●伝6:1 わたしは日の下に一つの悪のあるのを見た。これは人々の上に重い。
*「節全体」
Ecclesiastes 5:13
13わたしは日の下に悲しむべき悪のあるのを見た。すなわち、富はこれをたくわえるその持ち主に害を及ぼすことである。
●伝6:2 すなわち神は富と、財産と、誉とを人に与えて、その心に慕うものを、一つも欠けることのないようにされる。しかし神は、その人にこれを持つことを許されないで、他人がこれを持つようになる。これは空である。悪しき病である。
*「すなわち神は富と、財産と、誉とを人に与えて、」
1 Kings 3:13
13わたしはまたあなたの求めないもの、すなわち富と誉をもあなたに与える。あなたの生きているかぎり、王たちのうちにあなたに並ぶ者はないであろう。
1 Chronicles 29:25
25主は全イスラエルの目の前でソロモンを非常に大いならしめ、彼より前のイスラエルのどの王も得たことのない王威を彼に与えられた。
1 Chronicles 29:28
28彼は高齢に達し、年も富も誉も満ち足りて死んだ。その子ソロモンが彼に代って王となった。
2 Chronicles 1:11
11神はソロモンに言われた、「この事があなたの心にあって、富をも、宝をも、誉をも、またあなたを憎む者の命をも求めず、また長命をも求めず、ただわたしがあなたを立てて王としたわたしの民をさばくために知恵と知識とを自分のために求めたので、
Ecclesiastes 5:19
19また神はすべての人に富と宝と、それを楽しむ力を与え、またその分を取らせ、その労苦によって楽しみを得させられる。これが神の賜物である。
Daniel 5:18
18王よ、いと高き神はあなたの父ネブカデネザルに国と権勢と、光栄と尊厳とを賜いました。
*「その心に慕うものを、一つも欠けることのないようにされる。」
Deuteronomy 8:7-10
7それはあなたの神、主があなたを良い地に導き入れられるからである。そこは谷にも山にもわき出る水の流れ、泉、および淵のある地、 8小麦、大麦、ぶどう、いちじく及びざくろのある地、油のオリブの木、および蜜のある地、 9あなたが食べる食物に欠けることなく、なんの乏しいこともない地である。その地の石は鉄であって、その山からは銅を掘り取ることができる。 10あなたは食べて飽き、あなたの神、主がその良い地を賜わったことを感謝するであろう。
Judges 18:10
10あなたがたが行けば、安らかにおる民の所に行くでしょう。その地は広く、神はそれをあなたがたの手に賜わるのです。そこには地にあるもの一つとして欠けているものはありません」。
Job 21:9-15
9その家は安らかで、恐れがなく、神のつえは彼らの上に臨むことがない。 10その雄牛は種を与えて、誤ることなく、その雌牛は子を産んで、そこなうことがない。 11彼らはその小さい者どもを群れのように連れ出し、その子らは舞い踊る。
12彼らは手 鼓と琴に合わせて歌い、笛の音によって楽しみ、 13その日をさいわいに過ごし、安らかに陰府にくだる。 14彼らは神に言う、『われわれを離れよ、われわれはあなたの道を知ることを好まない。 15全能者は何者なので、われわれはこれに仕えねばならないのか。われわれはこれに祈っても、なんの益があるか』と。
Psalms 17:14
14主よ、み手をもって人々からわたしをお救いください。すなわち自分の分け前をこの世で受け、あなたの宝をもってその腹を満たされる世の人々からわたしをお救いください。彼らは多くの子に飽き足り、その富を幼な子に残すのです。
Psalms 73:7
7彼らは肥え太って、その目はとびいで、その心は愚かな思いに満ちあふれている。
Ecclesiastes 2:4-10
4わたしは大きな事業をした。わたしは自分のために家を建て、ぶどう畑を設け、 5園と庭をつくり、またすべて実のなる木をそこに植え、 6池をつくって、木のおい茂る林に、そこから水を注がせた。 7わたしは男女の奴隷を買った。またわたしの家で生れた奴隷を持っていた。わたしはまた、わたしより先にエルサレムにいただれよりも多くの牛や羊の財産を持っていた。 8わたしはまた銀と金を集め、王たちと国々の財宝を集めた。またわたしは歌うたう男、歌うたう女を得た。また人の子の楽しみとするそばめを多く得た。 9こうして、わたしは大いなる者となり、わたしより先にエルサレムにいたすべての者よりも、大いなる者となった。わたしの知恵もまた、わたしを離れなかった。 10なんでもわたしの目の好むものは遠慮せず、わたしの心の喜ぶものは拒まなかった。わたしの心がわたしのすべての労苦によって、快楽を得たからである。そしてこれはわたしのすべての労苦によって得た報いであった。
