●伝4:1 わたしはまた、日の下に行われるすべてのしえたげを見た。見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。

 

*「わたしはまた、日の下に行われる・・・を見た。」

Job 6:29

29どうぞ、思いなおせ、まちがってはならない。さらに思いなおせ、わたしの義は、なおわたしのうちにある。

Malachi 3:18

 18その時あなたがたは、再び義人と悪人、神に仕える者と、仕えない者との区別を知るようになる。

 

*「すべてのしえたげ」

Exodus 1:13-14

13エジプトびとはイスラエルの人々をきびしく使い、  14つらい務をもってその生活を苦しめた。すなわち、しっくいこね、れんが作り、および田畑のあらゆる務に当らせたが、そのすべての労役はきびしかった。

Exodus 1:16

 16言った、「ヘブルの女のために助産をするとき、産み台の上を見て、もし男の子ならばそれを殺し、女の子ならば生かしておきなさい」。

Exodus 1:22

 22そこでパロはそのすべての民に命じて言った、「ヘブルびとに男の子が生れたならば、みなナイル川に投げこめ。しかし女の子はみな生かしておけ」。

Exodus 2:23-24

 23多くの日を経て、エジプトの王は死んだ。イスラエルの人々は、その苦役の務のゆえにうめき、また叫んだが、その苦役のゆえの叫びは神に届いた。  24神は彼らのうめきを聞き、神はアブラハム、イサク、ヤコブとの契約を覚え、

Exodus 5:16-19

 16しもべどもは、わらを与えられず、しかも彼らはわたしたちに、『れんがは作れ』と言うのです。その上、しもべどもは打たれています。罪はあなたの民にあるのです」。  17パロは言った、「あなたがたは、なまけ者だ、なまけ者だ。それだから、『行って、主に犠牲をささげさせよ』と言うのだ。  18さあ、行って働きなさい。わらは与えないが、なおあなたがたは定めた数のれんがを納めなければならない」。  19イスラエルの人々のかしらたちは、「れんがの日ごとの分を減らしてはならない」と言われたので、悪い事態になったことを知った。

Deuteronomy 28:33

 33あなたの地の産物およびあなたの労して獲た物はみなあなたの知らない民が食べるであろう。あなたは、ただ常にしえたげられ、苦しめられるのみであろう。

Deuteronomy 28:48

 48あなたは飢え、かわき、裸になり、すべての物に乏しくなって、主があなたにつかわされる敵に仕えるであろう。敵は鉄のくびきをあなたのくびにかけ、ついにあなたを滅ぼすであろう。

Ecclesiastes 3:16

 16わたしはまた、日の下を見たが、さばきを行う所にも不正があり、公義を行う所にも不正がある。

Ecclesiastes 5:8

 8あなたは国のうちに貧しい者をしえたげ、公道と正義を曲げることのあるのを見ても、その事を怪しんではならない。それは位の高い人よりも、さらに高い者があって、その人をうかがうからである。そしてそれらよりもなお高い者がある。

Ecclesiastes 7:7

 7たしかに、しえたげは賢い人を愚かにし、まいないは人の心をそこなう。

Judges 4:3

3彼は鉄の戦車九百両をもち、二十年の間イスラエルの人々を激しくしえたげたので、イスラエルの人々は主に向かって呼ばわった。

Judges 10:7-8

 7主はイスラエルに対して怒りを発し、彼らをペリシテびとの手およびアンモンびとの手に売りわたされたので、  8彼らはその年イスラエルの人々をしえたげ悩ました。すなわち彼らはヨルダンの向こうのギレアデにあるアモリびとの地にいたすべてのイスラエルびとを十八年のあいだ悩ました。

Nehemiah 5:1-5

 1さて、ここに民がその妻と共に、その兄弟であるユダヤ人に向かって大いに叫び訴えることがあった。  2すなわち、ある人々は言った、「われわれはむすこ娘と共に大ぜいです。われわれは穀物を得て、食べて生きていかなければなりません」。  3またある人々は言った、「われわれは飢えのために、穀物を得ようと田畑も、ぶどう畑も、家も抵当に入れています」。  4ある人々は言った、「われわれは王の税金のために、われわれの田畑およびぶどう畑をもって金を借りました。  5現にわれわれの肉はわれわれの兄弟の肉に等しく、われわれの子供も彼らの子供に等しいのに、見よ、われわれはむすこ娘を人の奴隷とするようにしいられています。われわれの娘のうちには、すでに人の奴隷になった者もありますが、われわれの田畑も、ぶどう畑も他人のものになっているので、われわれにはどうする力もありません」。

Job 24:7-12

 7彼らは着る物がなく、裸で夜を過ごし、寒さに身をおおうべき物もない。  8彼らは山の雨にぬれ、しのぎ場もなく岩にすがる。  9(みなしごをその母のふところから奪い、貧しい者の幼な子を質にとる者がある。)  10彼らは着る物がなく、裸で歩き、飢えつつ麦 束を運び、  11悪人のオリブ並み木の中で油をしぼり、酒ぶねを踏んでも、かわきを覚える。  12町の中から死のうめきが起り、傷ついた者の魂が助けを呼び求める。しかし神は彼らの祈を顧みられない。

Psalms 10:9-10

 9隠れ場にひそむししのように、ひそかに待ち伏せする。彼は貧しい者を捕えようと待ち伏せし、貧しい者を網にひきいれて捕える。  10寄るべなき者は彼の力によって打ちくじかれ、衰え、倒れる。

Proverbs 28:3

 3貧しい者をしえたげる貧しい人は、糧食を残さない激しい雨のようだ。

Proverbs 28:15-16

 15貧しい民を治める悪いつかさは、ほえるしし、または飢えたくまのようだ。  16悟りのないつかさは残忍な圧制者である、不正の利を憎む者は長命を得る。

Isaiah 5:7

7万軍の主のぶどう畑はイスラエルの家であり、主が喜んでそこに植えられた物は、ユダの人々である。主はこれに公平を望まれたのに、見よ、流血。正義を望まれたのに、見よ、叫び。

