210418-2
ΙΧΘΥΣ イクスス(魚)
イエスス(イエス)クリストス(キリスト)、セオス(神)、ヒュオス(子)、ソテル(救い主)
聖書で聖書を読む
成長
・・・人の手の及ばない神の力・・・
●キリスト者の皆様お早うございます。過日、家庭菜園を始めようと、ナス、きゅゆり、ピーマンの苗を購入して庭に植えた。これからの成長が楽しみである。主は神の国の譬で植物に関するものが多い。今朝はそれを見てみよう。
塚本訳 マコ 4:3-9
4:3 「聞け、種まく人が種まきに出かけた。
4:4 まく時に、あるものは道ばたに落ちた。鳥が来て食ってしまった。
4:5 またあるものは土の多くない岩地に落ちた。土が深くないため、すぐ芽を出したが、
4:6 日が出ると焼けて、(しっかりした)根がないので枯れてしまった。
4:7 またあるものは茨の(根が張っている)中に落ちた。茨が伸びてきて押えつけたので、みのらなかった。
4:8 またあるものは良い地に落ちた。伸びて育ってみのって、三十倍、六十倍、百倍の実がなった。」
4:9 そして「耳の聞える者は聞け」と言われた。
塚本訳 マコ 4:14
4:14 種まく人は(神の)御言葉をまく。
塚本訳 マコ 4:26-29
4:26 また言われた、「神の国はこんなものだ。──ある人が地に種を蒔き、
4:27 夜昼、寝起きしていると、種は芽生えて育ってゆくが、本人はその訳を(すら)知らない。
4:28 (すなわち)地はひとりでに実を結ぶので、初めに茎、次に穂、次に穂の中に熟しきった粒ができる。
4:29 実が熟すると、すぐに『鎌を入れる。刈入れ時が来たのである。』」
塚本訳 マコ 4:30-32
4:30 また言われた、「神の国を何にたとえようか。どんな譬で表わそうか。
4:31 (神の国は)芥子粒のようである。地にまかれる時には、地上のあらゆる種の中で一番小さいが、
4:32 まかれると、伸びてきてすべての野菜の中で一番大きくなり、大きな枝を出して、『その(葉の)陰に空の鳥が巣をつく』れるようになるのである。」
塚本訳 マタ 13:36-42
13:36 それから群衆を解散して家にかえられた。弟子たちが来て「畑の毒麦の譬を説明してください」と言うと、
13:37 答えられた、「良い種をまく者は人の子(わたし)である。
13:38 畑は世界である。良い種、これは御国の子供たちである。毒麦は悪者[悪魔]の子供たちであり、
13:39 それをまいた敵というのは悪魔である。また刈入れは世の終りであり、刈入れ人は天使たちである。
13:40 だから世の終りには、ちょうど毒麦が抜き取られて火で焼きすてられるようであろう。
13:41 (すなわち)人の子(わたし)は自分の使たちをやり、“(人を)誘惑する者と不法を働く者とを”皆御国から抜き取って、
13:42 火の燃える炉に投げ込み、彼らはそこでわめき、歯ぎしりするであろう。
塚本訳 マタ 15:13-14
15:13 イエスは答えられた、「わたしの天の父上がお植えにならないものは皆、引き抜かれる。
15:14 あの人たちを放っておけ。盲人の手引をする盲人だ。盲人が盲人の手引をすれば、二人とも穴に落ちよう。」
塚本訳 マタ 6:28-30
6:28 また、なぜ着物のことを心配するのか、野の花の育つのを、よく見てごらん、苦労をせず、紡ぐこともしない。
6:29 しかし、わたしは言う、栄華を極めたソロモン(王)でさえも、この花の一つほどに着飾ってはいなかった。
6:30 きょうは花咲き、あすは炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこんなに装ってくださるからには、ましてあなた達はなおさらのことではないか。信仰の小さい人たちよ!
塚本訳 ルカ 16:25-26
16:25 しかしアブラハムは言った、『子よ、考えてごらん、あなたは生きていた時に善いものを貰い、ラザロは反対に悪いものを貰ったではないか。だから今ここで、彼は慰められ、あなたはもだえ苦しむのだ。
16:26 そればかりではない、わたし達とあなた達との間には大きな(深い)裂け目があって、ここからあなた達の所へ渡ろうと思っても出来ず、そこからわたし達の所へ越えてくることもない。』
●上記のうちマルコ4:27--28を探求しよう。「成長」というのは、植物、人間に当てはまり、それは神の力によるのだと思うからである。
●マルコ4章27−28節。邦語100年間の各種翻訳並読。
聖書協会共同訳2018
· 27節
夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
· 28節
地はおのずから実を結ばせるのであり、初めに茎、次に穂、それから穂には豊かな実ができる。
フランシスコ会訳2013
◆種の生長の喩え
027種を蒔く人が夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出し生長する。しかし、種を蒔いた人はどうしてそうなるかを知らない。
028大地は自ら働き、初めに苗、次に穂、次に穂の中に豊かな実を生ずる。
岩波翻訳委員会訳1995
410427夜寝て朝起き〔ることをくり返し〕ていると、彼自身の知らない間に種は芽を出し、成長する。
410428大地がおのずから実を結ばせるのであって、まず茎、次に穂、次にその穂の中に豊かな穀粒を造りなす。
新共同訳1987
4:27 夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
4:28 土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実ができる。
前田訳1978
4:27 夜昼寝起きするうち、種は芽生えて育つが、その人はわけを知らない。
4:28 地はひとりでに実を結ぶ。まず茎、次に穂、次に穂の中に塾した粒。
新改訳1970
4:27 夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません。
4:28 地は人手によらず実をならせるもので、初めに苗、次に穂、次に穂の中に実がはいります。
塚本訳1963
4:27 夜昼、寝起きしていると、種は芽生えて育ってゆくが、本人はその訳を(すら)知らない。
4:28 (すなわち)地はひとりでに実を結ぶので、初めに茎、次に穂、次に穂の中に熟しきった粒ができる。
口語訳1955
4:27 夜昼、寝起きしている間に、種は芽を出して育って行くが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。
4:28 地はおのずから実を結ばせるもので、初めに芽、つぎに穂、つぎに穂の中に豊かな実ができる。
文語訳1917
"410427","日夜起臥するほどに、種はえ出でて育てども、その故を知らず。"
"410428","地はおのづから實を結ぶものにして、初には苗、つぎに穂、つひに穂の中に充ち足れる穀(こく)なる。"
●結論
植物も人間も「成長」は神の力であって、人間の手には及ばない。