Luke 12:19-20
19そして自分の魂に言おう。たましいよ、おまえには長年 分の食糧がたくさんたくわえてある。さあ安心せよ、食え、飲め、楽しめ』。 20すると神が彼に言われた、『愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか』。
*「しかし神は、その人にこれを持つことを許されないで、他人がこれを持つようになる。」
Deuteronomy 28:33
33あなたの地の産物およびあなたの労して獲た物はみなあなたの知らない民が食べるであろう。あなたは、ただ常にしえたげられ、苦しめられるのみであろう。
Deuteronomy 28:43
43あなたのうちに寄留する他国 人は、ますます高くなり、あなたの上に出て、あなたはますます低くなるであろう。
Psalms 39:6
6まことに人は影のように、さまよいます。まことに彼らはむなしい事のために騒ぎまわるのです。彼は積みたくわえるけれども、だれがそれを収めるかを知りません。
Lamentations 5:2
2われわれの嗣 業は他国の人に移り、家は異邦人のものとなった。
Hosea 7:9
9他国 人らは彼の力を食い尽すが、彼はそれを知らない。しらがが混じってはえても、それを悟らない。
*「これは空である。悪しき病である。」
Ecclesiastes 4:4
4また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
Ecclesiastes 4:8
8ここに人がある。ひとりであって、仲 間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。
Ecclesiastes 5:16
16人は全くその来たように、また去って行かなければならない。これもまた悲しむべき悪である。風のために労する者になんの益があるか。
●伝6:3 たとい人は百人の子をもうけ、また命長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。
*「たとい人は百人の子をもうけ、また命長く、」
Genesis 33:5
5エサウは目をあげて女と子供たちを見て言った、「あなたと一緒にいるこれらの者はだれですか」。ヤコブは言った、「神がしもべに授けられた子供たちです」。
1 Samuel 2:20-21
20エリはいつもエルカナとその妻を祝福して言った、「この女が主にささげた者のかわりに、主がこの女によってあなたに子を与えられるように」。そして彼らはその家に帰るのを常とした。 21こうして主がハンナを顧みられたので、ハンナはみごもって、三人の男の子とふたりの女の子を産んだ。わらべサムエルは主の前で育った。
2 Kings 10:1
1アハブはサマリヤに七十人の子供があった。エヒウは手紙をしたためてサマリヤに送り、町のつかさたちと、長老たちと、アハブの子供の守役たちとに伝えて言った、
1 Chronicles 28:5
5そして主はわたしに多くの子を賜わり、そのすべての子らのうちからわが子ソロモンを選び、これを主の国の位にすわらせて、イスラエルを治めさせようとせられた。
2 Chronicles 11:21
21レハベアムはアブサロムの娘マアカをすべての妻とそばめにまさって愛した。彼は妻十八人、そばめ六十人をめとって、男の子二十八人と女の子六十人をもうけた。
Esther 5:11
11そしてハマンはその富の栄華と、そのむすこたちの多いことと、すべて王が自分を重んじられたこと、また王の大臣および侍臣たちにまさって自分を昇進させられたことを彼らに語った。
Psalms 127:4-5
4壮年の時の子供は勇士の手にある矢のようだ。 5矢の満ちた矢筒を持つ人はさいわいである。彼は門で敵と物言うとき恥じることはない。
Proverbs 17:6
6孫は老人の冠である、父は子の栄えである。
*「そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、」
Genesis 47:9
9ヤコブはパロに言った、「わたしの旅路のとしつきは、百三十年です。わたしのよわいの日はわずかで、ふしあわせで、わたしの先祖たちのよわいの日と旅路の日には及びません」。
Ecclesiastes 5:17-19
