●創  19:1

19:1 そのふたりのみ使は夕暮にソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して、

 

*「そのふたりのみ使は夕暮にソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。

Genesis 18:1-3

1主はマムレのテレビンの木のかたわらでアブラハムに現れられた。それは昼の暑いころで、彼は天幕の入口にすわっていたが、  2目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。彼はこれを見て、天幕の入口から走って行って彼らを迎え、地に身をかがめて、  3言った、「わが主よ、もしわたしがあなたの前に恵みを得ているなら、どうぞしもべを通り過ごさないでください。

Genesis 18:22

 22その人々はそこから身を巡らしてソドムの方に行ったが、アブラハムはなお、主の前に立っていた。

 

*「ロトは彼らを見て、立って迎え、

Genesis 18:1-5

1主はマムレのテレビンの木のかたわらでアブラハムに現れられた。それは昼の暑いころで、彼は天幕の入口にすわっていたが、  2目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。彼はこれを見て、天幕の入口から走って行って彼らを迎え、地に身をかがめて、  3言った、「わが主よ、もしわたしがあなたの前に恵みを得ているなら、どうぞしもべを通り過ごさないでください。  4水をすこし取ってこさせますから、あなたがたは足を洗って、この木の下でお休みください。  5わたしは一口のパンを取ってきます。元気をつけて、それからお出かけください。せっかくしもべの所においでになったのですから」。彼らは言った、「お言葉どおりにしてください」。

Job 31:32

 32(他国人はちまたに宿らず、/わたしはわが門を旅びとに開いた。)

Hebrews 13:2

 2旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。

 

*「地に伏して、

Genesis 18:2

2目を上げて見ると、三人の人が彼に向かって立っていた。彼はこれを見て、天幕の入口から走って行って彼らを迎え、地に身をかがめて、

 

 

●創  19:2

19:2 言った、「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」。彼らは言った、「いや、われわれは広場で夜を過ごします」。

 

*「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って・・・お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください

Hebrews 13:2

2旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。

 

*「足を洗い、

Genesis 18:4

4水をすこし取ってこさせますから、あなたがたは足を洗って、この木の下でお休みください。

 

*「彼らは言った、「いや、われわれは広場で夜を過ごします」。

Judges 19:17-21

17彼は目をあげて、町の広場に旅人のおるのを見た。老人は言った、「あなたはどこへ行かれるのですか。どこからおいでになりましたか」。  18その人は言った、「われわれはユダのベツレヘムから、エフライムの山地の奥へ行くものです。わたしはあそこの者で、ユダのベツレヘムへ行き、今わたしの家に帰るところですが、だれもわたしを家に泊めてくれる者がありません。  19われわれには、ろばのわらも飼葉もあり、またわたしと、はしためと、しもべと共にいる若者との食物も酒もあって、何も欠けているものはありません」。  20老人は言った、「安心しなさい。あなたの必要なものはなんでも備えましょう。ただ広場で夜を過ごしてはなりません」。  21そして彼を家に連れていって、ろばに飼葉を与えた。彼らは足を洗って飲み食いした。

Luke 24:28-29

 28それから、彼らは行こうとしていた村に近づいたが、イエスがなお先へ進み行かれる様子であった。  29そこで、しいて引き止めて言った、「わたしたちと一緒にお泊まり下さい。もう夕暮になっており、日もはや傾いています」。イエスは、彼らと共に泊まるために、家にはいられた。

Acts 16:15

 15そして、この婦人もその家族も、共にバプテスマを受けたが、その時、彼女は「もし、わたしを主を信じる者とお思いでしたら、どうぞ、わたしの家にきて泊まって下さい」と懇望し、しいてわたしたちをつれて行った。

 

 

●創  19:3

19:3 しかしロトがしいて勧めたので、彼らはついに彼の所に寄り、家にはいった。ロトは彼らのためにふるまいを設け、種入れぬパンを焼いて食べさせた。

 

*「しかしロトがしいて勧めたので、彼らはついに彼の所に寄り、家にはいった。

2 Kings 4:8

8ある日エリシャはシュネムへ行ったが、そこにひとりの裕福な婦人がいて、しきりに彼に食事をすすめたので、彼はそこを通るごとに、そこに寄って食事をした。

Luke 11:8

 8しかし、よく聞きなさい、友人だからというのでは起きて与えないが、しきりに願うので、起き上がって必要なものを出してくれるであろう。

Luke 14:23

 23主人が僕に言った、『道やかきねのあたりに出て行って、この家がいっぱいになるように、人々を無理やりにひっぱってきなさい。

Luke 24:28-29

 28それから、彼らは行こうとしていた村に近づいたが、イエスがなお先へ進み行かれる様子であった。  29そこで、しいて引き止めて言った、「わたしたちと一緒にお泊まり下さい。もう夕暮になっており、日もはや傾いています」。イエスは、彼らと共に泊まるために、家にはいられた。

2 Corinthians 5:14

 14なぜなら、キリストの愛がわたしたちに強く迫っているからである。わたしたちはこう考えている。ひとりの人がすべての人のために死んだ以上、すべての人が死んだのである。

 

*「ロトは彼らのためにふるまいを設け、

Genesis 18:6-8

6そこでアブラハムは急いで天幕に入り、サラの所に行って言った、「急いで細かい麦粉三セヤをとり、こねてパンを造りなさい」。  7アブラハムは牛の群れに走って行き、柔らかな良い子牛を取って若者に渡したので、急いで調理した。  8そしてアブラハムは凝乳と牛乳および子牛の調理したものを取って、彼らの前に供え、木の下で彼らのかたわらに立って給仕し、彼らは食事した。

Genesis 21:8

 8さて、おさなごは育って乳離れした。イサクが乳離れした日にアブラハムは盛んなふるまいを設けた。

Luke 5:29

 29それから、レビは自分の家で、イエスのために盛大な宴会を催したが、取税人やそのほか大ぜいの人々が、共に食卓に着いていた。

John 12:2

 2イエスのためにそこで夕食の用意がされ、マルタは給仕をしていた。イエスと一緒に食卓についていた者のうちに、ラザロも加わっていた。

Hebrews 13:2

 2旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。

 

*「種入れぬパンを焼いて食べさせた。

Genesis 18:6

6そこでアブラハムは急いで天幕に入り、サラの所に行って言った、「急いで細かい麦粉三セヤをとり、こねてパンを造りなさい」。

Exodus 12:15

 15七日の間あなたがたは種入れぬパンを食べなければならない。その初めの日に家からパン種を取り除かなければならない。第一日から第七日までに、種を入れたパンを食べる人はみなイスラエルから断たれるであろう。

Exodus 12:39

 39そして彼らはエジプトから携えて出た練り粉をもって、種入れぬパンの菓子を焼いた。まだパン種を入れていなかったからである。それは彼らがエジプトから追い出されて滞ることができず、また、何の食料をも整えていなかったからである。

Judges 6:19

 19そこでギデオンは自分の家に行って、やぎの子を整え、一エパの粉で種入れぬパンをつくり、肉をかごに入れ、あつものをつぼに盛り、テレビンの木の下におる彼のもとに持ってきて、それを供えた。

1 Samuel 28:24

 24その女は家に肥えた子牛があったので、急いでそれをほふり、また麦粉をとり、こねて、種入れぬパンを焼き、

1 Corinthians 5:8

 8ゆえに、わたしたちは、古いパン種や、また悪意と邪悪とのパン種を用いずに、パン種のはいっていない純粋で真実なパンをもって、祭をしようではないか。

 

 

●創  19:4

19:4 ところが彼らの寝ないうちに、ソドムの町の人々は、若い者も老人も、民がみな四方からきて、その家を囲み、

 

*「ところが彼らの寝ないうちに、ソドムの町の人々は、若い者も老人も、・・・その家を囲み、

Proverbs 4:16

16彼らは悪を行わなければ眠ることができず、人をつまずかせなければ、寝ることができず、

Proverbs 6:18

 18悪しき計りごとをめぐらす心、すみやかに悪に走る足、

Micah 7:3

 3両手は悪い事をしようと努めてやまない。つかさと裁判官はまいないを求め、大いなる人はその心の悪い欲望を言いあらわし、こうして彼らはその悪を仕組む。

Romans 3:15

 15彼らの足は、血を流すのに速く、

 

*「民がみな四方からきて、

Genesis 13:13

13ソドムの人々はわるく、主に対して、はなはだしい罪びとであった。

Genesis 18:20

 20主はまた言われた、「ソドムとゴモラの叫びは大きく、またその罪は非常に重いので、

Exodus 16:2

 2その荒野でイスラエルの人々の全会衆は、モーセとアロンにつぶやいた。

Exodus 23:2

 2あなたは多数に従って悪をおこなってはならない。あなたは訴訟において、多数に従って片寄り、正義を曲げるような証言をしてはならない。

Jeremiah 5:1-6

 1エルサレムのちまたを行きめぐり、見て、知るがよい。その広場を尋ねて、公平を行い、真実を求める者が、ひとりでもあるか捜してみよ。あれば、わたしはエルサレムをゆるす。  2彼らは、「主は生きておられる」と言うけれども、実は、偽って誓うのだ。  3主よ、あなたの目は、真実を顧みられるではありませんか。あなたが彼らを打たれても、痛みを覚えず、彼らを滅ぼされても、懲らしめを受けることを拒み、その顔を岩よりも堅くして、悔い改めることを拒みました。  4それで、わたしは言った、「これらはただ貧しい愚かな人々で、主の道と、神のおきてを知りません。  5わたしは偉い人たちの所へ行って、彼らに語ります。彼らは主の道を知り、神のおきてを知っています」。ところが、彼らも皆おなじように、くびきを折り、なわめを断っていた。  6それゆえ林から、ししが出てきて彼らを殺し、荒野から、おおかみが出てきて彼らを滅ぼす。ひょうは彼らの町々をねらっている。そこから出る者はみな裂かれる。彼らの罪が多く、その背信がはなはだしいからである。

Jeremiah 5:31

 31預言者は偽って預言し、祭司は自分の手によって治め、わが民はこのようにすることを愛している。しかしあなたがたは/その終りにはどうするつもりか。

Matthew 27:20-25

 20しかし、祭司長、長老たちは、バラバをゆるして、イエスを殺してもらうようにと、群衆を説き伏せた。  21総督は彼らにむかって言った、「ふたりのうち、どちらをゆるしてほしいのか」。彼らは「バラバの方を」と言った。  22ピラトは言った、「それではキリストといわれるイエスは、どうしたらよいか」。彼らはいっせいに「十字架につけよ」と言った。  23しかし、ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると彼らはいっそう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。  24ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」。  25すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。

 

 

●創  19:5

19:5 ロトに叫んで言った、「今夜おまえの所にきた人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」。

 

*「節全体」

Leviticus 18:22

22あなたは女と寝るように男と寝てはならない。これは憎むべきことである。

Leviticus 20:13

 13女と寝るように男と寝る者は、ふたりとも憎むべき事をしたので、必ず殺されなければならない。その血は彼らに帰するであろう。

Judges 19:22

 22彼らが楽しく過ごしていた時、町の人々の悪い者どもがその家を取り囲み、戸を打ちたたいて、家のあるじである老人に言った、「あなたの家にきた人を出しなさい。われわれはその者を知るであろう」。

Isaiah 1:9

 9もし万軍の主が、われわれに少しの生存者を残されなかったなら、われわれはソドムのようになり、またゴモラと同じようになったであろう。

Isaiah 3:9

 9彼らの不公平は彼らにむかって不利なあかしをし、ソドムのようにその罪をあらわして隠さない。わざわいなるかな、彼らはみずから悪の報いをうけた。

Jeremiah 3:3

 3それゆえ雨はとどめられ、春の雨は降らなかった。しかもあなたには遊女の額があり、少しも恥じようとはしない。

Jeremiah 6:15

 15彼らは憎むべきことをして、恥じたであろうか。すこしも恥ずかしいとは思わず、また恥じることを知らなかった。それゆえ彼らは倒れる者と共に倒れる。わたしが彼らを罰するとき、彼らは倒れる」と主は言われる。

Ezekiel 16:49

 49見よ、あなたの妹ソドムの罪はこれである。すなわち彼女と、その娘たちは高ぶり、食物に飽き、安泰に暮していたが、彼らは、乏しい者と貧しい者を助けなかった。

Ezekiel 16:51

 51サマリヤはあなたの半分も罪を犯さなかった。あなたは彼らよりも多く憎むべき事をおこない、あなたのおこなったもろもろの憎むべき事によって、あなたの姉妹を義と見せかけた。

Matthew 11:23-24

23ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。おまえの中でなされた力あるわざが、もしソドムでなされたなら、その町は今日までも残っていたであろう。  24しかし、あなたがたに言う。さばきの日には、ソドムの地の方がおまえよりは耐えやすいであろう」。

Romans 1:23-24

 23不朽の神の栄光を変えて、朽ちる人間や鳥や獣や這うものの像に似せたのである。  24ゆえに、神は、彼らが心の欲情にかられ、自分のからだを互にはずかしめて、汚すままに任せられた。

Romans 1:26-27

 26それゆえ、神は彼らを恥ずべき情欲に任せられた。すなわち、彼らの中の女は、その自然の関係を不自然なものに代え、  27男もまた同じように女との自然の関係を捨てて、互にその情欲の炎を燃やし、男は男に対して恥ずべきことをなし、そしてその乱行の当然の報いを、身に受けたのである。

1 Corinthians 6:9

 9それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、

1 Timothy 1:10

 10不品行な者、男色をする者、誘かいする者、偽る者、偽り誓う者、そのほか健全な教にもとることがあれば、そのために定められていることを認むべきである。

2 Timothy 3:13

 13悪人と詐欺師とは人を惑わし人に惑わされて、悪から悪へと落ちていく。

Jude 7

 7ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。

 

 

●創  19:6

19:6 ロトは入口におる彼らの所に出て行き、うしろの戸を閉じて、

 

*「節全体」

Judges 19:23

23しかし家のあるじは彼らのところに出ていって言った、「いいえ、兄弟たちよ、どうぞ、そんな悪いことをしないでください。この人はすでにわたしの家にはいったのだから、そんなつまらない事をしないでください。

 

*「」

 

 

●創  19:7

19:7 言った、「兄弟たちよ、どうか悪い事はしないでください。

 

*「節全体」

Genesis 19:4

4ところが彼らの寝ないうちに、ソドムの町の人々は、若い者も老人も、民がみな四方からきて、その家を囲み、

Leviticus 18:22

 22あなたは女と寝るように男と寝てはならない。これは憎むべきことである。

Leviticus 20:13

 13女と寝るように男と寝る者は、ふたりとも憎むべき事をしたので、必ず殺されなければならない。その血は彼らに帰するであろう。

Deuteronomy 23:17

 17イスラエルの女子は神殿娼婦となってはならない。またイスラエルの男子は神殿男娼となってはならない。

Judges 19:23

 23しかし家のあるじは彼らのところに出ていって言った、「いいえ、兄弟たちよ、どうぞ、そんな悪いことをしないでください。この人はすでにわたしの家にはいったのだから、そんなつまらない事をしないでください。

1 Samuel 30:23-24

 23しかしダビデは言った、「兄弟たちよ、主はわれわれを守って、攻めてきた軍隊をわれわれの手に渡された。その主が賜わったものを、あなたがたはそのようにしてはならない。  24だれがこの事について、あなたがたに聞き従いますか。戦いに下って行った者の分け前と、荷物のかたわらにとどまっていた者の分け前を同様にしなければならない。彼らはひとしく分け前を受けるべきである」。

Acts 17:26

 26また、ひとりの人から、あらゆる民族を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに時代を区分し、国土の境界を定めて下さったのである。

Romans 1:24

24ゆえに、神は、彼らが心の欲情にかられ、自分のからだを互にはずかしめて、汚すままに任せられた。

1 Corinthians 6:9-11

 9それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、  10貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。  11あなたがたの中には、以前はそんな人もいた。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、またわたしたちの神の霊によって、洗われ、きよめられ、義とされたのである。

Jude 7

 7ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。

 

 

●創  19:8

19:8 わたしにまだ男を知らない娘がふたりあります。わたしはこれをあなたがたに、さし出しますから、好きなようにしてください。ただ、わたしの屋根の下にはいったこの人たちには、何もしないでください」。

 

*「わたしにまだ男を知らない娘がふたりあります。

Exodus 32:22

22アロンは言った、「わが主よ、激しく怒らないでください。この民の悪いのは、あなたがごぞんじです。

 

*「わたしはこれをあなたがたに、さし出しますから、好きなようにしてください。

Genesis 19:31-38

31時に姉が妹に言った、「わたしたちの父は老い、またこの地には世のならわしのように、わたしたちの所に来る男はいません。  32さあ、父に酒を飲ませ、共に寝て、父によって子を残しましょう」。  33彼女たちはその夜、父に酒を飲ませ、姉がはいって父と共に寝た。ロトは娘が寝たのも、起きたのも知らなかった。  34あくる日、姉は妹に言った、「わたしは昨夜、父と寝ました。わたしたちは今夜もまた父に酒を飲ませましょう。そしてあなたがはいって共に寝なさい。わたしたちは父によって子を残しましょう」。  35彼らはその夜もまた父に酒を飲ませ、妹が行って父と共に寝た。ロトは娘の寝たのも、起きたのも知らなかった。  36こうしてロトのふたりの娘たちは父によってはらんだ。  37姉娘は子を産み、その名をモアブと名づけた。これは今のモアブびとの先祖である。  38妹もまた子を産んで、その名をベニアンミと名づけた。これは今のアンモンびとの先祖である。

Genesis 42:37

 37ルベンは父に言った、「もしわたしが彼をあなたのもとに連れて帰らなかったら、わたしのふたりの子を殺してください。ただ彼をわたしの手にまかせてください。わたしはきっと、あなたのもとに彼を連れて帰ります」。

Judges 19:24

 24ここに処女であるわたしの娘と、この人のめかけがいます。今それを出しますから、それをはずかしめ、あなたがたの好きなようにしなさい。しかしこの人にはそのようなつまらない事をしないでください」。

