●マコ 7:1

7:1 さて、パリサイ人と、ある律法学者たちとが、エルサレムからきて、イエスのもとに集まった。

 

*「さて、パリサイ人と」

Matthew 15:1

1ときに、パリサイ人と律法学者たちとが、エルサレムからイエスのもとにきて言った、

Mark 3:22

 22また、エルサレムから下ってきた律法学者たちも、「彼はベルゼブルにとりつかれている」と言い、「悪霊どものかしらによって、悪霊どもを追い出しているのだ」とも言った。

Luke 5:17

 17ある日のこと、イエスが教えておられると、ガリラヤやユダヤの方々の村から、またエルサレムからきたパリサイ人や律法学者たちが、そこにすわっていた。主の力が働いて、イエスは人々をいやされた。

Luke 11:53-54

 53イエスがそこを出て行かれると、律法学者やパリサイ人は、激しく詰め寄り、いろいろな事を問いかけて、  54イエスの口から何か言いがかりを得ようと、ねらいはじめた。

 

 

●マコ 7:2

7:2 そして弟子たちのうちに、不浄な手、すなわち洗わない手で、パンを食べている者があるのを見た。

 

*「不浄な手、すなわち洗わない手で、」

Acts 10:14-15

14ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。  15すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」。

Acts 10:28

 28ペテロは彼らに言った、「あなたがたが知っているとおり、ユダヤ人が他国の人と交際したり、出入りしたりすることは、禁じられています。ところが、神は、どんな人間をも清くないとか、汚れているとか言ってはならないと、わたしにお示しになりました。

 

*「パンを食べている者があるのを見た」

Daniel 6:4-5

4そこで総監および総督らは、国事についてダニエルを訴えるべき口実を得ようとしたが、訴えるべきなんの口実も、なんのとがをも見いだすことができなかった。それは彼が忠信な人であって、その身になんのあやまちも、とがも見いだされなかったからである。  5そこでその人々は言った、「われわれはダニエルの神の律法に関して、彼を訴える口実を得るのでなければ、ついに彼を訴えることはできまい」と。

Matthew 7:3-5

 3なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。  4自分の目には梁があるのに、どうして兄弟にむかって、あなたの目からちりを取らせてください、と言えようか。  5偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう。

Matthew 23:23-25

 23偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。はっか、いのんど、クミンなどの薬味の十分の一を宮に納めておりながら、律法の中でもっと重要な、公平とあわれみと忠実とを見のがしている。それもしなければならないが、これも見のがしてはならない。  24盲目な案内者たちよ。あなたがたは、ぶよはこしているが、らくだはのみこんでいる。  25偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。杯と皿との外側はきよめるが、内側は貪欲と放縦とで満ちている。

 

 

●マコ 7:3

7:3 もともと、パリサイ人をはじめユダヤ人はみな、昔の人の言伝えをかたく守って、念入りに手を洗ってからでないと、食事をしない。

 

*「昔の人の言伝えをかたく守って、」

Matthew 15:2-6

2「あなたの弟子たちは、なぜ昔の人々の言伝えを破るのですか。彼らは食事の時に手を洗っていません」。  3イエスは答えて言われた、「なぜ、あなたがたも自分たちの言伝えによって、神のいましめを破っているのか。  4神は言われた、『父と母とを敬え』、また『父または母をののしる者は、必ず死に定められる』と。  5それだのに、あなたがたは『だれでも父または母にむかって、あなたにさしあげるはずのこのものは供え物です、と言えば、  6父または母を敬わなくてもよろしい』と言っている。こうしてあなたがたは自分たちの言伝えによって、神の言を無にしている。

Mark 7:7-10

 7人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』。  8あなたがたは、神のいましめをさしおいて、人間の言伝えを固執している」。  9また、言われた、「あなたがたは、自分たちの言伝えを守るために、よくも神のいましめを捨てたものだ。  10モーセは言ったではないか、『父と母とを敬え』、また『父または母をののしる者は、必ず死に定められる』と。

Mark 7:13

 13こうしてあなたがたは、自分たちが受けついだ言伝えによって、神の言を無にしている。また、このような事をしばしばおこなっている」。

Galatians 1:14

 14そして、同国人の中でわたしと同年輩の多くの者にまさってユダヤ教に精進し、先祖たちの言伝えに対して、だれよりもはるかに熱心であった。

Colossians 2:8

 8あなたがたは、むなしいだましごとの哲学で、人のとりこにされないように、気をつけなさい。それはキリストに従わず、世のもろもろの霊力に従う人間の言伝えに基くものにすぎない。

Colossians 2:21-23

 21「さわるな、味わうな、触れるな」などという規定に縛られているのか。  22これらは皆、使えば尽きてしまうもの、人間の規定や教によっているものである。  23これらのことは、ひとりよがりの礼拝とわざとらしい謙そんと、からだの苦行とをともなうので、知恵のあるしわざらしく見えるが、実は、ほしいままな肉欲を防ぐのに、なんの役にも立つものではない。

1 Peter 1:18

 18あなたがたのよく知っているとおり、あなたがたが先祖伝来の空疎な生活からあがない出されたのは、銀や金のような朽ちる物によったのではなく、

 

●マコ 7:4

7:4 また市場から帰ったときには、身を清めてからでないと、食事をせず、なおそのほかにも、杯、鉢、銅器を洗うことなど、昔から受けついでかたく守っている事が、たくさんあった。

 

*「身を清めてからでないと、食事をせず、」

Job 9:30-31

30たといわたしは雪で身を洗い、/灰汁で手を清めても、  31あなたはわたしを、みぞの中に投げ込まれるので、/わたしの着物も、わたしをいとうようになる。

Psalms 26:6

 6悪を行う者のつどいを憎み、悪しき者と共にすわることをしません。

Isaiah 1:16

 16あなたがたは身を洗って、清くなり、わたしの目の前からあなたがたの悪い行いを除き、悪を行うことをやめ、

Jeremiah 4:14

 14エルサレムよ、あなたの心の悪を洗い清めよ、そうするならば救われる。悪しき思いはいつまで/あなたのうちにとどまるのか。

Matthew 27:24

 24ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」。

Luke 11:38-39

 38ところが、食前にまず洗うことをなさらなかったのを見て、そのパリサイ人が不思議に思った。  39そこで主は彼に言われた、「いったい、あなたがたパリサイ人は、杯や盆の外側をきよめるが、あなたがたの内側は貪欲と邪悪とで満ちている。

John 2:6

6そこには、ユダヤ人のきよめのならわしに従って、それぞれ四、五斗もはいる石の水がめが、六つ置いてあった。

John 3:25

 25ところが、ヨハネの弟子たちとひとりのユダヤ人との間に、きよめのことで争論が起った。

Hebrews 9:10

 10それらは、ただ食物と飲み物と種々の洗いごとに関する行事であって、改革の時まで課せられている肉の規定にすぎない。

James 4:8

 8神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいて下さるであろう。罪人どもよ、手をきよめよ。二心の者どもよ、心を清くせよ。

1 John 1:7

 7しかし、神が光の中にいますように、わたしたちも光の中を歩くならば、わたしたちは互に交わりをもち、そして、御子イエスの血が、すべての罪からわたしたちをきよめるのである。

 

 

●マコ 7:5

7:5 そこで、パリサイ人と律法学者たちとは、イエスに尋ねた、「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人の言伝えに従って歩まないで、不浄な手でパンを食べるのですか」。

 

「節全体」

Matthew 15:2

2「あなたの弟子たちは、なぜ昔の人々の言伝えを破るのですか。彼らは食事の時に手を洗っていません」。

Mark 2:16-18

 16パリサイ派の律法学者たちは、イエスが罪人や取税人たちと食事を共にしておられるのを見て、弟子たちに言った、「なぜ、彼は取税人や罪人などと食事を共にするのか」。  17イエスはこれを聞いて言われた、「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である。わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである」。  18ヨハネの弟子とパリサイ人とは、断食をしていた。そこで人々がきて、イエスに言った、「ヨハネの弟子たちとパリサイ人の弟子たちとが断食をしているのに、あなたの弟子たちは、なぜ断食をしないのですか」。

Acts 21:21

 21ところが、彼らが伝え聞いているところによれば、あなたは異邦人の中にいるユダヤ人一同に対して、子供に割礼を施すな、またユダヤの慣例にしたがうなと言って、モーセにそむくことを教えている、ということである。

Acts 21:24

 24この人たちを連れて行って、彼らと共にきよめを行い、また彼らの頭をそる費用を引き受けてやりなさい。そうすれば、あなたについて、うわさされていることは、根も葉もないことで、あなたは律法を守って、正しい生活をしていることが、みんなにわかるであろう。

Romans 4:12

 12かつ、割礼の者の父となるためなのである。割礼の者というのは、割礼を受けた者ばかりではなく、われらの父アブラハムが無割礼の時に持っていた信仰の足跡を踏む人々をもさすのである。

2 Thessalonians 3:6

 6兄弟たちよ。主イエス・キリストの名によってあなたがたに命じる。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた言伝えに従わないすべての兄弟たちから、遠ざかりなさい。

2 Thessalonians 3:11

 11ところが、聞くところによると、あなたがたのうちのある者は怠惰な生活を送り、働かないで、ただいたずらに動きまわっているとのことである。

 

 

●マコ 7:6

7:6 イエスは言われた、「イザヤは、あなたがた偽善者について、こう書いているが、それは適切な預言である、『この民は、口さきではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。

 

*「こう書いているが、それは適切な預言である、」

Isaiah 29:13

13主は言われた、「この民は口をもってわたしに近づき、くちびるをもってわたしを敬うけれども、その心はわたしから遠く離れ、彼らのわたしをかしこみ恐れるのは、そらで覚えた人の戒めによるのである。

Matthew 15:7-9

 7偽善者たちよ、イザヤがあなたがたについて、こういう適切な預言をしている、  8『この民は、口さきではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている。  9人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』」。