17人は一生、暗やみと、悲しみと、多くの悩みと、病と、憤りの中にある。 18見よ、わたしが見たところの善かつ美なる事は、神から賜わった短い一生の間、食い、飲み、かつ日の下で労するすべての労苦によって、楽しみを得る事である。これがその分だからである。 19また神はすべての人に富と宝と、それを楽しむ力を与え、またその分を取らせ、その労苦によって楽しみを得させられる。これが神の賜物である。
*「また葬られることがなければ、」
2 Kings 9:35
35しかし彼らが彼女を葬ろうとして行って見ると、頭蓋骨と、足と、たなごころのほか何もなかったので、
Esther 7:10
10そこで人々はハマンをモルデカイのために備えてあったその木に掛けた。こうして王の怒りは和らいだ。
Esther 9:14-15
14王はそうせよと命じたので、スサにおいて詔が出て、ハマンの十人の子は木に掛けられた。
15アダルの月の十四日にまたスサにいるユダヤ人が集まり、スサで三百人を殺した。しかし、そのぶんどり物には手をかけなかった。
Isaiah 14:19-20
19しかしあなたは忌みきらわれる月 足らぬ子のように墓のそとに捨てられ、つるぎで刺し殺された者でおおわれ、踏みつけられる死体のように穴の石に下る。 20あなたは自分の国を滅ぼし、自分の民を殺したために、彼らと共に葬られることはない。どうか、悪を行う者の子孫はとこしえに名を呼ばれることのないように。
Jeremiah 22:19
19ろばが埋められるように、彼は葬られる。引かれて行って、エルサレムの門の外に投げ捨てられる」。
Jeremiah 36:30
30それゆえ主はユダの王エホヤキムについてこう言われる、彼の子孫にはダビデの位にすわる者がなくなる。また彼の死体は捨てられて昼は暑さにあい、夜は霜にあう。
*「わたしは言う、流産の子はその人にまさると。」
Job 3:16
16なにゆえ、わたしは人知れずおりる胎児のごとく、光を見ないみどりごのようでなかったのか。
Psalms 58:8
8また溶けてどろどろになるかたつむりのように、時ならず生れた日を見ぬ子のようにしてください。
Ecclesiastes 4:3
3しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。
Matthew 26:24
24 人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」
●伝6:4 これはむなしく来て、暗やみの中に去って行き、その名は暗やみにおおわれる。
*「節全体」
Psalms 109:13
13その子孫を絶えさせ、その名を次の代に消し去ってください。
●伝6:5 またこれは日を見ず、物を知らない。けれどもこれは彼よりも安らかである。
*「節全体」
Job 3:10-13
10これは、わたしの母の胎の戸を閉じず、また悩みをわたしの目に隠さなかったからである。
11なにゆえ、わたしは胎から出て、死ななかったのか。腹から出たとき息が絶えなかったのか。
12なにゆえ、ひざが、わたしを受けたのか。なにゆえ、乳ぶさがあって、わたしはそれを吸ったのか。
13そうしなかったならば、わたしは伏して休み、眠ったであろう。そうすればわたしは安んじており、
Job 14:1
1女から生れる人は日が短く、悩みに満ちている。
Psalms 58:8
8また溶けてどろどろになるかたつむりのように、時ならず生れた日を見ぬ子のようにしてください。
Psalms 90:7-9
7われらはあなたの怒りによって消えうせ、あなたの憤りによって滅び去るのです。 8あなたはわれらの不義をみ前におき、われらの隠れた罪をみ顔の光のなかにおかれました。 9われらのすべての日は、あなたの怒りによって過ぎ去り、われらの年の尽きるのは、ひと息のようです。
●伝6:6 たとい彼は千年に倍するほど生きても幸福を見ない。みな一つ所に行くのではないか。
*「たとい彼は千年に倍するほど生きても」
Genesis 5:5
5アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。
Genesis 5:23-24
23エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。 24エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。
Isaiah 65:22
22彼らが建てる所に、ほかの人は住まず、彼らが植えるものは、ほかの人が食べない。わが民の命は、木の命のようになり、わが選んだ者は、その手のわざをながく楽しむからである。
