大震災と原発事故により神は「恐るべき方」であることを知る
「終末と再臨」に備える生き方とは何か。主の到来を待ち望み聖書を耽読せよ
東京聖書読者会 2011.11.6 高橋照男
塚本訳 マタ 24:32-44 来臨の日
24:32 無花果の木で(この天の国の)譬を学ぶがよい。──枝がすでに柔らかになって葉が出ると、夏が近いと知るのである。
[感話と引照]
●戦争や想定外の禍で終末の審判が近づいたという「神への恐れ」を警告される
口語訳 箴 1:7-8
1:7 主を恐れることは知識のはじめである、愚かな者は知恵と教訓を軽んじる。
1:8 わが子よ、あなたは父の教訓を聞き、母の教を捨ててはならない。
口語訳 ヨブ 37:5
37:5 神はその驚くべき声をもって鳴り渡り、/われわれの悟りえない大いなる事を行われる。
口語訳 詩 46:10
46:10 「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる」。
24:33 そのようにあなた達も、これら一切のことを見たら、人の子(わたし)が門口近く来ていることを知れ。
[感話と引照]
●禍の日に「時のせまった徵」を敏感に感じて「神を恐れる」人は幸いである。
塚本訳 マタ 16:2-3
16:2 彼らに答えられた、「あなた達は夕方には『(明日は)天気だ、空が焼けているから』と言い、
16:3 また朝早く、『きょうは荒れだ、空が雲って焼けているから』と言う。あなた達は空の模様を見分けることを知っていながら、時の(せまった)徴を見分けることが出来ないのか。
塚本訳マタ 24:7-8
24:7 (世の終りが来る前に)『民族は民族に、国は国に向かって(敵となって)立ち上がり、』またここかしこに飢饉や地震があるのだから。
24:34 アーメン、わたしは言う、これらのことが一つのこらずおこってしまうまでは、この時代は決して消え失せない。
[感話と引照]
●戦争、飢饉、地震等の禍は終末再臨まで続く。平和運動は「主への恐れ」が希薄
口語訳 ヨブ 38:2
38:2 「無知の言葉をもって、/神の計りごとを暗くするこの者はだれか。
塚本訳Uペテ3:10
3:10 しかし主の日は盗人のように来るであろう。(そして)その日天は轟然たる響きと共に消え失せ、日月星辰は燃えて解け去り、地とその上にある(人間の)事業は燃え失せるであろう。
24:35 天地は消え失せる、しかし(いま言った)わたしの言葉は決して消え失せない。
[感話と引照]
●天地宇宙はいつかは最後の日が来る。しかし神による万物復活の計画は成就する。
塚本訳 マタ 24:14
24:14 すなわち、あらゆる国々の人に(わたしとわたしの業を)証しするために、(まず)この御国の福音が全世界に説かれ、それから最後(の裁きの日)が来るのである。
塚本訳 使 1:8
1:8 ただ聖霊があなた達にくだるとき、あなた達は力を戴いて、エルサレムをはじめユダヤ全体、またサマリヤ、さては世界の果てまでも、わたしの証人になるであろう。」
24:36 ただし(人の子の来る)その日と時間とは、ただ父上のほかだれも知らない。天の使いたちも知らない。
[感話と引照]
●理性は終末の時期を知りたがる。しかし分からなくても信仰があれば平安
塚本訳 使 1:6-7
1:6 さて彼らは集まっていたとき、こう言ってイエスに尋ねた、「主よ、(聖霊で洗礼を授けられる)その時に、あなたはイスラエルのために(約束の)国を回復されるのですか。」
1:7 彼らに言われた、「(その時ではない。回復の)時と、(それまでの)期間とは、父上が御自分の権力で決めておられるのであって、あなた達の知るべきことではない。
24:37 人の子の来臨は、ちょうどノアの(洪水の)時のようであるから。
[感話と引照]
●東日本大震災は終末の予型。鉄槌。聖書は「神を畏れよ」と警告する
口語訳 創 6:11-13
6:11 時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。
6:12 神が地を見られると、それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。
