211219-1
ΙΧΘΥΣ イクスス(魚)
イエスス(イエス)クリストス(キリスト)、セオス(神)、ヒュオス(子)、ソテル(救い主)
聖書で聖書を読む
主の祈り
・・・救われた者の日々の祈り…
2021年12月19日 家庭集会 高橋照男
●まず、ルカ福音書16章2−4節。 邦語100年間の各種翻訳並読。
聖書協会共同訳2018
ルカ 11:2 そこで、イエスは言われた。「祈るときには、こう言いなさい。/『父よ/御名が聖とされますように。/御国が来ますように。
ルカ 11:3 私たちに日ごとの糧を毎日お与えください。
ルカ 11:4 私たちの罪をお赦しください。/私たちも自分に負い目のある人を/皆赦しますから。/私たちを試みに遭わせないでください。』」
フランシスコ会訳2013
002そこで、イエスは仰せになっ た、「祈る時には、こう言いなさい、
『父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
003わたしたちの日ごとの糧を、
日ごとに、お与えください。
004わたしたちの罪をお赦しくださ い。
わたしたちに負い目のある人をみな、
わたしたちも赦します。
わたしたちを誘惑に遭わせないでください』」。
岩波翻訳委員会訳1995
421102そこで彼は彼らに言った、「あなたたちが祈る時は、〔次のように〕言いなさい、
『父 よ
あ なたの名が聖なるものとされますように。
あ なたの王国が来ますように。
421103私たちに必要なパンを、日々私たちに与えて下さい。
421104また、私たちの罪をお赦し下さい、
私 たちに負債ある者をことごとく、私たち自身も赦しますから。
そ して、私たちを試みに遭わせないで下さい』」。
新共同訳1987
11:2 そこで、イエスは言われた。「祈るときには、こう言いなさい。『父よ、/御名が崇められますように。御国が来ますように。
11:3 わたしたちに必要な糧を毎日与えてください。
11:4 わたしたちの罪を赦してください、/わたしたちも自分に負い目のある人を/皆赦しますから。わたしたちを誘惑に遭わせないでください。』」
前田訳1978
11:2 彼らにいわれた、「祈るときはこういいなさい、父上、み名の聖まりますように。み国が来ますように。
11:3 その日の食べ物を日ごとわれらにお与えください。
11:4 われらの罪をおゆるしください、われらも加害者を皆ゆるしますから。われらを試みにおあわせなく」と。
新改訳1970
11:1 さて、イエスはある所で祈っておられた。その祈りが終わると、弟子のひとりが、イエスに言った。「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈り を教えてください。」
11:2 そこでイエスは、彼らに言われた。「祈るときには、こう言いなさい。『父よ。御名があがめられますように。御国が来ますように。
11:3 私たちの日ごとの糧を毎日お与えください。
11:4 私たちの罪をお赦しください。私たちも私たちに負いめのある者をみな赦します。私たちを試みに会わせないでください。』」
塚本訳1963
11:1 ある所で祈っておられた時のこと、それがすむと、ひとりの弟子が言った、「主よ、(洗礼者)ヨハネが弟子たちに教えたように、わたし達にも祈りを教えてく ださい。」
11:2 彼らに言われた、「祈る時には、こう言いなさい。──お父様、お名前がきよまりますように。お国が来ますように。
11:3 その日の食べ物を日ごとにわたしたちに戴かせてください。
11:4 罪を赦してください、わたしたちも罪を犯した人を皆赦しておりますから。わたしたちを試みにあわせないでください。」
口語訳1955
11:2 そこで彼らに言われた、「祈るときには、こう言いなさい、『父よ、御名があがめられますように。御国がきますように。
11:3 わたしたちの日ごとの食物を、日々お与えください。
11:4 わたしたちに負債のある者を皆ゆるしますから、わたしたちの罪をもおゆるしください。わたしたちを試みに会わせないでください』」。
文語訳1917
"421102"," イエス言ひ給ふ『なんぢら祈るときにかく言へ「父よ、願くは御名の崇められん事を。御國の來らん事を。"
"421103"," 我らの日用の糧を日毎に與へ給へ。"
"421104","
我らに負債ある凡ての者を我ら免せば、我らの罪をも免し給へ。我らを嘗試にあはせ給ふな」』"
●次に、ルカ福音書16章2−4節。ルター以後500年間の主要国聖書の引照で心に響くものを抜粋。拙ホームページ利用
塚本訳 ルカ 11:9-13
11:9 それで、わたしもあなた達に言う、(ほしいものはなんでも神に)求めよ、きっと与えられる。さがせ、きっと見つかる。戸をたたけ、きっとあけていただける。
11:10 だれであろうと、求める者は受け、さがす者は見つけ、戸をたたく者はあけていただけるのだから。
11:11 あなた達のうちのどんなお父さんでも、子が魚を求めるのに、魚の代りに蛇をやるだろうか。
11:12 また卵を求めるのに、蝎をやるだろうか。
11:13 してみると、あなた達は悪い人間でありながらも、自分の子に善い物をやることを知っている。まして天の父上が、求める者に聖霊(という善いもの)を下さらないことがあるだろうか。」
●次に、ルカ福音書16章2−4節。拙ホームページで「聖書知識の宝庫 TSK」(口語訳対)を読み、心に響くものをピックアップ。
Matthew 6:8
8だから、彼らのまねをするな。あなたがたの父なる神は、求めない先から、あなたがたに必要なものはご存じなのである。
Matthew 6:14-15
14もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。 15もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。
●結論
「主の祈り」の土台は「旧約」である。新約の光で生まれた者は、「山上の説教」(マタイ福音書5−7章)の内容が守れなくともキリストの十字架の血で罪赦されて救われる。神が初めに我々を赦してくださったのだから世を赦さなければならない。