Isaiah 51:23

 23わたしはこれをあなたを悩ます者の手におく。彼らはさきにあなたにむかって言った、『身をかがめよ、われわれは越えていこう』と。そしてあなたはその背を地のようにし、ちまたのようにして、彼らの越えていくにまかせた」。

Isaiah 59:7

 7彼らの足は悪に走り、罪のない血を流すことに速い。彼らの思いは不義の思いであり、荒廃と滅亡とがその道にある。

Isaiah 59:13-15

 13われわれは、そむいて主をいなみ、退いて、われわれの神に従わず、しえたげと、そむきとを語り、偽りの言葉を心にはらんで、それを言いあらわす。  14公平はうしろに退けられ、正義ははるかに立つ。それは、真実は広場に倒れ、正直は、はいることができないからである。  15真実は欠けてなく、悪を離れる者はかすめ奪われる。主はこれを見て、公平がなかったことを喜ばれなかった。

Malachi 3:5

 5そしてわたしはあなたがたに近づいて、さばきをなし、占い者、姦淫を行う者、偽りの誓いをなす者にむかい、雇人の賃銀をかすめ、やもめと、みなしごとをしえたげ、寄留の他国 人を押しのけ、わたしを恐れない者どもにむかって、すみやかにあかしを立てると、万軍の主は言われる。

 

*「見よ、しえたげられる者の涙を。」

Psalms 42:3

3人々がひねもすわたしにむかって「おまえの神はどこにいるのか」と言いつづける間はわたしの涙は昼も夜もわたしの食物であった。

Psalms 42:9

 9わたしはわが岩なる神に言う、「何ゆえわたしをお忘れになりましたか。何ゆえわたしは敵のしえたげによって悲しみ歩くのですか」と。

Psalms 80:5

 5あなたは涙のパンを彼らに食わせ、多くの涙を彼らに飲ませられました。

Psalms 102:8-9

 8わたしの敵はひねもす、わたしをそしり、わたしをあざける者はわが名によってのろいます。  9わたしは灰をパンのように食べ、わたしの飲み物に涙を交えました。

Malachi 2:13

 13あなたがたはまたこのような事をする。すなわち神がもはやささげ物をかえりみず、またこれをあなたがたの手から、喜んで受けられないために、あなたがたは涙と、泣くことと、嘆きとをもって、主の祭壇をおおい、

James 5:4

 4見よ、あなたがたが労働者たちに畑の刈入れをさせながら、支払わずにいる賃銀が、叫んでいる。そして、刈入れをした人たちの叫び声が、すでに万軍の主の耳に達している。

 

*「彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。」

Job 16:4

4わたしもあなたがたのように語ることができる。もしあなたがたがわたしと代ったならば、わたしは言葉を練って、あなたがたを攻め、あなたがたに向かって頭を振ることができる。

Job 19:21-22

 21わが友よ、わたしをあわれめ、わたしをあわれめ、神のみ手がわたしを打ったからである。  22あなたがたは、なにゆえ神のようにわたしを責め、わたしの肉をもって満足しないのか。

Psalms 69:20

 20そしりがわたしの心を砕いたので、わたしは望みを失いました。わたしは同情する者を求めたけれども、ひとりもなく、慰める者を求めたけれども、ひとりも見ませんでした。

Psalms 142:4

 4わたしは右の方に目を注いで見回したが、わたしに心をとめる者はひとりもありません。わたしには避け所がなく、わたしをかえりみる人はありません。

Proverbs 19:7

 7貧しい者はその兄弟すらもみなこれを憎む、ましてその友はこれに遠ざからないであろうか。言葉をかけてこれを呼んでも、去って帰らないのである。

Lamentations 1:2

 2これは夜もすがらいたく泣き悲しみ、そのほおには涙が流れている。そのすべての愛する者のうちには、これを慰める者はひとりもなく、そのすべての友はこれにそむいて、その敵となった。

Lamentations 1:9

 9その汚れはその衣のすそにあり、これはその終りを思わなかった。それゆえ、これは驚くばかりに落ちぶれ、これを慰める者はひとりもない。「主よ、わが悩みを顧みてください、敵は勝ち誇っていますから」。

Matthew 26:56

56 しかし、すべてこうなったのは、預言者たちの書いたことが、成就するためである」。そのとき、弟子たちは皆イエスを見捨てて逃げ去った。

2 Timothy 4:16-17

16わたしの第一回の弁明の際には、わたしに味方をする者はひとりもなく、みなわたしを捨てて行った。どうか、彼らが、そのために責められることがないように。  17しかし、わたしが御言を余すところなく宣べ伝えて、すべての異邦人に聞かせるように、主はわたしを助け、力づけて下さった。そして、わたしは、ししの口から救い出されたのである。

 

 

 ●伝4:2 それで、わたしはなお生きている生存者よりも、すでに死んだ死者を、さいわいな者と思った。

 

*「節全体」

Job 3:17-21

17かしこでは悪人も、あばれることをやめ、うみ疲れた者も、休みを得、  18捕われ人も共に安らかにおり、追い使う者の声を聞かない。  19小さい者も大きい者もそこにおり、奴隷も、その主人から解き放される。  20なにゆえ、悩む者に光を賜い、心の苦しむ者に命を賜わったのか。  21このような人は死を望んでも来ない、これを求めることは隠れた宝を掘るよりも、はなはだしい。

Ecclesiastes 2:17

 17そこで、わたしは生きることをいとった。日の下に行われるわざは、わたしに悪しく見えたからである。皆 空であって、風を捕えるようである。

Ecclesiastes 9:4-6

 4すべて生ける者に連なる者には望みがある。生ける犬は、死せるししにまさるからである。  5生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない、また、もはや報いを受けることもない。その記憶に残る事がらさえも、ついに忘れられる。  6その愛も、憎しみも、ねたみも、すでに消えうせて、彼らはもはや日の下に行われるすべての事に、永久にかかわることがない。

 

 

●伝4:3 しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。

 