6:13 そこで神はノアに言われた、「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。
塚本訳ルカ 17:26
17:26 ちょうどノアの(洪水の)時にあったようなことが、人の子の(来る)日にも起るであろう。
24:38 すなわち洪水の前のあのころ、『ノアが箱船に入った』日まで、人々は飲んだり食ったり、嫁にやったり取ったりしていて、
[感話と引照]
●神を畏れない遊び人に向って、「神を畏れよ」と言うのは無駄骨。反抗あるのみ。
塚本訳 ルカ 12:19-20
12:19 それからわたしの魂に言おう。──おい魂、お前には長年分の財産が沢山しまってある。(もう大丈夫。)さあ休んで、食べて、飲んで、楽しみなさい、と。』
12:20 しかし神はその人に、『愚か者、今夜お前の魂は取り上げられるのだ。するとお前が準備したものは、だれのものになるのか』と言われた。
口語訳 詩 14:1
14:1 愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。彼らは腐れはて、憎むべき事をなし、善を行う者はない。
塚本訳 ヨハ 3:20
3:20 悪いことをしている者は皆、光を憎んで光に来ない。自分の行いが明るみに出されたくないのである。
口語訳 Uペテ3:4-7
3:4 「主の来臨の約束はどうなったのか。先祖たちが眠りについてから、すべてのものは天地創造の初めからそのままであって、変ってはいない」と言うであろう。
3:5 すなわち、彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し、地は神の言によって、水がもとになり、また、水によって成ったのであるが、
3:6 その時の世界は、御言により水でおおわれて滅んでしまった。
3:7 しかし、今の天と地とは、同じ御言によって保存され、不信仰な人々がさばかれ、滅ぼさるべき日に火で焼かれる時まで、そのまま保たれているのである。
塚本訳 Uペテ3:7-9
3:7 そして今の天と地は同じ(神の)言によって、(今度は)火(による滅亡)のために蓄えられ、(最後の)審判と不敬虔な人達の滅亡との日のために取って置かれているのである。
3:8 愛する者よ、『主の前では』一日が千年の如く、『千年』が一『日の如く』である、この一つの事を忘れるな。
3:9 主は或る人達が遅いと考えているように約束を果たし給うのが遅いのでは(決して)ない。ただ何人の亡びることをも欲せず、凡ての者が悔い改めに到ることを欲して、君達に対し寛大であり給うのである。
塚本訳 Tテサ4:13-14
4:13 兄弟達よ、(主に在って)眠った者のことを知っていて、希望の無い他の人々のように(徒らに)歎かないようにしてもらいたい。
4:14 私達が信ずるようにもしイエスが死んで復活し給うたならば、神はイエスによって眠った者をも同様にイエスと共に連れ来たり給うであろうから。
24:39 洪水が来て一人のこらずさらってゆくまで、それに気づかなかった。人の子の来臨もこのようである。
[感話と引照]
●神の鉄槌は問答無用の残虐行為。しかし終末再臨は霊魂と万物復興の神の行為
新共同 申 32:11-12
32:11 鷲が巣を揺り動かし/雛の上を飛びかけり/羽を広げて捕らえ/翼に乗せて運ぶように
32:12 ただ主のみ、その民を導き/外国の神は彼と共にいなかった。
口語訳 ヨブ 5:17-18
5:17 見よ、神に戒められる人はさいわいだ。それゆえ全能者の懲らしめを軽んじてはならない。
5:18 彼は傷つけ、また包み、/撃ち、またその手をもっていやされる。
塚本訳 ロマ 8:18
8:18 (しかもこの苦しみは恐れることはない。)なぜなら、わたしはこう考える。今の世の苦しみは、わたし達に現われようとしている栄光(──キリストと一しょに神の国の相続人になる最後の日の大いなる光栄──)にくらべれば、言うに足りない。
塚本訳 Uペテ2:7-8
2:7 しかしもし無法者どもの放埒(ほうらつ)な振舞いによって苦しめられていた義しいロトは、(これを)救い出し給うたとするならば──
2:8 というのはこの義人は彼らの中に住み、日に日に(彼らの)不法の行跡を見聞して、(その)義しい心を悩ましたのである──