Mark 9:6

 6そう言ったのは、みんなの者が非常に恐れていたので、ペテロは何を言ってよいか、わからなかったからである。

Romans 3:8

 8むしろ、「善をきたらせるために、わたしたちは悪をしようではないか」(わたしたちがそう言っていると、ある人々はそしっている)。彼らが罰せられるのは当然である。

 

*「ただ、わたしの屋根の下にはいったこの人たちには、何もしないでください

Genesis 18:5

5わたしは一口のパンを取ってきます。元気をつけて、それからお出かけください。せっかくしもべの所においでになったのですから」。彼らは言った、「お言葉どおりにしてください」。

Judges 9:15

 15いばらはもろもろの木に言った、『あなたがたが真実にわたしを立てて王にするならば、きてわたしの陰に難を避けなさい。そうしなければ、いばらから火が出てレバノンの香柏を焼きつくすでしょう』。

Isaiah 58:7

 7また飢えた者に、あなたのパンを分け与え、さすらえる貧しい者を、あなたの家に入れ、裸の者を見て、これを着せ、自分の骨肉に身を隠さないなどの事ではないか。

 

 

●創  19:9

19:9 彼らは言った、「退け」。また言った、「この男は渡ってきたよそ者であるのに、いつも、さばきびとになろうとする。それで、われわれは彼らに加えるよりも、おまえに多くの害を加えよう」。彼らはロトの身に激しく迫り、進み寄って戸を破ろうとした。

 

*「彼らは言った、「退け」。また言った、

1 Samuel 17:44

44ペリシテびとはダビデに言った、「さあ、向かってこい。おまえの肉を、空の鳥、野の獣のえじきにしてくれよう」。

1 Samuel 25:17

 17それで、あなたは今それを知って、自分のすることを考えてください。主人とその一家に災が起きるからです。しかも主人はよこしまな人で、話しかけることもできません」。

Proverbs 9:7-8

 7あざける者を戒める者は、自ら恥を得、悪しき者を責める者は自ら傷を受ける。  8あざける者を責めるな、おそらく彼はあなたを憎むであろう。知恵ある者を責めよ、彼はあなたを愛する。

Isaiah 65:5

 5言う、「あなたはそこに立って、わたしに近づいてはならない。わたしはあなたと区別されたものだから」と。これらはわが鼻の煙、ひねもす燃える火である。

Jeremiah 3:3

 3それゆえ雨はとどめられ、春の雨は降らなかった。しかもあなたには遊女の額があり、少しも恥じようとはしない。

Jeremiah 6:15

 15彼らは憎むべきことをして、恥じたであろうか。すこしも恥ずかしいとは思わず、また恥じることを知らなかった。それゆえ彼らは倒れる者と共に倒れる。わたしが彼らを罰するとき、彼らは倒れる」と主は言われる。

Jeremiah 8:12

 12彼らは憎むべきことをして、恥じたであろうか。すこしも恥ずかしいとは思わず、また恥じることを知らなかった。それゆえ彼らは倒れる者と共に倒れる。わたしが彼らを罰するとき、彼らは倒れると、主は言われる。

Matthew 7:6

 6聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。

 

*「この男は渡ってきたよそ者であるのに、いつも、さばきびとになろうとする。

Genesis 13:12

12アブラムはカナンの地に住んだが、ロトは低地の町々に住み、天幕をソドムに移した。

Exodus 2:14

 14彼は言った、「だれがあなたを立てて、われわれのつかさ、また裁判人としたのですか。エジプトびとを殺したように、あなたはわたしを殺そうと思うのですか」。モーセは恐れた。そしてあの事がきっと知れたのだと思った。

Acts 7:26-28

 26翌日モーセは、彼らが争い合っているところに現れ、仲裁しようとして言った、『まて、君たちは兄弟同志ではないか。どうして互に傷つけ合っているのか』。  27すると、仲間をいじめていた者が、モーセを突き飛ばして言った、『だれが、君をわれわれの支配者や裁判人にしたのか。  28君は、きのう、エジプト人を殺したように、わたしも殺そうと思っているのか』。

2 Peter 2:7-8

 7ただ、非道の者どもの放縦な行いによってなやまされていた義人ロトだけを救い出された。  8(この義人は、彼らの間に住み、彼らの不法の行いを日々見聞きして、その正しい心を痛めていたのである。)

 

*「それで、われわれは彼らに加えるよりも、おまえに多くの害を加えよう」。彼らはロトの身に激しく迫り、進み寄って戸を破ろうとした。

Genesis 11:6

6言われた、「民は一つで、みな同じ言葉である。彼らはすでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。

1 Samuel 2:16

 16その人が、「まず脂肪を焼かせましょう。その後ほしいだけ取ってください」と言うと、しもべは、「いや、今もらいたい。くれないなら、わたしは力づくで、それを取ろう」と言う。

Proverbs 14:16

 16知恵ある者は用心ぶかく、悪を離れる、愚かな者は高ぶって用心しない。

Proverbs 17:12

 12愚かな者が愚かな事をするのに会うよりは、子をとられた雌ぐまに会うほうがよい。

Proverbs 27:3

 3石は重く、砂も軽くはない、しかし愚かな者の怒りはこの二つよりも重い。

Ecclesiastes 9:3

 3すべての人に同一に臨むのは、日の下に行われるすべての事のうちの悪事である。また人の心は悪に満ち、その生きている間は、狂気がその心のうちにあり、その後は死者のもとに行くのである。

Ecclesiastes 10:13

 13愚者の口の言葉の初めは愚痴である、またその言葉の終りは悪い狂気である。

Daniel 3:19-22

 19そこでネブカデネザルは怒りに満ち、シャデラク、メシャクおよびアベデネゴにむかって、顔色を変え、炉を平常よりも七倍熱くせよと命じた。  20またその軍勢の中の力の強い人々を呼んで、シャデラク、メシャクおよびアベデネゴを縛って、彼らを火の燃える炉の中に投げ込めと命じた。  21そこでこの人々は、外套、下着、帽子、その他の衣服のまま縛られて、火の燃える炉の中に投げ込まれた。  22王の命令はきびしく、かつ炉は、はなはだしく熱していたので、シャデラク、メシャクおよびアベデネゴを引きつれていった人々は、その火炎に焼き殺された。

 

 

●創  19:10

19:10 その時、かのふたりは手を伸べてロトを家の内に引き入れ、戸を閉じた。

 

*「節全体」

Genesis 19:10

10その時、かのふたりは手を伸べてロトを家の内に引き入れ、戸を閉じた。

 

 

●創  19:11

19:11 そして家の入口におる人々を、老若の別なく打って目をくらましたので、彼らは入口を捜すのに疲れた。

 

*「そして家の入口におる人々を、老若の別なく打って目をくらましたので、

2 Kings 6:18

18スリヤびとがエリシャの所に下ってきた時、エリシャは主に祈って言った、「どうぞ、この人々の目をくらましてください」。するとエリシャの言葉のとおりに彼らの目をくらまされた。

Acts 13:11

 11見よ、主のみ手がおまえの上に及んでいる。おまえは盲目になって、当分、日の光が見えなくなるのだ」。たちまち、かすみとやみとが彼にかかったため、彼は手さぐりしながら、手を引いてくれる人を捜しまわった。

 

*「彼らは入口を捜すのに疲れた。

Ecclesiastes 10:15

15愚者の労苦はその身を疲れさせる、彼は町にはいる道をさえ知らない。

Isaiah 57:10

 10あなたは道の長いのに疲れても、なお「望みがない」とは言わなかった。あなたはおのが力の回復を得たので、衰えることがなかった。

Jeremiah 2:36

 36あなたはなぜ軽々しくさまよって、その道を変えようとするのか。あなたはアッスリヤに、はずかしめを受けたように、エジプトにもまた、はずかしめを受ける。

 

 

●創  19:12

19:12 ふたりはロトに言った、「ほかにあなたの身内の者がここにおりますか。あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。

 

*「ほかにあなたの身内の者がここにおりますか。

Genesis 7:1

1主はノアに言われた、「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。

Numbers 16:26

 26モーセは会衆に言った、「どうぞ、あなたがたはこれらの悪い人々の天幕を離れてください。彼らのものには何にも触れてはならない。彼らのもろもろの罪によって、あなたがたも滅ぼされてはいけないから」。

Joshua 6:22-23

 22その時ヨシュアは、この地を探ったふたりの人に言った、「あの遊女の家にはいって、その女と彼女に属するすべてのものを連れ出し、彼女に誓ったようにしなさい」。  23斥候となったその若い人たちははいって、ラハブとその父母、兄弟、そのほか彼女に属するすべてのものを連れ出し、その親族をみな連れ出して、イスラエルの宿営の外に置いた。

Jeremiah 32:39

 39わたしは彼らに一つの心と一つの道を与えて常にわたしを恐れさせる。これは彼らが彼ら自身とその後の子孫の幸を得るためである。

2 Peter 2:7

 7ただ、非道の者どもの放縦な行いによってなやまされていた義人ロトだけを救い出された。

2 Peter 2:9

 9こういうわけで、主は、信心深い者を試錬の中から救い出し、また、不義な者ども、

 

*「あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。

Genesis 19:14

14そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。

Genesis 19:17

 17彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。

Genesis 19:22

 22急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。

Revelation of John 18:4

 4わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。

 

 

●創  19:13

19:13 われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。人々の叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです」。

 

*「人々の叫びが主の前に大きくなり、

Genesis 13:13

13ソドムの人々はわるく、主に対して、はなはだしい罪びとであった。

Genesis 18:20

 20主はまた言われた、「ソドムとゴモラの叫びは大きく、またその罪は非常に重いので、

James 5:4

 4見よ、あなたがたが労働者たちに畑の刈入れをさせながら、支払わずにいる賃銀が、叫んでいる。そして、刈入れをした人たちの叫び声が、すでに万軍の主の耳に達している。

 

*「主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです

1 Chronicles 21:15-16

15神はまたみ使をエルサレムにつかわして、これを滅ぼそうとされたが、み使がまさに滅ぼそうとしたとき、主は見られて、この災を悔い、その滅ぼすみ使に言われた、「もうじゅうぶんだ。今あなたの手をとどめよ」。そのとき主の使はエブスびとオルナンの打ち場のかたわらに立っていた。  16ダビデが目をあげて見ると、主の使が地と天の間に立って、手に抜いたつるぎをもち、エルサレムの上にさし伸べていたので、ダビデと長老たちは荒布を着て、ひれ伏した。

Psalms 11:5-6

 5主はその聖なる宮にいまし、主のみくらは天にあり、その目は人の子らをみそなわし、そのまぶたは人の子らを調べられる。  6主は正しき者をも、悪しき者をも調べ、そのみ心は乱暴を好む者を憎まれる。

Isaiah 3:11

 11悪しき者はわざわいだ、彼は災をうける。その手のなした事が彼に報いられるからである。

Isaiah 36:10

 10わたしがこの国を滅ぼすために上ってきたのは、主の許しなしでしたことであろうか。主はわたしに、この国へ攻め上って、これを滅ぼせと言われたのだ』」。

Isaiah 37:36

 36主の使が出て、アッスリヤびとの陣営で十八万五千人を撃ち殺した。人々が朝早く起きて見ると、彼らは皆死体となっていた。

Ezekiel 9:5-6

 5またわたしの聞いている所で他の者に言われた、「彼のあとに従い町をめぐって、撃て。あなたの目は惜しみ見るな。またあわれむな。  6老若男女をことごとく殺せ。しかし身にしるしのある者には触れるな。まずわたしの聖所から始めよ」。そこで、彼らは宮の前にいた老人から始めた。

Matthew 13:41-42

41人の子はその使たちをつかわし、つまずきとなるものと不法を行う者とを、ことごとく御国からとり集めて、  42炉の火に投げ入れさせるであろう。そこでは泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。

Matthew 13:49-50

 49世の終りにも、そのとおりになるであろう。すなわち、御使たちがきて、義人のうちから悪人をえり分け、  50そして炉の火に投げこむであろう。そこでは泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。

Acts 12:23

 23するとたちまち、主の使が彼を打った。神に栄光を帰することをしなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えてしまった。

Romans 3:8-9

 8むしろ、「善をきたらせるために、わたしたちは悪をしようではないか」(わたしたちがそう言っていると、ある人々はそしっている)。彼らが罰せられるのは当然である。  9すると、どうなるのか。わたしたちには何かまさったところがあるのか。絶対にない。ユダヤ人もギリシヤ人も、ことごとく罪の下にあることを、わたしたちはすでに指摘した。

Jude 7

 7ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。

Revelation of John 16:1-12

 1それから、大きな声が聖所から出て、七人の御使にむかい、「さあ行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に傾けよ」と言うのを聞いた。  2そして、第一の者が出て行って、その鉢を地に傾けた。すると、獣の刻印を持つ人々と、その像を拝む人々とのからだに、ひどい悪性のでき物ができた。  3第二の者が、その鉢を海に傾けた。すると、海は死人の血のようになって、その中の生き物がみな死んでしまった。  4第三の者がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると、みな血になった。  5それから、水をつかさどる御使がこう言うのを、聞いた、「今いまし、昔いませる聖なる者よ。このようにお定めになったあなたは、正しいかたであります。  6聖徒と預言者との血を流した者たちに、血をお飲ませになりましたが、それは当然のことであります」。  7わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた、「全能者にして主なる神よ。しかり、あなたのさばきは真実で、かつ正しいさばきであります」。  8第四の者が、その鉢を太陽に傾けた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。  9人々は、激しい炎熱で焼かれたが、これらの災害を支配する神の御名を汚し、悔い改めて神に栄光を帰することをしなかった。  10第五の者が、その鉢を獣の座に傾けた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦痛のあまり舌をかみ、  11その苦痛とでき物とのゆえに、天の神をのろった。そして、自分の行いを悔い改めなかった。  12第六の者が、その鉢を大ユウフラテ川に傾けた。すると、その水は、日の出る方から来る王たちに対し道を備えるために、かれてしまった。

 

 

●創  19:14

19:14 そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。

 

*「そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、

Matthew 1:18

18イエス・キリストの誕生の次第はこうであった。母マリヤはヨセフと婚約していたが、まだ一緒にならない前に、聖霊によって身重になった。

 

*「「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。

Genesis 19:17

17彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。

Genesis 19:22

 22急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。

Numbers 16:21

 21「あなたがたはこの会衆を離れなさい。わたしはただちに彼らを滅ぼすであろう」。

Numbers 16:26

 26モーセは会衆に言った、「どうぞ、あなたがたはこれらの悪い人々の天幕を離れてください。彼らのものには何にも触れてはならない。彼らのもろもろの罪によって、あなたがたも滅ぼされてはいけないから」。

Numbers 16:45

 45「あなたがたはこの会衆を離れなさい。わたしはただちに彼らを滅ぼそう」。そこで彼らふたりは、ひれ伏した。

Jeremiah 51:6

 6バビロンのうちからのがれ出て、おのおのその命を救え。その罰にまきこまれて断ち滅ぼされてはならない。今は主があだを返される時だから、それに報復をされるのである。

Luke 9:42

 42ところが、その子がイエスのところに来る時にも、悪霊が彼を引き倒して、引きつけさせた。イエスはこの汚れた霊をしかりつけ、その子供をいやして、父親にお渡しになった。

Revelation of John 18:4-8

 4わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。  5彼女の罪は積り積って天に達しており、神はその不義の行いを覚えておられる。  6彼女がしたとおりに彼女にし返し、そのしわざに応じて二倍に報復をし、彼女が混ぜて入れた杯の中に、その倍の量を、入れてやれ。  7彼女が自ら高ぶり、ぜいたくをほしいままにしたので、それに対して、同じほどの苦しみと悲しみとを味わわせてやれ。彼女は心の中で『わたしは女王の位についている者であって、やもめではないのだから、悲しみを知らない』と言っている。  8それゆえ、さまざまの災害が、死と悲しみとききんとが、一日のうちに彼女を襲い、そして、彼女は火で焼かれてしまう。彼女をさばく主なる神は、力強いかたなのである。

 

*「しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。

Exodus 9:21

21主の言葉を意にとめないものは、そのしもべと家畜を野に残しておいた。

Exodus 12:31

 31そこでパロは夜のうちにモーセとアロンを呼び寄せて言った、「あなたがたとイスラエルの人々は立って、わたしの民の中から出て行くがよい。そしてあなたがたの言うように、行って主に仕えなさい。

2 Chronicles 30:10

 10このように飛脚たちは、エフライムとマナセの国にはいって、町から町に行き巡り、ついに、ゼブルンまで行ったが、人々はこれをあざけり笑った。

2 Chronicles 36:16

 16彼らが神の使者たちをあざけり、その言葉を軽んじ、その預言者たちをののしったので、主の怒りがその民に向かって起り、ついに救うことができないようになった。

Proverbs 29:1

 1しばしばしかられても、なおかたくなな者は、たちまち打ち敗られて助かることはない。

Isaiah 28:22

 22それゆえ、あなたがたはあざけってはならない。さもないと、あなたがたのなわめは、きびしくなる。わたしは主なる万軍の神から/全地の上に臨む滅びの宣言を聞いたからである。

Jeremiah 5:12-14

 12「彼らは主について偽り語って言った、『主は何事もなされない、災はわれわれに来ない、またつるぎや、ききんを見ることはない。  13預言者らは風となり、彼らのうちに言葉はない。彼らはこのようになる』と」。  14それゆえ万軍の神、主はこう言われる、「彼らがこの言葉を語ったので、見よ、わたしはあなたの口にある/わたしの言葉を火とし、この民をたきぎとする。火は彼らを焼き尽す」。

Jeremiah 20:7

7主よ、あなたがわたしを欺かれたので、わたしはその欺きに従いました。あなたはわたしよりも強いので、わたしを説き伏せられたのです。わたしは一日中、物笑いとなり、人はみなわたしをあざけります。

Ezekiel 20:49

 49そこでわたしは言った、「ああ主なる神よ、彼らはわたしについてこう語っています、『彼はたとえをもって語る者ではないか』と」。

Matthew 9:24

 24「あちらへ行っていなさい。少女は死んだのではない。眠っているだけである」。すると人々はイエスをあざ笑った。

Luke 17:28-30

 28ロトの時にも同じようなことが起った。人々は食い、飲み、買い、売り、植え、建てなどしていたが、  29ロトがソドムから出て行った日に、天から火と硫黄とが降ってきて、彼らをことごとく滅ぼした。  30人の子が現れる日も、ちょうどそれと同様であろう。