*「幸福を見ない。」
Job 7:7
7記憶せよ、わたしの命は息にすぎないことを。わたしの目は再び幸を見ることがない。
Psalms 4:6-7
6多くの人は言う、「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。主よ、どうか、み顔の光をわたしたちの上に照されるように」と。 7あなたがわたしの心にお与えになった喜びは、穀物と、ぶどう酒の豊かな時の喜びにまさるものでした。
Psalms 34:12
12さいわいを見ようとして、いのちを慕い、ながらえることを好む人はだれか。
Ecclesiastes 6:3
3たとい人は百人の子をもうけ、また命 長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。
Isaiah 65:20
20わずか数日で死ぬみどりごと、おのが命の日を満たさない老人とは、もはやその中にいない。百歳で死ぬ者も、なお若い者とせられ、百歳で死ぬ者は、のろわれた罪びととされる。
Jeremiah 17:6
6彼は荒野に育つ小さい木のように、何も良いことの来るのを見ない。荒野の、干上がった所に住み、人の住まない塩 地にいる。
*「みな一つ所に行くのではないか。」
Job 1:21
21そして言った、「わたしは裸で母の胎を出た。また裸でかしこに帰ろう。主が与え、主が取られたのだ。主のみ名はほむべきかな」。
Job 30:23
23わたしは知っている、あなたはわたしを死に帰らせ、すべての生き物の集まる家に帰らせられることを。
Ecclesiastes 3:20
20みな一つ所に行く。皆ちりから出て、皆ちりに帰る。
Ecclesiastes 12:7
7ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る。
Hebrews 9:27
27そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように、
●伝6:7 人の労苦は皆、その口のためである。しかしその食欲は満たされない。
*「人の労苦は皆、その口のためである。」
Genesis 3:17-19
17更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。 18地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。 19あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから。あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。
Proverbs 16:26
26ほねおる者は飲食のためにほねおる、その口が自分に迫るからである。
Matthew 6:25
25それだから、あなたがたに言っておく。何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。
John 6:27
27朽ちる食物のためではなく、永遠の命に至る朽ちない食物のために働くがよい。これは人の子があなたがたに与えるものである。父なる神は、人の子にそれをゆだねられたのである」。
1 Timothy 6:6-8
6しかし、信心があって足ることを知るのは、大きな利得である。 7わたしたちは、何ひとつ持たないでこの世にきた。また、何ひとつ持たないでこの世を去って行く。 8ただ衣食があれば、それで足れりとすべきである。
*「しかしその食欲は満たされない。」
Ecclesiastes 5:10
10金銭を好む者は金銭をもって満足しない。富を好む者は富を得て満足しない。これもまた空である。
Ecclesiastes 6:3
3たとい人は百人の子をもうけ、また命 長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。
Luke 12:19
19そして自分の魂に言おう。たましいよ、おまえには長年 分の食糧がたくさんたくわえてある。さあ安心せよ、食え、飲め、楽しめ』。
●伝6:8 賢い者は愚かな者になんのまさるところがあるか。また生ける者の前に歩むことを知る貧しい者もなんのまさるところがあるか。
*「賢い者は愚かな者になんのまさるところがあるか。」
Ecclesiastes 2:14-16