*「しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、」

Job 3:10-16

10これは、わたしの母の胎の戸を閉じず、また悩みをわたしの目に隠さなかったからである。  11なにゆえ、わたしは胎から出て、死ななかったのか。腹から出たとき息が絶えなかったのか。  12なにゆえ、ひざが、わたしを受けたのか。なにゆえ、乳ぶさがあって、わたしはそれを吸ったのか。  13そうしなかったならば、わたしは伏して休み、眠ったであろう。そうすればわたしは安んじており、  14自分のために荒れ跡を築き直した地の王たち、参議たち、  15あるいは、こがねを持ち、しろがねを家に満たした君たちと一緒にいたであろう。  16なにゆえ、わたしは人知れずおりる胎児のごとく、光を見ないみどりごのようでなかったのか。

Job 10:18-19

 18なにゆえあなたはわたしを胎から出されたか、わたしは息 絶えて目に見られることなく、  19胎から墓に運ばれて、初めからなかった者のようであったなら、よかったのに。

Ecclesiastes 6:3-5

 3たとい人は百人の子をもうけ、また命 長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。  4これはむなしく来て、暗やみの中に去って行き、その名は暗やみにおおわれる。  5またこれは日を見ず、物を知らない。けれどもこれは彼よりも安らかである。

Jeremiah 20:17-18

 17彼がわたしを胎内で殺さず、わが母をわたしの墓場となさず、その胎をいつまでも大きくしなかったからである。  18なにゆえにわたしは胎内を出てきて、悩みと悲しみに会い、恥を受けて一生を過ごすのか。

Matthew 24:19

 19その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。

Luke 23:29

 29『不妊の女と子を産まなかった胎と、ふくませなかった乳房とは、さいわいだ』と言う日が、いまに来る。

 

*「日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。」

Psalms 55:6-11

6わたしは言います、「どうか、はとのように翼をもちたいものだ。そうすればわたしは飛び去って安きを得るであろう。  7わたしは遠くのがれ去って、野に宿ろう。[セラ  8わたしは急ぎ避難して、はやてとあらしをのがれよう」と。  9主よ、彼らのはかりごとを打ち破ってください。彼らの舌を混乱させてください。わたしは町のうちに暴力と争いとを見るからです。  10彼らは昼も夜も町の城壁の上を歩きめぐり、町のうちには害悪と悩みとがあります。  11また滅ぼす事が町のうちにあり、しえたげと欺きとはその市場を離れることがありません。

Ecclesiastes 1:14

 14わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。

Ecclesiastes 2:17

 17そこで、わたしは生きることをいとった。日の下に行われるわざは、わたしに悪しく見えたからである。皆 空であって、風を捕えるようである。

Jeremiah 9:2-3

 2ああ、わたしが荒野に、隊商の宿を得ることができればよいのに。そうすれば、わたしは民を離れて去って行くことができる。彼らはみな姦淫する者、不信のともがらだからである。  3彼らは弓をひくように、その舌を曲げる。真実ではなく、偽りがこの地に強くなった。彼らは悪より悪に進み、またわたしを知らないと、主は言われる。

 

 

●伝4:4 また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。

 

*「また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。」

Genesis 4:4-8

4アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。  5しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。  6そこで主はカインに言われた、「なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。  7正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。  8カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。

Genesis 37:2-11

 2ヤコブの子孫は次のとおりである。ヨセフは十七歳の時、兄弟たちと共に羊の群れを飼っていた。彼はまだ子供で、父の妻たちビルハとジルパとの子らと共にいたが、ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた。  3ヨセフは年寄り子であったから、イスラエルは他のどの子よりも彼を愛して、彼のために長そでの着物をつくった。  4兄弟たちは父がどの兄弟よりも彼を愛するのを見て、彼を憎み、穏やかに彼に語ることができなかった。  5ある時、ヨセフは夢を見て、それを兄弟たちに話したので、彼らは、ますます彼を憎んだ。  6ヨセフは彼らに言った、「どうぞわたしが見た夢を聞いてください。  7わたしたちが畑の中で束を結わえていたとき、わたしの束が起きて立つと、あなたがたの束がまわりにきて、わたしの束を拝みました」。  8すると兄弟たちは彼に向かって、「あなたはほんとうにわたしたちの王になるのか。あなたは実際わたしたちを治めるのか」と言って、彼の夢とその言葉のゆえにますます彼を憎んだ。  9ヨセフはまた一つの夢を見て、それを兄弟たちに語って言った、「わたしはまた夢を見ました。日と月と十一の星とがわたしを拝みました」。  10彼はこれを父と兄弟たちに語ったので、父は彼をとがめて言った、「あなたが見たその夢はどういうのか。ほんとうにわたしとあなたの母と、兄弟たちとが行って地に伏し、あなたを拝むのか」。  11兄弟たちは彼をねたんだ。しかし父はこの言葉を心にとめた。

1 Samuel 18:8-9

 8サウルは、ひじょうに怒り、この言葉に気を悪くして言った、「ダビデには万と言い、わたしには千と言う。この上、彼に与えるものは、国のほかないではないか」。  9サウルは、この日からのちダビデをうかがった。

1 Samuel 18:14-16

 14またダビデは、すべてそのすることに、てがらを立てた。主が共におられたからである。  15サウルはダビデが大きなてがらを立てるのを見て彼を恐れたが、  16イスラエルとユダのすべての人はダビデを愛した。彼が民の先に立って出入りしたからである。

1 Samuel 18:29-30

 29サウルは、ますますダビデを恐れた。こうしてサウルは絶えずダビデに敵した。  30さてペリシテびとの君たちが攻めてきたが、ダビデは、彼らが攻めてくるごとに、サウルのどの家来よりも多くのてがらを立てたので、その名はひじょうに尊敬された。

