塚本虎二先生からの宿題

　　　　　　　　　　　　東京聖書読者会　2010.1.31　��橋照男

 

�@礼状。山下次郎著「塚本虎二を偲びて」読後感・・その一

 

�A塚本虎二先生の「有体的復活」観

 

�B礼状。山下次郎著「塚本虎二を偲びて」読後感・・その二

 

�C聖書は終末の観点から読むべし。塚本訳新約聖書の敷衍に濃厚な「終末観」

 

�D塚本先生からの宿題。復活の伝承を継承しつつ終末での復活を信じ抜くこと

 

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�@礼状。山下次郎著「塚本虎二を偲びて」読後感・・その一

 

山下次郎先生

明けましておめでとうございます。

このたびは御労作の「塚本虎二を偲びて」をご恵送くださり、衷心より御礼感謝申し上げます。早速「はしがき」「略歴」そして最後の無教会論三論文に対する解説を読ませていただきました。とりあえずこの段階で感想を述べさせていただきます。

「はしがき」

塚本先生を知る上で「キリスト教十講」が最も適していることは同感です。私も１６歳の頃に本書に出会い、キリスト教の本質をお教えいただき、以後５０年間人生の歩みを決定してくれた本です。諳じているほどです。しかし、今日６６歳になり、息子が親父（霊の父なる塚本先生）を批判する気持ちで胸襟を開いて遠慮なく書かせていただきます。

以前から疑問に思っていたことですが「キリスト教」と冠をつけている本なら、塚本先生ほどの「正統信仰」の持ち主がなぜ「復活」「再臨」「終末」「最後審判」を書かないのか。正統信仰中の正統信仰（山下先生はこのことを古典的プロテスタンティズムと言っておられますが、この言い方は私にはやや冷やかな言葉に聞こえます）は、たとえば「使徒信条」ではこれらが重要なファクターになっています。「キリスト教十講」のうち最後の3論文が「無教会論」とは・・・ここに復活論や終末論が来るべきでした。

かって神学者の北森嘉蔵氏が関根正雄先生と対談されたとき、「無教会では三位一体を信じているのか」と意外なことを問われたことがあります。関根先生が「信じている」と答えられると北森氏は安堵の胸をなでおろされました。また高橋三郎先生は常日頃「無教会は二千年の教会史にどう接続するのか」と問題を提起しておられます。これは無教会がキリスト教の正統信仰を継承しているのかという大問題にもつながるものです。今日、無教会が凋落の一途をたどっている原因は「正統信仰」を見失ったために、あるいは神の祝福が去ってしまったからではないのでしょうか（ロマ11書章１節）。残念で悲しいことです。

塚本先生が正統信仰の「有体的復活」を固く信じておられたことは、別添「塚本先生の有体的復活観」に記しました。これは2009年10月4日に集会（東京聖書読者会）で話したものです。

私が思うに、塚本先生が「復活」「再臨」「終末」「最後審判」を言わないのは先生が自己の体験以外は何も語らないという姿勢だったからではないかと思います。実はこれが塚本先生が信用される原因です。山本七平は塚本虎二の言うことは全面的に信用に足ると言っていました。しかしあれだけ有体的復活を固く信じておられたならせめて「復活」の一講を「キリスト教十講」の中に含めていただきたかったなーと息子としては親爺（塚本先生）に不満です。

「略歴」

この塚本虎二論は今までのもので最も深いものと拝察いたします。特に塚本先生の信仰は「オメガの信仰だ」（Ｐ６下段に2回）ということは、誠に然りアーメン、もう一度、然りアーメンです。塚本先生の思想信条を特徴づけるのはことごとくこのオメガの信仰に基づいています。かって某氏が塚本先生の信仰が飛躍したのはことごとく天からの声（これが山下先生の言われるオメガの信仰でしょう）によっていると書かれていました。小生は１０年前に家を全焼し、その文献を焼失しました。しかしその天からの声とか光は次の5回だったと記憶しています。