Acts 28:25

 25互に意見が合わなくて、みんなの者が帰ろうとしていた時、パウロはひとこと述べて言った、「聖霊はよくも預言者イザヤによって、あなたがたの先祖に語ったものである。

 

*「イザヤは、あなたがた偽善者について、」

Matthew 23:13-15

13偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは、天国を閉ざして人々をはいらせない。自分もはいらないし、はいろうとする人をはいらせもしない。  14〔偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは、やもめたちの家を食い倒し、見えのために長い祈をする。だから、もっときびしいさばきを受けるに違いない。〕  15偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたはひとりの改宗者をつくるために、海と陸とを巡り歩く。そして、つくったなら、彼を自分より倍もひどい地獄の子にする。

Luke 11:39-44

 39そこで主は彼に言われた、「いったい、あなたがたパリサイ人は、杯や盆の外側をきよめるが、あなたがたの内側は貪欲と邪悪とで満ちている。  40愚かな者たちよ、外側を造ったかたは、また内側も造られたではないか。  41ただ、内側にあるものをきよめなさい。そうすれば、いっさいがあなたがたにとって、清いものとなる。  42しかし、あなた方パリサイ人は、わざわいである。はっか、うん香、あらゆる野菜などの十分の一を宮に納めておりながら、義と神に対する愛とをなおざりにしている。それもなおざりにはできないが、これは行わねばならない。  43あなたがたパリサイ人は、わざわいである。会堂の上席や広場での敬礼を好んでいる。  44あなたがたは、わざわいである。人目につかない墓のようなものである。その上を歩いても人々は気づかないでいる」。

 

*「この民は、口さきではわたしを敬うが、」

Ezekiel 33:31

31彼らは民が来るようにあなたの所に来、わたしの民のようにあなたの前に座して、あなたの言葉を聞く。しかし彼らはそれを行わない。彼等は口先では多くの愛を現すが、その心は利におもむいている。

Hosea 8:2-3

 2彼らはわたしに向かって叫ぶ、「わが神よ、われわれイスラエルはあなたを知る」と。  3イスラエルは善はしりぞけた。敵はこれを追うであろう。

John 5:42

 42しかし、あなたがたのうちには神を愛する愛がないことを知っている。

John 8:41-42

 41あなたがたは、あなたがたの父のわざを行っているのである」。彼らは言った、「わたしたちは、不品行の結果うまれた者ではない。わたしたちにはひとりの父がある。それは神である」。  42イエスは彼らに言われた、「神があなたがたの父であるならば、あなたがたはわたしを愛するはずである。わたしは神から出た者、また神からきている者であるからだ。わたしは自分からきたのではなく、神からつかわされたのである。

John 8:54-55

 54イエスは答えられた、「わたしがもし自分に栄光を帰するなら、わたしの栄光は、むなしいものである。わたしに栄光を与えるかたは、わたしの父であって、あなたがたが自分の神だと言っているのは、そのかたのことである。  55あなたがたはその神を知っていないが、わたしは知っている。もしわたしが神を知らないと言うならば、あなたがたと同じような偽り者であろう。しかし、わたしはそのかたを知り、その御言を守っている。

John 15:24

 24もし、ほかのだれもがしなかったようなわざを、わたしが彼らの間でしなかったならば、彼らは罪を犯さないですんだであろう。しかし事実、彼らはわたしとわたしの父とを見て、憎んだのである。

2 Timothy 3:5

 5信心深い様子をしながらその実を捨てる者となるであろう。こうした人々を避けなさい。

Titus 1:16

16彼らは神を知っていると、口では言うが、行いではそれを否定している。彼らは忌まわしい者、また不従順な者であって、いっさいの良いわざに関しては、失格者である。

James 2:14-17

 14わたしの兄弟たちよ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。  15ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場合、  16あなたがたのうち、だれかが、「安らかに行きなさい。暖まって、食べ飽きなさい」と言うだけで、そのからだに必要なものを何ひとつ与えなかったとしたら、なんの役に立つか。  17信仰も、それと同様に、行いを伴わなければ、それだけでは死んだものである。

 

 

●マコ 7:7

7:7 人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』。

 

*「無意味にわたしを拝んでいる」

1 Samuel 12:21

21むなしい物に迷って行ってはならない。それは、あなたがたを助けることも救うこともできないむなしいものだからである。

Malachi 3:14

 14あなたがたは言った、『神に仕える事はつまらない。われわれがその命令を守り、かつ万軍の主の前に、悲しんで歩いたからといって、なんの益があるか。

Matthew 6:7

 7また、祈る場合、異邦人のように、くどくどと祈るな。彼らは言葉かずが多ければ、聞きいれられるものと思っている。

Matthew 15:9

 9人間のいましめを教として教え、無意味にわたしを拝んでいる』」。

1 Corinthians 15:14

 14もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。

1 Corinthians 15:58

 58だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。

Titus 3:9

 9しかし、愚かな議論と、系図と、争いと、律法についての論争とを、避けなさい。それらは無益かつ空虚なことである。

James 1:26

 26もし人が信心深い者だと自任しながら、舌を制することをせず、自分の心を欺いているならば、その人の信心はむなしいものである。

 

*「人間のいましめを教として教え、」

Deuteronomy 12:32

32あなたがたはわたしが命じるこのすべての事を守って行わなければならない。これにつけ加えてはならない。また減らしてはならない。

Colossians 2:22

 22これらは皆、使えば尽きてしまうもの、人間の規定や教によっているものである。

1 Timothy 4:1-3

 1しかし、御霊は明らかに告げて言う。後の時になると、ある人々は、惑わす霊と悪霊の教とに気をとられて、信仰から離れ去るであろう。  2それは、良心に焼き印をおされている偽り者の偽善のしわざである。  3これらの偽り者どもは、結婚を禁じたり、食物を断つことを命じたりする。しかし食物は、信仰があり真理を認める者が、感謝して受けるようにと、神の造られたものである。

Revelation of John 14:11-12

 11その苦しみの煙は世々限りなく立ちのぼり、そして、獣とその像とを拝む者、また、だれでもその名の刻印を受けている者は、昼も夜も休みが得られない。  12ここに、神の戒めを守り、イエスを信じる信仰を持ちつづける聖徒の忍耐がある」。

Revelation of John 22:18

 18この書の預言の言葉を聞くすべての人々に対して、わたしは警告する。もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる。

 

 

●マコ 7:8

7:8 あなたがたは、神のいましめをさしおいて、人間の言伝えを固執している」。

 

*「神のいましめをさしおいて」

Isaiah 1:12

12あなたがたは、わたしにまみえようとして来るが、だれが、わたしの庭を踏み荒すことを求めたか。

 

*「人間の言伝えを固執している」

Mark 7:3-4

3もともと、パリサイ人をはじめユダヤ人はみな、昔の人の言伝えをかたく守って、念入りに手を洗ってからでないと、食事をしない。  4また市場から帰ったときには、身を清めてからでないと、食事をせず、なおそのほかにも、杯、鉢、銅器を洗うことなど、昔から受けついでかたく守っている事が、たくさんあった。

 

 

●マコ 7:9   

7:9 また、言われた、「あなたがたは、自分たちの言伝えを守るために、よくも神のいましめを捨てたものだ。

 

*「よくも神のいましめを捨てたものだ」

2 Kings 16:10-16

10アハズ王はアッスリヤの王テグラテピレセルに会おうとダマスコへ行ったが、ダマスコにある祭壇を見たので、アハズ王はその祭壇の作りにしたがって、その詳しい図面と、ひな型とを作って、祭司ウリヤに送った。  11そこで祭司ウリヤはアハズ王がダマスコから送ったものにしたがって祭壇を建てた。すなわち祭司ウリヤはアハズ王がダマスコから帰るまでにそのとおりに作った。  12王はダマスコから帰ってきて、その祭壇を見、祭壇に近づいてその上に登り、  13燔祭と素祭を焼き、灌祭を注ぎ、酬恩祭の血を祭壇にそそぎかけた。  14彼はまた主の前にあった青銅の祭壇を宮の前から移した。すなわちそれを新しい祭壇と主の宮の間から移して、新しい祭壇の北の方にすえた。  15そしてアハズ王は祭司ウリヤに命じて言った、「朝の燔祭と夕の素祭および王の燔祭とその素祭、ならびに国中の民の燔祭とその素祭および灌祭は、この大きな祭壇の上で焼きなさい。また燔祭の血と犠牲の血はすべてこれにそそぎかけなさい。あの青銅の祭壇をわたしは伺いを立てるのに用いよう」。  16祭司ウリヤはアハズ王がすべて命じたとおりにおこなった。

Isaiah 24:5

 5地はその住む民の下に汚された。これは彼らが律法にそむき、定めを犯し、とこしえの契約を破ったからだ。

Isaiah 29:13

 13主は言われた、「この民は口をもってわたしに近づき、くちびるをもってわたしを敬うけれども、その心はわたしから遠く離れ、彼らのわたしをかしこみ恐れるのは、そらで覚えた人の戒めによるのである。

Jeremiah 44:16-17

 16「あなたが主の名によってわたしたちに述べられた言葉は、わたしたちは聞くことができません。  17わたしたちは誓ったことをみな行い、わたしたちが、もと行っていたように香を天后にたき、また酒をその前に注ぎます。すなわち、ユダの町々とエルサレムのちまたで、わたしたちとわたしたちの先祖たちおよびわたしたちの王たちと、わたしたちのつかさたちが行ったようにいたします。その時には、わたしたちは糧食には飽き、しあわせで、災に会いませんでした。

Daniel 7:25

 25彼は、いと高き者に敵して言葉を出し、かつ、いと高き者の聖徒を悩ます。彼はまた時と律法とを変えようと望む。聖徒はひと時と、ふた時と、半時の間、彼の手にわたされる。