Proverbs 27:4

 4憤りはむごく、怒りははげしい、しかしねたみの前には、だれが立ちえよう。

Matthew 27:18

18 彼らがイエスを引きわたしたのは、ねたみのためであることが、ピラトにはよくわかっていたからである。

Acts 7:9

9族長たちは、ヨセフをねたんで、エジプトに売りとばした。しかし、神は彼と共にいまして、

James 4:5

 5それとも、「神は、わたしたちの内に住まわせた霊を、ねたむほどに愛しておられる」と聖書に書いてあるのは、むなしい言葉だと思うのか。

1 John 3:12

 12カインのようになってはいけない。彼は悪しき者から出て、その兄弟を殺したのである。なぜ兄弟を殺したのか。彼のわざが悪く、その兄弟のわざは正しかったからである。

 

*「これもまた空であって、風を捕えるようである。」

Genesis 37:4

4兄弟たちは父がどの兄弟よりも彼を愛するのを見て、彼を憎み、穏やかに彼に語ることができなかった。

Genesis 37:11

 11兄弟たちは彼をねたんだ。しかし父はこの言葉を心にとめた。

Ecclesiastes 1:14

 14わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。

Ecclesiastes 2:21

 21今ここに人があって、知恵と知識と才能をもって労しても、これがために労しない人に、すべてを残して、その所有とさせなければならないのだ。これもまた空であって、大いに悪い。

Ecclesiastes 2:26

 26神は、その心にかなう人に、知恵と知識と喜びとをくださる。しかし罪びとには仕事を与えて集めることと、積むことをさせられる。これは神の心にかなう者にそれを賜わるためである。これもまた空であって、風を捕えるようである。

Ecclesiastes 4:16

 16すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。しかし後に来る者は彼を喜ばない。たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。

Ecclesiastes 6:9

 9目に見る事は欲望のさまよい歩くにまさる。これもまた空であって、風を捕えるようなものである。

Ecclesiastes 6:11

 11言葉が多ければむなしい事も多い。人になんの益があるか。

 

 

●伝4:5 愚かなる者は手をつかねて、自分の肉を食う。

 

*「愚かなる者は手をつかねて、」

Proverbs 6:10-11

10しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む。  11それゆえ、貧しさは盗びとのようにあなたに来り、乏しさは、つわもののようにあなたに来る。

Proverbs 12:27

 27怠る者は自分の獲物を捕えない、しかし勤め働く人は尊い宝を獲る。

Proverbs 13:4

 4なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。

Proverbs 20:4

 4なまけ者は寒いときに耕さない、それゆえ刈入れのときになって、求めても何もない。 なまけ者は寒いときに耕さない、それゆえ刈入れのときになって、求めても何もない。

Proverbs 24:33-34

 33「しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む」。  34それゆえ、貧しさは盗びとのように、あなたに来、乏しさは、つわもののように、あなたに来る。

 

*「自分の肉を食う。」

Job 13:14

14わたしはわが肉をわが歯に取り、わが命をわが手のうちに置く。

Proverbs 11:17

 17いつくしみある者はおのれ自身に益を得、残忍な者はおのれの身をそこなう。

Isaiah 9:20

 20彼らは右手につかんでも、なお飢え、左手で食べても飽くことがない。おのおのその隣り人の肉を食う。

 

 

●伝4:6 片手に物を満たして平穏であるのは、両手に物を満たして労苦し、風を捕えるのにまさる。

 

*「節全体」

Psalms 37:16

16正しい人の持ち物の少ないのは、多くの悪しきの者の豊かなのにまさる。

Proverbs 15:16-17

 16少しの物を所有して主を恐れるのは、多くの宝をもって苦 労するのにまさる。  17野菜を食べて互に愛するのは、肥えた牛を食べて互に憎むのにまさる。

Proverbs 16:8

 8正義によって得たわずかなものは、不義によって得た多くの宝にまさる。

Proverbs 17:1

 1平穏であって、ひとかたまりのかわいたパンのあるのは、争いがあって、食物の豊かな家にまさる。

 

 

●伝4:7 わたしはまた、日の下に空なる事のあるのを見た。

 

*「節全体」

Psalms 78:33

33それゆえ神は彼らの日を息のように消えさせ、彼らの年を恐れをもって過ごさせられた。

Ecclesiastes 4:1

 1わたしはまた、日の下に行われるすべてのしえたげを見た。見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。

Zechariah 1:6

 6しかしわたしのしもべである預言者たちに命じたわが言葉と、わが定めとは、あなたがたの先祖たちに及んだではないか。それで彼らは立ち返って言った、『万軍の主がわれわれの道にしたがい、おこないに従って、われわれに、なそうと思い定められたように、そのとおりされたのだ』と」。

 

 

●伝4:8 ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。

 

*「ここに人がある。ひとりであって、仲間もなく、」

Genesis 2:18

18また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。

Ecclesiastes 4:9-12

 9ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。  10すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。  11またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。  12人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。

Isaiah 56:3-5

 3主に連なっている異邦人は言ってはならない、「主は必ずわたしをその民から分かたれる」と。宦官もまた言ってはならない、「見よ、わたしは枯れ木だ」と。  4主はこう言われる、「わが安息日を守り、わが喜ぶことを選んで、わが契約を堅く守る宦官には、  5わが家のうちで、わが垣のうちで、むすこにも娘にもまさる記念のしるしと名を与え、絶えることのない、とこしえの名を与える。

 

*「子もなく、兄弟もない。」

Genesis 15:2-3

2アブラムは言った、「主なる神よ、わたしには子がなく、わたしの家を継ぐ者はダマスコのエリエゼルであるのに、あなたはわたしに何をくださろうとするのですか」。  3アブラムはまた言った、「あなたはわたしに子を賜わらないので、わたしの家に生れたしもべが、あとつぎとなるでしょう」。

 

*「それでも彼の労苦は窮まりなく、」

Isaiah 5:8

8わざわいなるかな、彼らは家に家を建て連ね、田畑に田畑をまし加えて、余地をあまさず、自分ひとり、国のうちに住まおうとする。

 

*「その目は富に飽くことがない。」

Proverbs 27:20

20陰府と滅びとは飽くことなく、人の目もまた飽くことがない。

Ecclesiastes 1:8

 8すべての事は人をうみ疲れさせる、人はこれを言いつくすことができない。目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。