Luke 24:11

 11ところが、使徒たちには、それが愚かな話のように思われて、それを信じなかった。

Acts 17:32

 32死人のよみがえりのことを聞くと、ある者たちはあざ笑い、またある者たちは、「この事については、いずれまた聞くことにする」と言った。

1 Thessalonians 5:3

 3人々が平和だ無事だと言っているその矢先に、ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むように、突如として滅びが彼らをおそって来る。そして、それからのがれることは決してできない。

 

 

●創  19:15

19:15 夜が明けて、み使たちはロトを促して言った、  「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。

 

*「節全体

Genesis 19:17

17彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。

Genesis 19:22

 22急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。

Numbers 16:24-27

 24「あなたは会衆に告げて、コラとダタンとアビラムのすまいの周囲を去れと言いなさい」。  25モーセは立ってダタンとアビラムのもとに行ったが、イスラエルの長老たちも、彼に従って行った。  26モーセは会衆に言った、「どうぞ、あなたがたはこれらの悪い人々の天幕を離れてください。彼らのものには何にも触れてはならない。彼らのもろもろの罪によって、あなたがたも滅ぼされてはいけないから」。  27そこで人々はコラとダタンとアビラムのすまいの周囲を離れ去った。そして、ダタンとアビラムとは、妻、子、および幼児と一緒に出て、天幕の入口に立った。

Proverbs 6:4-5

 4あなたの目を眠らせず、あなたのまぶたを、まどろませず、  5かもしかが、かりゅうどの手からのがれるように、鳥が鳥を取る者の手からのがれるように、おのれを救え。

Luke 13:24-25

 24そこでイエスは人々にむかって言われた、「狭い戸口からはいるように努めなさい。事実、はいろうとしても、はいれない人が多いのだから。  25家の主人が立って戸を閉じてしまってから、あなたがたが外に立ち戸をたたき始めて、『ご主人様、どうぞあけてください』と言っても、主人はそれに答えて、『あなたがたがどこからきた人なのか、わたしは知らない』と言うであろう。

2 Corinthians 6:2

 2神はこう言われる、/「わたしは、恵みの時にあなたの願いを聞きいれ、/救の日にあなたを助けた」。見よ、今は恵みの時、見よ、今は救の日である。

Hebrews 3:7-8

 7だから、聖霊が言っているように、/「きょう、あなたがたがみ声を聞いたなら、  8荒野における試錬の日に、/神にそむいた時のように、/あなたがたの心を、かたくなにしてはいけない。

Revelation of John 18:4

4わたしはまた、もうひとつの声が天から出るのを聞いた、「わたしの民よ。彼女から離れ去って、その罪にあずからないようにし、その災害に巻き込まれないようにせよ。

 

 

●創  19:16

19:16 彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。

 

*「彼はためらっていたが、

Psalms 119:61

61わたしはあなたの戒めを守るのに、すみやかで、ためらいません。

John 6:44

 44わたしをつかわされた父が引きよせて下さらなければ、だれもわたしに来ることはできない。わたしは、その人々を終りの日によみがえらせるであろう。

 

*「主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って

Exodus 34:6

6主は彼の前を過ぎて宣べられた。「主、主、あわれみあり、恵みあり、怒ることおそく、いつくしみと、まこととの豊かなる神、

Numbers 14:18

 18あなたはかつて、『主は怒ることおそく、いつくしみに富み、罪ととがをゆるす者、しかし、罰すべき者は、決してゆるさず、父の罪を子に報いて、三、四代に及ぼす者である』と言われました。

Deuteronomy 4:31

 31あなたの神、主はいつくしみの深い神であるから、あなたを捨てず、あなたを滅ぼさず、またあなたの先祖に誓った契約を忘れられないであろう。

1 Chronicles 16:34

 34また言え、「われわれの救の神よ、われわれを救い、/もろもろの国民の中から/われわれを集めてお救いください。そうすればあなたの聖なるみ名に感謝し、/あなたの誉を誇るでしょう。

Psalms 34:12

 12子らよ、来てわたしに聞け、わたしは主を恐るべきことをあなたがたに教えよう。

Psalms 86:5

 5あなたのしもべの魂を喜ばせてください。主よ、わが魂はあなたを仰ぎ望みます。

Psalms 86:15

 15神よ、高ぶる者はわたしに逆らって起り、荒ぶる者の群れはわたしのいのちを求め、彼らは自分の前にあなたを置くことをしません。

Psalms 103:8-10

 8主はおのれの道をモーセに知らせ、おのれのしわざをイスラエルの人々に知らせられた。  9主はあわれみに富み、めぐみふかく、怒ること遅く、いつくしみ豊かでいらせられる。  10主は常に責めることをせず、また、とこしえに怒りをいだかれない。

Psalms 103:13

13東が西から遠いように、主はわれらのとがをわれらから遠ざけられる。

Psalms 106:1

 1主をほめたたえよ。主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

Psalms 106:8

 8けれども主はその大能を知らせようと、み名のために彼らを救われた。

Psalms 107:1

 1「主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と、

Psalms 111:4

 4主はそのくすしきみわざを記念させられた。主は恵みふかく、あわれみに満ちていられる。

Psalms 118:1

 1主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

Psalms 136:1

 1主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

Isaiah 63:9

 9彼らのすべての悩みのとき、主も悩まれて、そのみ前の使をもって彼らを救い、その愛とあわれみとによって彼らをあがない、いにしえの日、つねに彼らをもたげ、彼らを携えられた。

Lamentations 3:22

 22主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。

Micah 7:18-19

18だれかあなたのように不義をゆるし、その嗣業の残れる者のために/とがを見過ごされる神があろうか。神はいつくしみを喜ばれるので、その怒りをながく保たず、  19再びわれわれをあわれみ、われわれの不義を足で踏みつけられる。あなたはわれわれのもろもろの罪を/海の深みに投げ入れ、

Luke 6:35-36

 35しかし、あなたがたは、敵を愛し、人によくしてやり、また何も当てにしないで貸してやれ。そうすれば受ける報いは大きく、あなたがたはいと高き者の子となるであろう。いと高き者は、恩を知らぬ者にも悪人にも、なさけ深いからである。  36あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ。

Luke 18:13

 13ところが、取税人は遠く離れて立ち、目を天にむけようともしないで、胸を打ちながら言った、『神様、罪人のわたしをおゆるしください』と。

Romans 9:15-16

 15神はモーセに言われた、「わたしは自分のあわれもうとする者をあわれみ、いつくしもうとする者を、いつくしむ」。  16ゆえに、それは人間の意志や努力によるのではなく、ただ神のあわれみによるのである。

Romans 9:18

 18だから、神はそのあわれもうと思う者をあわれみ、かたくなにしようと思う者を、かたくなになさるのである。

2 Corinthians 1:3

 3ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの父なる神、あわれみ深き父、慰めに満ちたる神。

Ephesians 2:4-5

 4しかるに、あわれみに富む神は、わたしたちを愛して下さったその大きな愛をもって、  5罪過によって死んでいたわたしたちを、キリストと共に生かし――あなたがたの救われたのは、恵みによるのである――

Titus 3:5

5わたしたちの行った義のわざによってではなく、ただ神のあわれみによって、再生の洗いを受け、聖霊により新たにされて、わたしたちは救われたのである。

 

*「連れ出し、町の外に置いた。

Joshua 6:22

22その時ヨシュアは、この地を探ったふたりの人に言った、「あの遊女の家にはいって、その女と彼女に属するすべてのものを連れ出し、彼女に誓ったようにしなさい」。

2 Peter 2:9

 9こういうわけで、主は、信心深い者を試錬の中から救い出し、また、不義な者ども、

 

 

●創  19:17

19:17 彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。

 

*「彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、

Genesis 18:22

22その人々はそこから身を巡らしてソドムの方に行ったが、アブラハムはなお、主の前に立っていた。

 

*「「のがれて、自分の命を救いなさい。」

Genesis 19:14-15

14そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。  15夜が明けて、み使たちはロトを促して言った

Genesis 19:22

 22急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。

1 Samuel 19:11

 11その夜、サウルはダビデの家に使者たちをつかわして見張りをさせ、朝になって彼を殺させようとした。しかしダビデの妻ミカルはダビデに言った、「もし今夜のうちに、あなたが自分の命を救わないならば、あすは殺されるでしょう」。

1 Kings 19:3

 3そこでエリヤは恐れて、自分の命を救うために立って逃げ、ユダに属するベエルシバへ行って、しもべをそこに残し、

Psalms 121:1

 1都もうでの歌

Matthew 3:7

 7ヨハネは、パリサイ人やサドカイ人が大ぜいバプテスマを受けようとしてきたのを見て、彼らに言った、「まむしの子らよ、迫ってきている神の怒りから、おまえたちはのがれられると、だれが教えたのか。

Matthew 24:16-18

 16そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。  17屋上にいる者は、家からものを取り出そうとして下におりるな。  18畑にいる者は、上着を取りにあとへもどるな。

Hebrews 2:3

 3わたしたちは、こんなに尊い救をなおざりにしては、どうして報いをのがれることができようか。この救は、初め主によって語られたものであって、聞いた人々からわたしたちにあかしされ、

 

*「うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。

Genesis 19:26

26しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。

Luke 9:62

 62イエスは言われた、「手をすきにかけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくないものである」。

Luke 17:31-32

 31その日には、屋上にいる者は、自分の持ち物が家の中にあっても、取りにおりるな。畑にいる者も同じように、あとへもどるな。  32ロトの妻のことを思い出しなさい。

Philippians 3:13-14

 13兄弟たちよ。わたしはすでに捕えたとは思っていない。ただこの一事を努めている。すなわち、後のものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ、  14目標を目ざして走り、キリスト・イエスにおいて上に召して下さる神の賞与を得ようと努めているのである。

 

 

●創  19:18

19:18 ロトは彼らに言った、「わが主よ、どうか、そうさせないでください。

 

「節全体」

Genesis 32:26

26その人は言った、「夜が明けるからわたしを去らせてください」。ヤコブは答えた、「わたしを祝福してくださらないなら、あなたを去らせません」。

2 Kings 5:11-12

 11しかしナアマンは怒って去り、そして言った、「わたしは、彼がきっとわたしのもとに出てきて立ち、その神、主の名を呼んで、その箇所の上に手を動かして、らい病をいやすのだろうと思った。  12ダマスコの川アバナとパルパルはイスラエルのすべての川水にまさるではないか。わたしはこれらの川に身を洗って清まることができないのであろうか」。こうして彼は身をめぐらし、怒って去った。

Isaiah 45:11

 11イスラエルの聖者、イスラエルを造られた主はこう言われる、「あなたがたは、わが子らについてわたしに問い、またわが手のわざについてわたしに命ずるのか。

John 13:6-8

 6こうして、シモン・ペテロの番になった。すると彼はイエスに、「主よ、あなたがわたしの足をお洗いになるのですか」と言った。  7イエスは彼に答えて言われた、「わたしのしていることは今あなたにはわからないが、あとでわかるようになるだろう」。  8ペテロはイエスに言った、「わたしの足を決して洗わないで下さい」。イエスは彼に答えられた、「もしわたしがあなたの足を洗わないなら、あなたはわたしとなんの係わりもなくなる」。

Acts 9:13

 13アナニヤは答えた、「主よ、あの人がエルサレムで、どんなにひどい事をあなたの聖徒たちにしたかについては、多くの人たちから聞いています。

Acts 10:14

 14ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。

 

 

●創  19:19

19:19 しもべはすでにあなたの前に恵みを得ました。あなたはわたしの命を救って、大いなるいつくしみを施されました。しかしわたしは山まではのがれる事ができません。災が身に追い迫ってわたしは死ぬでしょう。

 

*「しもべはすでにあなたの前に恵みを得ました。あなたはわたしの命を救って、大いなるいつくしみを施されました。

Psalms 18:2-50

2わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。  3主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。  4わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われるのです。  5死の綱は、わたしを取り巻き、滅びの大水は、わたしを襲いました。  6陰府の綱は、わたしを囲み、死のわなは、わたしに立ちむかいました。  7わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、わが神に叫び求めました。主はその宮からわたしの声を聞かれ、主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。  8そのとき地は揺れ動き、山々の基は震い動きました。主がお怒りになったからです。  9煙はその鼻から立ちのぼり、火はその口から出て焼きつくし、炭はそれによって燃えあがりました。  10主は天をたれて下られ、暗やみがその足の下にありました。  11主はケルブに乗って飛び、風の翼をもってかけり、  12やみをおおいとして、自分のまわりに置き、水を含んだ暗い濃き雲をその幕屋とされました。  13そのみ前の輝きから濃き雲を破って、ひょうと燃える炭とが降ってきました。  14主はまた天に雷をとどろかせ、いと高き者がみ声を出されると、ひょうと燃える炭とが降ってきました。  15主は矢を放って彼らを散らし、いなずまをひらめかして彼らを打ち敗られました。  16主よ、そのとき、あなたのとがめと、あなたの鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、地の基があらわになったのです。  17主は高い所からみ手を伸べて、わたしを捕え、大水からわたしを引きあげ、  18わたしの強い敵と、わたしを憎む者とから/わたしを助け出されました。彼らはわたしにまさって強かったからです。  19彼らはわたしの災の日にわたしを襲いました。しかし主はわたしのささえとなられました。  20主はわたしを広い所につれ出し、わたしを喜ばれるがゆえに、わたしを助けられました。  21主はわたしの義にしたがってわたしに報い、わたしの手の清きにしたがって/わたしに報いかえされました。  22わたしは主の道を守り、悪意をもって、わが神を離れたことがなかったのです、  23そのすべてのおきてはわたしの前にあって、わたしはその定めを捨てたことがなかったのです。  24わたしは主の前に欠けたところがなく、自分を守って罪を犯しませんでした。  25このゆえに主はわたしの義にしたがい、その目の前にわたしの手の清きにしたがって/わたしに報いられました。  26あなたはいつくしみある者には、いつくしみある者となり、欠けたところのない者には、欠けたところのない者となり、  27清い者には、清い者となり、ひがんだ者には、ひがんだ者となられます。  28あなたは苦しんでいる民を救われますが、高ぶる目をひくくされるのです。  29あなたはわたしのともしびをともし、わが神、主はわたしのやみを照されます。  30まことに、わたしはあなたによって敵軍を打ち破り、わが神によって城壁をとび越えることができます。  31この神こそ、その道は完全であり、主の言葉は真実です。主はすべて寄り頼む者の盾です。  32主のほかに、だれが神でしょうか。われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。  33神はわたしに力を帯びさせ、わたしの道を安全にされました。  34神はわたしの足をめじかの足のようにされ、わたしを高い所に安全に立たせ、  35わたしの手を戦いに慣らされたので、わたしの腕は青銅の弓をもひくことができます。  36あなたはその救の盾をわたしに与え、あなたの右の手はわたしをささえ、あなたの助けはわたしを大いなる者とされました。  37あなたがわたしの歩む所を広くされたので、わたしの足はすべらなかったのです。  38わたしは敵を追って、これに追いつき、これを滅ぼしつくすまでは帰らなかったのです。  39わたしが彼らを突き通したので、彼らは立ちあがることができず、わたしの足もとに倒れました。  40あなたは戦いのためにわたしに力を帯びさせ、わたしに立ち向かう者らをわたしのもとに、かがませられました。  41あなたは敵にその後をわたしに向けさせられたので、わたしは自分を憎む者を滅ぼしました。  42彼らは助けを叫び求めたが、救う者はなく、主にむかって叫んだけれども、彼らに答えられなかったのです。  43わたしは彼らを風の前のちりのように細かに砕き、ちまたの泥のように打ち捨てました。  44あなたは民の争いからわたしを救い、わたしをもろもろの国民のかしらとされました。わたしの知らなかった民がわたしに仕えました。  45彼らはわたしの事を聞くと、ただちにわたしに従い、異邦の人々はきて、わたしにへつらいました。  46異邦の人々は打ちしおれて、その城から震えながら出てきました。  47主は生きておられます。わが岩はほむべきかな。わが救の神はあがむべきかな。  48神はわたしにあだを報いさせ、もろもろの民をわたしのもとに従わせ、  49わたしの敵からわたしを救い出されました。まことに、あなたはわたしに逆らって/起りたつ者の上にわたしをあげ、不法の人からわたしを救い出されました。  50このゆえに主よ、わたしはもろもろの国民のなかであなたをたたえ、あなたのみ名をほめ歌います。 [18:51] 主はその王に大いなる勝利を与え、その油そそがれた者に、ダビデとその子孫とに、とこしえにいつくしみを加えられるでしょう。

Psalms 40:2-17

2わたしは耐え忍んで主を待ち望んだ。主は耳を傾けて、わたしの叫びを聞かれた。  3主はわたしを滅びの穴から、泥の沼から引きあげて、わたしの足を岩の上におき、わたしの歩みをたしかにされた。  4主は新しい歌をわたしの口に授け、われらの神にささげるさんびの歌を/わたしの口に授けられた。多くの人はこれを見て恐れ、かつ主に信頼するであろう。  5主をおのが頼みとする人、高ぶる者にたよらず、偽りの神に迷う者にたよらない人はさいわいである。  6わが神、主よ、あなたのくすしきみわざと、われらを思うみおもいとは多くて、くらべうるものはない。わたしはこれを語り述べようとしても/多くて数えることはできない。  7あなたはいけにえと供え物とを喜ばれない。あなたはわたしの耳を開かれた。あなたは燔祭と罪祭とを求められない。  8その時わたしは言った、「見よ、わたしはまいります。書の巻に、わたしのためにしるされています。  9わが神よ、わたしはみこころを行うことを喜びます。あなたのおきてはわたしの心のうちにあります」と。  10わたしは大いなる集会で、救についての喜びのおとずれを告げ示しました。見よ、わたしはくちびるを閉じませんでした。主よ、あなたはこれをご存じです。  11わたしはあなたの救を心のうちに隠しおかず、あなたのまことと救とを告げ示しました。わたしはあなたのいつくしみとまこととを/大いなる集会に隠しませんでした。  12主よ、あなたのあわれみをわたしに惜しまず、あなたのいつくしみとまこととをもって/常にわたしをお守りください。  13数えがたい災がわたしを囲み、わたしの不義がわたしに追い迫って、物見ることができないまでになりました。それはわたしの頭の毛よりも多く、わたしの心は消えうせるばかりになりました。  14主よ、みこころならばわたしをお救いください。主よ、すみやかにわたしをお助けください。  15わたしのいのちを奪おうと尋ね求める者どもを/ことごとく恥じあわてさせてください。わたしのそこなわれることを願う者どもを/うしろに退かせ、恥を負わせてください。  16わたしにむかって「あはぁ、あはぁ」と言う者どもを/自分の恥によって恐れおののかせてください。  17しかし、すべてあなたを尋ね求める者は/あなたによって喜び楽しむように。あなたの救を愛する者は/常に「主は大いなるかな」ととなえるように。 [40:18] わたしは貧しく、かつ乏しい。しかし主はわたしをかえりみられます。あなたはわが助け、わが救主です。わが神よ、ためらわないでください。