Daniel 11:36

 36この王は、その心のままに事をおこない、すべての神を越えて、自分を高くし、自分を大いにし、神々の神たる者にむかって、驚くべき事を語り、憤りのやむ時まで栄えるでしょう。これは定められた事が成就するからです。

Matthew 15:3-6

3イエスは答えて言われた、「なぜ、あなたがたも自分たちの言伝えによって、神のいましめを破っているのか。  4神は言われた、『父と母とを敬え』、また『父または母をののしる者は、必ず死に定められる』と。  5それだのに、あなたがたは『だれでも父または母にむかって、あなたにさしあげるはずのこのものは供え物です、と言えば、  6父または母を敬わなくてもよろしい』と言っている。こうしてあなたがたは自分たちの言伝えによって、神の言を無にしている。

2 Thessalonians 2:4

 4彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して立ち上がり、自ら神の宮に座して、自分は神だと宣言する。

 

*「あなたがたは、自分たちの言伝えを守るために、」

Psalms 119:127

127彼らはあなたのおきてを破りました。今は主のはたらかれる時です。

Mark 7:13

 13こうしてあなたがたは、自分たちが受けついだ言伝えによって、神の言を無にしている。また、このような事をしばしばおこなっている」。

Romans 3:31

 31すると、信仰のゆえに、わたしたちは律法を無効にするのであるか。断じてそうではない。かえって、それによって律法は確立するのである。

Galatians 2:21

 21わたしは、神の恵みを無にはしない。もし、義が律法によって得られるとすれば、キリストの死はむだであったことになる。

 

 

●マコ 7:10

7:10 モーセは言ったではないか、『父と母とを敬え』、また『父または母をののしる者は、必ず死に定められる』と。

 

*「モーセは言ったではないか、『父と母とを敬え』、」

Exodus 20:12

12あなたの父と母を敬え。これは、あなたの神、主が賜わる地で、あなたが長く生きるためである。

Deuteronomy 5:1

 1さてモーセはイスラエルのすべての人を召し寄せて言った、「イスラエルよ、きょう、わたしがあなたがたの耳に語る定めと、おきてを聞き、これを学び、これを守って行え。

Mark 10:19

 19いましめはあなたの知っているとおりである。『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。欺き取るな。父と母とを敬え』」。

 

*「また『父または母をののしる者は、必ず死に定められる』と。」

Exodus 21:17

17自分の父または母をのろう者は、必ず殺されなければならない。

Leviticus 20:9

 9だれでも父または母をのろう者は、必ず殺されなければならない。彼が父または母をのろったので、その血は彼に帰するであろう。

Deuteronomy 27:16

 16『父や母を軽んずる者はのろわれる』。民はみなアァメンと言わなければならない。

Proverbs 20:20

 20自分の父母をののしる者は、そのともしびは暗やみの中に消える。

Proverbs 30:17

 17自分の父をあざけり、母に従うのを卑しいこととする目は、谷のからすがこれをつつき出し、はげたかがこれを食べる。

Matthew 15:4

 4神は言われた、『父と母とを敬え』、また『父または母をののしる者は、必ず死に定められる』と。

 

 

●マコ 7:11

7:11 それだのに、あなたがたは、もし人が父または母にむかって、あなたに差上げるはずのこのものはコルバン、すなわち、供え物ですと言えば、それでよいとして、

 

「節全体」

Matthew 15:5

5それだのに、あなたがたは『だれでも父または母にむかって、あなたにさしあげるはずのこのものは供え物です、と言えば、

Matthew 23:18

 18また、あなたがたは言う、『祭壇をさして誓うなら、そのままでよいが、その上の供え物をさして誓うなら、果す責任がある』と。

1 Timothy 5:4-8

 4やもめに子か孫かがある場合には、これらの者に、まず自分の家で孝養をつくし、親の恩に報いることを学ばせるべきである。それが、神のみこころにかなうことなのである。  5真にたよりのない、ひとり暮しのやもめは、望みを神において、日夜、たえず願いと祈とに専心するが、  6これに反して、みだらな生活をしているやもめは、生けるしかばねにすぎない。  7これらのことを命じて、彼女たちを非難のない者としなさい。  8もしある人が、その親族を、ことに自分の家族をかえりみない場合には、その信仰を捨てたことになるのであって、不信者以上にわるい。

 

 

●マコ 7:12

7:12 その人は父母に対して、もう何もしないで済むのだと言っている。

 

「節全体」

Mark 7:12

12その人は父母に対して、もう何もしないで済むのだと言っている。

 

 

●マコ 7:13

7:13 こうしてあなたがたは、自分たちが受けついだ言伝えによって、神の言を無にしている。また、このような事をしばしばおこなっている」。

 

*「自分たちが受けついだ言伝えによって、神の言を無にしている」

Isaiah 8:20

20ただ教とあかしとに求めよ。まことに彼らはこの言葉によって語るが、そこには夜明けがない。

Jeremiah 8:8-9

 8どうしてあなたがたは、『われわれには知恵がある、主のおきてがある』と言うことができようか。見よ、まことに書記の偽りの筆が/これを偽りにしたのだ。  9知恵ある者は、はずかしめられ、あわてふためき、捕えられる。見よ、彼らは主の言葉を捨てた、彼らになんの知恵があろうか。

Hosea 8:12

 12わたしは彼のために、あまたの律法を書きしるしたが、これはかえって怪しい物のように思われた。

Matthew 5:17-20

 17わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。  18よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。  19それだから、これらの最も小さいいましめの一つでも破り、またそうするように人に教えたりする者は、天国で最も小さい者と呼ばれるであろう。しかし、これをおこないまたそう教える者は、天国で大いなる者と呼ばれるであろう。  20わたしは言っておく。あなたがたの義が律法学者やパリサイ人の義にまさっていなければ、決して天国に、はいることはできない。

Matthew 15:6

 6父または母を敬わなくてもよろしい』と言っている。こうしてあなたがたは自分たちの言伝えによって、神の言を無にしている。

Mark 7:9

 9また、言われた、「あなたがたは、自分たちの言伝えを守るために、よくも神のいましめを捨てたものだ。

Titus 1:14

 14ユダヤ人の作り話や、真理からそれていった人々の定めなどに、気をとられることがないようにさせなさい。

 

*「また、このような事をしばしばおこなっている」

Ezekiel 18:14

14しかし彼が子を生み、その子が父の行ったすべての罪を見て、恐れ、そのようなことを行わず、

Galatians 5:21

 21ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。

 

 

●マコ 7:14

7:14 それから、イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた、「あなたがたはみんな、わたしの言うことを聞いて悟るがよい。

 

*「イエスは再び群衆を呼び寄せて言われた、」

1 Kings 18:21

21そのときエリヤはすべての民に近づいて言った、「あなたがたはいつまで二つのものの間に迷っているのですか。主が神ならばそれに従いなさい。しかしバアルが神ならば、それに従いなさい」。民はひと言も彼に答えなかった。

1 Kings 22:28

 28ミカヤは言った、「もしあなたが勝利を得て帰ってこられるならば、主がわたしによって語られなかったのです」。また彼は言った、「あなたがた、すべての民よ、聞きなさい」。

Psalms 49:2-3

 2もろもろの民よ、これを聞け、すべて世に住む者よ、耳を傾けよ。  3低きも高きも、富めるも貧しきも、共に耳を傾けよ。

Psalms 94:8

 8民のうちの鈍き者よ、悟れ。愚かな者よ、いつ賢くなるだろうか。

Matthew 15:10

 10それからイエスは群衆を呼び寄せて言われた、「聞いて悟るがよい。

Luke 12:1

 1その間に、おびただしい群衆が、互に踏み合うほどに群がってきたが、イエスはまず弟子たちに語りはじめられた、「パリサイ人のパン種、すなわち彼らの偽善に気をつけなさい。

Luke 12:54-57

 54イエスはまた群衆に対しても言われた、「あなたがたは、雲が西に起るのを見るとすぐ、にわか雨がやって来る、と言う。果してそのとおりになる。  55それから南風が吹くと、暑くなるだろう、と言う。果してそのとおりになる。  56偽善者よ、あなたがたは天地の模様を見分けることを知りながら、どうして今の時代を見分けることができないのか。  57また、あなたがたは、なぜ正しいことを自分で判断しないのか。

Luke 20:45-47

 45民衆がみな聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた、  46「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣を着て歩くのを好み、広場での敬礼や会堂の上席や宴会の上座をよろこび、  47やもめたちの家を食い倒し、見えのために長い祈をする。彼らはもっときびしいさばきを受けるであろう」。

 

*「あなたがたはみんな、わたしの言うことを聞いて悟るがよい」

Proverbs 8:5

5思慮のない者よ、悟りを得よ、愚かな者よ、知恵を得よ。

Isaiah 6:9

 9主は言われた、「あなたは行って、この民にこう言いなさい、『あなたがたはくりかえし聞くがよい、しかし悟ってはならない。あなたがたはくりかえし見るがよい、しかしわかってはならない』と。

Acts 8:30

 30そこでピリポが駆けて行くと、預言者イザヤの書を読んでいるその人の声が聞えたので、「あなたは、読んでいることが、おわかりですか」と尋ねた。

 

 

●マコ 7:15

7:15 すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである。

 

*「すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。」

Leviticus 11:42-47

42すべて腹ばい行くもの、四つ足で歩くもの、あるいは多くの足をもつもの、すなわち、すべて地にはう這うものは、あなたがたはこれを食べてはならない。それらは忌むべきものだからである。  43あなたがたはすべて這うものによって、あなたがたの身を忌むべきものとしてはならない。また、これをもって身を汚し、あるいはこれによって汚されてはならない。  44わたしはあなたがたの神、主であるから、あなたがたはおのれを聖別し、聖なる者とならなければならない。わたしは聖なる者である。地にはう這うものによって、あなたがたの身を汚してはならない。  45わたしはあなたがたの神となるため、あなたがたをエジプトの国から導き上った主である。わたしは聖なる者であるから、あなたがたは聖なる者とならなければならない』」。  46これは獣と鳥と、水の中に動くすべての生き物と、地に這うすべてのものに関するおきてであって、  47汚れたものと清いもの、食べられる生き物と、食べられない生き物とを区別するものである。