Ecclesiastes 5:10

 10金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。

Habakuk 2:5-9

 5また、酒は欺くものだ。高ぶる者は定まりがない。彼の欲は陰府のように広い。彼は死のようであって、飽くことなく、万国をおのれに集め、万民をおのれのものとしてつどわせる」。  6これらは皆ことわざをもって彼をあざけり、あざけりのなぞをもって彼をあざ笑わないだろうか。すなわち言う、「わざわいなるかな、おのれに属さないものを増し加える者よ。いつまでこのようであろうか。質物でおのれを重くする者よ」。  7あなたの負債者は、にわかに興らないであろうか。あなたを激しくゆすぶる者は目ざめないであろうか。その時あなたは彼らにかすめられる。  8あなたは多くの国民をかすめたゆえ、そのもろもろの民の残れる者は皆あなたをかすめる。これは人の血を流し、国と町と、その中に住むすべての者に暴虐を行ったからである。  9わざわいなるかな、災の手を免れるために高い所に巣を構えようと、おのが家のために不義の利を取る者よ。

1 John 2:16

 16すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、持ち物の誇は、父から出たものではなく、世から出たものである。

 

*「また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。」

Psalms 39:6

6まことに人は影のように、さまよいます。まことに彼らはむなしい事のために騒ぎまわるのです。彼は積みたくわえるけれども、だれがそれを収めるかを知りません。

Isaiah 44:19-20

 19その心のうちに思うことをせず、また知識がなく、悟りがないために、「わたしはその半ばを火に燃やし、またその炭火の上でパンを焼き、肉をあぶって食べ、その残りの木をもって憎むべきものを造るのか。木のはしくれの前にひれ伏すのか」と言う者もない。  20彼は灰を食い、迷った心に惑わされて、おのれを救うことができず、また「わが右の手に偽りがあるではないか」と言わない。

Luke 12:20

 20すると神が彼に言われた、『愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか』。

 

*「これもまた空であって、苦しいわざである。」

Ecclesiastes 1:13

13わたしは心をつくし、知恵を用いて、天が下に行われるすべてのことを尋ね、また調べた。これは神が、人の子らに与えて、ほねおらせられる苦しい仕事である。

Ecclesiastes 2:23

 23そのすべての日はただ憂いのみであって、そのわざは苦しく、その心は夜の間も休まることがない。これもまた空である。

Isaiah 55:2

 2なぜ、あなたがたは、かてにもならぬもののために金を費し、飽きることもできぬもののために労するのか。わたしによく聞き従え。そうすれば、良い物を食べることができ、最も豊かな食物で、自分を楽しませることができる。

Matthew 11:28

 28すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。

 

 

●伝4:9 ふたりはひとりにまさる。彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。

 

*「ふたりはひとりにまさる。」

Genesis 2:18

18また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。

Exodus 4:14-16

 14そこで、主はモーセにむかって怒りを発して言われた、「あなたの兄弟レビびとアロンがいるではないか。わたしは彼が言葉にすぐれているのを知っている。見よ、彼はあなたに会おうとして出てきている。彼はあなたを見て心に喜ぶであろう。  15あなたは彼に語って言葉をその口に授けなさい。わたしはあなたの口と共にあり、彼の口と共にあって、あなたがたのなすべきことを教え、  16彼はあなたに代って民に語るであろう。彼はあなたの口となり、あなたは彼のために、神に代るであろう。

Numbers 11:14

 14わたしひとりでは、このすべての民を負うことができません。それはわたしには重 過ぎます。

Proverbs 27:17

 17鉄は鉄をとぐ、そのように人はその友の顔をとぐ。

Haggai 1:14

 14そして主は、シャルテルの子、ユダの総督ゼルバベルの心と、ヨザダクの子、大 祭司ヨシュアの心、および残りのすべての民の心を、振り動かされたので、彼らは来て、その神、万軍の主の家の作業にとりかかった。

Mark 6:7

 7また十二弟子を呼び寄せ、ふたりずつつかわすことにして、彼らにけがれた霊を制する権威を与え、

Acts 13:2

 2一同が主に礼拝をささげ、断食をしていると、聖霊が「さあ、バルナバとサウロとを、わたしのために聖 別して、彼らに授けておいた仕事に当らせなさい」と告げた。

 

*「彼らはその労苦によって良い報いを得るからである。」

Ruth 2:12

12どうぞ、主があなたのしたことに報いられるように。どうぞ、イスラエルの神、主、すなわちあなたがその翼の下に身を寄せようとしてきた主からじゅうぶんの報いを得られるように」。

John 4:36

 36刈る者は報酬を受けて、永遠の命に至る実を集めている。まく者も刈る者も、共々に喜ぶためである。

2 John 8

 8よく注意して、わたしたちの働いて得た成果を失うことがなく、豊かな報いを受けられるようにしなさい。

 

 

●伝4:10 すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。

 

*「すなわち彼らが倒れる時には、そのひとりがその友を助け起す。」

Exodus 32:2-4

2アロンは彼らに言った、「あなたがたの妻、むすこ、娘らの金の耳輪をはずしてわたしに持ってきなさい」。  3そこで民は皆その金の耳輪をはずしてアロンのもとに持ってきた。  4アロンがこれを彼らの手から受け取り、工具で型を造り、鋳て子 牛としたので、彼らは言った、「イスラエルよ、これはあなたをエジプトの国から導きのぼったあなたの神である」。

Exodus 32:21

 21モーセはアロンに言った、「この民があなたに何をしたので、あなたは彼らに大いなる罪を犯させたのですか」。

Deuteronomy 9:19-20

 19主は怒りを発し、憤りを起し、あなたがたを怒って滅ぼそうとされたので、わたしは恐れたが、その時もまた主はわたしの願いを聞かれた。  20主はまた、はなはだしくアロンを怒って、彼を滅ぼそうとされたが、わたしはその時もまたアロンのために祈った。