14知者の目は、その頭にある。しかし愚者は暗やみを歩む。けれどもわたしはなお同一の運命が彼らのすべてに臨むことを知っている。 15わたしは心に言った、「愚者に臨む事はわたしにも臨むのだ。それでどうしてわたしは賢いことがあろう」。わたしはまた心に言った、「これもまた空である」と。 16そもそも、知者も愚者も同様に長く覚えられるものではない。きたるべき日には皆 忘れられてしまうのである。知者が愚者と同じように死ぬのは、どうしたことであろう。
Ecclesiastes 5:11
11財産が増せば、これを食う者も増す。その持ち主は目にそれを見るだけで、なんの益があるか。
*「また生ける者の前に歩むことを知る貧しい者もなんのまさるところがあるか。」
Genesis 17:1
1アブラムの九十九歳の時、主はアブラムに現れて言われた、「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。
Psalms 101:2
2わたしは全き道に心をとめます。あなたはいつ、わたしに来られるでしょうか。わたしは直き心をもって、わが家のうちを歩みます。
Psalms 116:9
9わたしは生ける者の地で、主のみ前に歩みます。
Proverbs 19:1
1正しく歩む貧しい者は、曲ったことを言う愚かな者にまさる。
Luke 1:6
6ふたりとも神のみまえに正しい人であって、主の戒めと定めとを、みな落度なく行っていた。
1 Timothy 6:17
17この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、
●伝6:9 目に見る事は欲望のさまよい歩くにまさる。これもまた空であって、風を捕えるようなものである。
*「目に見る事は ・・・にまさる。」
Ecclesiastes 2:24
24人は食い飲みし、その労苦によって得たもので心を楽しませるより良い事はない。これもまた神の手から出ることを、わたしは見た。
Ecclesiastes 3:12-13
12わたしは知っている。人にはその生きながらえている間、楽しく愉快に過ごすよりほかに良い事はない。 13またすべての人が食い飲みし、そのすべての労苦によって楽しみを得ることは神の賜物である。
Ecclesiastes 5:18
18見よ、わたしが見たところの善かつ美なる事は、神から賜わった短い一生の間、食い、飲み、かつ日の下で労するすべての労苦によって、楽しみを得る事である。これがその分だからである。
*「欲望のさまよい歩く」
Job 31:7
7もしわたしの歩みが、道をはなれ、わたしの心がわたしの目にしたがって歩み、わたしの手に汚れがついていたなら、
Proverbs 30:15-16
15 蛭にふたりの娘があって、「与えよ、与えよ」という。飽くことを知らないものが三つある、いや、四つあって、皆「もう、たくさんです」と言わない。
16 すなわち陰府、不妊の胎、水にかわく地、「もう、たくさんだ」といわない火がそれである。
Jeremiah 2:20
20「あなたは久しい以前に自分のくびきを折り、自分のなわめを断ち切って、『わたしは仕えることをしない』と言った。そして、すべての高い丘の上と、すべての青
木の下で、遊女のように身をかがめた。
*「これもまた空であって、風を捕えるようなものである。」
Ecclesiastes 1:2
2伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。
Ecclesiastes 1:14
14わたしは日の下で人が行うすべてのわざを見たが、みな空であって風を捕えるようである。
Ecclesiastes 2:11
11そこで、わたしはわが手のなしたすべての事、およびそれをなすに要した労苦を顧みたとき、見よ、皆、空であって、風を捕えるようなものであった。日の下には益となるものはないのである。
Ecclesiastes 2:22-23
22そもそも、人は日の下で労するすべての労苦と、その心づかいによってなんの得るところがあるか。
23そのすべての日はただ憂いのみであって、そのわざは苦しく、その心は夜の間も休まることがない。これもまた空である。
Ecclesiastes 4:4
4また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
Ecclesiastes 6:2
2すなわち神は富と、財産と、誉とを人に与えて、その心に慕うものを、一つも欠けることのないようにされる。しかし神は、その人にこれを持つことを許されないで、他人がこれを持つようになる。これは空である。悪しき病である。
