200503-1

                

さかなまーく ΙΧΘΥΣ イクスス()    

イエスス(イエス)クリス(キリスト)、セオス()、ヒュオス()、ソテル(救い主)

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主の言葉は、常に緊急事態宣言

・・・神を恐れ、常に目を覚まして祈っておれ・・・

2020年 5月 31日 東京聖書読者会 高橋照男

●キリスト者の皆様お早うございます。昨日(5月1日)は、安倍首相から「緊急事態宣言」のおおむね一か月延長が発せられた。これを聞いて、「主の言葉は常に緊急事態宣言」であると思った。初代教会は「マラナ・タ(主よ来たりませ)」と言って緊張の生活をした。今朝はこのことを学ぼう。

●主は常に「緊急事態宣言を発しておられた。

塚本訳 ルカ 21:9-11
21:9
戦争や暴動と聞いた時に、びっくりするな。それらのことはまず“おこらねばならないことである”が、しかし(まだ)すぐ最後ではないのだから。」
21:10
それから言われた、「(世の終りが来る前に、)“民族は民族に、国は国に向かって(敵となって)立ち上がり、”
21:11
また大地震や、ここかしこに疫病や飢饉があり、いろいろな恐ろしいこと、また天に驚くべき前兆があらわれるであろう。

塚本訳 ルカ 21:34-36
21:34
注意せよ、大酒を呑み、二日酔いをし、またこの世のことを心配して、頭が鈍くなっていると、“罠が”落ちるように、だしぬけにかの日があなた達に臨まないとはかぎらない。
21:35
その日は"地の"全面"に住んでいる者に"一人のこらず襲いかかるのだから。
21:36 目を覚まして常に祈っておれ、すべてこれら将来の出来事からのがれて、人の子(わたし)の前に立ち得るようにと。

塚本訳 ルカ 12:42-46
12:42
主が言われた、「(旅行に出かける)主人が一人の番頭を(えらんで)召使たちの上に立て、時間時間にきまった食事を与えさせることにした場合に、いったいどんな番頭が忠実で賢いのであろうか。
12:43
それは主人がかえって来たとき、言いつけられたとおりにしているところを見られる僕で、その僕こそ幸いである。
12:44
本当にあなた達に言う、主人は彼に全財産を管理させるに違いない。
12:45
しかしその僕が、主人のかえりはおそい、と心の中で考えて、下男や下女をなぐったり、飲んだり食ったり酔っぱらったりし始めていると、予期せぬ日、思いもよらぬ時間に、その僕の主人がかえってきて、僕を八つ裂きにし、不信者と同じ目にあわせるにちがいない。
12:46
予期せぬ日、思いもよらぬ時間に、その僕の主人がかえってきて、僕を八つ裂きにし、不信者と同じ目にあわせるにちがいない。

塚本訳 ルカ 17:26-37
17:26
ちょうどノアの(洪水の)時にあったようなことが、人の子の(来る)日にも起るであろう。
17:27
“ノアが箱船に入った”日まで、人々が飲んだり食ったり、嫁にやったり取ったりしていると、洪水が来て、一人のこらず滅ぼしてしまった。
17:28
ロトの時にも、ちょうど同じようなことがあった。人々が飲んだり食ったり、売ったり買ったり、植えたり建てたりしていると、
17:29
ロトがソドムから出た日に、"(神は)天から火と硫黄とを降らせて、"一人のこらず滅ぼしてしまわれた。
17:30
人の子があらわれる日にも同じことが起るであろう。
17:31
その日には、屋根の上におる者は、(何か大切な)家財道具が家の中にあっても下におりて取り出そうとするな。畑におる者も同じく“(家に)もどる”な。
17:32
ロトの妻のことを思え。
17:33
(この世の)命を保とうとする者は(永遠の)命を失い、(この世の命を)失う者は、(永遠に)生きながらえるであろう。
17:34
わたしは言う、その晩、二人の男が一つ寝床にねていると、一人は(天に)連れてゆかれ、他の一人は(地上に)のこされる。
17:35
二人の女が一しょに臼をひいていると、一人は連れてゆかれるが、他の一人はのこされる。」
17:36
[無し]
17:37
弟子たちが尋ねる、(いつ)どこで(その裁きはありますか。)」彼らに言われた、「(時が来れば、いつでも。)死体のある所に、鷲も集まる。」