Mark 7:18-20

 18すると、言われた、「あなたがたも、そんなに鈍いのか。すべて、外から人の中にはいって来るものは、人を汚し得ないことが、わからないのか。  19それは人の心の中にはいるのではなく、腹の中にはいり、そして、外に出て行くだけである」。イエスはこのように、どんな食物でもきよいものとされた。  20さらに言われた、「人から出て来るもの、それが人をけがすのである。

Acts 10:14-16

 14ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。  15すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」。  16こんなことが三度もあってから、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。

Acts 10:28

 28ペテロは彼らに言った、「あなたがたが知っているとおり、ユダヤ人が他国の人と交際したり、出入りしたりすることは、禁じられています。ところが、神は、どんな人間をも清くないとか、汚れているとか言ってはならないと、わたしにお示しになりました。

Acts 11:8-10

 8わたしは言った、『主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないものや汚れたものを口に入れたことが一度もございません』。  9すると、二度目に天から声がかかってきた、『神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない』。  10こんなことが三度もあってから、全部のものがまた天に引き上げられてしまった。

Acts 15:20-21

 20ただ、偶像に供えて汚れた物と、不品行と、絞め殺したものと、血とを、避けるようにと、彼らに書き送ることにしたい。  21古い時代から、どの町にもモーセの律法を宣べ伝える者がいて、安息日ごとにそれを諸会堂で朗読するならわしであるから」。

Romans 14:17

 17神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである。

1 Corinthians 10:25

25すべて市場で売られている物は、いちいち良心に問うことをしないで、食べるがよい。

1 Timothy 4:3-5

 3これらの偽り者どもは、結婚を禁じたり、食物を断つことを命じたりする。しかし食物は、信仰があり真理を認める者が、感謝して受けるようにと、神の造られたものである。  4神の造られたものは、みな良いものであって、感謝して受けるなら、何ひとつ捨てるべきものはない。  5それらは、神の言と祈とによって、きよめられるからである。

Titus 1:15

 15きよい人には、すべてのものがきよい。しかし、汚れている不信仰な人には、きよいものは一つもなく、その知性も良心も汚れてしまっている。

Hebrews 9:10

 10それらは、ただ食物と飲み物と種々の洗いごとに関する行事であって、改革の時まで課せられている肉の規定にすぎない。

Hebrews 13:9

 9さまざまな違った教によって、迷わされてはならない。食物によらず、恵みによって、心を強くするがよい。食物によって歩いた者は、益を得ることがなかった。

 

*「かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである」

Proverbs 4:23

23油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。

Matthew 12:34

 34まむしの子らよ。あなたがたは悪い者であるのに、どうして良いことを語ることができようか。おおよそ、心からあふれることを、口が語るものである。

Matthew 15:16

 16イエスは言われた、「あなたがたも、まだわからないのか。

Mark 7:20-23

 20さらに言われた、「人から出て来るもの、それが人をけがすのである。  21すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。不品行、盗み、殺人、  22姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、誹り、高慢、愚痴。  23これらの悪はすべて内部から出てきて、人をけがすのである」。

 

 

●マコ 7:16

7:16 〔聞く耳のある者は聞くがよい〕」。

 

「節全体」

Matthew 11:15

15耳のある者は聞くがよい。

Mark 4:9

 9そして言われた、「聞く耳のある者は聞くがよい」。

Mark 4:23

 23聞く耳のある者は聞くがよい」。

Revelation of John 2:7

 7耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者には、神のパラダイスにあるいのちの木の実を食べることをゆるそう』。

Revelation of John 2:11

 11耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない』。

Revelation of John 2:17

 17耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者には、隠されているマナを与えよう。また、白い石を与えよう。この石の上には、これを受ける者のほかだれも知らない新しい名が書いてある』。

Revelation of John 2:29

 29耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。

Revelation of John 3:6

 6耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。

Revelation of John 3:13

 13耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。

Revelation of John 3:22

 22耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』」。

 

 

●マコ 7:17

7:17 イエスが群衆を離れて家にはいられると、弟子たちはこの譬について尋ねた。

 

「節全体」

Matthew 13:10

10それから、弟子たちがイエスに近寄ってきて言った、「なぜ、彼らに譬でお話しになるのですか」。

Matthew 13:36

 36それからイエスは、群衆をあとに残して家にはいられた。すると弟子たちは、みもとにきて言った、「畑の毒麦の譬を説明してください」。

Matthew 15:15

 15ペテロが答えて言った、「その譬を説明してください」。

Mark 4:10

 10イエスがひとりになられた時、そばにいた者たちが、十二弟子と共に、これらの譬について尋ねた。

Mark 4:34

 34譬によらないでは語られなかったが、自分の弟子たちには、ひそかにすべてのことを解き明かされた。

 

 

●マコ 7:18

7:18 すると、言われた、「あなたがたも、そんなに鈍いのか。すべて、外から人の中にはいって来るものは、人を汚し得ないことが、わからないのか。

 

「節全体」

Isaiah 28:9-10

9「彼はだれに知識を教えようとするのか。だれにおとずれを説きあかそうとするのか。乳をやめ、乳ぶさを離れた者にするのだろうか。  10それは教訓に教訓、教訓に教訓、規則に規則、規則に規則。ここにも少し、そこにも少し教えるのだ」。

Jeremiah 5:4-5

 4それで、わたしは言った、「これらはただ貧しい愚かな人々で、主の道と、神のおきてを知りません。  5わたしは偉い人たちの所へ行って、彼らに語ります。彼らは主の道を知り、神のおきてを知っています」。ところが、彼らも皆おなじように、くびきを折り、なわめを断っていた。

Matthew 15:16-17

 16イエスは言われた、「あなたがたも、まだわからないのか。  17口にはいってくるものは、みな腹の中にはいり、そして、外に出て行くことを知らないのか。

Matthew 16:11

 11わたしが言ったのは、パンについてではないことを、どうして悟らないのか。ただ、パリサイ人とサドカイ人とのパン種を警戒しなさい」。

Mark 4:13

 13また彼らに言われた、「あなたがたはこの譬がわからないのか。それでは、どうしてすべての譬がわかるだろうか。

Luke 24:25

 25そこでイエスが言われた、「ああ、愚かで心のにぶいため、預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ。

John 3:10

 10イエスは彼に答えて言われた、「あなたはイスラエルの教師でありながら、これぐらいのことがわからないのか。

1 Corinthians 3:2

2あなたがたに乳を飲ませて、堅い食物は与えなかった。食べる力が、まだあなたがたになかったからである。今になってもその力がない。

Hebrews 5:11

 11このことについては、言いたいことがたくさんあるが、あなたがたの耳が鈍くなっているので、それを説き明かすことはむずかしい。

 

 

●マコ 7:19

7:19 それは人の心の中にはいるのではなく、腹の中にはいり、そして、外に出て行くだけである」。イエスはこのように、どんな食物でもきよいものとされた。

 

「節全体」

Matthew 15:17

17口にはいってくるものは、みな腹の中にはいり、そして、外に出て行くことを知らないのか。

1 Corinthians 6:13

 13食物は腹のため、腹は食物のためである。しかし神は、それもこれも滅ぼすであろう。からだは不品行のためではなく、主のためであり、主はからだのためである。

Colossians 2:21-22

 21「さわるな、味わうな、触れるな」などという規定に縛られているのか。  22これらは皆、使えば尽きてしまうもの、人間の規定や教によっているものである。

 

 

●マコ 7:20

7:20 さらに言われた、「人から出て来るもの、それが人をけがすのである。

 

*「節全体」

Psalms 41:7

7そのひとりがわたしを見ようとして来るとき、彼は偽りを語り、その心によこしまを集め、外に出てはそれを言いふらす。

Micah 2:1

 1その床の上で不義を計り、悪を行う者はわざわいである。彼らはその手に力あるゆえ、夜が明けるとこれを行う。

Matthew 12:34-37

 34まむしの子らよ。あなたがたは悪い者であるのに、どうして良いことを語ることができようか。おおよそ、心からあふれることを、口が語るものである。  35善人はよい倉から良い物を取り出し、悪人は悪い倉から悪い物を取り出す。  36あなたがたに言うが、審判の日には、人はその語る無益な言葉に対して、言い開きをしなければならないであろう。  37あなたは、自分の言葉によって正しいとされ、また自分の言葉によって罪ありとされるからである」。

Mark 7:15

 15すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである。

Hebrews 7:6

 6ところが、彼らの血統に属さないこの人が、アブラハムから十分の一を受けとり、約束を受けている者を祝福したのである。

James 1:14-15

 14人が誘惑に陥るのは、それぞれ、欲に引かれ、さそわれるからである。  15欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す。

James 3:6

 6舌は火である。不義の世界である。舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。

James 4:1

 1あなたがたの中の戦いや争いは、いったい、どこから起るのか。それはほかではない。あなたがたの肢体の中で相戦う欲情からではないか。

 

 

●マコ 7:21

7:21 すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。不品行、盗み、殺人、

 

*「すなわち内部から、人の心の中から、」

Genesis 6:5

5主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。

Genesis 8:21

 21主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。

Job 14:4

 4だれが汚れたもののうちから清いものを/出すことができようか、ひとりもない。

Job 15:14-16

 14人はいかなる者か、どうしてこれは清くありえよう。女から生れた者は、どうして正しくありえよう。  15見よ、神はその聖なる者にすら信を置かれない、/もろもろの天も彼の目には清くない。  16まして憎むべき汚れた者、/また不義を水のように飲む人においては。