●伝6:10 今あるものは、すでにその名がつけられた。そして人はいかなる者であるかは知られた。それで人は自分よりも力強い者と争うことはできない。
*「今あるものは、すでにその名がつけられた。」
Ecclesiastes 1:9-11
9先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。 10「見よ、これは新しいものだ」と言われるものがあるか、それはわれわれの前にあった世々に、すでにあったものである。 11前の者のことは覚えられることがない、また、きたるべき後の者のことも、後に起る者はこれを覚えることがない。
Ecclesiastes 3:15
15今あるものは、すでにあったものである。後にあるものも、すでにあったものである。神は追いやられたものを尋ね求められる。
*「そして人はいかなる者であるかは知られた。」
Genesis 3:9
9主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。
Genesis 3:17-19
17更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。 18地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。 19あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから。あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。
Job 14:1-4
1女から生れる人は日が短く、悩みに満ちている。 2彼は花のように咲き出て枯れ、影のように飛び去って、とどまらない。 3あなたはこのような者にさえ目を開き、あなたの前に引き出して、さばかれるであろうか。 4だれが汚れたもののうちから清いものを出すことができようか、ひとりもない。
Psalms 39:6
6まことに人は影のように、さまよいます。まことに彼らはむなしい事のために騒ぎまわるのです。彼は積みたくわえるけれども、だれがそれを収めるかを知りません。
Psalms 82:6-7
6わたしは言う、「あなたがたは神だ、あなたがたは皆いと高き者の子だ。 7しかし、あなたがたは人のように死に、もろもろの君のひとりのように倒れるであろう」。
Psalms 103:15
15人は、そのよわいは草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。
*「それで人は自分よりも力強い者と争うことはできない。」
Job 9:3-4
3よし彼と争おうとしても、千に一つも答えることができない。 4彼は心
賢く、力強くあられる。だれが彼にむかい、おのれをかたくなにして、栄えた者があるか。
Job 9:32
32神はわたしのように人ではないゆえ、わたしは彼に答えることができない。われわれは共にさばきに臨むことができない。
Job 33:13
13あなたが『彼はわたしの言葉に少しも答えられない』といって、彼に向かって言い争うのは、どういうわけであるか。
Job 40:2
2「非難する者が全能者と争おうとするのか、神と論ずる者はこれに答えよ」。
Isaiah 45:9-10
9陶器が陶器 師と争うように、おのれを造った者と争う者はわざわいだ。粘土は陶器 師にむかって『あなたは何を造るか』と言い、あるいは『あなたの造った物には手がない』と言うだろうか。 10父にむかって『あなたは、なぜ子をもうけるのか』と言い、あるいは女にむかって『あなたは、なぜ産みの苦しみをするのか』と言う者はわざわいだ」。
Jeremiah 49:19
19見よ、ししがヨルダンの密林から上ってきて、じょうぶな羊のおりを襲うように、わたしは、たちまち彼らをそこから逃げ走らせ、わたしの選ぶ者をその上に立てる。だれかわたしのような者があるであろうか。だれがわたしを呼びつけることができようか。どの牧者がわたしの前に立つことができようか。
Romans 9:19-20
19そこで、あなたは言うであろう、「なぜ神は、なおも人を責められるのか。だれが、神の意図に逆らい得ようか」。 20ああ人よ。あなたは、神に言い逆らうとは、いったい、何者なのか。造られたものが造った者に向かって、「なぜ、わたしをこのように造ったのか」と言うことがあろうか。
●伝6:11 言葉が多ければむなしい事も多い。人になんの益があるか。
*「節全体」
Psalms 73:6
