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さかなまーく ΙΧΘΥΣ イクスス()    

イエスス(イエス)クリス(キリスト)、セオス()、ヒュオス()、ソテル(救い主)

聖書で聖書を読む 

 

残りの日を数える

・・・詩編第90篇12節に学ぶ・・・


2021年 2月 21日 家庭礼拝 高橋照男

 

キリスト者の皆様お早うございます。年初めには私達二人の親族23名の「誕生日命日一覧表」を作成する。孫は孫なりに、老人は老人なりにその年齢相応に意義があるので感慨深い。私自身は本年7月13日で満78歳なので、いよいよ80歳が近くなったなーと思った。そこで浮かんだのが詩編90編の12節である。今朝はこれを学んでみよう。

まず、詩編90篇12節の邦語100年間の各種翻訳並読。

聖書協会共同訳2018

090 012

残りの日々を数えるすべを教え/知恵ある心を私たちに与えてください。

 

フランシスコ会訳2013
012
残りの日を数えることをわたしたちに教え、
知恵の心をわたしたちに得させてください。

 

新共同訳1987
90:12 
生涯の日を正しく数えるように教えてください。知恵ある心を得ることができますように。

 

 

新改訳1970
90:12 
それゆえ、私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして私たちに知恵の心を得させてください。

 

口語訳1955
90:12 われらにおのが日を数えることを教えて、知恵の心を得させてください。 

 

文語訳1917
90:12 
願くはわれらにおのが日をかぞふることををしへて智慧のこころを得しめたまへ

 

次に「私自身が作る聖書引照」

塚本訳 ルカ 16:9-10

16:9 それでわたしもあなた達に言う、あなた達も(この番頭に見習い、今のうちにこの世の)不正な富を利用して、(天に)友人[神]をつくっておけ。そうすれば富がなくなる時、その友人が永遠の住居に迎えてくださるであろう。

16:10 ごく小さなことに忠実な者は、大きなことにも忠実である。ごく小さなことに不忠実な者は、大きなことにも不忠実である。

塚本訳 マタ 6:19-20

6:19 (このように、何事も天の父上相手でなければならない。たとえば)あなたたちは衣魚や虫が食い、また泥坊が忍び込んで盗むこの地上に宝を積まず、

6:20 衣魚も虫も食わない、また泥坊が忍び込むことも盗むこともない天に、宝を積んでおきなさい。(そうでないと、心が天に向かないであろう。)

 

塚本訳 ヤコ 4:13-16

4:13 さあ来い、「今日か明日どこそこの町に行き、一年其処に居り商売をして儲けてやろう」と言う者達!

4:14 (だが)君達は明日のことを知らないのだ。君達の生命は何か。君達は一寸見えて、(直)またあとで見えなく成る湯気ではないか。

4:15 その代わりに君達はこう言わねばならぬ、「主の御心ならば、私達はいきていてこのことあのことを為よう!」

4:16 しかし今君達は誇り高ぶっている、こんな誇りは皆悪い。

 

塚本訳 マタ 6:27-30

6:27 (だいいち、)あなた達のうちのだれが、心配して寿命を一寸でも延ばすことが出来るのか。

6:28 また、なぜ着物のことを心配するのか、野の花の育つのを、よく見てごらん、苦労をせず、紡ぐこともしない。

6:29 しかし、わたしは言う、栄華を極めたソロモン(王)でさえも、この花の一つほどに着飾ってはいなかった。

6:30 きょうは花咲き、あすは炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこんなに装ってくださるからには、ましてあなた達はなおさらのことではないか。信仰の小さい人たちよ!