1 Samuel 23:16

 16サウルの子ヨナタンは立って、ホレシにいるダビデのもとに行き、神によって彼を力づけた。

2 Samuel 11:27

 27その喪が過ぎた時、ダビデは人をつかわして彼女を自分の家に召し入れた。彼女は彼の妻となって男の子を産んだ。しかしダビデがしたこの事は主を怒らせた。

2 Samuel 12:7-14

 7ナタンはダビデに言った、「あなたがその人です。イスラエルの神、主はこう仰せられる、『わたしはあなたに油を注いでイスラエルの王とし、あなたをサウルの手から救いだし、  8あなたに主人の家を与え、主人の妻たちをあなたのふところに与え、またイスラエルとユダの家をあなたに与えた。もし少なかったならば、わたしはもっと多くのものをあなたに増し加えたであろう。  9どうしてあなたは主の言葉を軽んじ、その目の前に悪事をおこなったのですか。あなたはつるぎをもってヘテびとウリヤを殺し、その妻をとって自分の妻とした。すなわちアンモンの人々のつるぎをもって彼を殺した。  10あなたがわたしを軽んじてヘテびとウリヤの妻をとり、自分の妻としたので、つるぎはいつまでもあなたの家を離れないであろう』。  11主はこう仰せられる、『見よ、わたしはあなたの家からあなたの上に災を起すであろう。わたしはあなたの目の前であなたの妻たちを取って、隣びとに与えるであろう。その人はこの太陽の前で妻たちと一緒に寝るであろう。  12あなたはひそかにそれをしたが、わたしは全イスラエルの前と、太陽の前にこの事をするのである』」。  13ダビデはナタンに言った、「わたしは主に罪をおかしました」。ナタンはダビデに言った、「主もまたあなたの罪を除かれました。あなたは死ぬことはないでしょう。  14しかしあなたはこの行いによって大いに主を侮ったので、あなたに生れる子供はかならず死ぬでしょう」。

Job 4:3-4

 3見よ、あなたは多くの人を教えさとし、衰えた手を強くした。  4あなたの言葉はつまずく者をたすけ起し、かよわいひざを強くした。

Isaiah 35:3-4

3あなたがたは弱った手を強くし、よろめくひざを健やかにせよ。  4心おののく者に言え、「強くあれ、恐れてはならない。見よ、あなたがたの神は報復をもって臨み、神の報いをもってこられる。神は来て、あなたがたを救われる」と。

Luke 22:31-32

 31シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。  32しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。

Galatians 2:11-14

 11ところが、ケパがアンテオケにきたとき、彼に非難すべきことがあったので、わたしは面とむかって彼をなじった。  12というのは、ヤコブのもとからある人々が来るまでは、彼は異邦人と食を共にしていたのに、彼らがきてからは、割礼の者どもを恐れ、しだいに身を引いて離れて行ったからである。  13そして、ほかのユダヤ人たちも彼と共に偽善の行為をし、バルナバまでがそのような偽善に引きずり込まれた。  14彼らが福音の真理に従ってまっすぐに歩いていないのを見て、わたしは衆人の面前でケパに言った、「あなたは、ユダヤ人であるのに、自分 自身はユダヤ人のように生活しないで、異邦人のように生活していながら、どうして異邦人にユダヤ人のようになることをしいるのか」。

Galatians 6:1

 1兄弟たちよ。もしもある人が罪過に陥っていることがわかったなら、霊の人であるあなたがたは、柔和な心をもって、その人を正しなさい。それと同時に、もしか自分 自身も誘惑に陥ることがありはしないかと、反省しなさい。

1 Thessalonians 4:18

 18だから、あなたがたは、これらの言葉をもって互に慰め合いなさい。

1 Thessalonians 5:11

 11だから、あなたがたは、今しているように、互に慰め合い、相互の徳を高めなさい。

 

*「しかしひとりであって、その倒れる時、これを助け起す者のない者はわざわいである。」

Genesis 4:8

8カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。

2 Samuel 14:6

 6つかえめにはふたりの子どもがあり、ふたりは野で争いましたが、だれも彼らを引き分ける者がなかったので、ひとりはついに他の者を撃って殺しました。

 

 

●伝4:11 またふたりが一緒に寝れば暖かである。ひとりだけで、どうして暖かになり得ようか。

 

*「節全体」

1 Kings 1:1-2

1ダビデ王は年がすすんで老い、夜着を着せても暖まらなかったので、  2その家来たちは彼に言った、「王わが主のために、ひとりの若いおとめを捜し求めて王にはべらせ、王の付添いとし、あなたのふところに寝て、王わが主を暖めさせましょう」。

 

 

●伝4:12 人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。

 

*「節全体」

2 Samuel 23:9

9彼の次はアホアびとドドの子エレアザルであって、三勇士のひとりである。彼は、戦おうとしてそこに集まったペリシテびとに向かって戦いをいどみ、イスラエルの人々が退いた時、ダビデと共にいたが、

2 Samuel 23:16

 16そこでその三人の勇士たちはペリシテびとの陣を突き通って、ベツレヘムの門のかたわらにある井戸の水を汲み取って、ダビデのもとに携えてきた。しかしダビデはそれを飲もうとはせず、主の前にそれを注いで、

2 Samuel 23:18-19

 18ゼルヤの子ヨアブの兄弟アビシャイは三十人の長であった。彼は三百人に向かって、やりをふるい、それを殺した。そして、彼は三人と共に名を得た。  19彼は三十人のうち最も尊ばれた者で、彼らの長となった。しかし、かの三人には及ばなかった。

2 Samuel 23:23

 23彼は三十人のうちに有名であったが、かの三人には及ばなかった。ダビデは彼を侍衛の長とした。

Daniel 3:16-17

 16シャデラク、メシャクおよびアベデネゴは王に答えて言った、「ネブカデネザルよ、この事について、お答えする必要はありません。  17もしそんなことになれば、わたしたちの仕えている神は、その火の燃える炉から、わたしたちを救い出すことができます。また王よ、あなたの手から、わたしたちを救い出されます。