塚本訳 ルカ 18:7-8
18:7 (こんな男でもこのとおり。)まして神が、夜昼叫んでいるその選ばれた人々のために仕返し(の裁判)をせず、気長に放っておかれることがあろうか。
18:8 わたしは言う、間もなく彼らのために仕返しをされるであろう。しかし人の子(わたし)が来るときに、はたして地上に信仰(をもつ人)が見当るだろうか!」
塚本訳 ルカ 19:44
19:44 お前と、そこにいる『お前の子供たちを地べたに叩きつけ、』お前の中に、そのまま重なっている石が一つもないようにするであろう。恩恵の時を知らなかった罰である。」
24:40 その時、二人の男が畑にいると、一人は(天に)連れてゆかれ、一人は(地上に)のこされる。
24:41 二人の女が臼をひいていると、一人は連れてゆかれ、一人はのこされる。
[感話と引照]
●再臨の時には肉親の別れが必然。信仰は一代。その悲しみと悩みは信者の宿命。
塚本訳 ルカ 17:34
17:34 わたしは言う、その晩、二人の男が一つ寝床にねていると、一人は(天に)連れてゆかれ、他の一人は(地上に)のこされる。
塚本訳 マタ 12:46-50
12:46 イエスがまだ群衆に話しておられると、そこにその母と兄弟たちがイエスに話しがあって、外に立っていた。
12:47 〔無し〕
12:48 しかしイエスはそのことを知らせた者に、「わたしの母とはだれのことだ、わたしの兄弟とはだれのことだ」と答えて、
12:49 弟子たちの上に手をのばして言われた、「ここにいるのが、わたしの母、わたしの兄弟だ。
12:50 だれでもわたしの天の父上の御心を行う者、それがわたしの兄弟、姉妹、また母であるから。」
塚本訳 ルカ 16:25-26
16:25 しかしアブラハムは言った、『子よ、考えてごらん、あなたは生きていた時に善いものを貰い、ラザロは反対に悪いものを貰ったではないか。だから今ここで、彼は慰められ、あなたはもだえ苦しむのだ。
16:26 そればかりではない、わたし達とあなた達との間には大きな(深い)裂け目があって、ここからあなた達の所へ渡ろうと思っても出来ず、そこからわたし達の所へ越えてくることもない。』
塚本訳 Tコリ2:14
2:14 しかし(御霊を持たない)生まれながらの人間は、神の霊から出てくることを受け入れない。彼にはそれが馬鹿なことなのである。またそれを理解することも出来ない。(霊のことは)霊的に判断されねばならないからである。
24:42 だから(たえず)目を覚ましておれ。あなた達は主がいつの日来られるか、知らないのだから。
[感話と引照]
●目を覚ましているには、常に復活と再臨を信ずる人と交際し遊び人とは絶縁せよ。
塚本訳 マタ 25:10-13
25:10 しかし彼らが買いに行っているあいだに花婿が着いたので、用意のできていた(賢い)女たちは花婿と一しょに宴会場に入り、戸はしめられた。
25:11 あとでほかの(愚かな)乙女たちも来て、『御主人さま、御主人さま、あけてください』と言った。
25:12 しかし主人は、『アーメン、わたしは言う。わたしはあなた達を知らない』と答えた(という話)。
25:13 だから(たえず)目を覚ましておれ。あなた達は(人の子が来る)その日も時間も知らないのだから。
塚本訳 ルカ 12:35-36
12:35 裾ひきからげ、明りをともしておれ。
12:36 あなた達は、主人が宴会からかえって来て戸をたたいたときすぐあけられるように、帰りいつかと待ちかまえている人のようであれ。
塚本訳 ルカ 12:45
12:45 しかしその僕が、主人のかえりはおそい、と心の中で考えて、下男や下女をなぐったり、飲んだり食ったり酔っぱらったりし始めていると、予期せぬ日、思いもよらぬ時間に、その僕の主人がかえってきて、僕を八つ裂きにし、不信者と同じ目にあわせるにちがいない。
塚本訳 Tテサ5:6
5:6 だから、他の人のように眠っていずに、(いつも)目を覚まし、白面でいようではないか。
塚本訳 ヘブ 10:25
10:25 (また、)ある人々がするように、集会を怠けず、むしろ互に勧め(合って出席す)るようにしなくてはいけない。その日が近づいていることをあなた達は知っているから、いよいよそうしなくては!