Job 25:4

 4それで人はどうして神の前に正しくありえようか。女から生れた者がどうして清くありえようか。

Psalms 14:1

 1聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌

Psalms 14:3

 3主は天から人の子らを見おろして、賢い者、神をたずね求める者が/あるかないかを見られた。

Psalms 53:2

 2愚かな者は心のうちに「神はない」と言う。彼らは腐れはて、憎むべき不義をおこなった。善を行う者はない。

Psalms 53:4

 4彼らは皆そむき、みなひとしく堕落した。善を行う者はない、ひとりもない。

Psalms 58:3-4

 3否、あなたがたは心のうちに悪い事をたくらみ、その手は地に暴虐を行う。  4悪しき者は胎を出た時から、そむき去り、生れ出た時から、あやまちを犯し、偽りを語る。

Proverbs 4:23

23油断することなく、あなたの心を守れ、命の泉は、これから流れ出るからである。

Jeremiah 4:14

 14エルサレムよ、あなたの心の悪を洗い清めよ、そうするならば救われる。悪しき思いはいつまで/あなたのうちにとどまるのか。

Jeremiah 17:9

 9心はよろずの物よりも偽るもので、はなはだしく悪に染まっている。だれがこれを、よく知ることができようか。

Matthew 15:19

 19というのは、悪い思い、すなわち、殺人、姦淫、不品行、盗み、偽証、誹りは、心の中から出てくるのであって、

Matthew 23:25-28

 25偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。杯と皿との外側はきよめるが、内側は貪欲と放縦とで満ちている。  26盲目なパリサイ人よ。まず、杯の内側をきよめるがよい。そうすれば、外側も清くなるであろう。  27偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。あなたがたは白く塗った墓に似ている。外側は美しく見えるが、内側は死人の骨や、あらゆる不潔なものでいっぱいである。  28このようにあなたがたも、外側は人に正しく見えるが、内側は偽善と不法とでいっぱいである。

Luke 16:15

 15そこで彼らにむかって言われた、「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとする人たちである。しかし、神はあなたがたの心をご存じである。人々の間で尊ばれるものは、神のみまえでは忌みきらわれる。

Acts 5:4

 4売らずに残しておけば、あなたのものであり、売ってしまっても、あなたの自由になったはずではないか。どうして、こんなことをする気になったのか。あなたは人を欺いたのではなくて、神を欺いたのだ」。

Acts 8:22

 22だから、この悪事を悔いて、主に祈れ。そうすればあるいはそんな思いを心にいだいたことが、ゆるされるかも知れない。

Romans 7:5

5というのは、わたしたちが肉にあった時には、律法による罪の欲情が、死のために実を結ばせようとして、わたしたちの肢体のうちに働いていた。

Romans 7:8

 8しかるに、罪は戒めによって機会を捕え、わたしの内に働いて、あらゆるむさぼりを起させた。すなわち、律法がなかったら、罪は死んでいるのである。

Romans 8:7-8

 7なぜなら、肉の思いは神に敵するからである。すなわち、それは神の律法に従わず、否、従い得ないのである。  8また、肉にある者は、神を喜ばせることができない。

Galatians 5:19-21

 19肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、  20偶像礼拝、まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、  21ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。

Titus 3:3

 3わたしたちも以前には、無分別で、不従順な、迷っていた者であって、さまざまの情欲と快楽との奴隷になり、悪意とねたみとで日を過ごし、人に憎まれ、互に憎み合っていた。

James 1:14-15

 14人が誘惑に陥るのは、それぞれ、欲に引かれ、さそわれるからである。  15欲がはらんで罪を生み、罪が熟して死を生み出す。

James 4:1-3

 1あなたがたの中の戦いや争いは、いったい、どこから起るのか。それはほかではない。あなたがたの肢体の中で相戦う欲情からではないか。  2あなたがたは、むさぼるが得られない。そこで人殺しをする。熱望するが手に入れることができない。そこで争い戦う。あなたがたは、求めないから得られないのだ。  3求めても与えられないのは、快楽のために使おうとして、悪い求め方をするからだ。

1 Peter 4:2-3

 2それは、肉における残りの生涯を、もはや人間の欲情によらず、神の御旨によって過ごすためである。  3過ぎ去った時代には、あなたがたは、異邦人の好みにまかせて、好色、欲情、酔酒、宴楽、暴飲、気ままな偶像礼拝などにふけってきたが、もうそれで十分であろう。

 

*「悪い思いが出て来る。不品行、盗み、殺人、」

Proverbs 15:25

25主は高ぶる者の家を滅ぼし、やもめの地境を定められる。

Isaiah 59:7

 7彼らの足は悪に走り、罪のない血を流すことに速い。彼らの思いは不義の思いであり、荒廃と滅亡とがその道にある。

Ezekiel 38:10

 10主なる神はこう言われる、その日に、あなたの心に思いが起り、悪い計りごとを企てて、

Matthew 9:4

 4イエスは彼らの考えを見抜いて、「なぜ、あなたがたは心の中で悪いことを考えているのか。

James 2:4

 4あなたがたは、自分たちの間で差別立てをし、よからぬ考えで人をさばく者になったわけではないか。

 

 

●マコ 7:22

7:22 姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、誹り、高慢、愚痴。

 

*「姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、誹り、」

Deuteronomy 15:9

9あなたは心に邪念を起し、『第七年のゆるしの年が近づいた』と言って、貧しい兄弟に対し、物を惜しんで、何も与えないことのないように慎まなければならない。その人があなたを主に訴えるならば、あなたは罪を得るであろう。

Deuteronomy 28:54

 54あなたがたのうちのやさしい、温和な男でさえも、自分の兄弟、自分のふところの妻、最後に残っている子供にも食物を惜しんで与えず、

Deuteronomy 28:56

 56またあなたがたのうちのやさしい、柔和な女、すなわち柔和で、やさしく、足の裏を土に付けようともしない者でも、自分のふところの夫や、むすこ、娘にもかくして、

1 Samuel 18:8-9

 8サウルは、ひじょうに怒り、この言葉に気を悪くして言った、「ダビデには万と言い、わたしには千と言う。この上、彼に与えるものは、国のほかないではないか」。  9サウルは、この日からのちダビデをうかがった。

Proverbs 23:6

 6物惜しみする人のパンを食べてはならない、そのごちそうをむさぼり願ってはならない。

Proverbs 28:22

 22欲の深い人は急いで富を得ようとする、かえって欠乏が自分の所に来ることを知らない。

Matthew 20:15

 15自分の物を自分がしたいようにするのは、当りまえではないか。それともわたしが気前よくしているので、ねたましく思うのか』。

 

*「高慢、」

2 Chronicles 32:25-26

25しかしヒゼキヤはその受けた恵みに報いることをせず、その心が高ぶったので、怒りが彼とユダおよびエルサレムに臨もうとしたが、  26ヒゼキヤはその心の高ぶりを悔いてへりくだり、またエルサレムの住民も同様にしたので、主の怒りは、ヒゼキヤの世には彼らに臨まなかった。

2 Chronicles 32:31

 31しかしバビロンの君たちが使者をつかわして、この国にあった、しるしについて尋ねさせた時には、神は彼を試みて、彼の心にあることを、ことごとく知るために彼を捨て置かれた。

Psalms 10:4

 4悪しき者は誇り顔をして、神を求めない。その思いに、すべて「神はない」という。

Obadiah 3-4

 3岩のはざまにおり、高い所に住む者よ、あなたの心の高ぶりは、あなたを欺いた。あなたは心のうちに言う、「だれがわたしを地に引き下らせる事ができるか」。  4たといあなたは、わしのように高くあがり、星の間に巣を設けても、わたしはそこからあなたを引きおろすと/主は言われる。

2 Corinthians 10:5

 5神の知恵に逆らって立てられたあらゆる障害物を打ちこわし、すべての思いをとりこにしてキリストに服従させ、

1 Peter 5:5

 5同じように、若い人たちよ。長老たちに従いなさい。また、みな互に謙遜を身につけなさい。神は高ぶる者をしりぞけ、へりくだる者に恵みを賜うからである。

 

*「愚痴。」

Proverbs 12:23

23さとき人は知識をかくす、しかし愚かな者は自分の愚かなことをあらわす。

Proverbs 22:15

 15愚かなことが子供の心の中につながれている、懲らしめのむちは、これを遠く追いだす。

Proverbs 24:9

 9愚かな者の計るところは罪であり、あざける者は人に憎まれる。

Proverbs 27:22

 22愚かな者をうすに入れ、きねをもって、麦と共にこれをついても、その愚かさは去ることがない。

Ecclesiastes 7:25

 25わたしは、心を転じて、物を知り、事を探り、知恵と道理を求めようとし、また悪の愚かなこと、愚痴の狂気であることを知ろうとした。

1 Peter 2:15

 15善を行うことによって、愚かな人々の無知な発言を封じるのは、神の御旨なのである。

 

●マコ 7:23

7:23 これらの悪はすべて内部から出てきて、人をけがすのである」。

 

*「人をけがすのである」

Mark 7:15

15すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである。

Mark 7:18

 18すると、言われた、「あなたがたも、そんなに鈍いのか。すべて、外から人の中にはいって来るものは、人を汚し得ないことが、わからないのか。

1 Corinthians 3:17

 17もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである。

Titus 1:15

 15きよい人には、すべてのものがきよい。しかし、汚れている不信仰な人には、きよいものは一つもなく、その知性も良心も汚れてしまっている。

Jude 8

 8しかし、これと同じように、これらの人々は、夢に迷わされて肉を汚し、権威ある者たちを軽んじ、栄光ある者たちをそしっている。

 

 

●マコ 7:24

7:24 さて、イエスは、そこを立ち去って、ツロの地方に行かれた。そして、だれにも知れないように、家の中にはいられたが、隠れていることができなかった。

 