6それゆえ高慢は彼らの首 飾となり、暴力は衣のように彼らをおおっている。
Ecclesiastes 1:6-9
6風は南に吹き、また転じて、北に向かい、めぐりにめぐって、またそのめぐる所に帰る。
7川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所にまた帰って行く。
8すべての事は人をうみ疲れさせる、人はこれを言いつくすことができない。目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。 9先にあったことは、また後にもある、先になされた事は、また後にもなされる。日の下には新しいものはない。
Ecclesiastes 1:17-18
17わたしは心をつくして知恵を知り、また狂気と愚痴とを知ろうとしたが、これもまた風を捕えるようなものであると悟った。 18それは知恵が多ければ悩みが多く、知識を増す者は憂いを増すからである。
Ecclesiastes 2:3-11
3わたしの心は知恵をもってわたしを導いているが、わたしは酒をもって自分の肉体を元気づけようと試みた。また、人の子は天が下でその短い一生の間、どんな事をしたら良いかを、見きわめるまでは、愚かな事をしようと試みた。 4わたしは大きな事業をした。わたしは自分のために家を建て、ぶどう畑を設け、
5園と庭をつくり、またすべて実のなる木をそこに植え、 6池をつくって、木のおい茂る林に、そこから水を注がせた。 7わたしは男女の奴隷を買った。またわたしの家で生れた奴隷を持っていた。わたしはまた、わたしより先にエルサレムにいただれよりも多くの牛や羊の財産を持っていた。 8わたしはまた銀と金を集め、王たちと国々の財宝を集めた。またわたしは歌うたう男、歌うたう女を得た。また人の子の楽しみとするそばめを多く得た。 9こうして、わたしは大いなる者となり、わたしより先にエルサレムにいたすべての者よりも、大いなる者となった。わたしの知恵もまた、わたしを離れなかった。 10なんでもわたしの目の好むものは遠慮せず、わたしの心の喜ぶものは拒まなかった。わたしの心がわたしのすべての労苦によって、快楽を得たからである。そしてこれはわたしのすべての労苦によって得た報いであった。 11そこで、わたしはわが手のなしたすべての事、およびそれをなすに要した労苦を顧みたとき、見よ、皆、空であって、風を捕えるようなものであった。日の下には益となるものはないのである。
Ecclesiastes 3:19
19人の子らに臨むところは獣にも臨むからである。すなわち一様に彼らに臨み、これの死ぬように、彼も死ぬのである。彼らはみな同様の息をもっている。人は獣にまさるところがない。すべてのものは空だからである。
Ecclesiastes 4:1-4
1わたしはまた、日の下に行われるすべてのしえたげを見た。見よ、しえたげられる者の涙を。彼らを慰める者はない。しえたげる者の手には権力がある。しかし彼らを慰める者はいない。 2それで、わたしはなお生きている生存者よりも、すでに死んだ死者を、さいわいな者と思った。 3しかし、この両者よりもさいわいなのは、まだ生れない者で、日の下に行われる悪しきわざを見ない者である。 4また、わたしはすべての労苦と、すべての巧みなわざを見たが、これは人が互にねたみあってなすものである。これもまた空であって、風を捕えるようである。
Ecclesiastes 4:8
8ここに人がある。ひとりであって、仲 間もなく、子もなく、兄弟もない。それでも彼の労苦は窮まりなく、その目は富に飽くことがない。また彼は言わない、「わたしはだれのために労するのか、どうして自分を楽しませないのか」と。これもまた空であって、苦しいわざである。
Ecclesiastes 4:16
16すべての民は果てしがない。彼はそのすべての民を導いた。しかし後に来る者は彼を喜ばない。たしかに、これもまた空であって、風を捕えるようである。
Ecclesiastes 5:7
7夢が多ければ空なる言葉も多い。しかし、あなたは神を恐れよ。
Hosea 12:1
1エフライムはひねもす風を牧し、東風を追い、偽りと暴虐とを増し加え、アッスリヤと取引をなし、油をエジプトに送った。
●伝6:12 人はその短く、むなしい命の日を影のように送るのに、何が人のために善であるかを知ることができよう。だれがその身の後に、日の下に何があるであろうかを人に告げることができるか。
*「人はその短く、・・・何が人のために善であるかを知ることができよう。」
Psalms
4:6