�@東大三四郎池での上からの光

�A関東大震災の時の「神は愛なり」の声

�B「私は罪人の頭である」の中の重荷が両肩から落ちた体験（著作集続Ｐ279）これに関しては岩隈直氏の「塚本先生の贖罪体験について」（「去思と望憶」Ｐ35）があります。

�C「愛国者の看板を下ろす」の天からの声

�D「天国とはどういうところか」の天からの「ノー」の声。

これらは塚本先生の信仰の特色を決定づけているものです。塚本先生はこの天からの声ないし光があって、それを大脳皮質の思想や言語で表現しています。先生は「霊的体験の深い方」でした。ですからこのオメガ体験のない人には「塚本の信仰は地に足がついてない」と批判するのです。主として社会批判に熱心な人達から攻撃がありました。今もあります。しかしさすがに最近は下火です。なぜかと言うと「信仰のみの信仰」の塚本門下の方が社会の底辺で実際に「汗を流して」活躍しているという全く逆の現象になっているからです。この事実を塚本先生が知られたら非常にお喜びになられると思います。

オメガの声は山下流に言えば「鼓膜の振動」で聞こえるものではなくあえて言えば「霊言」なのです。ですから塚本先生は謎の人でした。塚本先生は次のように書かれたことがあります。「クラウスのダンテ伝の最後に『彼（ダンテ）は謎の人であった。しかし彼を理解した少数の人に対してのみ彼は天国への道を開いた』とある」。塚本先生は御自身を謎の人ダンテと重ね合わせていたのだと思います。

「塚本の無教会主義者としての烈しい態度はやはりオメガの信仰という信仰理解から生まれた」とありますが（Ｐ9下段）、これも誠に然りアーメンです。

「無教会論の解説」

ここで山下先生が言っておられます「上から下へ」の信仰、あるいは「絶対との出会い」は「オメガ啓示」であると解します。

 

最後に、塚本虎二訳新約聖書のデータベースの現状について御報告します。

今から１０年ほど前に、山下先生の御許可を頂いて、高橋照男の私家版として塚本虎二訳新約聖書（全）を私のホームページに掲載しました。

http://www.asahi-net.or.jp/~EJ2T-TKHS/bunshou/tk03.html

すると意外や意外、教会側から反応がありました。そのお一人、能城一郎牧師は塚本訳の敷衍訳聖書は「伝道者訳だ」と惚れこみ、自ら「塚本虎二訳研究」というサイトを立ち上げました。これは過日プリントにして先生にお送りさせていただきました。　　　　　　http://www.jbible.net/testup/J-Tukamoto/

バッハのマタイ受難曲は死後１００年後、シューベルトの未完成交響曲も死後約３０年を経て真価が見出されました。塚本訳も死後５０〜１００年後に真価が見出されるものと確信します。しかし現在は膝元の無教会にその関心が薄いことを残念に思います。かって山下先生がお電話で「無教会は聖書を読まなくなった」と嘆かれたのは現在において事実であります。無教会集会が聖書中心ではなくなってしまっているのは神の祝福が失せた現象と思われ、恐れます。

小生は昨年から名著「黒崎幸吉著註解新約聖書全10巻」のＷＥＢ化（コンピュータによる情報システム）に取り組み、ほぼ完成しました。責任者は大島智夫先生のご長男で在シドニーの大島守夫氏です。その中に６種類の翻訳を併記しました。６種類とは文語、口語、塚本、新改訳、前田、新共同です。塚本訳は私の私家版を用いさせていただきました。私は無教会の至宝は塚本訳敷衍訳聖書と黒崎幸吉著註解新約聖書だと思っています。これは国宝並であると認識しています。この「ＷＥＢ黒崎」に塚本訳（全）を搭載出来たことにより、二つの国宝級のものを同時に見ることができます。無料公開してすでに１年２カ月たちますが、アクセス回数（サイトの閲覧回数）はすでに１万回を突破しました。日本には教会や俗化した無教会集会には行きたくないが、聖書そのものは読みたいと言う人が非常に多いことの証明です。塚本先生の狙いはそこにあったものと解します。ＵＲＬは次の通りです。　　　http://stonepillow.dee.cc/　