Ephesians 4:3

 3平和のきずなで結ばれて、聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。

 

 

●伝4:13 貧しくて賢いわらべは、老いて愚かで、もはや、いさめをいれることを知らない王にまさる。

 

*「貧しくて賢いわらべは、老いて愚かで、・・・王にまさる。」

Genesis 37:2

2ヤコブの子孫は次のとおりである。ヨセフは十七歳の時、兄弟たちと共に羊の群れを飼っていた。彼はまだ子供で、父の妻たちビルハとジルパとの子らと共にいたが、ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた。

Proverbs 19:1

 1正しく歩む貧しい者は、曲ったことを言う愚かな者にまさる。

Proverbs 28:6

 6正しく歩む貧しい者は、曲った道を歩む富める者にまさる。

Proverbs 28:15-16

 15貧しい民を治める悪いつかさは、ほえるしし、または飢えたくまのようだ。  16悟りのないつかさは残忍な圧制者である、不正の利を憎む者は長命を得る。

Ecclesiastes 9:15-16

 15しかし、町のうちにひとりの貧しい知恵のある人がいて、その知恵をもって町を救った。ところがだれひとり、その貧しい人を記憶する者がなかった。  16そこでわたしは言う、「知恵は力にまさる。しかしかの貧しい人の知恵は軽んぜられ、その言葉は聞かれなかった」。

 

*「もはや、いさめをいれることを知らない」

1 Kings 22:8

8イスラエルの王はヨシャパテに言った、「われわれが主に問うことのできる人が、まだひとりいます。イムラの子ミカヤです。彼はわたしについて良い事を預言せず、ただ悪い事だけを預言するので、わたしは彼を憎んでいます」。ヨシャパテは言った、「王よ、そう言わないでください」。

2 Chronicles 16:9-10

 9主の目はあまねく全 地を行きめぐり、自分に向かって心を全うする者のために力をあらわされる。今度の事では、あなたは愚かな事をした。ゆえにこの後、あなたに戦争が臨むであろう」。  10するとアサはその先見者を怒って、獄屋に入れた。この事のために激しく彼を怒ったからである。アサはまたそのころ民のある者をしえたげた。

2 Chronicles 24:20-22

 20そこで神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤに臨んだので、彼は民の前に立ち上がって言った、「神はこう仰せられる、『あなたがたが主の戒めを犯して、災を招くのはどういうわけであるか。あなたがたが主を捨てたために、主もあなたがたを捨てられたのである』」。  21しかし人々は彼を害しようと計り、王の命によって、石をもって彼を主の宮の庭で撃ち殺した。  22このようにヨアシ王はゼカリヤの父エホヤダが自分に施した恵みを思わず、その子を殺した。ゼカリヤは死ぬ時、「どうぞ主がこれをみそなわして罰せられるように」と言った。

2 Chronicles 25:16

 16彼がこう王に語ると、王は彼に、「われわれはあなたを王の顧問にしたのですか。やめなさい。あなたはどうして殺されようとするのですか」と言ったので、預言者はやめて言った、「あなたはこの事を行って、わたしのいさめを聞きいれないゆえ、神はあなたを滅ぼそうと定められたことをわたしは知っています」。

 

 

●伝4:14 たとい、その王が獄屋から出て、王位についた者であっても、また自分の国に貧しく生れて王位についた者であっても、そうである。

 

*「たとい、その王が獄屋から出て、王位についた者であっても、」

Genesis 41:14

14そこでパロは人をつかわしてヨセフを呼んだ。人々は急いで彼を地下の獄屋から出した。ヨセフは、ひげをそり、着物を着替えてパロのもとに行った。

Genesis 41:33-44

 長文故表示省略

 Job 5:11

 11彼は低い者を高くあげ、悲しむ者を引き上げて、安全にされる。

Psalms 113:7-8

 7主は貧しい者をちりからあげ、乏しい者をあくたからあげて、  8もろもろの君たちと共にすわらせ、その民の君たちと共にすわらせられる。

 

*「また自分の国に貧しく生れて王位についた者であっても、そうである。」

1 Kings 14:26-27

26主の宮の宝物と、王の宮殿の宝物を奪い去った。彼はそれをことごとく奪い去り、またソロモンの造った金の盾をみな奪い去った。  27レハベアムはその代りに青銅の盾を造って、王の宮殿の門を守る侍衛 長の手にわたした。

2 Kings 23:31-34

 31エホアハズは王となった時二十三歳で、エルサレムで三か月の間、世を治めた。母はリブナのエレミヤの娘で、名をハムタルといった。  32エホアハズは先祖たちがすべて行ったように主の目の前に悪を行ったが、  33パロ・ネコは彼をハマテの地のリブラにつないで置いて、エルサレムで世を治めることができないようにした。また銀百タラントと金一タラントのみつぎを国に課した。  34そしてパロ・ネコはヨシヤの子エリアキムを父ヨシヤに代って王とならせ、名をエホヤキムと改め、エホアハズをエジプトへ引いて行った。エホアハズはエジプトへ行ってそこで死んだ。

2 Kings 24:1-2

 1エホヤキムの世にバビロンの王ネブカデネザルが上ってきたので、エホヤキムは彼に隷属して三年を経たが、ついに翻って彼にそむいた。  2主はカルデヤびとの略奪 隊、スリヤびとの略奪 隊、モアブびとの略奪 隊、アンモンびとの略奪 隊をつかわしてエホヤキムを攻められた。すなわちユダを攻め、これを滅ぼすために彼らをつかわされた。主がそのしもべである預言者たちによって語られた言葉のとおりである。

2 Kings 24:6

 6エホヤキムは先祖たちとともに眠り、その子エホヤキンが代って王となった。

2 Kings 24:12

 12ユダの王エホヤキンはその母、その家来、そのつかさたち、および侍従たちと共に出て、バビロンの王に降服したので、バビロンの王は彼を捕虜とした。これはネブカデネザルの治世の第八年であった。

