210526-1
ΙΧΘΥΣ イクスス(魚)
イエスス(イエス)クリストス(キリスト)、セオス(神)、ヒュオス(子)、ソテル(救い主)
聖書で聖書を読む
コロナ禍
・・・疫病に学ぶ福音の声・・・
●キリスト者の皆様お早うございます。過る5月20日に妻とNHKBSで1966年米映画「天地創造」を観た。「創世記」が取り上げられていた。主題は「神の裁き」であった。映画の中のノアの洪水やソドム・ゴモラを見て、今日のコロナ禍の世界的蔓延を連想させられた。現在、その死者は世界で300万人、日本でも1万人を超えている。これは「ノアの洪水」や「ソドム・ゴモラの滅亡」以上ではあるまいか。しかし時代が変わった今日、映画を製作するならば、その主題は「疫病・・・救いのはじまり」とすべきであろう。神は人類の救いを「裁き」や「律法」では失敗し、神の子の贖罪による救いの「福音」の時代になっているからである。今朝はこの主題について神の子イエスに聞いてみよう。
塚本訳 ルカ 17:26-29
17:26 ちょうどノアの(洪水の)時にあったようなことが、人の子の(来る)日にも起るであろう。
17:27 “ノアが箱船に入った”日まで、人々が飲んだり食ったり、嫁にやったり取ったりしていると、洪水が来て、一人のこらず滅ぼしてしまった。
17:28 ロトの時にも、ちょうど同じようなことがあった。人々が飲んだり食ったり、売ったり買ったり、植えたり建てたりしていると、
17:29 ロトがソドムから出た日に、“(神は)天から火と硫黄とを降らせて、”一人のこらず滅ぼしてしまわれた。
塚本訳 ルカ 21:10-11
21:10 それから言われた、「(世の終りが来る前に、)“民族は民族に、国は国に向かって(敵となって)立ち上がり、”
21:11 また大地震や、ここかしこに疫病や飢饉があり、いろいろな恐ろしいこと、また天に驚くべき前兆があらわれるであろう。
塚本訳 マタ 24:7-8
24:7 (世の終りが来る前に)“民族は民族に、国は国に向かって(敵となって)立ち上がり、”またここかしこに飢饉や地震があるのだから。
24:8 しかしこれは皆(まだ、新しい世界が生まれるための)陣痛の始めである。
塚本訳 ヨハ 16:21
16:21 女が子を産む時には、女の(宿命の)時が到来したので悲しみがあるけれども、子が生まれると、一人の人間が世に生まれ出た喜びのために、もはや(お産の)苦しみを覚えていない。
塚本訳 マコ 13:14-16
13:14 しかし“(聖なる所を)荒す忌わしい者が”立ってはならない(聖なる)所に立つのを見たら[読者は(ここに隠された意味を)よく考えるがよい]、その時ユダヤ(の平地)におる者は(急いで)山に逃げよ。
13:15 屋根の上におる者は、下におりて家に入って何か取りだそうとするな。
13:16 畑におる者は上着を取りに"家にもどる"な。
塚本訳 マコ 13:19-20
13:19 それらの日には、神が(天地を)創造された"その創造の始めから今日までになかった、"また(これからも)決してない"ような苦難が"臨むのだから。
13:20 もし主がこれらの(苦難の)日を短くされなかったら、だれ一人助かる者はあるまい。しかし選びをうけた、選ばれた人々のために、これらの日を短くしてくださっているのである。
塚本訳 ルカ 12:54-56
12:54 また群衆にも言われた、「あなた達は雲が西に出るのを見ると、即座に『俄雨が来そうだ』と言うが、はたしてそのとおり。
12:55 また南風が吹きだすと、『暑くなりそうだ』と言うが、はたしてしかり。
12:56 この偽善者たち、天地の模様を見ることを心得ていながら、どうしてこの時(のせまった様子)がわからないのか。
塚本訳 マタ 24:32-36
24:32 無花果の木で(この天の国の)譬を学ぶがよい。──枝がすでに柔らかになって葉が出ると、夏が近いと知るのである。
24:33 そのようにあなた達も、これから一切のことを見たら、人の子(わたし)が門口近く来ていることを知れ。
24:34 アーメン、わたしは言う、これらのことが一つのこらずおこってしまうまでは、この時代は決して消え失せない。
24:35 天地は消え失せる、しかし(いま言った)わたしの言葉は決して消え失せない。
24:36
ただし(人の子の来る)その日と時間とは、ただ父上のほかだれも知らない。天の使いたちも知らない。
塚本訳 マタ 25:13 25:13 だから(たえず)目を覚ましておれ。あなた達は(人の子が来る)その日も時間も知らないのだから。
塚本訳 ルカ 11:31-32
11:31 (しかし人々は信じない。だから)南の国(シバ)の女王がこの時代の人たちと一しょに(最後の)裁きの法廷にあらわれて、この人たちの罪が決まるであろう。というのは、彼女は地の果てからソロモン(王)の知恵を聞きに(エルサレムに)来たが、(この人たちは、)いまここにソロモンよりも大きい者がいる(のに、それに耳を傾けない)からである。
11:32 (また、)ニネベの人がこの時代の人と一しょに(最後の)裁き(の法廷)にあらわれて、この人たちの罪が決まるであろう。というのは、ニネベの人はヨナの説く言葉に従って悔改めたが、(この人たちは、今)ここにヨナよりも大きい者がいる(のに、その言葉に従わない)からである。
塚本訳 マコ 1:7-8
1:7 彼は説いて言った、「わたしよりも力のある方が、わたしのあとから来られる。わたしは、かがんでその方の靴の紐をとく値打もない者である。
1:8 わたしは水で洗礼を授けたが、その方は聖霊で洗礼をお授けになる。
塚本訳 マタ 11:10-11 11:10 “(神は言われる、)『見よ、わたしは使いをやって、あなたの先駆けをさせ、”、あなたの”前に道を準備させる』”、と(聖書に)書いてあるのは、この人のことである。 11:11 アーメン、わたしは言う、女の産んだ者の中に、洗礼者ヨハネより大きい者はまだ出たことがない。しかし天の国で一番小さい者でも、彼より大きい。
塚本訳 マコ 1:14-15 1:14
(洗礼者)ヨハネが牢に入れられた後、イエスはガリラヤにかえり、神の福音を説いて 1:15
言われた、「時は満ちた、神の国は近づいた。悔改めて福音を信ぜよ」と。
塚本訳 ルカ 13:4-5
13:4 またシロアムの(池の)近くの櫓が倒れて(下敷になって)死んだあの十八人は、(当時)エルサレムに住んでいた(ほかの)すべての人よりも罪人だったと思うのか。
13:5
そうではない。わたしは言う、あなた達も悔改めなければ、皆同様に滅びるであろう。」
塚本訳 ルカ 4:18-19
4:18 “主の御霊がわたしの上にある、油を注いで(聖別して)くださったからである。主は貧しい人に福音を伝えるためにわたしを遣わされた。囚人に赦免を、盲人に視力の回復を告げ、”“押えつけられている者に自由をあたえ、”
4:19 ”主の恵みの年(の来たこと)を告げさせるために。”
●結論
コロナの疫病による未曽有の世界的苦難は、神の警告であると同時に霊魂の救いの始まりである。神は本当の幸福を教えようとしている。