*「さて、イエスは、そこを立ち去って」

Matthew 15:21-28

21さて、イエスはそこを出て、ツロとシドンとの地方へ行かれた。  22すると、そこへ、その地方出のカナンの女が出てきて、「主よ、ダビデの子よ、わたしをあわれんでください。娘が悪霊にとりつかれて苦しんでいます」と言って叫びつづけた。  23しかし、イエスはひと言もお答えにならなかった。そこで弟子たちがみもとにきて願って言った、「この女を追い払ってください。叫びながらついてきていますから」。  24するとイエスは答えて言われた、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外の者には、つかわされていない」。  25しかし、女は近寄りイエスを拝して言った、「主よ、わたしをお助けください」。  26イエスは答えて言われた、「子供たちのパンを取って小犬に投げてやるのは、よろしくない」。  27すると女は言った、「主よ、お言葉どおりです。でも、小犬もその主人の食卓から落ちるパンくずは、いただきます」。  28そこでイエスは答えて言われた、「女よ、あなたの信仰は見あげたものである。あなたの願いどおりになるように」。その時に、娘はいやされた。

 

*「ツロの地方に行かれた。」

Genesis 10:15

15カナンからその長子シドンが出て、またヘテが出た。

Genesis 10:19

 19カナンびとの境はシドンからゲラルを経てガザに至り、ソドム、ゴモラ、アデマ、ゼボイムを経て、レシャに及んだ。

Genesis 49:13

 13ゼブルンは海べに住み、/舟の泊まる港となって、/その境はシドンに及ぶであろう。

Joshua 19:28-29

 28更にエブロン、レホブ、ハンモン、カナを経て、大シドンに及び、  29それから、その境はラマに曲り、堅固な町ツロに至る。またその境はホサに曲り、海に至って尽きる。そして、マハラブ、アクジブ、

Isaiah 23:1-4

 1ツロについての託宣。タルシシのもろもろの船よ、泣き叫べ、ツロは荒れすたれて、家なく、船泊まりする港もないからだ。この事はクプロの地から彼らに告げ知らせられる。  2海べに住む民よ、シドンの商人よ、もだせ、あなたがたの使者は海を渡り、大いなる水の上にあった。  3ツロの収入はシホルの穀物、ナイル川の収穫であった。ツロはもろもろの国びとの商人であった。  4シドンよ、恥じよ、海は言った、海の城は言う、「わたしは苦しまず、また産まなかった。わたしは若い男子を養わず、また処女を育てなかった」。

Isaiah 23:12

 12主は言われた、「しえたげられた処女シドンの娘よ、あなたはもはや喜ぶことはない。立って、クプロに渡れ、そこでもあなたは安息を得ることはない」。

Mark 3:8

 8エルサレムから、イドマヤから、更にヨルダンの向こうから、ツロ、シドンのあたりからも、おびただしい群衆が、そのなさっていることを聞いて、みもとにきた。

Ezekiel 28:2

2「人の子よ、ツロの君に言え、主なる神はこう言われる、あなたは心に高ぶって言う、『わたしは神である、神々の座にすわって、海の中にいる』と。しかし、あなたは自分を神のように賢いと思っても、人であって、神ではない。

Ezekiel 28:21-22

 21「人の子よ、あなたの顔をシドンに向け、これに向かって預言して、  22言え。主なる神はこう言われる、シドンよ、見よ、わたしはあなたの敵となる、わたしはあなたのうちで栄えをあらわす。わたしがシドンのうちにさばきをおこない、そのうちにわたしの聖なることをあらわす時、彼らはわたしが主であることを知る。

 

*「だれにも知れないように」

Isaiah 42:2

2彼は叫ぶことなく、声をあげることなく、その声をちまたに聞えさせず、

Matthew 9:28

 28そしてイエスが家にはいられると、盲人たちがみもとにきたので、彼らに「わたしにそれができると信じるか」と言われた。彼らは言った、「主よ、信じます」。

Mark 2:1

 1幾日かたって、イエスがまたカペナウムにお帰りになったとき、家におられるといううわさが立ったので、

Mark 3:7

 7それから、イエスは弟子たちと共に海べに退かれたが、ガリラヤからきたおびただしい群衆がついて行った。またユダヤから、

Mark 6:31-32

 31するとイエスは彼らに言われた、「さあ、あなたがたは、人を避けて寂しい所へ行って、しばらく休むがよい」。それは、出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。  32そこで彼らは人を避け、舟に乗って寂しい所へ行った。

1 Timothy 5:25

 25それと同じく、良いわざもすぐ明らかになり、そうならない場合でも、隠れていることはあり得ない。

 

 

●マコ 7:25

7:25 そして、けがれた霊につかれた幼い娘をもつ女が、イエスのことをすぐ聞きつけてきて、その足もとにひれ伏した。

 

*「女が」

Matthew 15:22

22すると、そこへ、その地方出のカナンの女が出てきて、「主よ、ダビデの子よ、わたしをあわれんでください。娘が悪霊にとりつかれて苦しんでいます」と言って叫びつづけた。

 

*「けがれた霊につかれた幼い娘をもつ」

Mark 9:17-23

17群衆のひとりが答えた、「先生、口をきけなくする霊につかれているわたしのむすこを、こちらに連れて参りました。  18霊がこのむすこにとりつきますと、どこででも彼を引き倒し、それから彼はあわを吹き、歯をくいしばり、からだをこわばらせてしまいます。それでお弟子たちに、この霊を追い出してくださるように願いましたが、できませんでした」。  19イエスは答えて言われた、「ああ、なんという不信仰な時代であろう。いつまで、わたしはあなたがたと一緒におられようか。いつまで、あなたがたに我慢ができようか。その子をわたしの所に連れてきなさい」。  20そこで人々は、その子をみもとに連れてきた。霊がイエスを見るや否や、その子をひきつけさせたので、子は地に倒れ、あわを吹きながらころげまわった。  21そこで、イエスが父親に「いつごろから、こんなになったのか」と尋ねられると、父親は答えた、「幼い時からです。  22霊はたびたび、この子を火の中、水の中に投げ入れて、殺そうとしました。しかしできますれば、わたしどもをあわれんでお助けください」。  23イエスは彼に言われた、「もしできれば、と言うのか。信ずる者には、どんな事でもできる」。

 

*「その足もとにひれ伏した」

Mark 1:40

40ひとりのらい病人が、イエスのところに願いにきて、ひざまずいて言った、「みこころでしたら、きよめていただけるのですが」。

Mark 5:22-23

 22そこへ、会堂司のひとりであるヤイロという者がきて、イエスを見かけるとその足もとにひれ伏し、  23しきりに願って言った、「わたしの幼い娘が死にかかっています。どうぞ、その子がなおって助かりますように、おいでになって、手をおいてやってください」。

Mark 5:33

 33その女は自分の身に起ったことを知って、恐れおののきながら進み出て、みまえにひれ伏して、すべてありのままを申し上げた。

Luke 17:16

 16イエスの足もとにひれ伏して感謝した。これはサマリヤ人であった。

Acts 10:25-26

 25ペテロがいよいよ到着すると、コルネリオは出迎えて、彼の足もとにひれ伏して拝した。  26するとペテロは、彼を引き起して言った、「お立ちなさい。わたしも同じ人間です」。

Revelation of John 22:8-9

 8これらのことを見聞きした者は、このヨハネである。わたしが見聞きした時、それらのことを示してくれた御使の足もとにひれ伏して拝そうとすると、  9彼は言った、「そのようなことをしてはいけない。わたしは、あなたや、あなたの兄弟である預言者たちや、この書の言葉を守る者たちと、同じ僕仲間である。ただ神だけを拝しなさい」。

 

 

●マコ 7:26

7:26 この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生れであった。そして、娘から悪霊を追い出してくださいとお願いした。

 

*「この女はギリシヤ人で、」

Isaiah 49:12

12見よ、人々は遠くから来る。見よ、人々は北から西から、またスエネの地から来る」。

Galatians 3:28

 28もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである。

Colossians 3:11

 11そこには、もはやギリシヤ人とユダヤ人、割礼と無割礼、未開の人、スクテヤ人、奴隷、自由人の差別はない。キリストがすべてであり、すべてのもののうちにいますのである。

 

*「スロ・フェニキヤの生れであった。」

Matthew 15:22

22すると、そこへ、その地方出のカナンの女が出てきて、「主よ、ダビデの子よ、わたしをあわれんでください。娘が悪霊にとりつかれて苦しんでいます」と言って叫びつづけた。

 

 

●マコ 7:27

7:27 イエスは女に言われた、「まず子供たちに十分食べさすべきである。子供たちのパンを取って小犬に投げてやるのは、よろしくない」。

 

*「まず子供たちに十分食べさすべきである」

Matthew 7:6

6聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおってあなたがたにかみついてくるであろう。

Matthew 10:5

 5イエスはこの十二人をつかわすに当り、彼らに命じて言われた、「異邦人の道に行くな。またサマリヤ人の町にはいるな。

Matthew 15:23-28

 23しかし、イエスはひと言もお答えにならなかった。そこで弟子たちがみもとにきて願って言った、「この女を追い払ってください。叫びながらついてきていますから」。  24するとイエスは答えて言われた、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外の者には、つかわされていない」。  25しかし、女は近寄りイエスを拝して言った、「主よ、わたしをお助けください」。  26イエスは答えて言われた、「子供たちのパンを取って小犬に投げてやるのは、よろしくない」。  27すると女は言った、「主よ、お言葉どおりです。でも、小犬もその主人の食卓から落ちるパンくずは、いただきます」。  28そこでイエスは答えて言われた、「女よ、あなたの信仰は見あげたものである。あなたの願いどおりになるように」。その時に、娘はいやされた。

