、「バアルにひざをかがめなかった七千人を、わたしのために残しておいた」。
11:5
それと同じように、今の時にも、恵みの選びによって残された者がいる

 

 

 

 

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