2 Kings 25:7

 7ゼデキヤの子たちをゼデキヤの目の前で殺し、ゼデキヤの目をえぐり、足かせをかけてバビロンへ連れて行った。

2 Kings 25:27-30

 27ユダの王エホヤキンが捕え移されて後三十七年の十二月二十七日、すなわちバビロンの王エビルメロダクの治世の第一年に、王はユダの王エホヤキンを獄屋から出して  28ねんごろに彼を慰め、その位を彼と共にバビロンにいる王たちの位よりも高くした。  29こうしてエホヤキンはその獄屋の衣を脱ぎ、一生の間、常に王の前で食事した。  30彼は一生の間、たえず日々の分を王から賜わって、その食物とした。

Lamentations 4:20

 20われわれが鼻の息とたのんだ者、主に油そそがれた者は、彼らの落し穴で捕えられた。彼はわれわれが「異邦人の中でもその陰に生きるであろう」と思った者である。

Daniel 4:31

31その言葉がなお王の口にあるうちに、天から声がくだって言った、「ネブカデネザル王よ、あなたに告げる。国はあなたを離れ去った。

 

 

●伝4:15 わたしは日の下に歩むすべての民が、かのわらべのように王に代って立つのを見た。

 

*「節全体」

2 Samuel 15:6

6アブサロムは王にさばきを求めて来るすべてのイスラエルびとにこのようにした。こうしてアブサロムはイスラエルの人々の心を自分のものとした。

 

 

●伝4:16 すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。しかし後に来る者は彼を喜ばない。たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。

*「すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。」

2 Samuel 15:12-13

12アブサロムは犠牲をささげている間に人をつかわして、ダビデの議 官ギロびとアヒトペルを、その町ギロから呼び寄せた。徒党は強く、民はしだいにアブサロムに加わった。  13ひとりの使者がダビデのところにきて、「イスラエルの人々の心はアブサロムに従いました」と言った。

1 Kings 1:5-7

 5さてハギテの子アドニヤは高ぶって、「わたしは王となろう」と言い、自分のために戦車と騎兵および自分の前に駆ける者五十人を備えた。  6彼の父は彼が生れてこのかた一度も「なぜ、そのような事をするのか」と言って彼をたしなめたことがなかった。アドニヤもまた非常に姿の良い人であって、アブサロムの次に生れた者である。  7彼がゼルヤの子ヨアブと祭司アビヤタルとに相談したので、彼らはアドニヤに従って彼を助けた。

1 Kings 1:40

 40民はみな彼に従って上り、笛を吹いて大いに喜び祝った。地は彼らの声で裂けるばかりであった。

1 Kings 12:10-16

 10彼と一緒に大きくなった若者たちは彼に言った、「あなたにむかって『父上はわれわれのくびきを重くされましたが、あなたは、それをわれわれのために軽くしてください』と言うこの民に、こう言いなさい、『わたしの小指は父の腰よりも太い。  11父はあなたがたに重いくびきを負わせたが、わたしはさらに、あなたがたのくびきを重くしよう。父はむちであなたがたを懲らしたが、わたしはさそりをもってあなたがたを懲らそう』と」。  12さてヤラベアムと民は皆、王が「三日 目に再びわたしのところに来るように」と言ったとおりに、三日 目にレハベアムのところにきた。  13王は荒々しく民に答え、老人たちが与えた勧めを捨てて、  14若者たちの勧めに従い、彼らに告げて言った、「父はあなたがたのくびきを重くしたが、わたしはあなたがたのくびきを、さらに重くしよう。父はむちであなたがたを懲らしたが、わたしはさそりをもってあなたがたを懲らそう」。  15このように王は民の言うことを聞きいれなかった。これはかつて主がシロびとアヒヤによって、ネバテの子ヤラベアムに言われた言葉を成就するために、主が仕向けられた事であった。  16イスラエルの人々は皆、王が自分たちの言うことを聞きいれないのを見たので、民は王に答えて言った、「われわれはダビデのうちに何の分があろうか、エッサイの子のうちに嗣 業がない。イスラエルよ、あなたがたの天幕へ帰れ。ダビデよ、今 自分の家の事を見よ」。そしてイスラエルはその天幕へ去っていった。

 

*「しかし後に来る者は彼を喜ばない。」

Judges 9:19-20

19あなたがたが、きょう、エルバアルとその家になされたことが真実と敬意をもってしたものであるならば、アビメレクのために喜びなさい。彼もまたあなたがたのために喜ぶでしょう。  20しかし、そうでなければ、アビメレクから火が出て、シケムの人々とベテミロとを焼きつくし、またシケムの人々とベテミロからも火が出てアビメレクを焼きつくすでしょう」。

2 Samuel 18:7-8

 7イスラエルの民はその所でダビデの家来たちの前に敗れた。その日その所に戦死者が多く、二万に及んだ。  8そして戦いはあまねくその地のおもてに広がった。この日、森の滅ぼした者は、つるぎの滅ぼした者よりも多かった。

2 Samuel 19:9

 9そしてイスラエルのもろもろの部族の中で民はみな争って言った、「王はわれわれを敵の手から救い出し、またわれわれをペリシテびとの手から助け出された。しかし今はアブサロムのために国のそとに逃げておられる。

 

*「たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。」

Ecclesiastes 1:14

14わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。

Ecclesiastes 2:11

 11そこで、わたしはわが手のなしたすべての事、およびそれをなすに要した労苦を顧みたとき、見よ、皆、空であって、風を捕えるようなものであった。日の下には益となるものはないのである。

Ecclesiastes 2:17

 17そこで、わたしは生きることをいとった。日の下に行われるわざは、わたしに悪しく見えたからである。皆 空であって、風を捕えるようである。

Ecclesiastes 2:26

 26神は、その心にかなう人に、知恵と知識と喜びとをくださる。しかし罪びとには仕事を与えて集めることと、積むことをさせられる。これは神の心にかなう者にそれを賜わるためである。これもまた空であって、風を捕えるようである。

 

 

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