Acts 22:21

 21すると、主がわたしに言われた、『行きなさい。わたしが、あなたを遠く異邦の民へつかわすのだ』」。

Romans 15:8

 8わたしは言う、キリストは神の真実を明らかにするために、割礼のある者の僕となられた。それは父祖たちの受けた約束を保証すると共に、

Ephesians 2:12

 12またその当時は、キリストを知らず、イスラエルの国籍がなく、約束されたいろいろの契約に縁がなく、この世の中で希望もなく神もない者であった。

 

 

●マコ 7:28

7:28 すると女は答えて言った、「主よ、お言葉どおりです。でも、食卓の下にいる小犬も、子供たちのパンくずは、いただきます」。

 

*「でも、食卓の下にいる小犬も、子供たちのパンくずは、いただきます」

Psalms 145:16

16よろずのものの目はあなたを待ち望んでいます。あなたは時にしたがって彼らに食物を与えられます。

Isaiah 45:22

 22地の果なるもろもろの人よ、わたしを仰ぎのぞめ、そうすれば救われる。わたしは神であって、ほかに神はないからだ。

Isaiah 49:6

 6主は言われる、「あなたがわがしもべとなって、ヤコブのもろもろの部族をおこし、イスラエルのうちの残った者を帰らせることは、いとも軽い事である。わたしはあなたを、もろもろの国びとの光となして、わが救を地の果にまでいたらせよう」と。

Matthew 5:45

 45こうして、天にいますあなたがたの父の子となるためである。天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである。

Luke 7:6-8

 6そこで、イエスは彼らと連れだってお出かけになった。ところが、その家からほど遠くないあたりまでこられたとき、百卒長は友だちを送ってイエスに言わせた、「主よ、どうぞ、ご足労くださいませんように。わたしの屋根の下にあなたをお入れする資格は、わたしにはございません。  7それですから、自分でお迎えにあがるねうちさえないと思っていたのです。ただ、お言葉を下さい。そして、わたしの僕をなおしてください。  8わたしも権威の下に服している者ですが、わたしの下にも兵卒がいまして、ひとりの者に『行け』と言えば行き、ほかの者に『こい』と言えばきますし、また、僕に『これをせよ』と言えば、してくれるのです」。

Luke 15:30-32

 30それだのに、遊女どもと一緒になって、あなたの身代を食いつぶしたこのあなたの子が帰ってくると、そのために肥えた子牛をほふりなさいました』。  31すると父は言った、『子よ、あなたはいつもわたしと一緒にいるし、またわたしのものは全部あなたのものだ。  32しかし、このあなたの弟は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったのだから、喜び祝うのはあたりまえである』」。

Acts 11:17-18

 17このように、わたしたちが主イエス・キリストを信じた時に下さったのと同じ賜物を、神が彼らにもお与えになったとすれば、わたしのような者が、どうして神を妨げることができようか」。  18人々はこれを聞いて黙ってしまった。それから神をさんびして、「それでは神は、異邦人にも命にいたる悔改めをお与えになったのだ」と言った。

Romans 3:29

29それとも、神はユダヤ人だけの神であろうか。また、異邦人の神であるのではないか。確かに、異邦人の神でもある。

Romans 10:12

 12ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。

Romans 15:8-9

 8わたしは言う、キリストは神の真実を明らかにするために、割礼のある者の僕となられた。それは父祖たちの受けた約束を保証すると共に、  9異邦人もあわれみを受けて神をあがめるようになるためである、/「それゆえ、わたしは、異邦人の中で/あなたにさんびをささげ、/また、御名をほめ歌う」/と書いてあるとおりである。

Ephesians 2:12-14

 12またその当時は、キリストを知らず、イスラエルの国籍がなく、約束されたいろいろの契約に縁がなく、この世の中で希望もなく神もない者であった。  13ところが、あなたがたは、このように以前は遠く離れていたが、今ではキリスト・イエスにあって、キリストの血によって近いものとなったのである。  14キリストはわたしたちの平和であって、二つのものを一つにし、敵意という隔ての中垣を取り除き、ご自分の肉によって、

Ephesians 3:8

 8すなわち、聖徒たちのうちで最も小さい者であるわたしにこの恵みが与えられたが、それは、キリストの無尽蔵の富を異邦人に宣べ伝え、

 

 

●マコ 7:29

7:29 そこでイエスは言われた、「その言葉で、じゅうぶんである。お帰りなさい。悪霊は娘から出てしまった」。

 

「節全体」

Isaiah 57:15-16

15いと高く、いと上なる者、とこしえに住む者、その名を聖ととなえられる者がこう言われる、「わたしは高く、聖なる所に住み、また心砕けて、へりくだる者と共に住み、へりくだる者の霊をいかし、砕ける者の心をいかす。  16わたしはかぎりなく争わない、また絶えず怒らない。霊はわたしから出、いのちの息はわたしがつくったからだ。

Isaiah 66:2

 2主は言われる、「わが手はすべてこれらの物を造った。これらの物はことごとくわたしのものである。しかし、わたしが顧みる人はこれである。すなわち、へりくだって心悔い、わが言葉に恐れおののく者である。

Matthew 5:3

 3「こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。

Matthew 8:9-13

 9わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下にも兵卒がいまして、ひとりの者に『行け』と言えば行き、ほかの者に『こい』と言えばきますし、また、僕に『これをせよ』と言えば、してくれるのです」。  10イエスはこれを聞いて非常に感心され、ついてきた人々に言われた、「よく聞きなさい。イスラエル人の中にも、これほどの信仰を見たことがない。  11なお、あなたがたに言うが、多くの人が東から西からきて、天国で、アブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席につくが、  12この国の子らは外のやみに追い出され、そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう」。  13それからイエスは百卒長に「行け、あなたの信じたとおりになるように」と言われた。すると、ちょうどその時に、僕はいやされた。

1 John 3:8

 8罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである。

 

 

●マコ 7:30

7:30 そこで、女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。

 

*「女が家に帰ってみると」

John 4:50-52

50イエスは彼に言われた、「お帰りなさい。あなたのむすこは助かるのだ」。彼は自分に言われたイエスの言葉を信じて帰って行った。  51その下って行く途中、僕たちが彼に出会い、その子が助かったことを告げた。  52そこで、彼は僕たちに、そのなおりはじめた時刻を尋ねてみたら、「きのうの午後一時に熱が引きました」と答えた。

 

*「悪霊は出てしまっていた」

1 John 3:8

8罪を犯す者は、悪魔から出た者である。悪魔は初めから罪を犯しているからである。神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである。

 

 

●マコ 7:31

7:31 それから、イエスはまたツロの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通りぬけ、ガリラヤの海べにこられた。

 

*「ツロの地方を去り、」

Matthew 15:29-31

29イエスはそこを去って、ガリラヤの海べに行き、それから山に登ってそこにすわられた。  30すると大ぜいの群衆が、足、手、目や口などが不自由な人々、そのほか多くの人々を連れてきて、イエスの足もとに置いたので、彼らをおいやしになった。  31群衆は、口のきけなかった人が物を言い、手や足が不自由だった人がいやされ、盲人が見えるようになったのを見て驚き、そしてイスラエルの神をほめたたえた。

Mark 7:24

 24さて、イエスは、そこを立ち去って、ツロの地方に行かれた。そして、だれにも知れないように、家の中にはいられたが、隠れていることができなかった。

 

*「デカポリス地方を通りぬけ、ガリラヤの海べにこられた。」

Matthew 4:25

25こうして、ガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ及びヨルダンの向こうから、おびただしい群衆がきてイエスに従った。

Mark 5:20

 20そこで、彼は立ち去り、そして自分にイエスがしてくださったことを、ことごとくデカポリスの地方に言いひろめ出したので、人々はみな驚き怪しんだ。

 

 

●マコ 7:32

7:32 すると人々は、耳が聞えず口のきけない人を、みもとに連れてきて、手を置いてやっていただきたいとお願いした。

 

「節全体」

Matthew 9:32-33

32彼らが出て行くと、人々は悪霊につかれて口のきけない人をイエスのところに連れてきた。  33すると、悪霊は追い出されて、口のきけない人が物を言うようになった。群衆は驚いて、「このようなことがイスラエルの中で見られたことは、これまで一度もなかった」と言った。

Luke 11:14

 14さて、イエスが悪霊を追い出しておられた。それは、物を言えなくする霊であった。悪霊が出て行くと、口のきけない人が物を言うようになったので、群衆は不思議に思った。

 

 

●マコ 7:33

7:33 そこで、イエスは彼ひとりを群衆の中から連れ出し、その両耳に指をさし入れ、それから、つばきでその舌を潤し、

 

*「イエスは彼ひとりを群衆の中から連れ出し」

1 Kings 17:19-22

19エリヤは彼女に言った、「子をわたしによこしなさい」。そして彼女のふところから子供を取り、自分のいる屋上のへやへかかえて上り、自分の寝台に寝かせ、  20主に呼ばわって言った、「わが神、主よ、あなたはわたしが宿っている家のやもめにさえ災をくだして、子供を殺されるのですか」。  21そして三度その子供の上に身を伸ばし、主に呼ばわって言った、「わが神、主よ、この子供の魂をもとに帰らせてください」。  22主はエリヤの声を聞きいれられたので、その子供の魂はもとに帰って、彼は生きかえった。

2 Kings 4:4-6

 4そして内にはいって、あなたの子供たちと一緒に戸の内に閉じこもり、そのすべての器に油をついで、いっぱいになったとき、一つずつそれを取りのけておきなさい」。  5彼女は彼を離れて去り、子供たちと一緒に戸の内に閉じこもり、子供たちの持って来る器に油をついだ。  6油が満ちたとき、彼女は子供に「もっと器を持ってきなさい」と言ったが、子供が「器はもうありません」と言ったので、油はとまった。