山下先生のご努力で、塚本虎二著作集（正・続）が世に残されたことは感謝です。残るは「塚本虎二訳新約聖書」一巻本です。かって山下先生は目の前の机に物理的存在としてその本が欲しいと言われたことがあります。しかし今や新共同訳は新しい訳が２０１７年頃に出版予定、新改訳も現在のものを大巾改訂する計画をしていると聞いています。となると塚本訳は歴史的遺産としてのみ残ることになると思われます。山下先生はかねて塚本先生の責任で出された「改訳」は第５分冊までと言われました。第６分冊は「試訳」です。つまり塚本訳の改訳は「未完成交響曲」です。それでよいのだと思います。モーツァルトのレクイエムは本人の筆になる部分は約７割です。塚本訳としては「聖書知識」に掲載されたものが正当で信用のおけるものと思います。

山下先生におかれましては、本年もますますご健康で主のためにお働きいただけますようにお祈り申し上げます。

２００９年　１２月３１日　　　　　　　　　高橋照男

 

 

�A塚本虎二先生の「有体的復活」観

 

聖書知識１７号　昭和６年（1931）５月Ｐ８　復活信仰の困難

 

復活の信仰、特に有体的復活の信仰は、ほとんど今日のキリスト教会から消え失せた。死んだ信仰箇条としては、問答書の中に之を保存せる教会もあるであろう。しかし、生きたる復活の信仰を我等はどこに探し求むできであるか。古代教会に於ては、この復活信仰こそ教会の礎石であり、信者の唯一の希望であった。

 

聖書知識２３１号　昭和２４年（1949）７月　Ｐ6-8

イエス伝研究２３２講　有体的復活　ルカ伝２４章３６〜４３節　

 

〇この記事がここにあったかどうかの問題は判明しないが、もしその史実を否定するならば、復活記事の大部分を聖書から切取らなければならない。魚を食べることが可笑しければ、パンをさくこともおかしく、空気を振動させて語ることもおかしく、そもそも人の目に見えるような形をもつことが可笑しい。結局復活記事は墓が空虚であったことだけになるであろう。・・・・・

〇問題はそれよりも、そんな存在がどうして肉や骨をもち、また食事などが出来るかということである。この点については、パウロが極めて合理的なまた詳細な説明を試みている（第一コリント15：35以下）。彼は復活体なるもののあることを主張して、同じ肉でも人の肉、獣の肉、魚鳥の肉があるように、天的存在物には天的の「霊の体」があるという。ただそれがどんなものであるかは誰にも説明出来ない。聖書に記す復活のイエスによってこれを知る外はない。すなわち彼には肉と骨があり、これに触ることが出来、また人の見ている前で食事さえすることができる。大体生前と同じような顔付や、丈の高さ、体の格好であり、手足の疵（きず）まで依然としてもとのようであるらしい。しかも生前と異なり、彼は肉的の存在がうける時間空間等のすべての制約を受けず自由に行動し、またその形体の変更が出来るらしい。彼はただ認めさせようと思うときだけ認められ、去来を悟られることなく、あるいは消え、あるいは現れる。これはツァーンの註解に言う所であるが、大体当たっているように思われる。・・・・・

〇体的復活を信じ得なければクリスチャンならずということは出来ない。しかし単なる霊的の復活は聖書の説かないところであり、また実際問題としてかかる信仰は極めて力に乏しい。今日一般にキリスト教に力がないのは、初代教会に於けるような体的復活と体的再臨の信仰がぼけて来たからである。私達は初代教会の信仰を嘲るまえに、科学の進歩を誇る現代クリスチャンの信仰の何とラオデキヤ的であるかを省る必要があろう。

 