塚本訳 マタ 24:32-39
24:32
無花果の木で(この天の国の)譬を学ぶがよい。──枝がすでに柔らかになって葉が出ると、夏が近いと知るのである。
24:33
そのようにあなた達も、これから一切のことを見たら、人の子(わたし)が門口近く来ていることを知れ。
24:34 アーメン、わたしは言う、これらのことが一つのこらずおこってしまうまでは、この時代は決して消え失せない。
24:35
天地は消え失せる、しかし(いま言った)わたしの言葉は決して消え失せない。
24:36
ただし(人の子の来る)その日と時間とは、ただ父上のほかだれも知らない。天の使いたちも知らない。
24:37
人の子の来臨は、ちょうどノアの(洪水の)時のようであるから。
24:38
すなわち洪水の前のあのころ、“ノアが箱船に入った”日まで、人々は飲んだり食ったり、嫁にやったり取ったりしていて、
24:39
洪水が来て一人のこらずさらってゆくまで、それに気づかなかった。人の子の来臨もこのようである。

塚本訳 マタ 25:1-13
25:1
(人の子が来る)その時、天の国は、十人の乙女がそれぞれランプを手に持って花婿を迎えに出かけるのにたとえられる。
25:2
そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。
25:3 愚かな女たちはランプを持っていったが、(予備の)油を持ってゆかず、
25:4
賢い女たちは油を入れ物に入れて、ランプと一しょに持っていった。
25:5
ところが花婿がおそくなったので、皆眠気がさして眠っていた。
25:6
すると夜中に、『そら、花婿だ。迎えに出よ』と呼ぶ声がした。
25:7
そこで乙女たちは皆目をさました。それぞれランプを用意した。
25:8
愚かな女が賢い女に言った、『油を分けてくれませんか。わたし達のランプは(油がなくなって)消えそうです。』
25:9
賢い女は答えた、『自分たちとあなた達の分には、とても足りそうにない。それよりも店に行って、自分でお買いなさい。』
25:10
しかし彼らが買いに行っているあいだに花婿が着いたので、用意のできていた(賢い)女たちは花婿と一しょに宴会場に入り、戸はしめられた。
25:11
あとでほかの(愚かな)乙女たちも来て、『御主人さま、御主人さま、あけてください』と言った。
25:12
しかし主人は、『アーメン、わたしは言う。わたしはあなた達を知らない』と答えた(という話)。
25:13
だから(たえず)目を覚ましておれ。あなた達は(人の子が来る)その日も時間も知らないのだから。


●上記のうちルカ21:36がポイントである。キリスト信者の普段のあるべき人生観でもある。これを深く学ぼう。
●ルカ福音書21章36節。邦語100年間の各種翻訳並読。

聖書協会共同訳2018

36しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」

 

フランシスコ会聖書研究所訳2011

36 いつも目を覚ましていなさい。起ころうとしているこれらすべてのことから逃れ、人の子の前に立つ力が与えられるよう祈りなさい」。

 

岩波翻訳委員会訳1995

422136そこで、いつの時でも、祈りながら目を覚ましておれ。起ころうとしているこれらすべてのことから逃れ、人の子の面前に立つことができるようになるためだ」。

 

新共同訳1987

21:36 しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。」

 

前田訳1978

21:36 目を覚ましてつねに祈れ、これら来たるべきことすべてをのがれて、人の子の前に立ちうるように」と。

 

新改訳1970

21:36 しかし、あなたがたは、やがて起ころうとしているこれらすべてのことからのがれ、人の子の前に立つことができるように、いつも油断せずに祈っていなさい。」

 

塚本訳1963

21:36 目を覚まして常に祈っておれ、すべてこれら将来の出来事からのがれて、人の子(わたし)の前に立ち得るようにと。」

 

口語訳1955

21:36 これらの起ろうとしているすべての事からのがれて、人の子の前に立つことができるように、絶えず目をさまして祈っていなさい」。

 

文語訳1917

"422136","この起るべき凡ての事をのがれ、人の子のまへに立ち得るやう、常に祈りつつ目を覺しをれ』"