口語訳 Uテモ3:7-8
3:7 彼女たちは、常に学んではいるが、いつになっても真理の知識に達することができない。
3:8 ちょうど、ヤンネとヤンブレとがモーセに逆らったように、こうした人々も真理に逆らうのである。彼らは知性の腐った、信仰の失格者である。
塚本訳ルカ 10:10-11
10:10 しかしある町に入ったとき、人が歓迎しないなら、大通りに出て言え、
10:11 『わたし達は足についたこの町の埃まで、あなた達に拭いてかえす。(縁を切った証拠だ。)しかし(あなた達には、恐ろしい裁きである)神の国が近づいたことを知れ』と。
塚本訳 Tコリ15:33
15:33 迷わされてはならない。(復活の信仰のない人との交際に注意せよ。)悪い交際は良い習慣をこわす。(と詩人も言っている。)
塚本訳 Uテサ3:6
3:6 兄弟達よ、主イエス・キリストの名において命令する。ふしだらな生活をし、私達から受けた言い伝えに拠って歩かぬ兄弟とは誰とも交際を避けよ。
塚本訳 マコ 13:13-14
13:13 あなた達はわたしの弟子であるために皆から憎まれる。しかし最後まで耐え忍ぶ者は救われる。
13:14 しかし『(聖なる所を)荒す忌わしい者が』立ってはならない(聖なる)所に立つのを見たら[読者は(ここに隠された意味を)よく考えるがよい]、その時ユダヤ(の平地)におる者は(急いで)山に逃げよ。
24:43 あなた達はこのことを知っているはずだ。──夜の何時に泥坊が来るとわかっておれば、家の主人は目を覚ましていて、みすみす家に忍び込ませはしないであろう。
[感話と引照]
●大震災は人生の霊的惰眠者に対する「備えよ!」「目を覚ませ!」との神の警告。
塚本訳 ロマ 13:11
13:11 しかも、あなた達は今の時代を、すなわちもはや眠りからさめるべき時であることを、よく知っている(のだから、なおさらのことである。)今は、信仰に入った時よりも、わたし達の救いが近づいているのである。
塚本訳 Tテサ5:2-6
5:2 主の日が夜の盗人のように(不意に)来ることを君達は精密(くわし)く知っているのだから。
5:3 人々が無事だ、大丈夫だと言っている時に、丁度妊婦に陣痛が起こると同じように、思いもかけず滅亡が来て、決して逃げ出すことは出来ない。
5:4 しかし兄弟達よ、君達は暗の中にいないから、その日が君達に盗人のように襲いかかることは無い。
5:5 皆光の子、昼の子なのだから。私達(主を信ずる者)は夜の者でも、暗の者でもない。
5:6 だから、他の人のように眠っていずに、(いつも)目を覚まし、白面でいようではないか。
塚本訳 黙 3:14-16
3:14 また、ラオデキヤ教会の御使いに(手紙を)書け、アーメンである者、忠実な、真実な証人、神の創造の本源である者がこう言うと──
3:15 私はお前の業を知っている。お前は冷たくもなければ熱くもない。(いっそ)冷たいか熱ければよいのに!
3:16 私はお前がこんなに生暖くて、熱くも冷たくもないから、お前を口から吐き出そうとしている。
24:44 だから、あなた達も用意していなさい。人の子(わたし)は思いがけない時に来るのだから。
[感話と引照]
●終末が早く来るように祈れ。聖書それ自身を耽読する人生が「終末来世への備え」
塚本訳 Uペテ3:12
3:12 神の日の到来を待ち望みつつ(これを)早め(ることに努力せ)ねばならぬことであろう!その日『天は』焼けて解け去り、日月星辰は燃えて『溶けるであろう』。
塚本訳 ルカ 16:27-31
16:27 金持が言った、『父よ、それではお願いですから、ラザロをわたしの父の家にやってください。
16:28 わたしに五人の兄弟があります。彼らまでがこの苦しみの場所に来ないように、よく言って聞かせてください。』
16:29 しかしアブラハムは言う、『(その必要はない。)彼らにはモーセ(律法)と預言書と[聖書]がある。その教えに従えばよろしい。』
16:30 彼が言った、『いいえ、父アブラハムよ、もしだれかが死人の中から行ってやれば、きっと悔改めます。』
16:31 しかしアブラハムは答えた、『モーセと預言書との教えに従わないようでは、たとえ死人の中から生き返る者があっても、その言うことを聞かないであろう。』」
口語訳 ネヘ 8:2-3
8:2 祭司エズラは七月の一日に律法を携えて来て、男女の会衆およびすべて聞いて悟ることのできる人々の前にあらわれ、
8:3 水の門の前にある広場で、あけぼのから正午まで、男女および悟ることのできる人々の前でこれを読んだ。民はみな律法の書に耳を傾けた。
塚本訳 ルカ 4:16-17
4:16 それからお育ちになったナザレに行って、安息の日にいつものとおり礼拝堂に入り、(聖書を)朗読しようとして立たれた。
4:17 (係の者から)イザヤの預言書が手渡され、その巻物をお開けになると、こう書いた所が出てきた。──
塚本訳 使 15:21
15:21 なぜならば、モーセ(律法)は古い時代から町ごとにこれを説く者たちがあって、安息日のたびごとに礼拝堂で朗読されているからである。」