Psalms 103

1ダビデの歌  2わがたましいよ、主をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ。  3わがたましいよ、主をほめよ。そのすべてのめぐみを心にとめよ。  4主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、  5あなたのいのちを墓からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、  6あなたの生きながらえるかぎり、良き物をもってあなたを飽き足らせられる。こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる。  7主はすべてしえたげられる者のために/正義と公正とを行われる。  8主はおのれの道をモーセに知らせ、おのれのしわざをイスラエルの人々に知らせられた。  9主はあわれみに富み、めぐみふかく、怒ること遅く、いつくしみ豊かでいらせられる。  10主は常に責めることをせず、また、とこしえに怒りをいだかれない。  11主はわれらの罪にしたがってわれらをあしらわず、われらの不義にしたがって報いられない。  12天が地よりも高いように、主がおのれを恐れる者に賜わるいつくしみは大きい、  13東が西から遠いように、主はわれらのとがをわれらから遠ざけられる。  14父がその子供をあわれむように、主はおのれを恐れる者をあわれまれる。  15主はわれらの造られたさまを知り、われらのちりであることを/覚えていられるからである。  16人は、そのよわいは草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。  17風がその上を過ぎると、うせて跡なく、その場所にきいても、もはやそれを知らない。  18しかし主のいつくしみは、とこしえからとこしえまで、主を恐れる者の上にあり、その義は子らの子に及び、  19その契約を守り、その命令を心にとめて行う者にまで及ぶ。  20主はその玉座を天に堅くすえられ、そのまつりごとはすべての物を統べ治める。  21主の使たちよ、そのみ言葉の声を聞いて、これを行う勇士たちよ、主をほめまつれ。  22そのすべての万軍よ、そのみこころを行うしもべたちよ、主をほめよ。 [103:23] 主が造られたすべての物よ、そのまつりごとの下にあるすべての所で、主をほめよ。わがたましいよ、主をほめよ。

Psalms 106

 1主をほめたたえよ。主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。  2だれが主の大能のみわざを語り、その誉をことごとく言いあらわすことができようか。  3公正を守る人々、常に正義を行う人はさいわいである。  4主よ、あなたがその民を恵まれるとき、わたしを覚えてください。あなたが彼らを救われるとき、わたしを助けてください。  5そうすれば、わたしはあなたの選ばれた者の繁栄を見、あなたの国民の喜びをよろこび、あなたの嗣業と共に誇ることができるでしょう。  6われらは先祖たちと同じく罪を犯した。われらは不義をなし、悪しきことを行った。  7われらの先祖たちはエジプトにいたとき、あなたのくすしきみわざに心を留めず、あなたのいつくしみの豊かなのを思わず、紅海で、いと高き神にそむいた。  8けれども主はその大能を知らせようと、み名のために彼らを救われた。  9主は紅海をしかって、それをかわかし、彼らを導いて荒野を行くように、淵を通らせられた。  10こうして主は彼らをあだの手から救い、敵の力からあがなわれた。  11水が彼らのあだをおおったので、そのうち、ひとりも生き残った者はなかった。  12このとき彼らはそのみ言葉を信じ、その誉を歌った。  13しかし彼らはまもなくそのみわざを忘れ、その勧めを待たず、  14野でわがままな欲望を起し、荒野で神を試みた。  15主は彼らにその求めるものを与えられたが、彼らのうちに病気を送って、やせ衰えさせられた。  16人々が宿営のうちでモーセをねたみ、主の聖者アロンをねたんだとき、  17地が開けてダタンを飲み、アビラムの仲間をおおった。  18火はまたこの仲間のうちに燃え起り、炎は悪しき者を焼きつくした。  19彼らはホレブで子牛を造り、鋳物の像を拝んだ。  20彼らは神の栄光を/草を食う牛の像と取り替えた。  21彼らは、エジプトで大いなる事をなし、ハムの地でくすしきみわざをなし、紅海のほとりで恐るべき事をなされた/救主なる神を忘れた。  22(21節に合節)  23それゆえ、主は彼らを滅ぼそうと言われた。しかし主のお選びになったモーセは/破れ口で主のみ前に立ち、み怒りを引きかえして、滅びを免れさせた。  24彼らは麗しい地を侮り、主の約束を信ぜず、  25またその天幕でつぶやき、主のみ声に聞き従わなかった。  26それゆえ、主はみ手をあげて、彼らに誓い、彼らを荒野で倒れさせ、  27またその子孫を、もろもろの国民のうちに追い散らし、もろもろの地に彼らをまき散らそうとされた。  28また彼らはペオルのバアルを慕って、死んだ者にささげた、いけにえを食べた。  29彼らはそのおこないをもって主を怒らせたので、彼らのうちに疫病が起った。  30その時ピネハスが立って仲裁にはいったので、疫病はやんだ。  31これによってピネハスはよろず代まで、とこしえに義とされた。  32彼らはまたメリバの水のほとりで主を怒らせたので、モーセは彼らのために災にあった。  33これは彼らが神の霊にそむいたとき、彼がそのくちびるで軽率なことを言ったからである。  34彼らは主が命じられたもろもろの民を滅ぼさず、  35かえってもろもろの国民とまじって/そのわざにならい、  36自分たちのわなとなった偶像に仕えた。  37彼らはそのむすこ、娘たちを悪霊にささげ、  38罪のない血、すなわちカナンの偶像にささげた/そのむすこ、娘たちの血を流した。こうして国は血で汚された。  39このように彼らはそのわざによっておのれを汚し、そのおこないによって姦淫をなした。  40それゆえ、主の怒りがその民にむかって燃え、その嗣業を憎んで、  41彼らをもろもろの国民の手にわたされた。彼らはおのれを憎む者に治められ、  42その敵にしえたげられ、その力の下に征服された。  43主はしばしば彼らを助けられたが、彼らははかりごとを設けてそむき、その不義によって低くされた。  44それにもかかわらず、主は彼らの叫びを聞かれたとき、その悩みをかえりみ、  45その契約を彼らのために思い出し、そのいつくしみの豊かなるにより、みこころを変えられ、  46彼らをとりこにした者どもによって、あわれまれるようにされた。  47われらの神、主よ、われらを救って、もろもろの国民のなかから集めてください。われらはあなたの聖なるみ名に感謝し、あなたの誉を誇るでしょう。  48イスラエルの神、主は/とこしえからとこしえまでほむべきかな。すべての民は「アァメン」ととなえよ。主をほめたたえよ。

Psalms 107

 1「主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と、  2主にあがなわれた者は言え。主は彼らを悩みからあがない、  3もろもろの国から、東、西、北、南から彼らを集められた。  4彼らは人なき荒野にさまよい、住むべき町にいたる道を見いださなかった。  5彼らは飢え、またかわき、その魂は彼らのうちに衰えた。  6彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから助け出し、  7住むべき町に行き着くまで、まっすぐな道に導かれた。  8どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。  9主はかわいた魂を満ち足らせ、飢えた魂を良き物で満たされるからである。  10暗黒と深いやみの中にいる者、苦しみと、くろがねに縛られた者、  11彼らは神の言葉にそむき、いと高き者の勧めを軽んじたので、  12主は重い労働をもって彼らの心を低くされた。彼らはつまずき倒れても、助ける者がなかった。  13彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い、  14暗黒と深いやみから彼らを導き出して、そのかせをこわされた。  15どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。  16主は青銅のとびらをこわし、鉄の貫の木を断ち切られたからである。  17ある者はその罪に汚れた行いによって病み、その不義のゆえに悩んだ。  18彼らはすべての食物をきらって、死の門に近づいた。  19彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い、  20そのみ言葉をつかわして、彼らをいやし、彼らを滅びから助け出された。  21どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。  22彼らが感謝のいけにえをささげ、喜びの歌をもって、そのみわざを言いあらわすように。  23舟で海にくだり、大海で商売をする者は、  24主のみわざを見、また深い所でそのくすしきみわざを見た。  25主が命じられると暴風が起って、海の波をあげた。  26彼らは天にのぼり、淵にくだり、悩みによってその勇気は溶け去り、  27酔った人のようによろめき、よろめいて途方にくれる。  28彼らはその悩みのうちに主に呼ばわったので、主は彼らをその悩みから救い出された。  29主があらしを静められると、海の波は穏やかになった。  30こうして彼らは波の静まったのを喜び、主は彼らをその望む港へ導かれた。  31どうか、彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように。  32彼らが民の集会で主をあがめ、長老の会合で主をほめたたえるように。  33主は川を野に変らせ、泉をかわいた地に変らせ、  34肥えた地をそれに住む者の悪のゆえに塩地に変らせられる。  35主は野を池に変らせ、かわいた地を泉に変らせ、  36飢えた者をそこに住まわせられる。こうして彼らはその住むべき町を建て、  37畑に種をまき、ぶどう畑を設けて/多くの収穫を得た。  38主が彼らを祝福されたので彼らは大いにふえ、その家畜の減るのをゆるされなかった。  39彼らがしえたげと、悩みと、悲しみとによって/減り、かつ卑しめられたとき、  40主はもろもろの君に侮りをそそぎ、道なき荒れ地にさまよわせられた。  41しかし主は貧しい者を悩みのうちからあげて、その家族を羊の群れのようにされた。  42正しい者はこれを見て喜び、もろもろの不義はその口を閉じた。  43すべて賢い者はこれらの事に心をよせ、主のいつくしみをさとるようにせよ。

Psalms 116

 1わたしは主を愛する。主はわが声と、わが願いとを聞かれたからである。  2主はわたしに耳を傾けられたので、わたしは生きるかぎり主を呼びまつるであろう。  3死の綱がわたしを取り巻き、陰府の苦しみがわたしを捕えた。わたしは悩みと悲しみにあった。  4その時わたしは主のみ名を呼んだ。「主よ、どうぞわたしをお救いください」と。  5主は恵みふかく、正しくいらせられ、われらの神はあわれみに富まれる。  6主は無学な者を守られる。わたしが低くされたとき、主はわたしを救われた。  7わが魂よ、おまえの平安に帰るがよい。主は豊かにおまえをあしらわれたからである。  8あなたはわたしの魂を死から、わたしの目を涙から、わたしの足をつまずきから助け出されました。  9わたしは生ける者の地で、主のみ前に歩みます。  10「わたしは大いに悩んだ」と言った時にもなお信じた。  11わたしは驚きあわてたときに言った、「すべての人は当にならぬ者である」と。  12わたしに賜わったもろもろの恵みについて、どうして主に報いることができようか。  13わたしは救の杯をあげて、主のみ名を呼ぶ。  14わたしはすべての民の前で、主にわが誓いをつぐなおう。  15主の聖徒の死はそのみ前において尊い。  16主よ、わたしはあなたのしもべです。わたしはあなたのしもべ、あなたのはしための子です。あなたはわたしのなわめを解かれました。  17わたしは感謝のいけにえをあなたにささげて、主のみ名を呼びます。  18わたしはすべての民の前で/主にわが誓いをつぐないます。  19エルサレムよ、あなたの中で、主の家の大庭の中で、これをつぐないます。主をほめたたえよ。

1 Timothy 1:14-16

 14その上、わたしたちの主の恵みが、キリスト・イエスにある信仰と愛とに伴い、ますます増し加わってきた。  15「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世にきて下さった」という言葉は、確実で、そのまま受けいれるに足るものである。わたしは、その罪人のかしらなのである。  16しかし、わたしがあわれみをこうむったのは、キリスト・イエスが、まずわたしに対して限りない寛容を示し、そして、わたしが今後、彼を信じて永遠のいのちを受ける者の模範となるためである。

 

*「しかしわたしは山まではのがれる事ができません。災が身に追い迫ってわたしは死ぬでしょう。

Genesis 12:13

13どうかあなたは、わたしの妹だと言ってください。そうすればわたしはあなたのおかげで無事であり、わたしの命はあなたによって助かるでしょう」。

Deuteronomy 31:17

 17その日には、わたしは彼らにむかって怒りを発し、彼らを捨て、わたしの顔を彼らに隠すゆえに、彼らは滅ぼしつくされ、多くの災と悩みが彼らに臨むであろう。そこでその日、彼らは言うであろう、『これらの災がわれわれに臨むのは、われわれの神がわれわれのうちにおられないからではないか』。

1 Samuel 27:1

 1ダビデは心にうちに言った、「わたしは、いつかはサウルの手にかかって滅ぼされるであろう。早くペリシテびとの地へのがれるほかはない。そうすればサウルはこの上イスラエルの地にわたしをくまなく捜すことはやめ、わたしは彼の手からのがれることができるであろう」。

1 Kings 9:9

 9その時人々は答えて『彼らは自分の先祖をエジプトの地から導き出した彼らの神、主を捨てて、他の神々につき従い、それを拝み、それに仕えたために、主はこのすべての災を彼らの上に下したのである』と言うであろう」。

Psalms 77:8-12

8「主はとこしえにわれらを捨てられるであろうか。ふたたび、めぐみを施されないであろうか。  9そのいつくしみはとこしえに絶え、その約束は世々ながくすたれるであろうか。  10神は恵みを施すことを忘れ、怒りをもって/そのあわれみを閉じられたであろうか」と。〔セラ  11その時わたしは言う、「わたしの悲しみは/いと高き者の右の手が変ったことである」と。  12わたしは主のみわざを思い起す。わたしは、いにしえからの/あなたのくすしきみわざを思いいだす。

Psalms 116:11

 11わたしは驚きあわてたときに言った、「すべての人は当にならぬ者である」と。

Matthew 8:25-26

 25そこで弟子たちはみそばに寄ってきてイエスを起し、「主よ、お助けください、わたしたちは死にそうです」と言った。  26するとイエスは彼らに言われた、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」。それから起きあがって、風と海とをおしかりになると、大なぎになった。

Mark 9:19

19イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか。いつまで、あなたがたに我慢ができようか。その子をわたしの所に連れてきなさい」。

Romans 8:31

 31それでは、これらの事について、なんと言おうか。もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。

 

 

●創  19:20

19:20 あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう」。

 

*「あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。

Genesis 19:30

30ロトはゾアルを出て上り、ふたりの娘と共に山に住んだ。ゾアルに住むのを恐れたからである。彼はふたりの娘と共に、ほら穴の中に住んだ。

Proverbs 3:5-7

 5心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。  6すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。  7自分を見て賢いと思ってはならない、主を恐れて、悪を離れよ。

Amos 3:6

 6町でラッパが鳴ったなら、民は驚かないだろうか。主がなされるのでなければ、町に災が起るだろうか。

 

*「どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう

Genesis 12:13

13どうかあなたは、わたしの妹だと言ってください。そうすればわたしはあなたのおかげで無事であり、わたしの命はあなたによって助かるでしょう」。

Psalms 119:176

 176わたしを生かして、あなたをほめたたえさせ、あなたのおきてを、わが助けとしてください。 [119:177] わたしは失われた羊のように迷い出ました。あなたのしもべを捜し出してください。わたしはあなたの戒めを忘れないからです。

Isaiah 55:3

 3耳を傾け、わたしにきて聞け。そうすれば、あなたがたは生きることができる。わたしは、あなたがたと、とこしえの契約を立てて、ダビデに約束した変らない確かな恵みを与える。

 

 

●創  19:21

19:21 み使は彼に言った、「わたしはこの事でもあなたの願いをいれて、あなたの言うその町は滅ぼしません。

 

*「わたしはこの事でも・・・いれて、

Genesis 4:7

7正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。

Job 42:8-9

 8それで今、あなたがたは雄牛七頭、雄羊七頭を取って、わたしのしもべヨブの所へ行き、あなたがたのために燔祭をささげよ。わたしのしもべヨブはあなたがたのために祈るであろう。わたしは彼の祈を受けいれるによって、あなたがたの愚かを罰することをしない。あなたがたはわたしのしもべヨブのように正しい事をわたしについて述べなかったからである」。  9そこでテマンびとエリパズ、シュヒびとビルダデ、ナアマびとゾパルは行って、主が彼らに命じられたようにしたので、主はヨブの祈を受けいれられた。

Psalms 34:16

 16主の目は正しい人をかえりみ、その耳は彼らの叫びに傾く。

Psalms 102:18

 18乏しい者の祈をかえりみ、彼らの願いをかろしめられないからです。

Psalms 145:19

 19すべて主を呼ぶ者、誠をもって主を呼ぶ者に/主は近いのです。

Jeremiah 14:10

 10この民について主はこう言われる、「彼らはこのように好んで、さまよい、その足をとどめることをしなかったので、主は彼らを喜ばず、いまそのとがを覚え、その罪を罰するのだ」。

Matthew 12:20

 20彼が正義に勝ちを得させる時まで、いためられた葦を折ることがなく、煙っている燈心を消すこともない。

 

*「あなたの願いを

Genesis 12:2

2わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。

Genesis 18:24

 24たとい、あの町に五十人の正しい者があっても、あなたはなお、その所を滅ぼし、その中にいる五十人の正しい者のためにこれをゆるされないのですか。

 