6多くの人は言う、「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。主よ、どうか、み顔の光をわたしたちの上に照されるように」と。
Psalms
16:5
5主はわたしの嗣 業、またわたしの杯にうくべきもの。あなたはわたしの分け前を守られる。
Psalms
17:15
15しかしわたしは義にあって、み顔を見、目ざめる時、みかたちを見て、満ち足りるでしょう。
Psalms
47:4
4主はその愛されたヤコブの誇をわれらの嗣 業として、われらのために選ばれた。[セラ
Ecclesiastes
2:3
3わたしの心は知恵をもってわたしを導いているが、わたしは酒をもって自分の肉体を元気づけようと試みた。また、人の子は天が下でその短い一生の間、どんな事をしたら良いかを、見きわめるまでは、愚かな事をしようと試みた。
Ecclesiastes
12:13
13事の帰する所は、すべて言われた。すなわち、神を恐れ、その命令を守れ。これはすべての人の本分である。
Lamentations
3:24-27
24わが魂は言う、「主はわたしの受くべき分である、それゆえ、わたしは彼を待ち望む」と。
25主はおのれを待ち望む者と、おのれを尋ね求める者にむかって恵みふかい。 26主の救を静かに待ち望むことは、良いことである。 27人が若い時にくびきを負うことは、良いことである。
Micah
6:8
8人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか。
*「むなしい命の日を影のように送るのに、」
1 Chronicles 29:15
15われわれはあなたの前ではすべての先祖たちのように、旅びとです、寄留者です。われわれの世にある日は影のようで、長くとどまることはできません。
Job 8:9
9われわれはただ、きのうからあった者で、何も知らない、われわれの世にある日は、影のようなものである。
Job 14:2
2彼は花のように咲き出て枯れ、影のように飛び去って、とどまらない。
Psalms 39:5-6
5見よ、あなたはわたしの日をつかのまとされました。わたしの一生はあなたの前では無にひとしいのです。まことに、すべての人はその盛んな時でも息にすぎません。[セラ 6まことに人は影のように、さまよいます。まことに彼らはむなしい事のために騒ぎまわるのです。彼は積みたくわえるけれども、だれがそれを収めるかを知りません。
Psalms 89:47
47主よ、人のいのちの、いかに短く、すべての人の子を、いかにはかなく造られたかを、みこころにとめてください。
Psalms 90:10-12
10われらのよわいは七十年にすぎません。あるいは健やかであっても八十年でしょう。しかしその一生はただ、ほねおりと悩みであって、その過ぎゆくことは速く、われらは飛び去るのです。 11だれがあなたの怒りの力を知るでしょうか。だれがあなたをおそれる恐れにしたがってあなたの憤りを知るでしょうか。 12われらにおのが日を数えることを教えて、知恵の心を得させてください。
Ecclesiastes 8:13
13しかし悪人には幸福がない。またその命は影のようであって長くは続かない。彼は神の前に恐れをいだかないからである。
Ecclesiastes 9:6
6その愛も、憎しみも、ねたみも、すでに消えうせて、彼らはもはや日の下に行われるすべての事に、永久にかかわることがない。
Psalms 102:11
11わたしのよわいは夕暮の日 影のようです。わたしは草のようにしおれました。
Psalms 109:23
23わたしは夕日の影のように去りゆき、いなごのように追い払われます。
Psalms 144:4
4人は息にひとしく、その日は過ぎゆく影にひとしいのです。
James 4:14
14あなたがたは、あすのこともわからぬ身なのだ。あなたがたのいのちは、どんなものであるか。あなたがたは、しばしの間あらわれて、たちまち消え行く霧にすぎない。
*「だれがその身の後に、日の下に何があるであろうかを人に告げることができるか。」
Job 14:21
21彼の子らは尊くなっても、彼はそれを知らない、卑しくなっても、それを悟らない。
Ecclesiastes 3:22
22それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。これが彼の分だからである。だれが彼をつれていって、その後の、どうなるかを見させることができようか。
Ecclesiastes 8:7
7後に起る事を知る者はない。どんな事が起るかをだれが彼に告げ得よう。