2 Kings 4:33-34

 33彼ははいって戸を閉じ、彼らふたりだけ内にいて主に祈った。  34そしてエリシャが上がって子供の上に伏し、自分の口を子供の口の上に、自分の目を子供の目の上に、自分の両手を子供の両手の上にあて、その身を子供の上に伸ばしたとき、子供のからだは暖かになった。

Mark 5:40

 40人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスはみんなの者を外に出し、子供の父母と供の者たちだけを連れて、子供のいる所にはいって行かれた。

Mark 8:23

 23イエスはこの盲人の手をとって、村の外に連れ出し、その両方の目につばきをつけ、両手を彼に当てて、「何か見えるか」と尋ねられた。

John 9:6-7

 6イエスはそう言って、地につばきをし、そのつばきで、どろをつくり、そのどろを盲人の目に塗って言われた、  7「シロアム(つかわされた者、の意)の池に行って洗いなさい」。そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。

 

 

●マコ 7:34

7:34 天を仰いでため息をつき、その人に「エパタ」と言われた。これは「開けよ」という意味である。

 

*「天を仰いで」

Mark 6:41

41それから、イエスは五つのパンと二ひきの魚とを手に取り、天を仰いでそれを祝福し、パンをさき、弟子たちにわたして配らせ、また、二ひきの魚もみんなにお分けになった。

John 11:41

 41人々は石を取りのけた。すると、イエスは目を天にむけて言われた、「父よ、わたしの願いをお聞き下さったことを感謝します。

John 17:1

 1これらのことを語り終えると、イエスは天を見あげて言われた、「父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。

 

*「ため息をつき」

Isaiah 53:3

3彼は侮られて人に捨てられ、悲しみの人で、病を知っていた。また顔をおおって忌みきらわれる者のように、彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。

Ezekiel 21:6-7

 6それゆえ、人の子よ、嘆け、心砕けるまでに嘆き、彼らの目の前でいたく嘆け。  7人があなたに向かって、『なぜ嘆くのか』と言うなら、『この知らせのためである。それが来れば人の心はみな溶け、手はみななえ、霊はみな弱り、ひざはみな水のようになる。見よ、それは来る、必ず成就する』と言え」と主なる神は言われる。

Mark 8:12

 12イエスは、心の中で深く嘆息して言われた、「なぜ、今の時代はしるしを求めるのだろう。よく言い聞かせておくが、しるしは今の時代には決して与えられない」。

Luke 19:41

 41いよいよ都の近くにきて、それが見えたとき、そのために泣いて言われた、

John 11:33

 33イエスは、彼女が泣き、また、彼女と一緒にきたユダヤ人たちも泣いているのをごらんになり、激しく感動し、また心を騒がせ、そして言われた、

John 11:35

 35イエスは涙を流された。

John 11:38

 38イエスはまた激しく感動して、墓にはいられた。それは洞穴であって、そこに石がはめてあった。

Hebrews 4:15

 15この大祭司は、わたしたちの弱さを思いやることのできないようなかたではない。罪は犯されなかったが、すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われたのである。

 

*「その人に「エパタ」と言われた」

Mark 5:41

41そして子供の手を取って、「タリタ、クミ」と言われた。それは、「少女よ、さあ、起きなさい」という意味である。

Mark 15:34

 34そして三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

 

*「これは「開けよ」という意味である」

Mark 1:41

41イエスは深くあわれみ、手を伸ばして彼にさわり、「そうしてあげよう、きよくなれ」と言われた。

Luke 7:14

 14そして近寄って棺に手をかけられると、かついでいる者たちが立ち止まったので、「若者よ、さあ、起きなさい」と言われた。

Luke 18:42

 42そこでイエスは言われた、「見えるようになれ。あなたの信仰があなたを救った」。

John 11:43

 43こう言いながら、大声で「ラザロよ、出てきなさい」と呼ばわれた。

Acts 9:34

 34ペテロが彼に言った、「アイネヤよ、イエス・キリストがあなたをいやして下さるのだ。起きなさい。そして床を取りあげなさい」。すると、彼はただちに起きあがった。

Acts 9:40

 40ペテロはみんなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。それから死体の方に向いて、「タビタよ、起きなさい」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起きなおった。

 

 

●マコ 7:35

7:35 すると彼の耳が開け、その舌のもつれもすぐ解けて、はっきりと話すようになった。

 

*「節全体」

Psalms 33:9

9主が仰せられると、そのようになり、命じられると、堅く立ったからである。

Isaiah 32:3-4

 3こうして、見る者の目は開かれ、聞く者の耳はよく聞き、  4気短な者の心は悟る知識を得、どもりの舌はたやすく、あざやかに語ることができる。

Isaiah 35:5-6

 5その時、見えない人の目は開かれ、聞えない人の耳は聞えるようになる。  6その時、足の不自由な人は、しかのように飛び走り、口のきけない人の舌は喜び歌う。それは荒野に水がわきいで、さばくに川が流れるからである。

Matthew 11:5

 5盲人は見え、足なえは歩き、らい病人はきよまり、耳しいは聞え、死人は生きかえり、貧しい人々は福音を聞かされている。

Mark 2:12

 12すると彼は起きあがり、すぐに床を取りあげて、みんなの前を出て行ったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。

 

 

●マコ 7:36

7:36 イエスは、この事をだれにも言ってはならぬと、人々に口止めをされたが、口止めをすればするほど、かえって、ますます言いひろめた。

 

「節全体」

Mark 1:44-45

44「何も人に話さないように、注意しなさい。ただ行って、自分のからだを祭司に見せ、それから、モーセが命じた物をあなたのきよめのためにささげて、人々に証明しなさい」。  45しかし、彼は出て行って、自分の身に起ったことを盛んに語り、また言いひろめはじめたので、イエスはもはや表立っては町に、はいることができなくなり、外の寂しい所にとどまっておられた。しかし、人々は方々から、イエスのところにぞくぞくと集まってきた。

Mark 3:12

 12イエスは御自身のことを人にあらわさないようにと、彼らをきびしく戒められた。

Mark 5:43

 43イエスは、だれにもこの事を知らすなと、きびしく彼らに命じ、また、少女に食物を与えるようにと言われた。

Mark 8:26

 26そこでイエスは、「村にはいってはいけない」と言って、彼を家に帰された。

 

●マコ 7:37

7:37 彼らは、ひとかたならず驚いて言った、「このかたのなさった事は、何もかも、すばらしい。耳の聞えない者を聞えるようにしてやり、口のきけない者をきけるようにしておやりになった」。

 

 

*「彼らは、ひとかたならず驚いて言った、」

Psalms 139:14

14あなたはわが内臓をつくり、わが母の胎内でわたしを組み立てられました。

Mark 1:27

 27人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、「これは、いったい何事か。権威ある新しい教だ。けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。

Mark 2:12

 12すると彼は起きあがり、すぐに床を取りあげて、みんなの前を出て行ったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。

Mark 4:41

 41彼らは恐れおののいて、互に言った、「いったい、この方はだれだろう。風も海も従わせるとは」。

Mark 5:42

 42すると、少女はすぐに起き上がって、歩き出した。十二歳にもなっていたからである。彼らはたちまち非常な驚きに打たれた。

Mark 6:51

 51そして、彼らの舟に乗り込まれると、風はやんだ。彼らは心の中で、非常に驚いた。

Acts 2:7-12

 7そして驚き怪しんで言った、「見よ、いま話しているこの人たちは、皆ガリラヤ人ではないか。  8それだのに、わたしたちがそれぞれ、生れ故郷の国語を彼らから聞かされるとは、いったい、どうしたことか。  9わたしたちの中には、パルテヤ人、メジヤ人、エラム人もおれば、メソポタミヤ、ユダヤ、カパドキヤ、ポントとアジヤ、  10フルギヤとパンフリヤ、エジプトとクレネに近いリビヤ地方などに住む者もいるし、またローマ人で旅にきている者、  11ユダヤ人と改宗者、クレテ人とアラビヤ人もいるのだが、あの人々がわたしたちの国語で、神の大きな働きを述べるのを聞くとは、どうしたことか」。  12みんなの者は驚き惑って、互に言い合った、「これは、いったい、どういうわけなのだろう」。

Acts 3:10-13

 10これが宮の「美しの門」のそばにすわって、施しをこうていた者であると知り、彼の身に起ったことについて、驚き怪しんだ。  11彼がなおもペテロとヨハネとにつきまとっているとき、人々は皆ひどく驚いて、「ソロモンの廊」と呼ばれる柱廊にいた彼らのところに駆け集まってきた。  12ペテロはこれを見て、人々にむかって言った、「イスラエルの人たちよ、なぜこの事を不思議に思うのか。また、わたしたちが自分の力や信心で、あの人を歩かせたかのように、なぜわたしたちを見つめているのか。  13アブラハム、イサク、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光を賜わったのであるが、あなたがたは、このイエスを引き渡し、ピラトがゆるすことに決めていたのに、それを彼の面前で拒んだ。

Acts 14:11

 11群衆はパウロのしたことを見て、声を張りあげ、ルカオニヤの地方語で、「神々が人間の姿をとって、わたしたちのところにお下りになったのだ」と叫んだ。

 

*「このかたのなさった事は、何もかも、すばらしい。」

Genesis 1:31

31神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。

Luke 23:41

 41お互は自分のやった事のむくいを受けているのだから、こうなったのは当然だ。しかし、このかたは何も悪いことをしたのではない」。

 

*「耳の聞えない者を聞えるようにしてやり、口のきけない者をきけるようにしておやりになった」

Exodus 4:10-11

10モーセは主に言った、「ああ主よ、わたしは以前にも、またあなたが、しもべに語られてから後も、言葉の人ではありません。わたしは口も重く、舌も重いのです」。  11主は彼に言われた、「だれが人に口を授けたのか。話せず、聞えず、また、見え、見えなくする者はだれか。主なるわたしではないか。

 

 

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