 

●創  19:22

19:22 急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。

 

*「急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。

Genesis 32:25-28

25ところでその人はヤコブに勝てないのを見て、ヤコブのもものつがいにさわったので、ヤコブのもものつがいが、その人と組打ちするあいだにはずれた。  26その人は言った、「夜が明けるからわたしを去らせてください」。ヤコブは答えた、「わたしを祝福してくださらないなら、あなたを去らせません」。  27その人は彼に言った、「あなたの名はなんと言いますか」。彼は答えた、「ヤコブです」。  28その人は言った、「あなたはもはや名をヤコブと言わず、イスラエルと言いなさい。あなたが神と人とに、力を争って勝ったからです」。

Exodus 32:10

 10それで、わたしをとめるな。わたしの怒りは彼らにむかって燃え、彼らを滅ぼしつくすであろう。しかし、わたしはあなたを大いなる国民とするであろう」。

Deuteronomy 9:14

 14わたしを止めるな。わたしは彼らを滅ぼし、彼らの名を天の下から消し去り、おまえを彼らよりも強く、かつ大いなる国民としよう』。

Psalms 91:1-10

 1いと高き者のもとにある/隠れ場に住む人、全能者の陰にやどる人は  2主に言うであろう、「わが避け所、わが城、わが信頼しまつるわが神」と。  3主はあなたをかりゅうどのわなと、恐ろしい疫病から助け出されるからである。  4主はその羽をもって、あなたをおおわれる。あなたはその翼の下に避け所を得るであろう。そのまことは大盾、また小盾である。  5あなたは夜の恐ろしい物をも、昼に飛んでくる矢をも恐れることはない。  6また暗やみに歩きまわる疫病をも、真昼に荒す滅びをも恐れることはない。  7たとい千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、その災はあなたに近づくことはない。  8あなたはただ、その目をもって見、悪しき者の報いを見るだけである。  9あなたは主を避け所とし、いと高き者をすまいとしたので、  10災はあなたに臨まず、悩みはあなたの天幕に近づくことはない。

Isaiah 65:8

 8主はこう言われる、「人がぶどうのふさの中に、ぶどうのしるのあるのを見るならば、『それを破るな、その中に祝福があるから』と言う。そのようにわたしは、わがしもべらのために行って、ことごとくは滅ぼさない。

Mark 6:5

 5そして、そこでは力あるわざを一つもすることができず、ただ少数の病人に手をおいていやされただけであった。

2 Timothy 2:13

 13たとい、わたしたちは不真実であっても、彼は常に真実である。彼は自分を偽ることが、できないのである」。

Titus 1:2

2偽りのない神が永遠の昔に約束された永遠のいのちの望みに基くのである。

 

*「これによって、その町の名は・・・呼ばれた。

Genesis 13:10

10ロトが目を上げてヨルダンの低地をあまねく見わたすと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったから、ゾアルまで主の園のように、またエジプトの地のように、すみずみまでよく潤っていた。

Genesis 14:2

 2これらの王はソドムの王ベラ、ゴモラの王ビルシャ、アデマの王シナブ、ゼボイムの王セメベル、およびベラすなわちゾアルの王と戦った。

Isaiah 15:5

 5わが心はモアブのために叫び呼ばわる。その落人はゾアルおよび/エグラテ・シリシヤにのがれ、泣きながらルヒテの坂をのぼり、ホロナイムの道で滅びの叫びをあげる。

Jeremiah 48:34

 34ヘシボンとエレアレは叫ぶ。ヤハヅに至るまで、ゾアルからホロナイムとエグラテ・シリシヤに至るまで、彼らはその声をあげる。ニムリムの水も絶えたからである。

 

*「ゾアルと

Genesis 19:20

20あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう」。

 

 

●創  19:23

19:23 ロトがゾアルに着いた時、日は地の上にのぼった。

 

*「節全体」

Genesis 19:23

23ロトがゾアルに着いた時、日は地の上にのぼった。

 

 

●創  19:24

19:24 主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、

 

*「節全体」

Deuteronomy 29:23

23――全地は硫黄となり、塩となり、焼け土となって、種もまかれず、実も結ばず、なんの草も生じなくなって、むかし主が怒りと憤りをもって滅ぼされたソドム、ゴモラ、アデマ、ゼボイムの破滅のようである。――

Job 18:15

 15彼に属さない者が彼の天幕に住み、/硫黄が彼のすまいの上にまき散らされる。

Psalms 11:6

 6主は正しき者をも、悪しき者をも調べ、そのみ心は乱暴を好む者を憎まれる。

Isaiah 1:9

 9もし万軍の主が、われわれに少しの生存者を残されなかったなら、われわれはソドムのようになり、またゴモラと同じようになったであろう。

Isaiah 13:19

 19国々の誉であり、カルデヤびとの誇である麗しいバビロンは、神に滅ぼされたソドム、ゴモラのようになる。

Jeremiah 20:16

 16その人は、主のあわれみを受けることなく、滅ぼされた町のようになれ。朝には、彼に叫びを聞かせ、昼には戦いの声を聞かせよ。

Jeremiah 49:18

 18主は言われる、ソドムとゴモラとその隣の町々がくつがえされた時のように、そこに住む人はなく、そこに宿る人もなくなる。

Jeremiah 50:40

 40主は言われる、神がソドムとゴモラと、その隣の町々を滅ぼされたように、そこに住む人はなく、そこに宿る人の子はない。

Lamentations 4:6

6わが民の娘のうけた懲らしめは、ソドムの罰よりも大きかった。ソドムは昔、人の手によらないで、またたくまに滅ぼされたのだ。

Ezekiel 16:49-50

 49見よ、あなたの妹ソドムの罪はこれである。すなわち彼女と、その娘たちは高ぶり、食物に飽き、安泰に暮していたが、彼らは、乏しい者と貧しい者を助けなかった。  50彼らは高ぶり、わたしの前に憎むべき事をおこなったので、わたしはそれを見た時、彼らを除いた。

Hosea 11:8

 8エフライムよ、どうして、あなたを捨てることができようか。イスラエルよ、どうしてあなたを渡すことができようか。どうしてあなたをアデマのように/することができようか。どうしてあなたをゼボイムのように/扱うことができようか。わたしの心は、わたしのうちに変り、わたしのあわれみは、ことごとくもえ起っている。

Amos 4:11

 11「わたしはあなたがたのうちの町を/神がソドムとゴモラを滅ぼされた時のように/滅ぼしたので、あなたがたは炎の中から取り出された/燃えさしのようであった。それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった」と/主は言われる。

Zephaniah 2:9

 9それゆえ、万軍の主、イスラエルの神は言われる、わたしは生きている。モアブは必ずソドムのようになる。アンモンの人々はゴモラのようになる。いらくさと塩穴とがここを占領して、永遠に荒れ地となる。わが民の残りの者は彼らをかすめ、わが国民の残りの者はこれを所有する」。

Matthew 11:23-24

 23ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。おまえの中でなされた力あるわざが、もしソドムでなされたなら、その町は今日までも残っていたであろう。  24しかし、あなたがたに言う。さばきの日には、ソドムの地の方がおまえよりは耐えやすいであろう」。

Luke 17:28-29

28ロトの時にも同じようなことが起った。人々は食い、飲み、買い、売り、植え、建てなどしていたが、  29ロトがソドムから出て行った日に、天から火と硫黄とが降ってきて、彼らをことごとく滅ぼした。

2 Peter 2:6

 6また、ソドムとゴモラの町々を灰に帰せしめて破滅に処し、不信仰に走ろうとする人々の見せしめとし、

Jude 7

 7ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。

 

 

●創  19:25

19:25 これらの町と、すべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。

 

*「節全体」

Genesis 13:10

10ロトが目を上げてヨルダンの低地をあまねく見わたすと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったから、ゾアルまで主の園のように、またエジプトの地のように、すみずみまでよく潤っていた。

Genesis 14:3

 3これら五人の王はみな同盟してシデムの谷、すなわち塩の海に向かって行った。

Psalms 107:34

 34肥えた地をそれに住む者の悪のゆえに塩地に変らせられる。

 

 

●創  19:26

19:26 しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。

 

*「しかしロトの妻はうしろを顧みたので

Genesis 19:17

17彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。

Proverbs 14:14

 14心のもとれる者はそのしわざの実を刈り取り、善良な人もまたその行いの実を刈り取る。

Luke 17:31-32

 31その日には、屋上にいる者は、自分の持ち物が家の中にあっても、取りにおりるな。畑にいる者も同じように、あとへもどるな。  32ロトの妻のことを思い出しなさい。

Hebrews 10:38

 38わが義人は、信仰によって生きる。もし信仰を捨てるなら、/わたしのたましいはこれを喜ばない」。

 

*「塩の柱になった。

Numbers 16:38

38罪を犯して命を失った人々の、これらの火ざらを、広い延べ板として、祭壇のおおいとしなさい。これは主の前にささげられて、聖となったからである。こうして、これはイスラエルの人々に、しるしとなるであろう」。

 

 

●創  19:27

19:27 アブラハムは朝早く起き、さきに主の前に立った所に行って、

 

*「アブラハムは朝早く起き、

Psalms 5:3

3わが王、わが神よ、わたしの叫びの声をお聞きください。わたしはあなたに祈っています。

 

*「さきに主の前に立った所に行って、

Genesis 18:22-33

22その人々はそこから身を巡らしてソドムの方に行ったが、アブラハムはなお、主の前に立っていた。  23アブラハムは近寄って言った、「まことにあなたは正しい者を、悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。  24たとい、あの町に五十人の正しい者があっても、あなたはなお、その所を滅ぼし、その中にいる五十人の正しい者のためにこれをゆるされないのですか。  25正しい者と悪い者とを一緒に殺すようなことを、あなたは決してなさらないでしょう。正しい者と悪い者とを同じようにすることも、あなたは決してなさらないでしょう。全地をさばく者は公義を行うべきではありませんか」。  26主は言われた、「もしソドムで町の中に五十人の正しい者があったら、その人々のためにその所をすべてゆるそう」。  27アブラハムは答えて言った、「わたしはちり灰に過ぎませんが、あえてわが主に申します。  28もし五十人の正しい者のうち五人欠けたなら、その五人欠けたために町を全く滅ぼされますか」。主は言われた、「もしそこに四十五人いたら、滅ぼさないであろう」。  29アブラハムはまた重ねて主に言った、「もしそこに四十人いたら」。主は言われた、「その四十人のために、これをしないであろう」。  30アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしは申します。もしそこに三十人いたら」。主は言われた、「そこに三十人いたら、これをしないであろう」。  31アブラハムは言った、「いまわたしはあえてわが主に申します。もしそこに二十人いたら」。主は言われた、「わたしはその二十人のために滅ぼさないであろう」。  32アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしはいま一度申します、もしそこに十人いたら」。主は言われた、「わたしはその十人のために滅ぼさないであろう」。  33主はアブラハムと語り終り、去って行かれた。アブラハムは自分の所に帰った。

Ezekiel 16:49-50

 49見よ、あなたの妹ソドムの罪はこれである。すなわち彼女と、その娘たちは高ぶり、食物に飽き、安泰に暮していたが、彼らは、乏しい者と貧しい者を助けなかった。  50彼らは高ぶり、わたしの前に憎むべき事をおこなったので、わたしはそれを見た時、彼らを除いた。

Habakuk 2:1

 1わたしはわたしの見張所に立ち、物見やぐらに身を置き、望み見て、彼がわたしになんと語られるかを見、またわたしの訴えについて/わたし自らなんと答えたらよかろうかを見よう。

Hebrews 2:1

 1こういうわけだから、わたしたちは聞かされていることを、いっそう強く心に留めねばならない。そうでないと、おし流されてしまう。

 

 

●創  19:28

19:28 ソドムとゴモラの方、および低地の全面をながめると、その地の煙が、かまどの煙のように立ちのぼっていた。

 

*「節全体」

Psalms 107:34

34肥えた地をそれに住む者の悪のゆえに塩地に変らせられる。

2 Peter 2:7

 7ただ、非道の者どもの放縦な行いによってなやまされていた義人ロトだけを救い出された。

Jude 7

 7ソドム、ゴモラも、まわりの町々も、同様であって、同じように淫行にふけり、不自然な肉欲に走ったので、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている。

Revelation of John 14:10-11

 10神の怒りの杯に混ぜものなしに盛られた、神の激しい怒りのぶどう酒を飲み、聖なる御使たちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。  11その苦しみの煙は世々限りなく立ちのぼり、そして、獣とその像とを拝む者、また、だれでもその名の刻印を受けている者は、昼も夜も休みが得られない。

Revelation of John 18:9

 9彼女と姦淫を行い、ぜいたくをほしいままにしていた地の王たちは、彼女が焼かれる火の煙を見て、彼女のために胸を打って泣き悲しみ、

Revelation of John 18:18

 18彼女が焼かれる火の煙を見て、叫んで言う、『これほどの大いなる都は、どこにあろう』。

Revelation of John 19:3

 3再び声があって、「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」と言った。

Revelation of John 21:8

 8しかし、おくびょうな者、信じない者、忌むべき者、人殺し、姦淫を行う者、まじないをする者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者には、火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。これが第二の死である」。

 

 

●創  19:29

19:29 こうして神が低地の町々をこぼたれた時、すなわちロトの住んでいた町々を滅ぼされた時、神はアブラハムを覚えて、その滅びの中からロトを救い出された。

 

*「節全体」

Genesis 8:1

1神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。

Genesis 12:2

 2わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。

Genesis 18:23-33

 23アブラハムは近寄って言った、「まことにあなたは正しい者を、悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。  24たとい、あの町に五十人の正しい者があっても、あなたはなお、その所を滅ぼし、その中にいる五十人の正しい者のためにこれをゆるされないのですか。  25正しい者と悪い者とを一緒に殺すようなことを、あなたは決してなさらないでしょう。正しい者と悪い者とを同じようにすることも、あなたは決してなさらないでしょう。全地をさばく者は公義を行うべきではありませんか」。  26主は言われた、「もしソドムで町の中に五十人の正しい者があったら、その人々のためにその所をすべてゆるそう」。  27アブラハムは答えて言った、「わたしはちり灰に過ぎませんが、あえてわが主に申します。  28もし五十人の正しい者のうち五人欠けたなら、その五人欠けたために町を全く滅ぼされますか」。主は言われた、「もしそこに四十五人いたら、滅ぼさないであろう」。  29アブラハムはまた重ねて主に言った、「もしそこに四十人いたら」。主は言われた、「その四十人のために、これをしないであろう」。  30アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしは申します。もしそこに三十人いたら」。主は言われた、「そこに三十人いたら、これをしないであろう」。  31アブラハムは言った、「いまわたしはあえてわが主に申します。もしそこに二十人いたら」。主は言われた、「わたしはその二十人のために滅ぼさないであろう」。  32アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしはいま一度申します、もしそこに十人いたら」。主は言われた、「わたしはその十人のために滅ぼさないであろう」。  33主はアブラハムと語り終り、去って行かれた。アブラハムは自分の所に帰った。

Genesis 30:22

 22次に神はラケルを心にとめられ、彼女の願いを聞き、その胎を開かれたので、

Deuteronomy 9:5

 5あなたが行ってその地を獲るのは、あなたが正しいからではなく、またあなたの心がまっすぐだからでもない。この国々の民が悪いから、あなたの神、主は彼らをあなたの前から追い払われるのである。これは主があなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた言葉を行われるためである。

Nehemiah 13:14

 14わが神よ、この事のためにわたしを覚えてください。わが神の宮とその勤めのためにわたしが行った良きわざをぬぐい去らないでください。

Nehemiah 13:22

 22わたしはまたレビびとに命じて、その身を清めさせ、来て門を守らせて、安息日を聖別した。わが神よ、わたしのためにまた、このことを覚え、あなたの大いなるいつくしみをもって、わたしをあわれんでください。

Psalms 25:8

 8わたしの若き時の罪と、とがとを/思い出さないでください。主よ、あなたの恵みのゆえに、あなたのいつくしみにしたがって、わたしを思い出してください。

Psalms 105:8

 8主はとこしえに、その契約をみこころにとめられる。これはよろず代に命じられたみ言葉であって、

Psalms 105:42

 42これは主がその聖なる約束と、そのしもべアブラハムを覚えられたからである。

 

 

●創  19:30

19:30 ロトはゾアルを出て上り、ふたりの娘と共に山に住んだ。ゾアルに住むのを恐れたからである。彼はふたりの娘と共に、ほら穴の中に住んだ。

 

*「ロトはゾアルを出て上り、ふたりの娘と共に山に住んだ。

Genesis 19:17-23

17彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。  18ロトは彼らに言った、「わが主よ、どうか、そうさせないでください。  19しもべはすでにあなたの前に恵みを得ました。あなたはわたしの命を救って、大いなるいつくしみを施されました。しかしわたしは山まではのがれる事ができません。災が身に追い迫ってわたしは死ぬでしょう。  20あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう」。  21み使は彼に言った、「わたしはこの事でもあなたの願いをいれて、あなたの言うその町は滅ぼしません。  22急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。  23ロトがゾアルに着いた時、日は地の上にのぼった。

 

*「・・・住むのを恐れたからである。

Genesis 49:4

4しかし、沸き立つ水のようだから、/もはや、すぐれた者ではあり得ない。あなたは父の床に上って汚した。ああ、あなたはわが寝床に上った。

Jeremiah 2:36-37

 36あなたはなぜ軽々しくさまよって、その道を変えようとするのか。あなたはアッスリヤに、はずかしめを受けたように、エジプトにもまた、はずかしめを受ける。  37あなたはまた両手を頭に置いて、そこから出て来る。主があなたの頼みとする者どもを捨てられたので、あなたは彼らによって栄えることがないからだ。

James 1:8

 8そんな人間は、二心の者であって、そのすべての行動に安定がない。

 

*「ゾアルに

Genesis 13:10

10ロトが目を上げてヨルダンの低地をあまねく見わたすと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったから、ゾアルまで主の園のように、またエジプトの地のように、すみずみまでよく潤っていた。