●ルカ福音書21章36節。ルター以後500年間の主要国聖書の引照で心に響くものを抜粋。拙ホームページ利用  http://www.asahi-net.or.jp/~EJ2T-TKHS/

塚本訳 ルカ 1:19
1:19
天使が答えた、「わたしは(もったいなくも)神の前に立つガブリエルである。あなたにこの喜びのおとずれを伝えるために遣わされたのである。

塚本訳 マタ 24:42
24:42
だから(たえず)目を覚ましておれ。あなた達は主がいつの日来られるか、知らないのだから。

塚本訳 マタ 25:13
25:13
だから(たえず)目を覚ましておれ。あなた達は(人の子が来る)その日も時間も知らないのだから。

塚本訳 マタ 26:41
26:41
目を覚まして、誘惑に陥らないように祈っていなさい。心ははやっても、体が弱いのだから。」

塚本訳 マコ 13:33
13:33
気をつけよ、油断するな。あなた達はその時がいつであるか、知らないのだから。

塚本訳 マコ 14:34
14:34
彼らに言われる、「“心がめいって、”“死にたいぐらいだ。”ここをはなれずに、目を覚ましていてくれ。」

塚本訳 マコ 14:38
14:38
あなた達、目を覚まして、誘惑に陥らないように祈っていなさい。心ははやっても、体が弱いのだから。」

塚本訳 マコ 13:37
13:37
わたしはあなた達に言うことをすべての人に言う、『目を覚ましておれ』と。」

塚本訳 ルカ 12:37-40
12:37
主人がかえって来たとき、目を覚ましているところを見られる僕たちは幸いである。アーメン、わたしは言う、主人の方で裾をひきからげて、僕たちを食卓につかせ、そばに来て給仕をしてくれるであろう。
12:38
第二夜回りのころにせよ、第三夜回りのころにせよ、主人がかえって来たとき、こうして(目を覚まして)いるところを見られたら、その人たちは幸いである。
12:39
あなた達はこのことを知っているはずだ。──何時に泥坊が来るとわかっておれば、家の主人は(目を覚ましていて、)みすみす家に忍び込ませはしないであろう。
12:40
あなた達も用意していなさい。人の子(わたし)は思いがけない時に来るのだから。」

塚本訳 ルカ 18:1
18:1
なお、気を落さずに常に祈るべきことについて、一つの譬をひいて弟子たちに話された、

塚本訳 マタ 5:18
5:18
アーメン、わたしは言う、天地が消え失せても、(そこに書かれている)すべてのことが実現するまでは、律法(と預言書)から、その一点一画といえども決して消え失せない。

塚本訳 マコ 14:35
14:35
そしてなお少し(奥に)進んでいって、地にひれ伏し、出来ることなら、この時が自分の前を通りすぎるようにと祈って

塚本訳 ルカ 18:7
18:7
(こんな男でもこのとおり。)まして神が、夜昼叫んでいるその選ばれた人々のために仕返し(の裁判)をせず、気長に放っておかれることがあろうか。

塚本訳 ルカ 10:3-4
10:3 行け、いまわたしがあなた達を送り出すのは、羊を狼の中に入れるようなものだ。
10:4 (だからただ信仰で武装せよ。)財布も旅行袋も持ってゆかず、靴もはくな。だれにも道で挨拶をするな。

塚本訳 ルカ 21:31-32
21:31
そのようにあなた達も、これらのことがおこるのを見たら、神の国が近くに来ていることを知れ。
21:32
アーメン、わたしは言う、(これらのことが)一つのこらずおこってしまうまでは、この時代は決して消え失せない。


塚本訳 ルカ 21:28-30
21:28
それでこれらのことがおこり始めたら、体を伸ばし、頭をあげなさい。あなた達のあがない(の時)が近づいたのだから。」
21:29
(こう言ったあと、)また一つの譬をひいて彼らに話された。──「無花果の木をはじめ、すべての木を見なさい。
21:30
すでに芽が出ると、それを見て、ひとりでにはや夏が近いと知るのである。

 


●結論

人類に神を恐れる恐れが生まれない限り、新型コロナは終息しない。

塚本訳 マタ 10:28
10:28
体を殺しても、魂を殺すことの出来ない者を恐れることはない。ただ、魂も体も地獄で滅ぼすことの出来るお方を恐れよ。

 

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