聖書知識308号　昭和30年（1955）12月Ｐ20　雑感雑録11月13日（日）

 

丸の内では偶然出席された好本督（ただす）氏に乞うて簡単な話をしてもらった。時間は短くあったが、ビリ・グラハムの大伝道など最近英国の基督教事情、点字聖書では日本が世界をリードしていること、聖書勉強の必要等に就いて、有益な話であった。何か英国へのお土産をとのことで、東京の真中に、三十年来処女懐胎から復活再臨までの正統信仰を文字通り説き続けているコチコチの日曜集会があること、その会員の半数近くがギリシャ語を知っていることを、伝えてもらいたいと話した。

 

 

�B礼状。山下次郎著「塚本虎二を偲びて」読後感・・その二

 

山下次郎先生

先日に引き続き「塚本虎二を偲びて」の感想を書かせていただきます。今回は１５〜２３５ページです。ここでは「上から下へ」という言葉が繰り返し出てきて、信仰は人間の側の努力ではなく全く上からの神の力によるということが言われています。これは私の見るところ、プロテスタンティズムの究極の立場です。ここで問題は信仰が各自バラバラであるといわゆる「正統信仰」から逸脱するのではないかという心配です。塚本先生もそれを御心配された時期がありましたが、意外に大丈夫であると観察され、安心されたということを読んだことがあります。無教会の唱導者である塚本先生の御心配のほどが痛いほど分かります。事実はどうかと観察しますと日本の土壌に生まれた無教会主義は、教会観を除いては「正統信仰中の正統信仰」を牽引してきたと思います。それは教会側の有識者も認めるところであります。内村、塚本、黒崎、前田、関根、中澤などの著作は教会の人が安心して読んでいます。なぜかと言いますと、無教会は「教派」としての主張や色彩がなく、経典としての聖書に全く密着していて「聖書はどう語っているのか」の研究に余念がなかったからであると思います。また一人の指導者が無教会という集団をリードするのではなく、各自がバラバラであるところにかえって神が自由に働く余地があるので、無教会全体として間違った信仰の方向にはズレないという結果になっています。少しぐらい「おかしな者」が出現しても相互批判や自浄作用でその「おかしな者」は自然消滅してきました。ここに神の力が働いてきたものと解します。ところが、ところが、残念ながら最近はその正統信仰の使徒伝承が継承されていないことも事実と言わざるを得ません。今日、無教会が特に低調で下火なのは、肝心の復活の使徒伝承が継承されてないので、神の祝福というものが去ったからではあるまいか。「餅は餅屋」なのに餅屋に行っても餅が売ってない。パウロが�Tコリ15：3で「最も大切なこと」と言った有体的復活の信仰が失せた。この意味で山下先生の次の部分には異議を申し上げさせていただきます。「その塚本がこと贖罪論に及ぶや全くスタティック（静的・・��橋注）な考えの中に沈んでしまうのは、私には理解できないのである。」（Ｐ118上段）。山下先生に反して私としてはこの歴史に土台を置くというスタティックな信仰姿勢にこそ塚本先生の正統信仰の真骨頂、健全性があるのだと思います。もし上からの啓示のみが信仰の根拠ならば「真宗可なり、大本教可なり、鰯の頭可なり」（岩下壮一神父の無教会批判・・・・塚本虎二著作集続第一巻Ｐ189）となります。しかしながら塚本先生は歴史の事実に土台を置いた信仰を強調されています。塚本先生の信仰は山下先生のおっしゃられる「上から下へ」ではありますが、あくまでも歴史的事実を根拠にしています。このことで私が一番同感して「理性の安息」を得るのは塚本訳の次の敷衍挿入箇所です。

塚本訳�Tコリ15:3-4 （岩永整理版）
15:3 まえにわたしが（福音の）一番大切な事としてあなた達に伝えたのは、わたし自身（エルサレム集会から）受けついだのであるが、キリストが聖書（の預言）どおりにわたし達の罪のために死なれたこと、
15:4 葬られたこと、聖書どおりに三日目に復活しておられること、