Genesis 14:22

 22アブラムはソドムの王に言った、「天地の主なるいと高き神、主に手をあげて、わたしは誓います。

Deuteronomy 34:3

 3ネゲブと低地、すなわち、しゅろの町エリコの谷をゾアルまで示された。

Isaiah 15:5

 5わが心はモアブのために叫び呼ばわる。その落人はゾアルおよび/エグラテ・シリシヤにのがれ、泣きながらルヒテの坂をのぼり、ホロナイムの道で滅びの叫びをあげる。

Jeremiah 48:34

 34ヘシボンとエレアレは叫ぶ。ヤハヅに至るまで、ゾアルからホロナイムとエグラテ・シリシヤに至るまで、彼らはその声をあげる。ニムリムの水も絶えたからである。

 

 

●創  19:31

19:31 時に姉が妹に言った、「わたしたちの父は老い、またこの地には世のならわしのように、わたしたちの所に来る男はいません。

 

*「わたしたちの父は老い、・・・男はいません。

Genesis 19:28

28ソドムとゴモラの方、および低地の全面をながめると、その地の煙が、かまどの煙のように立ちのぼっていた。

Mark 9:6

 6そう言ったのは、みんなの者が非常に恐れていたので、ペテロは何を言ってよいか、わからなかったからである。

 

*「またこの地には世のならわしのように、わたしたちの所に来る

Genesis 4:1

1人はその妻エバを知った。彼女はみごもり、カインを産んで言った、「わたしは主によって、ひとりの人を得た」。

Genesis 6:4

 4そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。

Genesis 16:2

 2サライはアブラムに言った、「主はわたしに子をお授けになりません。どうぞ、わたしのつかえめの所におはいりください。彼女によってわたしは子をもつことになるでしょう」。アブラムはサライの言葉を聞きいれた。

Genesis 16:4

 4彼はハガルの所にはいり、ハガルは子をはらんだ。彼女は自分のはらんだのを見て、女主人を見下げるようになった。

Genesis 38:8-9

 8そこでユダはオナンに言った、「兄の妻の所にはいって、彼女をめとり、兄に子供を得させなさい」。  9しかしオナンはその子が自分のものとならないのを知っていたので、兄の妻の所にはいった時、兄に子を得させないために地に洩らした。

Genesis 38:14-30

 14彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた。彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである。  15ユダは彼女を見たとき、彼女が顔をおおっていたため、遊女だと思い、  16道のかたわらで彼女に向かって言った、「さあ、あなたの所にはいらせておくれ」。彼はこの女がわが子の妻であることを知らなかったからである。彼女は言った、「わたしの所にはいるため、何をくださいますか」。  17ユダは言った、「群れのうちのやぎの子をあなたにあげよう」。彼女は言った、「それをくださるまで、しるしをわたしにくださいますか」。  18ユダは言った、「どんなしるしをあげようか」。彼女は言った、「あなたの印と紐と、あなたの手にあるつえとを」。彼はこれらを与えて彼女の所にはいった。彼女はユダによってみごもった。  19彼女は起きて去り、被衣を脱いで寡婦の衣服を着た。  20やがてユダはその女からしるしを取りもどそうと、その友アドラムびとに託してやぎの子を送ったけれども、その女を見いだせなかった。  21そこで彼はその所の人々に尋ねて言った、「エナイムで道のかたわらにいた遊女はどこにいますか」。彼らは言った、「ここには遊女はいません」。  22彼はユダのもとに帰って言った、「わたしは彼女を見いだせませんでした。またその所の人々は、『ここには遊女はいない』と言いました」。  23そこでユダは言った、「女に持たせておこう。わたしたちは恥をかくといけないから。とにかく、わたしはこのやぎの子を送ったが、あなたは彼女を見いだせなかったのだ」。  24ところが三月ほどたって、ひとりの人がユダに言った、「あなたの嫁タマルは姦淫しました。そのうえ、彼女は姦淫によってみごもりました」。ユダは言った、「彼女を引き出して焼いてしまえ」。  25彼女は引き出された時、そのしゅうとに人をつかわして言った、「わたしはこれをもっている人によって、みごもりました」。彼女はまた言った、「どうか、この印と、紐と、つえとはだれのものか、見定めてください」。  26ユダはこれを見定めて言った、「彼女はわたしよりも正しい。わたしが彼女をわが子シラに与えなかったためである」。彼は再び彼女を知らなかった。  27さて彼女の出産の時がきたが、胎内には、ふたごがあった。  28出産の時に、ひとりの子が手を出したので、産婆は、「これがさきに出た」と言い、緋の糸を取って、その手に結んだ。  29そして、その子が手をひっこめると、その弟が出たので、「どうしてあなたは自分で破って出るのか」と言った。これによって名はペレヅと呼ばれた。  30その後、手に緋の糸のある兄が出たので、名はゼラと呼ばれた。

Deuteronomy 25:5

 5兄弟が一緒に住んでいて、そのうちのひとりが死んで子のない時は、その死んだ者の妻は出て、他人にとついではならない。その夫の兄弟が彼女の所にはいり、めとって妻とし、夫の兄弟としての道を彼女につくさなければならない。

Isaiah 4:1

 1その日、七人の女がひとりの男にすがって、「わたしたちは自分のパンをたべ、自分の着物を着ます。ただ、あなたの名によって呼ばれることを許して、わたしたちの恥を取り除いてください」と言う。

 

 

●創  19:32

19:32 さあ、父に酒を飲ませ、共に寝て、父によって子を残しましょう」。

 

*「さあ、父に

Genesis 11:3

3彼らは互に言った、「さあ、れんがを造って、よく焼こう」。こうして彼らは石の代りに、れんがを得、しっくいの代りに、アスファルトを得た。

 

*「酒を飲ませ、共に寝て、

Genesis 9:21

21彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。

Proverbs 23:31-33

 31酒はあかく、杯の中にあわだち、なめらかにくだる、あなたはこれを見てはならない。  32これはついに、へびのようにかみ、まむしのように刺す。  33あなたの目は怪しいものを見、あなたの心は偽りを言う。

Habakuk 2:15-16

 15わざわいなるかな、その隣り人に怒りの杯を飲ませて、これを酔わせ、彼らの隠し所を見ようとする者よ。  16あなたは誉の代りに恥に飽き、あなたもまた飲んでよろめけ。主の右の手の杯は、あなたに巡り来る。恥はあなたの誉に代る。

 

*「父によって子を残しましょう」。

Leviticus 18:6-7

6あなたがたは、だれも、その肉親の者に近づいて、これを犯してはならない。わたしは主である。  7あなたの母を犯してはならない。それはあなたの父をはずかしめることだからである。彼女はあなたの母であるから、これを犯してはならない。

Mark 12:19

 19「先生、モーセは、わたしたちのためにこう書いています、『もし、ある人の兄が死んで、その残された妻に、子がない場合には、弟はこの女をめとって、兄のために子をもうけねばならない』。

 

 

●創  19:33

19:33 彼女たちはその夜、父に酒を飲ませ、姉がはいって父と共に寝た。ロトは娘が寝たのも、起きたのも知らなかった。

 

*「節全体」

Leviticus 18:6-7

6あなたがたは、だれも、その肉親の者に近づいて、これを犯してはならない。わたしは主である。  7あなたの母を犯してはならない。それはあなたの父をはずかしめることだからである。彼女はあなたの母であるから、これを犯してはならない。

Proverbs 20:1

 1酒は人をあざける者とし、濃い酒は人をあばれ者とする、これに迷わされる者は無知である。

Proverbs 23:29-35

 29災ある者はだれか、憂いある者はだれか、争いをする者はだれか、煩いある者はだれか、ゆえなく傷をうける者はだれか、赤い目をしている者はだれか。  30酒に夜をふかす者、行って、混ぜ合わせた酒を味わう者である。  31酒はあかく、杯の中にあわだち、なめらかにくだる、あなたはこれを見てはならない。  32これはついに、へびのようにかみ、まむしのように刺す。  33あなたの目は怪しいものを見、あなたの心は偽りを言う。  34あなたは海の中に寝ている人のように、帆柱の上に寝ている人のようになる。  35あなたは言う、「人がわたしを撃ったが、わたしは痛くはなかった。わたしを、たたいたが、わたしは何も覚えはない。いつわたしはさめるのか、また酒を求めよう」と。

Habakuk 2:15-16

 15わざわいなるかな、その隣り人に怒りの杯を飲ませて、これを酔わせ、彼らの隠し所を見ようとする者よ。  16あなたは誉の代りに恥に飽き、あなたもまた飲んでよろめけ。主の右の手の杯は、あなたに巡り来る。恥はあなたの誉に代る。

 

 

●創  19:34

19:34 あくる日、姉は妹に言った、「わたしは昨夜、父と寝ました。わたしたちは今夜もまた父に酒を飲ませましょう。そしてあなたがはいって共に寝なさい。わたしたちは父によって子を残しましょう」。

 

*「節全体」

Isaiah 3:9

9彼らの不公平は彼らにむかって不利なあかしをし、ソドムのようにその罪をあらわして隠さない。わざわいなるかな、彼らはみずから悪の報いをうけた。

Jeremiah 3:3

 3それゆえ雨はとどめられ、春の雨は降らなかった。しかもあなたには遊女の額があり、少しも恥じようとはしない。

Jeremiah 5:3

 3主よ、あなたの目は、真実を顧みられるではありませんか。あなたが彼らを打たれても、痛みを覚えず、彼らを滅ぼされても、懲らしめを受けることを拒み、その顔を岩よりも堅くして、悔い改めることを拒みました。

Jeremiah 6:15

 15彼らは憎むべきことをして、恥じたであろうか。すこしも恥ずかしいとは思わず、また恥じることを知らなかった。それゆえ彼らは倒れる者と共に倒れる。わたしが彼らを罰するとき、彼らは倒れる」と主は言われる。

Jeremiah 8:12

 12彼らは憎むべきことをして、恥じたであろうか。すこしも恥ずかしいとは思わず、また恥じることを知らなかった。それゆえ彼らは倒れる者と共に倒れる。わたしが彼らを罰するとき、彼らは倒れると、主は言われる。

 

 

●創  19:35

19:35 彼らはその夜もまた父に酒を飲ませ、妹が行って父と共に寝た。ロトは娘の寝たのも、起きたのも知らなかった。

 

*「節全体」

Psalms 8:5

5人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。

Proverbs 24:16

 16正しい者は七たび倒れても、また起きあがる、しかし、悪しき者は災によって滅びる。

Ecclesiastes 7:26

 26わたしは、その心が、わなと網のような女、その手が、かせのような女は、死よりも苦い者であることを見いだした。神を喜ばす者は彼女からのがれる。しかし罪びとは彼女に捕えられる。

Luke 21:34

 34あなたがたが放縦や、泥酔や、世の煩いのために心が鈍っているうちに、思いがけないとき、その日がわなのようにあなたがたを捕えることがないように、よく注意していなさい。

1 Corinthians 10:11-12

 11これらの事が彼らに起ったのは、他に対する警告としてであって、それが書かれたのは、世の終りに臨んでいるわたしたちに対する訓戒のためである。  12だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。

1 Peter 4:7

 7万物の終りが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい。

 

 

●創  19:36

19:36 こうしてロトのふたりの娘たちは父によってはらんだ。

 

*「節全体」

Genesis 19:8

8わたしにまだ男を知らない娘がふたりあります。わたしはこれをあなたがたに、さし出しますから、好きなようにしてください。ただ、わたしの屋根の下にはいったこの人たちには、何もしないでください」。

Leviticus 18:6-7

 6あなたがたは、だれも、その肉親の者に近づいて、これを犯してはならない。わたしは主である。  7あなたの母を犯してはならない。それはあなたの父をはずかしめることだからである。彼女はあなたの母であるから、これを犯してはならない。

Judges 1:7

 7アドニベゼクは言った、「かつて七十人の王たちが手足の親指を切られて、わたしの食卓の下で、くずを拾ったことがあったが、神はわたしがしたように、わたしに報いられたのだ」。人々は彼をエルサレムへ連れて行ったが、彼はそこで死んだ。

1 Samuel 15:33

 33サムエルは言った、「あなたのつるぎは多くの女に子供を失わせた。そのようにあなたの母も女のうちで最も無惨に子供を失う者となるであろう」。サムエルはギルガルで主の前に、アガグを寸断した。

Habakuk 2:15

 15わざわいなるかな、その隣り人に怒りの杯を飲ませて、これを酔わせ、彼らの隠し所を見ようとする者よ。

Matthew 7:2

 2あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。

 

 

●創  19:37

19:37 姉娘は子を産み、その名をモアブと名づけた。これは今のモアブびとの先祖である。

 

*「節全体」

Numbers 21:29

29モアブよ、お前はわざわいなるかな、/ケモシの民よ、お前は滅ぼされるであろう。彼は、むすこらを逃げ去らせ、/娘らをアモリびとの王シホンの捕虜とならせた。

Numbers 22

 1さて、イスラエルの人々はまた道を進んで、エリコに近いヨルダンのかなたのモアブの平野に宿営した。  2チッポルの子バラクはイスラエルがアモリびとにしたすべての事を見たので、  3モアブは大いにイスラエルの民を恐れた。その数が多かったためである。モアブはイスラエルの人々をひじょうに恐れたので、  4ミデアンの長老たちに言った、「この群衆は牛が野の草をなめつくすように、われわれの周囲の物をみな、なめつくそうとしている」。チッポルの子バラクはこの時モアブの王であった。  5彼はアンモンびとの国のユフラテ川のほとりにあるペトルに使者をつかわし、ベオルの子バラムを招こうとして言わせた、「エジプトから出てきた民があり、地のおもてをおおってわたしの前にいます。  6どうぞ今きてわたしのためにこの民をのろってください。彼らはわたしよりも強いのです。そうしてくだされば、われわれは彼らを撃って、この国から追い払うことができるかもしれません。あなたが祝福する者は祝福され、あなたがのろう者はのろわれることをわたしは知っています」。  7モアブの長老たちとミデアンの長老たちは占いの礼物を手にして出発し、バラムのもとへ行って、バラクの言葉を告げた。  8バラムは彼らに言った、「今夜ここに泊まりなさい。主がわたしに告げられるとおりに、あなたがたに返答しましょう」。それでモアブのつかさたちはバラムのもとにとどまった。  9ときに神はバラムに臨んで言われた、「あなたのところにいるこの人々はだれですか」。  10バラムは神に言った、「モアブの王チッポルの子バラクが、わたしに人をよこして言いました。  11『エジプトから出てきた民があり、地のおもてをおおっています。どうぞ今きてわたしのために彼らをのろってください。そうすればわたしは戦って、彼らを追い払うことができるかもしれません』」。  12神はバラムに言われた、「あなたは彼らと一緒に行ってはならない。またその民をのろってはならない。彼らは祝福された者だからである」。  13明くる朝起きて、バラムはバラクのつかさたちに言った、「あなたがたは国にお帰りなさい。主はわたしがあなたがたと一緒に行くことを、お許しになりません」。  14モアブのつかさたちは立ってバラクのもとに行って言った、「バラムはわたしたちと一緒に来ることを承知しません」。  15バラクはまた前の者よりも身分の高いつかさたちを前よりも多くつかわした。  16彼らはバラムのところへ行って言った、「チッポルの子バラクはこう申します、『どんな妨げをも顧みず、どうぞわたしのところへおいでください。  17わたしはあなたを大いに優遇します。そしてあなたがわたしに言われる事はなんでもいたします。どうぞきてわたしのためにこの民をのろってください』」。  18しかし、バラムはバラクの家来たちに答えた、「たといバラクがその家に満ちるほどの金銀をわたしに与えようとも、事の大小を問わず、わたしの神、主の言葉を越えては何もすることができません。  19それで、どうぞ、あなたがたも今夜ここにとどまって、主がこの上、わたしになんと仰せられるかを確かめさせてください」。  20夜になり、神はバラムに臨んで言われた、「この人々はあなたを招きにきたのだから、立ってこの人々と一緒に行きなさい。ただしわたしが告げることだけを行わなければならない」。  21明くる朝起きてバラムは、ろばにくらをおき、モアブのつかさたちと一緒に行った。  22しかるに神は彼が行ったために怒りを発せられ、主の使は彼を妨げようとして、道に立ちふさがっていた。バラムは、ろばに乗り、そのしもべふたりも彼と共にいたが、  23ろばは主の使が、手に抜き身のつるぎをもって、道に立ちふさがっているのを見、道をそれて畑にはいったので、バラムは、ろばを打って道に返そうとした。  24しかるに主の使はまたぶどう畑の間の狭い道に立ちふさがっていた。道の両側には石がきがあった。  25ろばは主の使を見て、石がきにすり寄り、バラムの足を石がきに押しつけたので、バラムは、また、ろばを打った。  26主の使はまた先に進んで、狭い所に立ちふさがっていた。そこは右にも左にも、曲る道がなかったので、  27ろばは主の使を見てバラムの下に伏した。そこでバラムは怒りを発し、つえでろばを打った。  28すると、主が、ろばの口を開かれたので、ろばはバラムにむかって言った、「わたしがあなたに何をしたというのですか。あなたは三度もわたしを打ったのです」。  29バラムは、ろばに言った、「お前がわたしを侮ったからだ。わたしの手につるぎがあれば、いま、お前を殺してしまうのだが」。  30ろばはまたバラムに言った、「わたしはあなたが、きょうまで長いあいだ乗られたろばではありませんか。わたしはいつでも、あなたにこのようにしたでしょうか」。バラムは言った、「いや、しなかった」。  31このとき主がバラムの目を開かれたので、彼は主の使が手に抜き身のつるぎをもって、道に立ちふさがっているのを見て、頭を垂れてひれ伏した。  32主の使は彼に言った、「なぜあなたは三度もろばを打ったのか。あなたが誤って道を行くので、わたしはあなたを妨げようとして出てきたのだ。  33ろばはわたしを見て三度も身を巡らしてわたしを避けた。もし、ろばが身を巡らしてわたしを避けなかったなら、わたしはきっと今あなたを殺して、ろばを生かしておいたであろう」。  34バラムは主の使に言った、「わたしは罪を犯しました。あなたがわたしをとどめようとして、道に立ちふさがっておられるのを、わたしは知りませんでした。それで今、もし、お気に召さないのであれば、わたしは帰りましょう」。  35主の使はバラムに言った、「この人々と一緒に行きなさい。ただし、わたしが告げることのみを述べなければならない」。こうしてバラムはバラクのつかさたちと一緒に行った。  36さて、バラクはバラムがきたと聞いて、国境のアルノン川のほとり、国境の一端にあるモアブの町まで出て行って迎えた。  37そしてバラクはバラムに言った、「わたしは人をつかわしてあなたを招いたではありませんか。あなたはなぜわたしのところへきませんでしたか。わたしは実際あなたを優遇することができないでしょうか」。  38バラムはバラクに言った、「ごらんなさい。わたしはあなたのところにきています。しかし、今、何事かをみずから言うことができましょうか。わたしはただ神がわたしの口に授けられることを述べなければなりません」。  39こうしてバラムはバラクと一緒に行き、キリアテ・ホゾテにきたとき、  40バラクは牛と羊とをほふって、バラムおよび彼と共にいたバラムを連れてきたつかさたちに贈った。  41明くる朝バラクはバラムを伴ってバモテバアルにのぼり、そこからイスラエルの民の宿営の一端をながめさせた。