 

塚本訳 マタ 6:31-34

6:31 だから、『何を食べよう』とか、『何を飲もう』とか、『何を着よう』とか言って、心配するな。

6:32 それは皆異教人のほしがるもの。あなた達の天の父上は、それが皆あなた達に必要なことをよく御承知である。

6:33 あなた達は何よりも、御国と、神に義とされることとを求めよ。そうすれば(食べ物や着物など)こんなものは皆、(求めずとも)つけたして与えられるであろう。

6:34 だから、あしたのことを心配するな。あしたはあしたが自分で心配する。一日の苦労はその日の分で沢山である。

 

塚本訳 ヨハ 12:35

12:35 するとイエスは(それには答えず、)彼らに言われた、「もうしばらくの間、光はあなた達のところにある。光のある間に(早く)歩いて、暗闇に追い付かれないようにせよ。暗闇を歩く者は、自分がどこへ行くのか知らない。

 

塚本訳 Tペテ1:22-25

1:22 君達は真理に対する従順によって霊魂を聖め、偽らぬ兄弟愛を持ったのであるから、心から深く互いに愛せよ。

1:23 (君達は)朽つる種でなく、朽ちぬ種から、(すなわち)神の活ける、また(永遠に)消え失せぬ言によって新しく生まれたのである。

1:24 何故なら“人はみな草”のよう“また”その“栄華はみな草の花のようである”。“草は枯れた花は落ちた”

1:25 “しかし”主の“言は永遠に消え失せない”。これが君達に“宣べ伝えられた福音の言”である。

 


次に拙ホームページの「聖書で聖書を読む BbB」(過去500年間の主要国聖書の引照)を見て、心に響くものをピックアップする。

塚本訳 Uペテ3:8

3:8 愛する者よ、主の前では一日が千年の如く、千年が一日の如くである、この一つの事を忘れるな。

 

塚本訳 ヤコ 1:11

1:11 (一度)日が出て熱い風が吹いて、草を枯らすと、花は落ちその麗しい顔は失せる。これと同じく、金持ちもその(儲け)仕事の最中に萎んでしまうであろう。

 

塚本訳 Tコリ3:6-7

3:6 ──わたしは植えた、アポロは水をやった、しかし神がこれまで成長させてくださった。

3:7 従って、植える者も水をやる者もなんでもなく、成長させるお方、神だけが偉いのである。


次に拙ホームページのTSK(聖書知識の宝庫)を見て、心に響くものをピックアップする。

口語訳 詩  39:4

39:4 「主よ、わが終りと、わが日の数のどれほどであるかをわたしに知らせ、わが命のいかにはかないかを知らせてください。

 

口語訳 伝  9:10

9:10 すべてあなたの手のなしうる事は、力をつくしてなせ。あなたの行く陰府には、わざも、計略も、知識も、知恵もないからである。

 

塚本訳 ルカ 12:35-40

12:35 裾ひきからげ、明りをともしておれ。

12:36 あなた達は、主人が宴会からかえって来て戸をたたいたときすぐあけられるように、帰りいつかと待ちかまえている人のようであれ。

12:37 主人がかえって来たとき、目を覚ましているところを見られる僕たちは幸いである。アーメン、わたしは言う、主人の方で裾をひきからげて、僕たちを食卓につかせ、そばに来て給仕をしてくれるであろう。

12:38 第二夜回りのころにせよ、第三夜回りのころにせよ、主人がかえって来たとき、こうして(目を覚まして)いるところを見られたら、その人たちは幸いである。

12:39 あなた達はこのことを知っているはずだ。──何時に泥坊が来るとわかっておれば、家の主人は(目を覚ましていて、)みすみす家に忍び込ませはしないであろう。

12:40 あなた達も用意していなさい。人の子(わたし)は思いがけない時に来るのだから。

 

塚本訳 ヨハ 9:4

9:4 わたし達はわたしを遣わされた方の御業を昼の間にせねばならない。(すぐ)夜が来る。するとだれも働けなくなる。

 

塚本訳 エペ 5:16-17

5:16 機会を(ねらい、充分に)利用せよ。今は時が悪いのであるから。

5:17 この故に分からず屋にならず、主の御意の何であるかを悟れ。

 

 

●結論

人生に終わりがあるのは、次の世が待っているから。残りの日はその準備期間のため。

 

 

 

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