塚本先生はなぜここでわざわざ（エルサレム集会から）と敷衍を入れたのか。これは無教会が歴史から遊離しないための必死の挿入だと解します。

さらに一つ申し上げますが、山下先生は信仰は全く「上から下へ」だと強調されますが、私には別の観点から一つ申し上げます。私が塚本先生の「キリスト教十講」に出会った時に受けた衝撃は次の３か所などに表れています。

�@・・・要するに完全に自己に絶望した人のみが神発見の喜びを持つ。『影か真の人間か』と言って研究している間は神は見えない。神ありや否や、罪ありや否や、キリストははたして神の子なりや否や、なぜ彼を信ずれば救われるか、いわく何、いわく何、こんな贅沢を言っているかぎり、神に帰り得ない。『影にもあれ、真の人にもあれ』と言って自分をほうり出すまでに自分に愛想をつかし、棄鉢（すてばち）になるまでは、神に帰り得ない。（Ｐ101下段）

�A・・・キリストを信じその十字架を見上げるとき、私たちの罪がことごとく洗い清められて、いま生まれた赤ん坊のように清浄になるのである。理由はわからない、合理的の説明はつかない。しかしたとえ自分の存在を否定しても、否定しえない経験である。（Ｐ111下段）

�B・・・神は研究によっては永遠にわからない。神は愛であり、愛は愛と信頼によってのみわかるからである。たびたび言ったように、知って信ずるのではない。信じてのちに知るのである。（Ｐ204下段〜Ｐ205上段）

これらは塚本先生が高い所に座っていての話ではなく、下にいる人間に寄り添って「下から上へ」視線を向けた説得であります。どうして塚本先生がこのような姿勢になれるかと言うと、それは山下先生の次の解説が至言と思います。「塚本はキリスト教の伝道者という立場がある。」（Ｐ30上段）これです。普通牧師や信者は山の上やあるいは川の向こう岸から「こっちに来い」と招くのです。そして必ず言います。「神の招きがなければ人は救われない」と。これでは求道者は道が見えません。しかし塚本先生は山の下、あるいは川のこちら岸に一緒に寄り添っていてくれます。これが塚本先生の「福音の説き方」の特徴で、話がわかり易い理由の一つです。御礼の文面としてはここまでとさせていただきます。このたびは私の信仰を考え直すよい機会を与えて下さり、衷心より御礼申し上げます。　　２０１０年　１月８日　��橋照男　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

�C聖書は終末の観点から読むべし。塚本訳新約聖書の敷衍に濃厚な「終末観」

 

塚本訳　マタ 5:4,6-8

5:4 ああ幸いだ、『悲しんでいる人たち、』、（かの日に）『慰めていただく』のはその人たちだから。

5:6 ああ幸いだ、（神の）義に飢え渇いている人たち、（かの日に）満足させられるのはその人たちだから。

5:7 ああ幸いだ、憐れみ深い人たち、（かの日に）憐れんでいただくのはその人たちだから。

5:8 ああ幸いだ、『心の清い人たち、』（御国に入って）神にまみえるのはその人たちだから。

 

塚本訳　ロマ 10:11

10:11 （なぜ信仰だけで救われるか。）『これ［キリスト］を信ずる者は』すべて、（最後の裁きの日に）『恥をかかないであろう』と聖書が言っているからである。

 

塚本訳　ロマ 13：12

13:12 夜がふけて、（最後の）日が近づいた。だから闇の業をぬぎすて、光りの武具をつけようではないか。

 

 

�D塚本先生からの宿題。復活の伝承を継承しつつ終末での復活を信じ抜くこと

 

塚本訳�Tコリ6:14（聖書知識66号、昭和10年　Ｐ25）

6:14 そして神は主（キリスト）を甦えらせ給うたのであるから、その御能力をもって、また私達（の体）をも甦らせ給うであろう。