Numbers 24

 1バラムはイスラエルを祝福することが主の心にかなうのを見たので、今度はいつものように行って魔術を求めることをせず、顔を荒野にむけ、  2目を上げて、イスラエルがそれぞれ部族にしたがって宿営しているのを見た。その時、神の霊が臨んだので、  3彼はこの託宣を述べた。「ベオルの子バラムの言葉、/目を閉じた人の言葉、  4神の言葉を聞く者、/全能者の幻を見る者、/倒れ伏して、目の開かれた者の言葉。  5ヤコブよ、あなたの天幕は麗しい、/イスラエルよ、あなたのすまいは、麗しい。  6それは遠くひろがる谷々のよう、/川べの園のよう、/主が植えられた沈香樹のよう、/流れのほとりの香柏のようだ。  7水は彼らのかめからあふれ、/彼らの種は水の潤いに育つであろう。彼らの王はアガグよりも高くなり、/彼らの国はあがめられるであろう。  8神は彼らをエジプトから導き出された、/彼らは野牛の角のようだ。彼らは敵なる国々の民を滅ぼし、/その骨を砕き、/矢をもって突き通すであろう。  9彼らは雄じしのように身をかがめ、/雌じしのように伏している。だれが彼らを起しえよう。あなたを祝福する者は祝福され、/あなたをのろう者はのろわれるであろう」。  10そこでバラクはバラムにむかって怒りを発し、手を打ち鳴らした。そしてバラクはバラムに言った、「敵をのろうために招いたのに、あなたはかえって三度までも彼らを祝福した。  11それで今あなたは急いで自分のところへ帰ってください。わたしはあなたを大いに優遇しようと思った。しかし、主はその優遇をあなたに得させないようにされました」。  12バラムはバラクに言った、「わたしはあなたがつかわされた使者たちに言ったではありませんか、  13『たといバラクがその家に満ちるほどの金銀をわたしに与えようとも、主の言葉を越えて心のままに善も悪も行うことはできません。わたしは主の言われることを述べるだけです』。  14わたしは今わたしの民のところへ帰って行きます。それでわたしはこの民が後の日にあなたの民にどんなことをするかをお知らせしましょう」。  15そしてこの託宣を述べた。「ベオルの子バラムの言葉、/目を閉じた人の言葉。  16神の言葉を聞く者、/いと高き者の知識をもつ者、/全能者の幻を見、/倒れ伏して、目の開かれた者の言葉。  17わたしは彼を見る、しかし今ではない。わたしは彼を望み見る、しかし近くではない。ヤコブから一つの星が出、/イスラエルから一本のつえが起り、/モアブのこめかみと、/セツのすべての子らの脳天を撃つであろう。  18敵のエドムは領地となり、/セイルもまた領地となるであろう。そしてイスラエルは勝利を得るであろう。  19権を執る者がヤコブから出、/生き残った者を町から断ち滅ぼすであろう」。  20バラムはまたアマレクを望み見て、この託宣を述べた。「アマレクは諸国民のうちの最初のもの、/しかし、ついに滅び去るであろう」。  21またケニびとを望み見てこの託宣を述べた。「お前のすみかは堅固だ、/岩に、お前は巣をつくっている。  22しかし、カインは滅ぼされるであろう。アシュルはいつまでお前を捕虜とするであろうか」。  23彼はまたこの託宣を述べた。「ああ、神が定められた以上、/だれが生き延びることができよう。  24キッテムの海岸から舟がきて、/アシュルを攻めなやまし、/エベルを攻めなやますであろう。そして彼もまたついに滅び去るであろう」。  25こうしてバラムは立ち上がって、自分のところへ帰っていった。バラクもまた立ち去った。

Deuteronomy 2:9

 9その時、主はわたしに言われた、『モアブを敵視してはならない。またそれと争い戦ってはならない。彼らの地は、領地としてあなたに与えない。ロトの子孫にアルを与えて、領地とさせたからである。

Deuteronomy 2:19

 19アンモンの子孫に近づく時、おまえは彼らを敵視してはならない。また争ってはならない。わたしはアンモンの子孫の地を領地として、おまえに与えない。それをロトの子孫に領地として与えたからである。

Deuteronomy 23:3

 3アンモンびととモアブびとは主の会衆に加わってはならない。彼らの子孫は十代までも、いつまでも主の会衆に加わってはならない。

Judges 3

 1すべてカナンのもろもろの戦争を知らないイスラエルの人々を試みるために、主が残しておかれた国民は次のとおりである。  2これはただイスラエルの代々の子孫、特にまだ戦争を知らないものに、それを教え知らせるためである。  3すなわちペリシテびとの五人の君たちと、すべてのカナンびとと、シドンびとおよびレバノン山に住んで、バアル・ヘルモン山からハマテの入口までを占めていたヒビびとなどであって、  4これらをもってイスラエルを試み、主がモーセによって先祖たちに命じられた命令に、彼らが従うかどうかを知ろうとされたのである。  5しかるにイスラエルの人々はカナンびと、ヘテびと、アモリびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとのうちに住んで、  6彼らの娘を妻にめとり、また自分たちの娘を彼らのむすこに与えて、彼らの神々に仕えた。  7こうしてイスラエルの人々は主の前に悪を行い、自分たちの神、主を忘れて、バアルおよびアシラに仕えた。  8そこで主はイスラエルに対して激しく怒り、彼らをメソポタミヤの王クシャン・リシャタイムの手に売りわたされたので、イスラエルの人々は八年の間、クシャン・リシャタイムに仕えた。  9しかし、イスラエルの人々が主に呼ばわったとき、主はイスラエルの人々のために、ひとりの救助者を起して彼らを救われた。すなわちカレブの弟、ケナズの子オテニエルである。  10主の霊がオテニエルに臨んだので、彼はイスラエルをさばいた。彼が戦いに出ると、主はメソポタミヤの王クシャン・リシャタイムをその手にわたされたので、オテニエルの手はクシャン・リシャタイムに勝ち、  11国は四十年のあいだ太平であった。ケナズの子オテニエルはついに死んだ。  12イスラエルの人々はまた主の前に悪をおこなった。すなわち彼らが主の前に悪をおこなったので、主はモアブの王エグロンを強めて、イスラエルに敵対させられた。  13エグロンはアンモンおよびアマレクの人々を集め、きてイスラエルを撃ち、しゅろの町を占領した。  14こうしてイスラエルの人々は十八年の間モアブの王エグロンに仕えた。  15しかしイスラエルの人々が主に呼ばわったとき、主は彼らのために、ひとりの救助者を起された。すなわちベニヤミンびと、ゲラの子、左ききのエホデである。イスラエルの人々は彼によってモアブの王エグロンに、みつぎ物を送った。  16エホデは長さ一キュビトのもろ刃のつるぎを作らせ、それを衣の下、右のももの上に帯びて、  17モアブの王エグロンにみつぎ物をもってきた。エグロンは非常に肥えた人であった。  18エホデがみつぎ物をささげ終ったとき、彼はみつぎ物をになってきた民を帰らせ、  19かれ自身はギルガルに近い石像のある所から引きかえして言った、「王よ、わたしはあなたに申しあげる機密をもっています」。そこで王は「さがっておれ」と言ったので、かたわらに立っている者は皆出て行った。  20エホデが王のところにはいって来ると、王はひとりで涼みの高殿に座していたので、エホデが「わたしは神の命によってあなたに申しあげることがあります」と言うと、王は座から立ちあがった。  21そのときエホデは左の手を伸ばし、右のももからつるぎをとって王の腹を刺した。  22つるぎのつかも刃と共にはいったが、つるぎを腹から抜き出さなかったので、脂肪が刃をふさいだ。そして汚物が出た。  23エホデは廊下に出て、王のおる高殿の戸を閉じ、錠をおろした。  24彼が出た後、王のしもべどもがきて、高殿の戸に錠のおろされてあるのを見て、「王はきっと涼み殿のへやで足をおおっておられるのだ」と思った。  25しもべどもは長いあいだ待っていたが、王がなお高殿の戸を開かないので、心配してかぎをとって開いて見ると、王は床にたおれて死んでいた。  26エホデは彼らのためらうまに、のがれて石像のある所を過ぎ、セイラに逃げていった。  27彼が行ってエフライムの山地にラッパを吹き鳴らしたので、イスラエルの人々は彼と共に山地から下ってエホデに従った。  28エホデは彼らに言った、「わたしについてきなさい。主はあなたがたの敵モアブびとをあなたがたの手にわたされます」。そこで彼らはエホデに従って下り、ヨルダンの渡し場をおさえ、モアブびとをひとりも渡らせなかった。  29そのとき彼らはモアブびとおおよそ一万人を殺した。これはいずれも肥え太った勇士であって、ひとりも、のがれた者がなかった。  30こうしてモアブはその日イスラエルの手に服し、国は八十年のあいだ太平であった。  31エホデの後、アナテの子シャムガルが起り、牛のむちをもってペリシテびと六百人を殺した。この人もまたイスラエルを救った。

Ruth 4:10

 10またわたしはマロンの妻であったモアブの女ルツをも買って、わたしの妻としました。これはあの死んだ者の名を起してその嗣業を伝え、死んだ者の名がその一族から、またその郷里の門から断絶しないようにするためです。きょうあなたがたは、その証人です」。

2 Samuel 8

1この後ダビデはペリシテびとを撃って、これを征服した。ダビデはまたペリシテびとの手からメテグ・アンマを取った。  2彼はまたモアブを撃ち、彼らを地に伏させ、なわをもって彼らを測った。すなわち二筋のなわをもって殺すべき者を測り、一筋のなわをもって生かしておく者を測った。そしてモアブびとは、ダビデのしもべとなって、みつぎを納めた。  3ダビデはまたレホブの子であるゾバの王ハダデゼルが、ユフラテ川のほとりにその勢力を回復しようとして行くところを撃った。  4そしてダビデは彼から騎兵千七百人、歩兵二万人を取った。ダビデはまた一百の戦車の馬を残して、そのほかの戦車の馬はみなその足の筋を切った。  5ダマスコのスリヤびとが、ゾバの王ハダデゼルを助けるためにきたので、ダビデはスリヤびと二万二千人を殺した。  6そしてダビデはダマスコのスリヤに守備隊を置いた。スリヤびとは、ダビデのしもべとなって、みつぎを納めた。主はダビデにすべてその行く所で勝利を与えられた。  7ダビデはハダデゼルのしもべらが持っていた金の盾を奪って、エルサレムに持ってきた。  8ダビデ王はまたハダデゼルの町、ベタとベロタイから、ひじょうに多くの青銅を取った。  9時にハマテの王トイは、ダビデがハダデゼルのすべての軍勢を撃ち破ったことを聞き、  10その子ヨラムをダビデ王のもとにつかわして、彼にあいさつし、かつ祝を述べさせた。ハダデゼルはかつてしばしばトイと戦いを交えたが、ダビデがハダデゼルと戦ってこれを撃ち破ったからである。ヨラムが銀の器と金の器と青銅の器を携えてきたので、  11ダビデ王は征服したすべての国民から取ってささげた金銀と共にこれらをも主にささげた。  12すなわちエドム、モアブ、アンモンの人々、ペリシテびと、アマレクから獲た物、およびゾバの王レホブの子ハダデゼルから獲たぶんどり物と共にこれをささげた。  13こうしてダビデは名声を得た。彼は帰ってきてから塩の谷でエドムびと一万八千人を撃ち殺した。  14そしてエドムに守備隊を置いた。すなわちエドムの全地に守備隊を置き、エドムびとは皆ダビデのしもべとなった。主はダビデにすべてその行く所で勝利を与えられた。  15こうしてダビデはイスラエルの全地を治め、そのすべての民に正義と公平を行った。  16ゼルヤの子ヨアブは軍の長、アヒルデの子ヨシャパテは史官、  17アヒトブの子ザドクとアビヤタルの子アヒメレクは祭司、セラヤは書記官、  18エホヤダの子ベナヤはケレテびととペレテびとの長、ダビデの子たちは祭司であった。

2 Kings 3

 1ユダの王ヨシャパテの第十八年にアハブの子ヨラムはサマリヤでイスラエルの王となり、十二年世を治めた。  2彼は主の目の前に悪をおこなったが、その父母のようではなかった。彼がその父の造ったバアルの石柱を除いたからである。  3しかし彼はイスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤラベアムの罪につき従って、それを離れなかった。  4モアブの王メシャは羊の飼育者で、十万の小羊と、十万の雄羊の毛とを年々イスラエルの王に納めていたが、  5アハブが死んだ後、モアブの王はイスラエルの王にそむいた。  6そこでヨラム王はその時サマリヤを出て、イスラエルびとをことごとく集め、  7また、人をユダの王ヨシャパテにつかわし、「モアブの王はわたしにそむきました。あなたはモアブと戦うために、わたしと一緒に行かれませんか」と言わせた。彼は言った、「行きましょう。わたしはあなたと一つです。わたしの民はあなたの民と一つです。わたしの馬はあなたの馬と一つです」。  8彼はまた言った、「われわれはどの道を上るのですか」。ヨラムは答えた、「エドムの荒野の道を上りましょう」。  9こうしてイスラエルの王はユダの王およびエドムの王と共に出て行った。しかし彼らは回り道をして、七日の間進んだが、軍勢とそれに従う家畜の飲む水がなかったので、  10イスラエルの王は言った、「ああ、主は、この三人の王をモアブの手に渡そうとして召し集められたのだ」。  11ヨシャパテは言った、「われわれが主に問うことのできる主の預言者はここにいませんか」。イスラエルの王のひとりの家来が答えた、「エリヤの手に水を注いだシャパテの子エリシャがここにいます」。  12ヨシャパテは言った、「主の言葉が彼にあります」。そこでイスラエルの王とヨシャパテとエドムの王とは彼のもとへ下っていった。  13エリシャはイスラエルの王に言った、「わたしはあなたとなんのかかわりがありますか。あなたの父上の預言者たちと母上の預言者たちの所へ行きなさい」。イスラエルの王は彼に言った、「いいえ、主がこの三人の王をモアブの手に渡そうとして召し集められたのです」。  14エリシャは言った、「わたしの仕える万軍の主は生きておられます。わたしはユダの王ヨシャパテのためにするのでなければ、あなたを顧み、あなたに会うことはしないのだが、  15いま楽人をわたしの所に連れてきなさい」。そこで楽人が楽を奏すると、主の手が彼に臨んで、  16彼は言った、「主はこう仰せられる、『わたしはこの谷を水たまりで満たそう』。  17これは主がこう仰せられるからである、『あなたがたは風も雨も見ないのに、この谷に水が満ちて、あなたがたと、その家畜および獣が飲むであろう』。  18これは主の目には小さい事である。主はモアブびとをも、あなたがたの手に渡される。  19そしてあなたがたはすべての堅固な町と、すべての良い町を撃ち、すべての良い木を切り倒し、すべての水の井戸をふさぎ、石をもって地のすべての良い所を荒すであろう」。  20あくる朝になって、供え物をささげる時に、水がエドムの方から流れてきて、水は国に満ちた。  21さてモアブびとは皆、王たちが自分たちを攻めるために上ってきたのを聞いたので、よろいを着ることのできる者を、老いも若きもことごとく召集して、国境に配置したが、  22朝はやく起きて、太陽がのぼって水を照したとき、モアブびとは目の前に血のように赤い水を見たので、  23彼らは言った、「これは血だ、きっと王たちが互に戦って殺し合ったのだ。だから、モアブよ、ぶんどりに行きなさい」。  24しかしモアブびとがイスラエルの陣営に行くと、イスラエルびとは立ちあがってモアブびとを撃ったので、彼らはイスラエルの前から逃げ去った。イスラエルびとは進んで、モアブびとを撃ち、その国にはいって、  25町々を滅ぼし、おのおの石を一つずつ、地のすべての良い所に投げて、これに満たし、水の井戸をことごとくふさぎ、良い木をことごとく切り倒して、ただキル・ハラセテはその名を残すのみとなったが、石を投げる者がこれを囲んで撃ち滅ぼした。  26モアブの王は戦いがあまりに激しく、当りがたいのを見て、つるぎを抜く者七百人を率い、エドムの王の所に突き入ろうとしたが、果さなかったので、  27自分の位を継ぐべきその長子をとって城壁の上で燔祭としてささげた。その時イスラエルに大いなる憤りが臨んだので、彼らは彼をすてて自分の国に帰った。

 

 

●創  19:38

19:38 妹もまた子を産んで、その名をベニアンミと名づけた。これは今のアンモンびとの先祖である。

 

*「節全体

Deuteronomy 2:9

9その時、主はわたしに言われた、『モアブを敵視してはならない。またそれと争い戦ってはならない。彼らの地は、領地としてあなたに与えない。ロトの子孫にアルを与えて、領地とさせたからである。

Deuteronomy 2:19

 19アンモンの子孫に近づく時、おまえは彼らを敵視してはならない。また争ってはならない。わたしはアンモンの子孫の地を領地として、おまえに与えない。それをロトの子孫に領地として与えたからである。

Deuteronomy 23:3

 3アンモンびととモアブびとは主の会衆に加わってはならない。彼らの子孫は十代までも、いつまでも主の会衆に加わってはならない。

Judges 10:6-18

 6イスラエルの人々は再び主の前に悪を行い、バアルとアシタロテおよびスリヤの神々、シドンの神々、モアブの神々、アンモンびとの神々、ペリシテびとの神々に仕え、主を捨ててこれに仕えなかった。  7主はイスラエルに対して怒りを発し、彼らをペリシテびとの手およびアンモンびとの手に売りわたされたので、  8彼らはその年イスラエルの人々をしえたげ悩ました。すなわち彼らはヨルダンの向こうのギレアデにあるアモリびとの地にいたすべてのイスラエルびとを十八年のあいだ悩ました。  9またアンモンの人々がユダとベニヤミンとエフライムの氏族を攻めるためにヨルダンを渡ってきたので、イスラエルは非常に悩まされた。  10そこでイスラエルの人々は主に呼ばわって言った、「わたしたちはわたしたちの神を捨ててバアルに仕え、あなたに罪を犯しました」。  11主はイスラエルの人々に言われた、「わたしはかつてエジプトびと、アモリびと、アンモンびと、ペリシテびとからあなたがたを救い出したではないか。  12またシドンびと、アマレクびとおよびマオンびとがあなたがたをしえたげた時、わたしに呼ばわったので、あなたがたを彼らの手から救い出した。  13しかしあなたがたはわたしを捨てて、ほかの神々に仕えた。それゆえ、わたしはかさねてあなたがたを救わないであろう。  14あなたがたが選んだ神々に行って呼ばわり、あなたがたの悩みの時、彼らにあなたがたを救わせるがよい」。  15イスラエルの人々は主に言った、「わたしたちは罪を犯しました。なんでもあなたが良いと思われることをしてください。ただどうぞ、きょう、わたしたちを救ってください」。  16そうして彼らは自分たちのうちから異なる神々を取り除いて、主に仕えた。それで主の心はイスラエルの悩みを見るに忍びなくなった。  17時にアンモンの人々は召集されてギレアデに陣を取ったが、イスラエルの人々は集まってミヅパに陣を取った。  18その時、民とギレアデの君たちとは互に言った、「だれがアンモンの人々に向かって戦いを始めるか。その人はギレアデのすべての民のかしらとなるであろう」。

Judges 11

 1さてギレアデびとエフタは強い勇士であったが遊女の子で、エフタの父はギレアデであった。  2ギレアデの妻も子供を産んだが、その妻の子供たちが成長したとき、彼らはエフタを追い出して彼に言った、「あなたはほかの女の産んだ子だから、わたしたちの父の家を継ぐことはできません」。  3それでエフタはその兄弟たちのもとから逃げ去って、トブの地に住んでいると、やくざ者がエフタのもとに集まってきて、彼と一緒に出かけて略奪を事としていた。  4日がたって後、アンモンの人々はイスラエルと戦うことになり、  5アンモンの人々がイスラエルと戦ったとき、ギレアデの長老たちは行ってエフタをトブの地から連れてこようとして、  6エフタに言った、「きて、わたしたちの大将になってください。そうすればわたしたちはアンモンの人々と戦うことができます」。  7エフタはギレアデの長老たちに言った、「あなたがたはわたしを憎んで、わたしの父の家から追い出したではありませんか。しかるに今あなたがたが困っている時とはいえ、わたしのところに来るとはどういうわけですか」。  8ギレアデの長老たちはエフタに言った、「それでわたしたちは今、あなたに帰ったのです。どうぞ、わたしたちと一緒に行って、アンモンの人々と戦ってください。そしてわたしたちとギレアデに住んでいるすべてのものとのかしらになってください」。  9エフタはギレアデの長老たちに言った、「もしあなたがたが、わたしをつれて帰って、アンモンの人々と戦わせるとき、主が彼らをわたしにわたされるならば、わたしはあなたがたのかしらとなりましょう」。  10ギレアデの長老たちはエフタに言った、「主はあなたとわたしたちの間の証人です。わたしたちは必ずあなたの言われるとおりにしましょう」。  11そこでエフタはギレアデの長老たちと一緒に行った。民は彼を立てて自分たちのかしらとし、大将とした。それでエフタはミヅパで、自分の言葉をことごとく主の前に述べた。  12かくてエフタはアンモンの人々の王に使者をつかわして言った、「あなたはわたしとなんのかかわりがあって、わたしのところへ攻めてきて、わたしの国と戦おうとするのですか」。  13アンモンの人々の王はエフタの使者に答えた、「昔、イスラエルがエジプトから上ってきたとき、アルノンからヤボクに及び、またヨルダンに及ぶわたしの国を奪い取ったからです。それゆえ今、穏やかにそれを返しなさい」。  14エフタはまた使者をアンモンの人々の王につかわして、  15言わせた、「エフタはこう申します、『イスラエルはモアブの地も、またアンモンの人々の地も取りませんでした。  16イスラエルはエジプトから上ってきたとき、荒野をとおって紅海にいたり、カデシにきました。  17そしてイスラエルは使者をエドムの王につかわして「どうぞ、われわれにあなたの国を通らせてください」と言わせましたが、エドムの王は聞きいれませんでした。また同じように人をモアブの王につかわしたが、彼も承諾しなかったので、イスラエルはカデシにとどまりました。  18それから荒野をとおって、エドムの地とモアブの地を回り、モアブの地の東部に達し、アルノンの向こうに宿営しましたがモアブの領域には、はいりませんでした。アルノンはモアブの境だからです。  19次にイスラエルはヘシボンの王すなわちアモリびとの王シホンに使者をつかわし、シホンに向かって「どうぞ、われわれにあなたの国をとおって、われわれの目的地へ行かせてください」と言わせました。  20ところがシホンはイスラエルを信ぜず、その領域を通らせないばかりか、かえってすべての民を集めてヤハヅに陣を取り、イスラエルと戦いましたが、  21イスラエルの神、主はシホンとそのすべての民をイスラエルの手にわたされたので、イスラエルは彼らを撃ち破って、その土地に住んでいたアモリびとの地をことごとく占領し、  22アルノンからヤボクまでと、荒野からヨルダンまで、アモリびとの領域をことごとく占領しました。  23このようにイスラエルの神、主はその民イスラエルの前からアモリびとを追い払われたのに、あなたはそれを取ろうとするのですか。  24あなたは、あなたの神ケモシがあなたに取らせるものを取らないのですか。われわれはわれわれの神、主がわれわれの前から追い払われたものの土地を取るのです。  25あなたはモアブの王チッポルの子バラクにまさる者ですか。バラクはかつてイスラエルと争ったことがありますか。かつて彼らと戦ったことがありますか。  26イスラエルはヘシボンとその村里に住み、またアロエルとその村里およびアルノンの岸に沿うすべての町々に住むこと三百年になりますが、あなたがたはどうしてその間にそれを取りもどさなかったのですか。  27わたしはあなたに何も悪い事をしたこともないのに、あなたはわたしと戦って、わたしに害を加えようとします。審判者であられる主よ、どうぞ、きょう、イスラエルの人々とアンモンの人々との間をおさばきください』」。  28しかしアンモンの人々の王はエフタが言いつかわした言葉をききいれなかった。  29時に主の霊がエフタに臨み、エフタはギレアデおよびマナセをとおって、ギレアデのミヅパに行き、ギレアデのミヅパから進んでアンモンの人々のところに行った。  30エフタは主に誓願を立てて言った、「もしあなたがアンモンの人々をわたしの手にわたされるならば、  31わたしがアンモンの人々に勝って帰るときに、わたしの家の戸口から出てきて、わたしを迎えるものはだれでも主のものとし、その者を燔祭としてささげましょう」。  32エフタはアンモンの人々のところに進んで行って、彼らと戦ったが、主は彼らをエフタの手にわたされたので、  33アロエルからミンニテの附近まで、二十の町を撃ち敗り、アベル・ケラミムに至るまで、非常に多くの人を殺した。こうしてアンモンの人々はイスラエルの人々の前に攻め伏せられた。  34やがてエフタはミヅパに帰り、自分の家に来ると、彼の娘が鼓をもち、舞い踊って彼を出迎えた。彼女はエフタのひとり子で、ほかに男子も女子もなかった。  35エフタは彼女を見ると、衣を裂いて言った、「ああ、娘よ、あなたは全くわたしを打ちのめした。わたしを悩ますものとなった。わたしが主に誓ったのだから改めることはできないのだ」。  36娘は言った、「父よ、あなたは主に誓われたのですから、主があなたのために、あなたの敵アンモンの人々に報復された今、あなたが言われたとおりにわたしにしてください」。  37娘はまた父に言った、「どうぞ、この事をわたしにさせてください。すなわち二か月の間わたしをゆるし、友だちと一緒に行って、山々をゆきめぐり、わたしの処女であることを嘆かせてください」。  38エフタは「行きなさい」と言って、彼女を二か月の間、出してやった。彼女は友だちと一緒に行って、山の上で自分の処女であることを嘆いたが、  39二か月の後、父のもとに帰ってきたので、父は誓った誓願のとおりに彼女におこなった。彼女はついに男を知らなかった。  40これによって年々イスラエルの娘たちは行って、年に四日ほどギレアデびとエフタの娘のために嘆くことがイスラエルのならわしとなった。

1 Samuel 11

 1アンモンびとナハシは上ってきて、ヤベシ・ギレアデを攻め囲んだ。ヤベシの人々はナハシに言った、「われわれと契約を結びなさい。そうすればわれわれはあなたに仕えます」。  2しかしアンモンびとナハシは彼らに言った、「次の条件であなたがたと契約を結ぼう。すなわち、わたしが、あなたがたすべての右の目をえぐり取って、全イスラエルをはずかしめるということだ」。  3ヤベシの長老たちは彼に言った、「われわれに七日の猶予を与え、イスラエルの全領土に使者を送ることを許してください。そしてもしわれわれを救う者がない時は降伏します」。  4こうして使者が、サウルのギベアにきて、この事を民の耳に告げたので、民はみな声をあげて泣いた。  5その時サウルは畑から牛のあとについてきた。そしてサウルは言った、「民が泣いているのは、どうしたのか」。人々は彼にヤベシの人々の事を告げた。  6サウルがこの言葉を聞いた時、神の霊が激しく彼の上に臨んだので、彼の怒りははなはだしく燃えた。  7彼は一くびきの牛をとり、それを切り裂き、使者の手によってイスラエルの全領土に送って言わせた、「だれであってもサウルとサムエルとに従って出ない者は、その牛がこのようにされるであろう」。民は主を恐れて、ひとりのように出てきた。  8サウルはベゼクでそれを数えたが、イスラエルの人々は三十万、ユダの人々は三万であった。  9そして人々は、きた使者たちに言った、「ヤベシ・ギレアデの人にこう言いなさい、『あす、日の暑くなるころ、あなたがたは救を得るであろう』と」。使者が帰って、ヤベシの人々に告げたので、彼らは喜んだ。  10そこでヤベシの人々は言った、「あす、われわれは降伏します。なんでも、あなたがたが良いと思うことを、われわれにしてください」。  11明くる日、サウルは民を三つの部隊に分け、あかつきに敵の陣営に攻め入り、日の暑くなるころまで、アンモンびとを殺した。生き残った者はちりぢりになって、ふたり一緒にいるものはなかった。  12その時、民はサムエルに言った、「さきに、『サウルがどうしてわれわれを治めることができようか』と言ったものはだれでしょうか。その人々を引き出してください。われわれはその人々を殺します」。  13しかしサウルは言った、「主はきょう、イスラエルに救を施されたのですから、きょうは人を殺してはなりません」。  14そこでサムエルは民に言った、「さあ、ギルガルへ行って、あそこで王国を一新しよう」。  15こうして民はみなギルガルへ行って、その所で主の前にサウルを王とし、酬恩祭を主の前にささげ、サウルとイスラエルの人々は皆、その所で大いに祝った。

2 Samuel 10

 1この後アンモンの人々の王が死んで、その子ハヌンがこれに代って王となった。  2そのときダビデは言った、「わたしはナハシの子ハヌンに、その父がわたしに恵みを施したように、恵みを施そう」。そしてダビデは彼を、その父のゆえに慰めようと、しもべをつかわした。ダビデのしもべたちはアンモンの人々の地に行ったが、  3アンモンの人々のつかさたちはその主君ハヌンに言った、「ダビデが慰める者をあなたのもとにつかわしたのは彼があなたの父を尊ぶためだと思われますか。ダビデがあなたのもとに、しもべたちをつかわしたのは、この町をうかがい、それを探って、滅ぼすためではありませんか」。  4そこでハヌンはダビデのしもべたちを捕え、おのおの、ひげの半ばをそり落し、その着物を中ほどから断ち切り腰の所までにして、彼らを帰らせた。  5人々がこれをダビデに告げたので、ダビデは人をつかわして彼らを迎えさせた。その人々はひじょうに恥じたからである。そこで王は言った、「ひげがのびるまでエリコにとどまって、その後、帰りなさい」。  6アンモンの人々は自分たちがダビデに憎まれていることがわかったので、人をつかわして、ベテ・レホブのスリヤびととゾバのスリヤびととの歩兵二万人およびマアカの王とその一千人、トブの人一万二千人を雇い入れた。  7ダビデはそれを聞いて、ヨアブと勇士の全軍をつかわしたので、  8アンモンの人々は出て、門の入口に戦いの備えをした。ゾバとレホブとのスリヤびと、およびトブとマアカの人々は別に野にいた。  9ヨアブは戦いが前後から自分に迫ってくるのを見て、イスラエルのえり抜きの兵士のうちから選んで、これをスリヤびとに対して備え、  10そのほかの民を自分の兄弟アビシャイの手にわたして、アンモンの人々に対して備えさせ、  11そして言った、「もしスリヤびとがわたしに手ごわいときは、わたしを助けてください。もしアンモンの人々があなたに手ごわいときは、行ってあなたを助けましょう。  12勇ましくしてください。われわれの民のため、われわれの神の町々のため、勇ましくしましょう。どうぞ主が良いと思われることをされるように」。  13ヨアブが自分と一緒にいる民と共に、スリヤびとに向かって戦おうとして近づいたとき、スリヤびとは彼の前から逃げた。  14アンモンの人々はスリヤびとが逃げるのを見て、彼らもまたアビシャイの前から逃げて町にはいった。そこでヨアブはアンモンの人々を撃つことをやめてエルサレムに帰った。  15しかしスリヤびとは自分たちのイスラエルに打ち敗られたのを見て、共に集まった。  16そしてハダデゼルは人をつかわし、ユフラテ川の向こう側にいるスリヤびとを率いてヘラムにこさせた。ハダデゼルの軍の長ショバクがこれを率いた。  17この事がダビデに聞えたので、彼はイスラエルをことごとく集め、ヨルダンを渡ってヘラムにきた。スリヤびとはダビデに向かって備えをして彼と戦った。  18しかしスリヤびとがイスラエルの前から逃げたので、ダビデはスリヤびとの戦車の兵七百、騎兵四万を殺し、またその軍の長ショバクを撃ったので、彼はその所で死んだ。  19ハダデゼルの家来であった王たちはみな、自分たちがイスラエルに打ち敗られたのを見て、イスラエルと和を講じ、これに仕えた。こうしてスリヤびとは恐れて再びアンモンの人々を助けることをしなかった。

Nehemiah 13:1-3

1その日モーセの書を読んで民に聞かせたが、その中にアンモンびと、およびモアブびとは、いつまでも神の会に、はいってはならないとしるされているのを見いだした。  2これは彼らがかつて、パンと水をもってイスラエルの人々を迎えず、かえってこれをのろわせるためにバラムを雇ったからである。しかしわれわれの神はそののろいを変えて祝福とされた。  3人々はこの律法を聞いた時、混血の民をことごとくイスラエルから分け離した。

Nehemiah 13:23-28

 23そのころまた、わたしはアシドド、アンモン、モアブの女をめとったユダヤ人を見た。  24彼らの子供の半分はアシドドの言葉を語って、ユダヤの言葉を語ることができず、おのおのその母親の出た民の言葉を語った。  25わたしは彼らを責め、またののしり、そのうちの数人を撃って、その毛を抜き、神の名をさして誓わせて言った、「あなたがたは彼らのむすこに自分の娘を与えてはならない。またあなたがたのむすこ、またはあなたがた自身のために彼らの娘をめとってはならない。  26イスラエルの王ソロモンはこれらのことによって罪を犯したではないか。彼のような王は多くの国民のうちにもなく、神に愛せられた者である。神は彼をイスラエル全国の王とせられた。ところが異邦の女たちは彼に罪を犯させた。  27それゆえあなたがたが異邦の女をめとり、このすべての大いなる悪を行って、われわれの神に罪を犯すのを、われわれは聞き流しにしておけようか」。  28大祭司エリアシブの子ヨイアダのひとりの子はホロニびとサンバラテの婿であったので、わたしは彼をわたしのところから追い出した。

Psalms 83:5-9

 5彼らは言います、「さあ、彼らを断ち滅ぼして国を立てさせず、イスラエルの名を/ふたたび思い出させないようにしよう」。  6彼らは心をひとつにして共にはかり、あなたに逆らって契約を結びます。  7すなわちエドムの天幕に住む者とイシマエルびと、モアブとハガルびと、  8ゲバルとアンモンとアマレク、ペリシテとツロの住民などです。  9アッスリヤもまた彼らにくみしました。彼らはロトの子孫を助けました。〔セラ

Isaiah 11:14

 14しかし彼らは西の方ペリシテびとの肩に/襲いかかり、相共に東の民をかすめ、その手をエドムおよびモアブに伸べ、アンモンの人々をおのれに従わせる。

Zephaniah 2:9

 9それゆえ、万軍の主、イスラエルの神は言われる、わたしは生きている。モアブは必ずソドムのようになる。アンモンの人々はゴモラのようになる。いらくさと塩穴とがここを占領して、永遠に荒れ地となる。わが民の残りの者は彼らをかすめ、わが国民の残りの者はこれを所有する」。

 

 

 

 

 

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